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●脳脊髄液減少症●
交通事故や過度のスポーツなどで脳を包んでいる骨髄液が漏れる病気がある。
脳脊髄液減少症と呼ばれる病気だ。
症状としては、激しいめまいや吐き気、記憶障害、倦怠感などが伴い、
通常の日常を送ることに支障が出る。寝たきり同然の生活を送っている方もいる。
現在全国に30万人の患者さんがいる。
病気として認知されていないため、診察や治療も保険適用外だ。
仕事を失い不自由な毎日を送っている患者さんも多い。
厚生労働省は「学会のガイドラインがまとまらなければ前進できない」とした。
日本脳神経科学会は同病気に対する見解が医師によりことなり、指針が整理されていないのだという。
治療法としては「ブラッドパッチ」と呼ばれるものがある。
患者自身の血液を、脳髄液が漏れている箇所に注入し、
血液の凝固作用を利用して漏れを防ぐというものだ。これで7割の患者が治っている。
しかし、約30万円の治療は100%の自己負担だ。
こうした病気で苦しんでいる人は、外見が健康な人と変わらないので、
病気に対する理解は進まない事が多い。友人が言っていた。
「世の中は健康な人だけで物事が決められている」
病気になって初めて、健康のありがたさを知ることになるし、
病気や障害を持たないと、その本当の苦しみを理解できない。
現在、難病指定されているのは121の病気である。
こうした事態にすぐ対応してくれない行政は、
大きな病気の未経験者であるようで何とも羨ましい限りだ。
●脳脊髄液減少症の症状●
脳脊髄液減少症に共通する症状として、主に以下のような症状が起こると言われています。
・激しい倦怠感、脱力感
・気力の低下(やる気が出ない)
・集中力の低下
・思考力の低下(本を読めない、物事を考えるのがつらい)
・記憶力の低下(物事や人の名前などを思い出すのに時間がかかる)
中には、自分の祖父母もクラスメイトも担任の教師をも
忘れてしまう様な記憶障害を持つ人もいるそうです。
・睡眠障害
・うつ状態
・起立性頭痛(立ち上がった時に「頭がグラッとする感じがする」など)もしくは常に頭痛がする
・頭重感
・後頭部から首、背中にかけての張りと痛み
・背中の痛み
・腰痛
・目の痛み
・顔面のしびれ、痛み
・四肢のしびれ、知覚の低下
・息切れや動悸
・汗の出方がおかしい
・体温の調節がうまくいかない
・疲れると目の焦点が合わない(複視)
・めまい、立ちくらみ
・耳鳴り
・視力の低下
・吐き気
・食欲不振
立位や座位で症状が悪化し、横になると軽快することがあると言われています。
ただし、全ての人に当てはまるわけではなく、
症状が長期化すると体位による変動は少なくなるようです。
学生は特に、授業中机に伏していたりする人も多く、
脳脊髄液減少症だと気づいていない多くの子供が登校拒否と決め付けられているのも現状です。
「さぼり」
「怠け」
と言う、眼で周りから見られる。
それ故に自分自身を攻めながら、減少症と戦っている人が沢山居ます。
これら全てに当てはまることは絶対ではありません。
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