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 みやげ物を買いに公設市場に寄った。規模が大きい上縦横に道が通っていて、頭がこんがらがってしまうようだ。売っている品々が色とりどりに並んでいる。内地ではお目にかかれない色の魚や、野菜類、肉屋の前につるされている豚の顔の燻製に驚いた。戦前住んでいた時は顔の燻製はなかった。杖に縋っての歩行だったので全部回ることが出来ないで残念だった。この市場は旅行者を虜にしているようだった。
 
 シークアーサー・島ラッキョウ・あおさ・沖縄かまぼこ・ナント味噌・海ぶどう・綺麗な色に引かれて島唐辛子等珍しい品々を手に入れた。息子は豚の顔の燻製を買った。新年会にお面にして、皆を驚かせるそうだ。実行したかどうかは聞いていない。お土産を梱包する袋も近くにあり気配りが良い。この市場繁盛の理由がわかった。

 飛行場で67年ぶりに出会う友人は、私の人生での話の種になる。私は身障者なのでこの度の旅行は親戚に知らさなかった。沖縄の人は親戚知人が島に来た時、全員集まって歓待するので、迷惑をかけると思ったからだった。
 彼女は何処から情報を得たのか?私は不思議に思った。「ひめゆり資料館」からだった。パソコンの偉大さに脱帽。彼女とは小学校5・6年生頃に日数にして4・5日の交友だったので、お互いオカッパの
顔しか覚えていない。飛行場待ち会い室に入った途端アナウンスで私の名を呼ばれた。左右を見回しても判らないので、案内所に行って「今アナウンスで呼ばれた者ですがどの人ですか?」と聞いたが彼女も私を探しに行ったらしい。オカッパが白髪になっている私を判るはずはないと、私のほうでアナウンスを入れた。戻ってきた彼女を教えられて、67年ぶりの再会となった。彼女のお兄さんもご一緒だった。

 親同士が親友だったので、戦後間もない頃私の家に世話になった兄上様のご恩返しだったと思う。60年も恩を忘れない心に感激した。彼女の笑顔を見たら直ぐにオカッパ髪の頃の知的な笑顔を思い出し、お互いの家に泊まった日のことまで記憶の底から湧き上がってきた。杖を突いてお見送りいただいたお兄様・67年の月日を越えての遭遇に胸を熱くした沖縄最後の日だった。

羽田に着いたのは6時過ぎ。息子の車で中央高速に入った途端、体中の筋肉がきゅーんと縮まっていく思いだった。
 
 
 
 


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