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【槍沢ロッジ〜天狗池〜横尾谷二俣〜北穂池〜涸沢のGPS軌跡】クリック最大化してご覧下さい

GPSは、GARMIN GPSMAP 64sである。
マップは「地理院地図レベル15」、ソフトはカシミール3D。

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【ババ平先槍沢右岸に懸かる滝】

槍沢ロッジを発ち、しばらくヘッドライトを点けて行く。
ライトが不要になる頃、ババ平のテント場にさしかかる。
撤収をしている人々の合間を抜けて、登山道を進む。
広河原状になった槍沢の左岸沿いを行くと、右岸の横尾尾根に滝が懸かっている。
雪に磨かれたスラブ状岩壁に、二筋の流れが見える。

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【大曲付近】

北鎌へのアプローチの水俣乗越に向かう道を右に分け、大曲がりを過ぎると、朝日が当たるようになる。
登山道の傾斜も徐々に増し、次第に暑くなって来る。
槍ヶ岳方面から下りて来る登山者も、多くなる。

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【天狗原分岐】

天狗原分岐に到達する頃には、猛烈な暑さでバテバテになっていた。
僅かなブッシュの陰で、荷を下ろし、行動食と水分を口にする。

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【トラバースから槍】

天狗原へ向かうトラバース道に入ると、登山者は少なくなる。
マイペースで歩けるようにはなるが、重荷と暑さが身に応える。

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【天狗池と逆さ槍】

やっと天狗原の一角に入り、天狗池で逆さ槍を撮影する。
再びのろのろと天狗原を進み、雪田脇の巨岩の陰で小休止する。

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【天狗原のコルから右俣カール俯瞰】

やがて天狗原のコル至る。
見下ろせば、右俣カールの雪田は、驚くほどの小ささだ。

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【天狗原のコルから右俣カール越しの北穂高】

南岳から横尾谷二俣へと派生する、・2652の尾根越しに、北穂高岳が望まれる。

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【北穂池台地遠望】

北穂池の台地を遠望しても、殆ど雪田が残っていない。
この山行、水を得るのに苦労しそうだ。

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【右俣カール底の雪田から振り返る】

天狗原のコルから、急傾斜の不安定な草付斜面を、慎重に下降する。
岩は浮いているし、荷重なので、時間がかかる。
傾斜が緩むと、今度は夏草が生い茂り、足元の岩が隠れて、始末に負えない。
もんどりうって転倒した大岩の陰で、荷を下ろして休憩する。

夏草の呪縛から逃れて、雪田跡の岩々帯になれば、しんどいながらもペースは上がる。
カール底に僅かに残る雪田から振り返れば、雪の殆ど無い右俣カールが広がっている。

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【黄金平と屏風岩】

モレーンの林を強引に藪漕ぎして抜けると、黄金平の草地に出る。

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【黄金平の水流】

すぐ脇に水流があり、大休止とする。
設営出来そうな場所もあり、ここで今日の行動を打ち切りたかった。
しかし翌日中に涸沢に定着する必要があったため、二俣まで下ることにする。

疲れ果てた脚を騙しながら、右俣を下降して行く。
6m滝は、左岸の残置ロープを利用して巻く。
16:40、二俣到着。直ちに設営地を探すが、なかなか適所が見付からない。
やむなく、流れのすぐ脇の、上が平らな大岩上にテントを張る。
雨、降るなよ。
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【河童橋付近からの眺め】

「槍穂高東面の池巡り」をメインテーマとして、3年ぶりの涸沢定着に出掛けた。
昨年秋、某山岳部の学生さんたちと、梓川横尾谷左俣・北穂池・奥又白池を訪れたのだが、
悪天候に邪魔され、瓢箪池を断念せざるを得なかった。
そのリベンジも兼ねてのコースである。
山行記録は、MR736

夜行バスを避け、新宿朝発の高山行高速バスに乗り、平湯乗り換えで上高地に入る。
インバウンド客も含め、上高地は大賑わいだ。

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【明神館前にて】

明神館前では、下山に使う予定の瓢箪池〜明神のコースを見上げてみる。

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【前穂〜明神主稜東面】

梓川左岸の遊歩道から、前穂〜明神主稜東面を見上げてみる。
五六のコル〜奥又白池〜瓢箪池のコースは、ここからでは窺い知れない。

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【横尾大橋前にて】

重荷の割には、まあまあのペースで、横尾山荘に至る。
ここから先は、少しずつ山道らしくなってくる。

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【一ノ俣橋】

'08,'09,'10,'12年と、よく訪れた一ノ俣谷を渡り、休憩を入れる。

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【二ノ俣橋】

木製だった二ノ俣橋は、流されたのだろうか、仮設風となっていた。
17時半には、槍沢ロッジに到着する。
意外とすいていたのは良かったが、緊張のためか、寝付きが悪かった。
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【涸沢から北穂沢】

