涸沢日記

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穂高連峰涸沢カール定着の日々。
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【瓢箪池】

最終日の朝、撤収していたら、東稜を目指す二人パーティが現れた。
少し会話した後、瓢箪池を撮影する。

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【上宮川谷源頭越しに明神方面俯瞰】

長七ノ頭を左にして、上宮川谷源頭部の草付斜面を下る。

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【上宮川谷岩々帯から瓢箪池方面を見上げる】

踏跡は右下方へ、上宮川谷の草付帯から岩々帯へと続いている。

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【上宮川谷から宮川尾根コル】

上宮川谷を二分する岩稜が迫り、草付の中の踏跡は、岩根沿いを辿る。
岩壁に、遭難慰霊のプレートも見られる。
すれ違う登山者に、これまでのコースについて話すと、物好きぶりを呆れられた。

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【宮川尾根のコル】

一旦、樹林帯の浅窪地形を経て、開けた草付交じりのガレ斜面を下る。
宮川尾根のコル付近では、踏跡が不明瞭になる。

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【宮川尾根のコルから明神俯瞰】

コルから下の踏跡は、ザレ窪に沿ってついているので、大きく迷うことは無いが、足元が崩れ易く不安定だ。
時折、登って来る登山者とすれ違う。
不安定だった道も、下るうちに次第に歩き易くなる。
森の中に入ると、陽射しも遮られ、随分と楽になる。

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【明神橋から下宮川谷方面】

やがて養魚場裏の小川を木橋で渡り、明神池に向かうことにする。
車道に出ると、観光客が溢れていた。
明神池では、あまりの人混みに、嫌になって引き返す。

明神橋を渡り、明神館前で小休止後、上高地へ向かった。

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【涸沢〜五六のコル〜奥又白池〜瓢箪池〜明神〜上高地のGPS軌跡】クリック最大化してご覧下さい

GPSは、GARMIN GPSMAP 64sである。
マップは「地理院地図レベル15」、ソフトはカシミール3D。

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【涸沢テント村と涸沢池】

早朝、涸沢を後にし、奥又白池経由で瓢箪池を目指す。
五六のコルへ向かう途中から振り返れば、、カラフルなテント村と、白く光る涸沢池が目に入る。

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【五六のコルから奥又白池方面を望む】

五六のコルから奥又白池を望めば、随分と距離があり、まだまだ大変そうだ。

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【奥又白池遠望】

奥又白池畔に、黄色のテントが一張見える。

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【五六のコルから五峰を見上げる】

前穂北尾根も、もう一度は登りたいものだ。

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【急なザレ斜面のトラバース】

コルから草付ルンゼを少し下り、トラバース踏跡に入る。
早速、ヤバいザレ急斜面に差し掛かる。
ここを慎重に通過して、少し登り返せば、尾根道の下りとなる。

下降尾根の途中で、奥又白池畔のテントの主と思しきクライマーパーティと出逢う。
水場情報を尋ねると、水流れてますよ、とのこと。
担いだ水、捨てちゃってダイジョブですよ、とは言われたが、
水は捨てずに、贅沢に飲みながら行こうと決意する。

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【「目標ルンゼ」から奥又白谷とその先】

「下降尾根」の岩場を、細引利用で下り、やがて「目標ルンゼ」に入る。
ザレた左岸沿いを下り、最後に右岸に渡って、草付斜面のトラバース踏跡を下る。
雪渓の消えた奥又白谷ゴーロ斜面を横切り、対岸の藪斜面の正解取付を探すが、見付からない。
やむなく、昨秋登ったガレより20M程下の、極めて薄い踏跡を登る。
最後は、藪漕ぎをして、昨年辿った踏跡に合流する。

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【奥又白池】

薄い踏跡を拾いながら、さらにトラバースを続けると、草付斜面で一段下の明瞭な踏跡に出る。
やがてパノラマコースから分かれて登って来た中畠新道が合流する。
最後のひと踏ん張りで、奥又白池の別天地に飛び出す。

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【奥又白池と前穂高岳東面】

晴れると、本当に気持ち良い場所である。
「下降尾根」で出逢ったパーティのものと思しき、黄色のテントが一張あった。

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【奥又白池】

茶臼のコルへのトラバース途中、水場を求めて涸窪を下る。
水流のある沢水は、汚染されていそうなので、辛うじて枝沢状になっている湧水を汲む。

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【茶臼のコルから下又白カール俯瞰】

少し藪を漕いで、茶臼のコルに出る。
シートを被り、陽射しを避けて、昼食とする。
明神主峰東稜を登るパーティの声が聞こえる。

コルからは、草付の窪状を下って行く。
やがて涸れゴーロ状となる。

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【下又白カールのガレ斜面とその先の大崩壊】

適当な所で、右手の草付斜面をトラバースしながら下る。
いつもは雪渓が残っている本沢は、不安定なザレゴーロとなっており、慎重に渡る。
右岸のザレた岩壁から、水が湧いている。

