すみれのつぶやき(今は亡き助松の海・・・松風・夕凪・千鳥etc)

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丹和家の人々

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母の一周忌に・・・

 三月二十三日日曜日十一時青蓮寺、もう一年経ったんだね!昨年のニ十五日。
 私は、あの瞬間から時が止まってる。
 お寺の玄関に立った!椿、もくれん、山茶花、水仙・・・
 あっ、足元に私の大好きなす・み・れ・・・思わずひざまずく。愛しさが・・・
 ふと、三十六年前の祖母の法事の時に、一瞬タイムスリップ。
 右、左両脇に父と母が、気のせいだったのか・・・?
 確かに父の声も母の声も聞こえたけど・・・
 今日は雨とか・・・でも大丈夫みたいだよ。
 上がったお寺の控え室、心なしか暗く冷たい風が・・・?
 ご用意が出来たとのお住職さんの声に応える様に本堂に移動。
 経文の流れる本堂に目を閉じ黙祷して・・・いろんな情景が浮かび、心で母に話しかける。
 涙が溢れやるせない・・・お焼香して、席に戻る。
 隣りに座る娘がお焼香終え、席に着くと感極まり号泣・・・
 五年半寝食共にして、母の息の聞こえる傍で、世話に明け暮れた日々が脳裏に蘇ったのであろう。
 父の弟叔父夫妻、母の末の妹叔母夫妻、叔母の長男、弟夫妻、その二人の息子と弟嫁の母。
 墓に移り、供養が終わり、【竹田出雲=仮名手本忠臣蔵や義経千本桜の作者】歌舞伎や文楽にゆかりの方のお墓もあると、拝見しに・・・
 良かった・・・!雨は大丈夫だった・・・!暖かくなったね・・・

 私が生まれた家は、父で三代目。和楽器商です。
曽祖父が築いて、祖父までは主に問屋で殆どの仕事は店の者で商いされていました。父の代では戦争を挟んで、召集受け、父が帰った時は大阪は焼け野原で、北区天満の家は燃やされて代々受け継がれた店は燃えてしまい、従業員もなく布施の居宅に残った商品と、父が幼い頃より祖父から厳しく仕込まれた技術と習い事で培われた芸事に対するセンスと、音に対する耳の感性。
 布施の家には母親と六人兄弟は四人亡くなり、一番下の弟がいました。
私が生まれた時は、二軒目の店を切り盛りする両親と支店に従業員がいました。
 私は生まれつき身体が弱く、常に生と死を繰り返す様な身で祖母に育てられました。
それから、2歳の時に弟が生まれた頃から父は朝早くから深夜遅くまで忙しく商売に追われていました。 私の知る限り、父はどんどん忙しく発展する中でも驕ることなく「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」ごとく、本当に商人とは父の様な人だと・・・
 尊敬する「商人(あきんど)」の第一人者は【父】でした。
後に商売する時も「父の背中」を思い出しお客様の接し方に我が姿に重なる父がいました。
 残念ながら、女子と生まれた為に「家業」を継承出来なかったことが・・・
両親が亡くなり、昨年母の信じられない死に直面した時、まるで母の死を待ってたのかの様に、母の初盆の後、店は無くなっていました。
 はじめて、女子に生まれた悔しさをあじわいました。
まさか、母の生前より疎遠であったのが、お通夜、葬儀、七日毎の法要だけ。知らない間に「老舗」が終わり、私は本当の決別になりました。
 母は商売を継ぐ弟の邪魔にならない様に、商売から切り離して育てられた。
父の死後、母は弟に接触させない様に、そうして気がつくと・・・弟も私も「独りぼっち」。
 私は小さな頃から上と下が入れ替わり、弟でありながら、逆らわない様に母の教えが「トラウマ」になり、理不尽にも、どこであっても怒鳴られ・・・
 この年になっても、弟と普通に会話が出来ないのです。
たった一人の肉親でありながら・・・
 普通に世間並みの兄弟として、付き合える日が来るだろうか?
弟にも、母にとっても「私」はずっと「邪魔な存在」でした。
 母にも母が亡くなる前に私は生きていてはいけないと言われました。
その母が亡くなる筈はない。
 今も母の死が受け入れられません。
昨年は奇しくもいろんな「老舗・・・暖簾・・・」「後継者とは」が問われる年でした。

