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まずはコメント欄をお読み下さい。 部屋に戻りまして、バッグを開けて荷物の整理を始めていましたら、朝バッグに詰めた缶コーヒーが出 て来ました。 何てことはない缶コーヒーなのですが、僕にとっては思い入れのある缶コーヒーなのですよ。 大学時代に坂口君の部屋に遊びに行く時に、僕は必ず手土産にジュースを買って持って行っていまし た。坂口君が飲みたいジュースと、僕は決まっていつもこの「ジョージアエメラルドマウンテン」を買っ ていました。 部屋に遊びに行った時も、2人でドライブした時も、僕の隣にはいつもこの缶コーヒーがありました。 そんなことを思い出しまして、 「そうか、坂口君は今でも僕がこの缶コーヒーを飲んでいるのだと思って、今でも変わらずに好きだと 思って、この缶コーヒーをわざわざ用意しておいてくれたのだな。」と思ったのですよ。 今回、約4年2ヶ月振りに坂口君に会いまして、たった3日間という短い時間でしたが、電話だけでは 分からなかったこと、変わったこと、変わらないことがありました。 坂口君ね、僕はあの頃と違って、飲むとしたらブラック無糖の缶コーヒーを飲んで、元彼女さんの影 響で、あの頃は苦手だった辛い物も食べられるようになったんだよ。 そんなことを思っていますと、あぁ、あの頃にはもう二度と戻ることは出来ないのだな、と思い、急に 涙が溢れて来ました。でも本当に楽しい時間を過ごしたな、本当の友達に出会ったなと思いまして、あり がとう、と思いました。 さてここで、坂口君に贈った言葉を書いておきたいと思います。 「坂口君、ご結婚おめでとうございます。新婦の奥さん、はじめまして。私は新郎、坂口君の大学時代 からの友人で、たかと申します。他の友人の皆さんは昨日のど深夜に一言スピーチを頼まれたそうなので すが、実は私だけは約4ヶ月前からスピーチを頼まれておりました。まあ、原稿が出来上がったのは昨日 のことなのですが・・・。さて、少しお時間を頂きまして、坂口君との思い出話をさせて頂けたらなと思っ ております。 坂口君と初めてちゃんと話をしたのは、大学1年生の夏でした。当時私と坂口君は同じサークルに入っ ておりまして、そのサークルの合宿という立派な名を借りた単なる遊びの旅行の2日目の朝に、お互いに 洗面所で顔を洗いながら話をしたのを覚えております。初めは、名前は某でどこの出身で、など話しまし たが、話の中で、坂口君が二浪したことが分かりまして、こんなにフレンドリーに話してはいけないなと 思ったのですが、坂口君は「年齢のことは気にしないでいいですから。」と言ってくれましてね、なんて 気さくで物腰柔らかい人なのだと思ったものです。 さて、坂口君と私が本格的に親しくなったのは、大学2年生の春でした。それは、坂口君が私が住んで いたアパートの本当にすぐ裏に引っ越して来まして、それを機に急激に仲良くなりました。 大学2年生の坂口君で思い出しますのは、ガムと家庭教師ですかね。 私は授業を受ける時は後ろの方の席に座っていたのですが、当時の坂口君はと言いますと、中ほどの席 に座りまして、授業中はずっとガムを噛んでいましてね、坂口君の部屋に行きますとガムが大量にありま して、聞けば八戸に帰った際に、ガムの安いお店があるとのことで色々な種類のガムを大量に買い込んで いました。きっと一日中ガムを噛んでいたのだと思います。それが関係しているのか分かりませんが、坂 口君に虫歯が出来て歯医者に通ったという話は今までに聞いたことがありません。後ですね、当時の坂口 君と言いますと、バイトで家庭教師をしていたのですが、週に7日間はしていたと思いますが、高級なス テレオを買いましてね、得意げに自慢されたのを覚えております。 大学3年生の時に、私は買ってから何てオンボロなのだと気付いたのですが車を持ちまして、それから は2人で県内中をあちこちドライブしたり、ご飯を食べに行ったり、銭湯に入りに行きましたね。 さて、ドライブということで言いますと、宮城県に気仙沼市というところがありまして、フカヒレが有 名なのですが、坂口君と一緒にフカヒレを食べに行ったことがあります。大学生というのは朝早く起きる のが苦手なのですが、その日は朝早く起きまして、高速と下の道で片道約2時間かけて気仙沼市に行きま した。気仙沼市に着きまして、少し街中をブラブラした後に、早速フカヒレを食べようとしたのですが、 お店の前でその値段に驚きましてね、フカヒレを食べるのを断念しまして、普通の定食屋さんでご飯を食 べて帰ったことがあります。一体何をしにいったのだろうね、と笑いながら話しましたが、今になって思 うと惜しいことをしたなと後悔しています。 大学4年生の冬、大学卒業を間近に控えた時期は深夜にNHKで放送していたロボットコンテスト予選 を見ながらよく2人でお酒を飲みました。今でも、ロボコンと聞きますと、あの頃を思い出します。坂口 君が八戸に帰る引越も手伝いまして、坂口君が仙台最後の夜は僕の部屋に泊まったのですが、今となって はいい思い出です。 その後、坂口君とは、涙、涙のお別れかと思いきや、うっかりということにしておきますが、大学の卒 業に必要な単位が4単位ほど足りませんで、留年することになりました。