右岸沿いに少し下り、崩れやすい斜面を騙して登る。
最初の灌木帯は、密藪沿いに、高巻くように岩々草付を登る。、
次の灌木帯は、高巻けないので、密藪を漕いで横断する。
草付斜面に出て、開けたザレルンゼに下降する。

開けたザレルンゼを下り過ぎないように横断し、岩壁下の草付をトラバースする。
最後のガレ小沢に出て、安定した石の上で小休止する。
大崩壊手前の急な藪尾根も、もう目と鼻の先だ。

急なガレ小沢を少し登り、左手の藪尾根を目指す。
だが藪尾根手前の急な草付斜面は、不安定で滑り易く、容易には登れない。
傾斜が比較的緩い所を、なんとかトラバースして、藪尾根に接近する。

藪尾根の立木に接近出来れば、枝と根にしがみ付いて、強引に登攀開始だ。
荷が重く、また引っ掛かるので、腕力および全身の筋力を要する作業が続く。
気合と根性で頑張るが、時折、気が遠くなる。
岳樺の幹に跨って一息入れるのが、精一杯だ。
ウンザリする頃、藪が薄くなり、東稜の登山道に出た。

ザックを下ろしたら、着けていたはずのストックが無い。
藪の神様に奉納してしまったのだ。
明日の急降下のことを思うと、少々暗くなる。
兎に角、瓢箪池まで下って設営しよう。
ガクガクになった脚を騙しながら、転倒せぬよう慎重に下って行く。

コルには、平坦なサイトがあり、設営する。
ドコモの電波も、なんとか届く。
担いだ水と食料は豊富だし、明日は下るだけなので、ゆっくり夕食を摂る。

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【朝焼けの奥穂高岳】

涸沢二日目の早朝、朝焼けがきれいだ、との声に、デジカメを持って外へ出る。
見慣れた景色ではあるが、やはり感動する。

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【朝焼けの涸沢岳】

涸沢槍が、立派である。

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【北穂高岳東稜ゴジラの背】

ゴジラの背と、昨日下って来た、東稜のコルからのY字ガレルンゼを見上げて、苦笑いをする。

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【朝焼けの北穂高岳】

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【朝焼けの前穂高岳北尾根】

北尾根は、最近ご無沙汰だ。

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【涸沢池】

明日は下山開始という涸沢三日目の夕方、涸沢池を見に行く。
池周囲の雪は完全に消えていて、夏の涸沢定着では初めての光景だ。

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【涸沢池】

岩々の合間の水溜り、といった風情で、少々物足りない。

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【横尾谷二俣】

朝、体調が悪かったら、涸沢出合まで下り、右岸のガレルンゼを登山道まで登り返すつもりだった。
だが意外と元気だったので、欲が出てしまった。

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【横尾谷左俣には殆ど雪渓が無い】

見上げても雪渓が見えない、左俣に入る。
乾いたゴーロを、ひたすら登って行く。
2250Mくらいまでは、全く雪が無い。

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【僅かに残る雪渓は、汚れた左岸沿いから着地する】

北穂池ノ滝が見えるようになる辺りで、雪渓が出現する。
上に乗り、左岸沿いを慎重に進む。
雪渓が中央で二分したら、汚れた左岸沿いの片割れに乗り、適当な所で不安定なガレ斜面に着地する。

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【北穂池ノ滝】

雪渓をクリアすれば、北穂池ノ滝だ。

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【北穂池ノ滝】

暫し、その姿を堪能する。

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【奥二俣は左沢に入る】

奥二俣の「軍艦岩」を見て、左沢に入る。

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【奥二俣から振り返る】

奥二俣から振り返る北穂池ノ滝も、なかなか味がある。

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【北穂池ノ滝】

既に、北穂池の台地に雪田が殆ど無いのを遠望しているので、滝の水量が少ないのも、頷ける。

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【左沢右岸枝ガレ沢から取付尾根に取り付く】

左沢右岸の岩屑ゴーロの奥に涸棚を見て、その左手斜面を登り、取付尾根に取り付く。

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【北穂池の台地に出た】

今回は、取付尾根取付から台地まで、30分かかった。
草地の草丈も高く、歩きにくい。
天狗原のコルから遠望した通り、台地に雪田はごく僅かだ。

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【殆ど干上がった一ノ池と常念岳】

ブッシュピークの鞍部から見下ろす一ノ池は、やはり殆ど干上がっていた。
鞍部から草付斜面を右へとトラバース気味に下り、涸沢方面を目指す。
草付の中の涸れゴーロを登り、岩々帯を経て黙々と登る。
ルンゼへと入る草付トラバースは、踏跡不明瞭となっていた。