突然の母の死

    
 三月二十五日・・・母が永眠しました。享年八十六歳。呆気なく母が・・・(-.-)
 肉親はいつもずっと傍にいる。死ぬなんて・・・頭をよぎりもしませんでした。
 母が入院したのは、奇しくも私の高校の同窓会でリーがロイヤルホテルから帰り、信号を渡ると・・・ あれ・・・マンションの前に救急車が・・・母でした。
 その日から入院!暫く一週間程個室に・・・母の側には弟の嫁と嫁の母が着く様になりました。
 ずっと側にいた娘も部屋から母の側から・・・切り離されました。
 後十日でバイトに出る娘に甘えて、多分側に居てほしっかったのでしょう!
 母は娘に甘えて・・・食事を取らず。まるで絶食でストをする様に・・・(-.-)結果入院に。
 毎朝私は母の病院に行く毎日が・・・。
 一週間もすると母の側には誰も・・・母の側にやっと安心して行ける様に。
 母の細くやせ衰えた腕。果物や茹で卵、お菓子昨年末からはあんなに食事をしなかった母なのに・・・
 私が毎日持参の食べ物は口に運び、ちゃんと食べる様になりました!
 毎日「さちえは・・・?」と、娘の訪問を待ち望んでいる様でした!
 娘はデパートに勤めたこともあり帰りが遅く母に会う時間もなくなりました。
 私は今まで娘に頼っていたこともあり今度は出来るだけ母の側に居たいと思いました!
 年末になり母の病院暮らしは本当なら退院してもいいのでは・・・でもごめんね!私には・・・
 どうすることも出来ないまま・・・
 クリスマスも・・・「お母さん、小さなケーキだけど食べて・・・」年末も病院かな・・・と
 31日いつもの様に病院へ・・・母はベッドに居なかった!
 ナースステーションへ・・・聞くと弟と弟の嫁に連れて帰省と・・・(_ _;)
年も明け、毎日母を訪ねましたが・・・
 五日の朝も駄目(>_<)六日の朝病室を覗くと母が戻っていました!
 しかし、ベッドに横たわる母の様子は・・・母は海老の様に身体を丸めて苦しそうでした!
 母は母は肋骨を折っていたのです。
 どうしてこんなことになったのか・・・何を尋ねても母は顔を歪めて辛そうにするだけ・・・
 涙が流れて止まりません。少しして看護士長さんが私に声を掛けられました!
 「お母様ですが、昨日の夕方、お家から戻られて・・・お骨を折られてました!外来で一度見て頂いたらと思います!」と 
 それからの母は痛む胸を押さえて食事も座っては無理な日が続きました!
 毎土曜日の入浴も辛そうでしたが、母は年の割りには骨が丈夫とか、思いの他回復力も早くて・・・
 二月に入って肋骨も治りお医者さんも驚く回復の早さ・・・
 それからの母は早く退院したい思いで三度の病院の食事も殆ど食べて持っていくおやつも平らげて、あんなにやせ細っていたのが不思議なほど肉づきよくなり、私と娘は日に日に顔色もよくなる母を嬉しく思っていました。
 ちょうどお彼岸になり或る日曜の朝叔父から墓参りに行くが母の様子はと電話があり、私は一緒にお墓に連れて行って欲しい。と頼んで娘と一緒に連れて行って頂いた!
 墓参りの帰りに一緒に母を見舞って貰った!
 痩せて痛々しい母の姿しかみていなかったので叔父と叔母は血色もよくふっくらとしてきた母の姿に退
院も近いと確信して喜んでくれたのは、母の死を聞く一週間前のことだった!
 三月二十五日の朝、いつもの様に娘と母の病院に、母は病室を変えられていた!
 入り口には呼吸器をつけられた患者さんが二人四人部屋の窓際に、風邪を引いたとか、弟の嫁が一足早くにきていた!着替えもなくて誰かのパジャマを借りたと言う気ぐらいの高い母には我慢できないことでパジャマを買いに、それが母を見た最後だった。
 買い物をしてレジに並んでいた私達。
 娘には母の妹である叔母から、私には父の弟である叔父から携帯に鳴り続けていた。
 電波が悪く公衆電話を探して・・・
 三時五分母は亡くなったと・・・
 私達が母の側を離れた僅か一時間後の出来事だった。
 看護士さんが見た時は呼吸をしていなっかった。と・・・              

我が父について その一

私の家は代々続いた邦楽器商です。
父は長男として、そして邦楽器商の三代目として大正七年四月二十五日に生を受けました。
その頃の丹和家は大阪は天神橋五丁目で問屋として商いをしておりました。
店では、番頭はんをはじめ、女中さんや丁稚どんで、切り盛りされていたのです!
家の者と言うと主人や御寮さん、息子達は、布施の菱屋西45番地に住まいをしておりました。
父は男ばかりの六人兄弟でした。しかし六人いた兄弟も幼くして亡くなった者、病死した者、戦死した者が相次ぎ、残ったのは、長男の父と六男の叔父だけでした。
一番上と一番下は親子程年が離れていたのと、父を早く亡くした事もあり、兄弟であり、親と子でした。父は幼い頃より後継者として、お稽古事に明け暮れた様です。昔は今と違いすべての楽器は勿論邦楽器ですが、一応名取りぐらいはと女のお弟子さんに紛れて習ったそうです。
その時の事を、父は『好きな野球に行くのに、窓の下に靴を置き、急いで出たよ!』と嬉しそうに話していました。
女性ばかりの中での稽古の恥ずかしさと好きな野球をしに行くのが楽しみな青春時代だった様です。
後継者として大事な張替えの技術は祖父が父を張替えの台の前に置き、教えられたそうです。
しかし、戦争が始まり、父は衛生兵として大阪城にある本部に配属されたそうです!

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