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俺の名は「裏山 鹿郎」もちろん仮名である。
職業はトレジャーハンター、いや厳密に言えば少々違うかもしれない。
何せ目指すお宝はネット社会内に埋もれる有能な人材。
特にコミュニティサイトのチャット欄に目を光らせている。
話せば少々長くなるが私益のみならず公益も兼ねているのである。
今日もまた、とあるサイトにお邪魔させてもらっているのだがなかなかこれといった人物は見当たらないものである。
とりあえずいつもの手筈で探りを入れてみることにしようか。
「君と私の考え方の違いは主観の相違か股間の相違です」とさわり程度のダジャレ打ち込んでみた。
だれもとりあわないな。
「蒸しですか・・・」
むなしく空振りか。
昨今この国における学力は及第点に達する者が多く喜ばしいのだが、突出する才能は皆無となってるのが現状だ。
そこで我が日本国政府は本来なら無類の才能があり何らかの理由で埋もれている人材を発掘しようと試みたのである。
そしてその役目をおおせつかったのがこの俺というわけだ。
なぜ俺が?かというとそれは「俺がダジャレンジャーのダジャレッドだからだ」というのはうそです。
ま、いいか。
そもそもダジャレとは広く物事を知り良く理解し本質を見極めあまつさえそれを新たなる何かへ昇華させる事が出来る英知に富んだ賢者のなせる業(わざ)なのである。
つまりだ、ダジャレを駆使し俺のダジャレに勝るダジャレを発動させる者こそがこの世界のマンネリズムを打開する救世主なのである。
俺が思うにおそらく地球上で日本人ほどダジャレをこよなく愛する民族はなかろう。
故に今新世界の扉を開く事の出来るのは日本人しか居ないと思うのだ。
と、「熱弁を振るってみました(血便は振るわないで下さい)」
ま、いいか。
などと訳の分からない事を打ち込んでいると俺の話についてくる奴が現れた。
(救世主か?もしやメシア?飯屋裏飯屋・・・って幽霊か!)
ここが大一番と早速アバターを特注コスチュームに着替えさせる。(特注とコスチューと、かかっていませんか?いなけりゃいいですいいですいいですはんそん)
だが気が付けば相手もまた似たような格好に着替えていた。
「その格好は!?郭公ではないようですが・・・」
相手は怪獣の着ぐるみで無口に・・・。
俺も怪獣の着ぐるみで無口に・・・。
お互いに「カイジュウ大作戦」のつもりだったらしい。怪獣で懐柔か・・・。いやんH。
同業者だったらしいな。なんかむなしい・・・。
相手はまだ素人のようだったのでこの稼業のエチケットとマナーをレクチャーしてその場は別れた。
今日もまた徒労に終わった。
時には俺の言動に理解の及ばない者から迫害を受ける事もあるがいつかきっと俺のダジャレを理解し、そして陵駕する者が現れるだろう。
そしてその者が世界に新風を巻き起こし人類を導いてくれるはずだ。
その日を夢見て今日はひとまず「おやすみなさいませご主人様〜」
萌え〜〜〜〜〜〜〜!
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この暑いのにお元気ですな。うらやまし〜〜〜過労ヘ(;´o`)ヘ
2008/7/24(木) 午後 10:02