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【ルンゼ右岸の逆L字から右岸尾根に取り付く】

ルンゼの中も雪は全く無く、逆L字の白ペンキ印は、すぐに見付かる。
右岸の崩れ易い斜面を登っていたら、雨が降り出す。
小尾根に乗る所で、雨具とザックカバーを装着する。

その後は、ひたすら登る。
踏跡は幾筋も付いており、悩ましいが、迷うほどではない。
・2814付近で南へと向きを変え、東稜のコルを目指す。
10Mほど下に出て、登り返す。

急な草付斜面を慎重に下降し、例の3m涸棚まで下ると、昨秋残置したテープスリングを見付ける。
使えそうなので、一段下の岩角に引っ掛け、細引をダブルにして支点とする。
難所はクリアしたが、浮岩だらけのガレ斜面は、疲れた脚には厳しかった。

北穂沢のゴーロ斜面を横断し、南稜登山道に合流した後も、全くペースは上がらない。
涸沢に着く頃には、真っ暗な中、ヘッドライト頼りにトボトボ歩くこととなった。

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【槍沢ロッジ〜天狗池〜横尾谷二俣〜北穂池〜涸沢のGPS軌跡】クリック最大化してご覧下さい

GPSは、GARMIN GPSMAP 64sである。
マップは「地理院地図レベル15」、ソフトはカシミール3D。

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【ババ平先槍沢右岸に懸かる滝】

槍沢ロッジを発ち、しばらくヘッドライトを点けて行く。
ライトが不要になる頃、ババ平のテント場にさしかかる。
撤収をしている人々の合間を抜けて、登山道を進む。
広河原状になった槍沢の左岸沿いを行くと、右岸の横尾尾根に滝が懸かっている。
雪に磨かれたスラブ状岩壁に、二筋の流れが見える。

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【大曲付近】

北鎌へのアプローチの水俣乗越に向かう道を右に分け、大曲がりを過ぎると、朝日が当たるようになる。
登山道の傾斜も徐々に増し、次第に暑くなって来る。
槍ヶ岳方面から下りて来る登山者も、多くなる。

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【天狗原分岐】

天狗原分岐に到達する頃には、猛烈な暑さでバテバテになっていた。
僅かなブッシュの陰で、荷を下ろし、行動食と水分を口にする。

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【トラバースから槍】

天狗原へ向かうトラバース道に入ると、登山者は少なくなる。
マイペースで歩けるようにはなるが、重荷と暑さが身に応える。

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【天狗池と逆さ槍】

やっと天狗原の一角に入り、天狗池で逆さ槍を撮影する。
再びのろのろと天狗原を進み、雪田脇の巨岩の陰で小休止する。

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【天狗原のコルから右俣カール俯瞰】

やがて天狗原のコル至る。
見下ろせば、右俣カールの雪田は、驚くほどの小ささだ。

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【天狗原のコルから右俣カール越しの北穂高】

南岳から横尾谷二俣へと派生する、・2652の尾根越しに、北穂高岳が望まれる。

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【北穂池台地遠望】

北穂池の台地を遠望しても、殆ど雪田が残っていない。
この山行、水を得るのに苦労しそうだ。

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【右俣カール底の雪田から振り返る】

天狗原のコルから、急傾斜の不安定な草付斜面を、慎重に下降する。
岩は浮いているし、荷重なので、時間がかかる。
傾斜が緩むと、今度は夏草が生い茂り、足元の岩が隠れて、始末に負えない。
もんどりうって転倒した大岩の陰で、荷を下ろして休憩する。

夏草の呪縛から逃れて、雪田跡の岩々帯になれば、しんどいながらもペースは上がる。
カール底に僅かに残る雪田から振り返れば、雪の殆ど無い右俣カールが広がっている。

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【黄金平と屏風岩】

モレーンの林を強引に藪漕ぎして抜けると、黄金平の草地に出る。

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【黄金平の水流】

すぐ脇に水流があり、大休止とする。
設営出来そうな場所もあり、ここで今日の行動を打ち切りたかった。
しかし翌日中に涸沢に定着する必要があったため、二俣まで下ることにする。

疲れ果てた脚を騙しながら、右俣を下降して行く。
6m滝は、左岸の残置ロープを利用して巻く。
16:40、二俣到着。直ちに設営地を探すが、なかなか適所が見付からない。
やむなく、流れのすぐ脇の、上が平らな大岩上にテントを張る。
雨、降るなよ。

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