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2006/01/07/Sat この画家の名を知る人は、日本ではどれくらいいるのでしょうか。試みに、ざーっとWeb検索をしてみましたが、この名ではほぼまったくと言って良いほど引っかかりませんでした。 Frans van Mieris (フランス・ファン・ミーリス)は、ライデンに生まれた、17世紀オランダの著名な画家の一人です。1月22日まで、ハーグのマウリッツハイスで、この画家の特別展をやっています。12月に二度マウリッツハイスを訪れましたが、ミーリスの絵には目を奪われました。以前ご紹介したマウリッツハイスの記事(http://blogs.yahoo.co.jp/nakkun_xiaren/19014051.html)の中で、ミーリスについてはちらっとだけ書きました。 解説によれば、ミーリスは、"fijnschilders"として良く知られたオランダの画家、とのことです。fijnschildersとは、英語で括弧書きとしてあった説明では、非常に細かく精緻な描き方で絵を描いた画家。確かに、彼の絵は非常に精密でまるで写真のようであり、その精緻さが僕の興味を引きました。 ミーリスは、同じくこの時代のオランダ絵画のGerrit Dou(ヘリット・ダウ)の弟子であり、このダウもまた、精緻な絵を描きます。そして、ダウは、来年に生誕400周年を迎えるレンブラントの弟子です。 暗い美術館で撮った写真で、しかも縮小してしまっているので、その精密に描かれた筆致は伝わらないと思いますが、細部にわたって非常に細かく描かれています。女性の白い服は際立っており、開いた服からは、やはり真っ白な胸元が見えています。この男性、実は右手で女性の前掛けを引っ張っており、それで、既に女性を求めていることを暗示しています。暗くて見にくい(実際の絵でも気づきにくい)ですが、後ろに犬が交尾しているところと、扉の向こうには、キスをしている男女が見えます。赤のマントの男性と、白の女性の、その色使いに目がいきますが、ちゃんと小道具が隠されているのですね。 こちらも、やっぱり暗い色の中に際立つ赤、白に目がいきます。 女性は鏡を見ているのですが、白い服とその肌の色が、暗い中に映えており、椅子にかけられている赤いベルベット地のマントにも目がいきます。でも、暗い背景に混じっている上に、写真にするとますます見えないのですが、後ろの中央には、黒人の使用人が描かれています。暗色の中に際立つ赤と白に、立ち止まってしまった一枚。 この二枚も色使いに目を引かれました。 上の絵は、一枚目と同じように、女性の大きく開いた胸元からも、官能的なものを想像させますが、絵の題名は、"The Oyster Meal"でした。中央のお皿の上に、写真のようにとっても精緻に描かれたオイスターがのってます。でも、目がいくのはやっぱり女性の赤いガウンでしょうか。 他にもいろいろありましたが、ちょっとした物語を想像させられる、色の際立ったこれらの絵に、今回は足が止まりました。
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1月22日までですか〜.くーっ.先日マウリッツ行った時は,閉館まで40分しかなく,他の常設展示の絵を見てしまい,こちらの特別展示をじっくり見られませんでした...反対にすればよかった...ところで,マウリッツで買ったガイドブックに記載されていたJan Steenの「牡蠣を食べる少女」(常設展示)の解説によると,「牡蠣は古くから情欲を連想させるとされた」と書かれていました.なのでこの"The Oyster Meal"の絵の女性が官能的で,テーブルに牡蠣が乗っていてこのタイトルなのも,そういう理由からなのかもしれませんね.
2006/1/8(日) 午前 9:58 [ K ]
Suzyさん:牡蠣にはそんなエロティックな暗示があったのですね。早速、僕もマウリッツハイスのガイドブックを開いてみました。実は、ミーリスの絵で、もう一枚「Oyster Meal」と題された絵があったのですが、確かにその絵も、女性に言い寄っているような男性が描かれていました。それにしても、牡蠣の貝殻が非常に精巧に描かれていたのにはびっくりです。22日までです。早いうちにもう一度行きましょう!!(^_^)
2006/1/9(月) 午前 7:36 [ nakkun ]
美術館で写真を撮るのは駄目ですよ。通報しました。
2013/7/15(月) 午後 0:57 [ - ]
日本の多くの美術館は写真ダメですが、ヨーロッパではフラッシュたかなければ大丈夫なところも多いですよ。
ちなみに日本でも大丈夫なところもあります。
2013/7/24(水) 午前 0:17 [ nakkun ]