最終日、風は収まり、撤収して行動開始する。
北穂沢も、上部には雪が見える。

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【五六ノコルを目指し岩々帯を登る】

五六ノコルへは、どこが踏跡だかよく判らぬ岩々帯を進む。
やがて、徐々に踏跡が明瞭になり、黙々と登る。

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【五六ノコルから奥又白池を望む】

途中、小休止を入れ、2時間ほどで五六ノコルに至る。
コルからは、奥又白池が望まれ、これから辿る道も一部見えている。

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【コルから北尾根五峰】

前穂北尾根の五峰から上部は、ガスに包まれいるようだ。

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【岩根トラバースの難所】

コルで軽アイゼンを装着し、草付の踏跡を下る。
足元がザレている岩根トラバースの難所では、残置ボルトにスリングを掛けておく。


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【下降尾根に乗り、一息つく】

下降尾根に乗り、少し下って軽アイゼンを外す。
先行する単独登山者の姿が見えた。

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【池を目指し、ひと時の稜線漫歩】

しばらくは、稜線漫歩気分を味わう。
やがて岩場の下降箇所に出て、ハイマツに支点を取り、ロープを使用する。
やはり、時間をくう。

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【下降尾根とガレルンゼ】

その後、右手のガレルンゼに下降し、しばし不安定な下りを強いられる。
右岸側の草付斜面に乗って踏跡を下れば、奥又白谷の岩々帯横断左岸地点に至る。
あとで聞いた話では、この岩々帯横断の正解右岸地点は、やや下流側にあるらしい。

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【奥又白カール斜面をトラバースして行く】

我々は、ほぼ水平に横断してしまったため、不安定な不正解ルートを登らされた。
それでも、薄い踏跡を辿るうち、正解踏跡に合流出来た。
奥又白カールとでも呼ぶべき斜面を、トラバースして行く。

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【奥又白池】

午後1時頃、秋色の奥又白池に至る。
単独先行男性のテントが、張られていた。
しばし雰囲気を堪能して、下降を開始する。

奥又白谷と松高ルンゼに挟まれた、尾根沿いの道を下る。
疲れた脚には、かなり辛い下りであった。

パノラマコースとの合流点で、学生諸君に我が荷物を分担してもらう。
情けないが、歳には逆らえない。
林道に出て、ペースを上げる。
上高地までが、長かった。

タクシーで沢渡に出て、学生諸君のレンタカーで自宅まで送ってもらう。
感謝。
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【復活した一ノ池】

朝になってみると、夜中の雨で一ノ池が復活していた。
雨の中撤収して、出発する。

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【草付斜面から一ノ池俯瞰】

岩々帯を登り、草付斜面の小沢状沿いの踏跡を辿る。

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【草付斜面を登る】

昨日は水は流れていなかったのに、今朝は水流が復活している。

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【草地トラバースで、ルンゼへ向かう】

草付帯を抜けると、再び岩々帯となる。
左手のブッシュ帯沿いに、岩々帯を登り、草付小尾根に乗る。
草地トラバースの踏跡を辿り、ルンゼへ向かう。

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【ルンゼ右岸の逆L字白ペンキ】

ルンゼ沿いに登り、右岸の岩に逆L字の白ペンキを見て、斜面をよじ登る。
右岸尾根に乗り、踏跡を辿って登って行く。
雪の積った・2814付近まで登り、南へ進路を取り、東稜ノコルへ至る。

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【Y字ルンゼ右俣の3m涸棚下降】

東稜ノコルで、軽アイゼンを装着し、雪の付いた草付の踏跡を慎重に下る。
核心の3m涸棚は、岩角に支点を取り、ロープを利用して下降する。
Y字ルンゼ右俣の右岸沿いから、左俣と合流後も右岸沿いを下る。

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【北穂沢下部登山道より涸沢俯瞰】

北穂沢の岩々帯を横断し、やがて南陵登山道に合流する。
ここで、軽アイゼンを外しておこう。
やはり、登山道は歩き易い。

ガスが途切れて、涸沢のテントが見えて来た。
その数が意外と少ないのは、この悪天のせいであろう。
一旦ヒュッテまで行き、今後の方針を考える。
半日停滞を決め、強風の中、苦労してテントを張る。
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【左沢右岸の岩屑斜面から取付尾根へ】

左沢に入ると、傾斜が増し、岩屑ゴーロは不安定になる。
やがて見覚えのある岩壁と涸棚が現れ、右岸の崩れ易い岩屑斜面を登る。
取付尾根は、もうすぐだ。

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【岩屑斜面から左沢俯瞰】

見下ろしても、かなりヤバそうな斜面だ。

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【キレットカールと南岳】

キレットカールが、だいぶ見えて来た。

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【取付尾根を登る】Tn君提供画像

藪岩稜の取付尾根を登る。
台地への最後の登りは、木登りを避けて、小バンド状を左へ5mほどトラバースする。
木枝と格闘して、台地状へ乗ると、ひたすら左へと藪漕ぎトラバースだ。

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【北穂池の台地に出る】

取付尾根に摂りついて25分、草地に出る。
北穂池の台地だ。

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【台地上部斜面と北穂東稜】

明るいうちに台地に乗り、安心感が広がる。

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【台地からキレットカール】Tn君提供画像

振り返れば、キレットカールが広がっている。

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【一ノ池俯瞰】

今宵の幕営予定地である、一ノ池を目指そう。
・2479南東の干上がった二ノ池を見て、少し嫌な予感がした。
ブッシュピークを回り込み、小鞍部の草地に立てば、眼下に干上がった一ノ池が見えた。

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【草地斜面をトラバース気味に下る】

岩々帯上部の草地の中に、流水を期待して、草地斜面をトラバース気味に下る。
残念ながら、水音は聞かれなかった。

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【岩々帯を下って一ノ池へ】Tn君提供画像

歩きにくい岩々帯を下り、干上がった一ノ池畔へと向かう。
今宵の宿は、夢にまで見た北穂池だ。
夕食後、早めに就寝するが、夜半の雨音にため息をつく。
大した積雪にならぬことを、ひたすら祈りつつ、兎に角寝ておこう。

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