予告
9.11テロから二年後の2003年。アメリカをはじめとする連合国はイランなど中東諸国への武力侵攻を決定する。これは、テロ行為への報復という国際世論の支持があったからこそ実現したものだった。だがもし、国民がこの武力侵攻の隠された本当の目的を知っていれば結果は変わっていたかもしれなかった。
「なぁ、このあとどうする?」
「これ教えてよ」
「賛成です」
「え、なに?もしかして、デート?」
「ばーか、ちげえよ」
「はたくことないんじゃないですか」
穏やかな毎日がずっと続くはずだった。たとえ、それが造られた偽りのものであっても
「臨時ニュースです。アメリカはつい先ほどイラクへの軍の派遣を決定しました」
「ご安心ください。金は全て手に入れました」
「私は、政府のなかに何人か知り合いがいてね。その気になればあなたを存在ごと消すことだってできるの」
「お前は一秒の間で地球上で何が起きているかわかるか」
「いや、違う。罠だ」
「ない、ないないないない!」
「あんたのせいで、親父は死んだんだろうが」
「もうわかんねえんだよ、誰を信じていいのか」
「死にたくないと言って死ぬ人間がいるのに、どうして自分から死にたいなんて言えるんでしょうね」
「だから言っただろ。天才なんて一人もいないって」
真実よりも多くの嘘が現ても、残された真実を信じることができるか
「そいつはひでぇな」
「う、うそだろ」
「いい、私を信じなさい」
「俺を信じろ」
「世の中にはね、知っていいことと悪いことがある。あなたが知ったのは悪いことなの」
「どっちにつくのもあなたの自由、でもね」
迷ってる暇は、もうない。
RBW 「陰謀」の第1章
「え、ニート?ミート?肉?なにそれ?おいしいの?」
4月6日連載決定
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