そして、坂口君は実家のある八 戸に帰りまして、半年ほどの間、週に1度、木曜日でしたが、大学の講義を受けに仙台に通うようになり ました。その時には毎週ですね、私の部屋に泊まりました。 平成15年に私は私の地元である島根に帰ることになったのですが、私が島根に帰る前にはわざわざ八 戸から仙台に会いに来てくれまして、今日はあの日以来、実に約4年振りに再会しました。 この4年間の間は、私と坂口君はたまに電話で話す程度でして、お互いに彼女が出来、近況を報告しあ っていました。 ある時に、坂口君の携帯からメールが来まして、そこには、 「最近はどんなお酒が好きですか?私は最近は焼酎を飲んでいます。カボスを搾ると美味しいです よ。」という不思議なメールが来ました。 私はそのメールを見た瞬間に、これは坂口君からのメールではないと気付いたのですが、そのメールを 打ったのは、今坂口君の横におられます新婦の奥さんでした。その後も度々、奥さんとは坂口君の携帯を 通じてメールさせて頂きました。 去年の冬に僕と坂口君は携帯電話で坂口君と話し放題のプランに加入しまして、まあ、LOVE定額と いう便利なサービスなのですが、その後、文字通り深夜までラブラブと話をしておりました。 そんな時に、坂口君と話をしていますと、突然ですね、 「彼女と別れるかもしれない。」と、もっと正確に言いますと「99%別れることになると思う。」と 言われてまして驚きました。 その日、八戸には初雪が降ったのですが、坂口君は雪を見ながら、 「もう彼女と雪を一緒に見ることはないかもしれない。」としんみりと言っていました。 それが私の知る坂口君夫妻の最大の危機でした。 その後、その危機を二人で無事に乗り越えられまして、そこからお二人は今日の日である結婚というこ とに向かい始めました。 ここにあるお守りがあります。これは、縁結びの神様として知られる、出雲大社のお守りなのですが、 今年の1月に、お二人が無事に結婚されるようにと願い、お守りを贈りました。私も微力ながら、お二人 の結婚の力になれたのではないかなと勝手に思っております。 その後、バタバタと月日が経ちまして、今年の5月に、坂口君から結婚式の日が決まったとの連絡を受 けた時は、本当に嬉しくて、涙も出そうになりました。 そしてまたバタバタと月日が経ちまして、今日を迎えられた訳です。 私はまだ結婚というものをしたことはありませんが、色々な方の話を聞きますと、結婚というのはそう そうすんなりとことが運ぶものではないのだな、何か途中で壁があるのだけど、その壁を二人で力を合わ せて乗り越えて、初めて結婚に至るのだなと感じております。 私と坂口君が出会った頃は今になって思えばお互いにまだ子供のようでしたが、あの日から10年が経 ちまして、お互いにいい年になりました。私から見ても坂口君は立派な大人になったなと嬉しく思ってお ります。私にとりまして坂口君は、しんゆうでありまして、しんゆうと言いましても、親しき友と書く親 友ではなく、心の友と書く「心友」だと思っています。 最後になりますが、 「お前100までわしゃ99まで、共に白髪の生えるまで。」という言葉があります。どうかお二人で 手を取り合って、いつまでも幸せにお暮らし下さい。 本日はとても素晴らしい披露宴で、お招き頂きましたことに感謝しております。本日は本当におめでと うございました。」 さてこの4年間は、電話で話していた内容のほとんどはお互いの彼女さんについてでした。同じような 時期に付き合い始め、同じような時期に最大の危機があり、一方は彼女さんから奥さんへ、もう一方は彼 女さんから元彼女さんへとなってしまいました。 もはや実現はしませんが、4人でいつか会おうねとずっと言い続けていたことを、スピーチ原稿を書き ながら、仙台を通過しながら、缶コーヒーを見ながら、思い出していました。 旅行記の最後を、坂口君と元彼女さんの誕生日に書けたこともまた何かの縁かなと思っています。 さて、ではですね、特別に川の字ブラザーズを紹介しておきましょう。 3画目の水野さんです。 1画目の僕です。 そして、2画目の坂口君です。 坂口君の子供の頃ですね。 お先に坂口君は幸せを手にしましたが、そう遠くない将来、僕も追いつけ追い越せではないですが、幸 せになりたいと思います。 もし僕が結婚披露宴を行うことになったら、どんなことがあろうとも必ず、必ず出席して下さいね。 その前に、まずは住所を教えて下さいね。 最後に、坂口君、今日は誕生日おめでとう。 結婚して奥さんと過ごす初めての誕生日、素敵な一日にして下さいね。 文字数の関係で幾つかのエピソードは端折ってしまいましたが、思う存分書きました。 さて、これにて2007年八戸旅行記を終わりとします。 長々と全8回に亘り、お読み頂き誠にありがとうございました。 坂口君、奥さん、本当におめでとうございました。 缶コーヒーは何だか勿体なくて飲めないので、記念に取っておきます。 覚えていてくれてありがとう、嬉しかったよ。
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