先日、飛騨街道を歩き始めて
富山市中野新町で 「白山神社」に寄った際に、
ここが明治10年のコレラ流行に関係する神社、ということに触れた。
それ以来、実は歴史の中の疫病に関心がある。
やはり、今が新型インフルエンザを騒いでいるこんな時代だから、
幕末・明治にも日本人がパンデミックに遭遇していた事実になんかひかれる。。。
科学的知識や医療技術が今ほど進歩していない当時、
日本人や社会は圧倒的な攻撃力の病や死の恐怖に、どのように向かい合ったのか。。。
まぁ、また企画倒れになるかもしれませんが、新しい書庫を立ち上げてみた。
少し調べてみたところ、
19世紀のコレラ・パンデミックについてやろうと思うと、
次のような切り口が考えられそうです。
1)世界史としてのコレラ流行
以前にも述べたことがあるように、イギリス史の分野で研究が多い。
見市雅俊先生なんかが代表的な研究者でなかろうか。
ほかにも有名な研究は多いですけど。
残念ながらイギリス史をかじっていながら、コレラを含め「病気の社会史」は積極的にやらなかった。
本当は地元富山、郷土史のなかのコレラについて知りたいが、
こうなってくると難しいかもしれない。
たとえば図書館で『富山市史』のような郷土史関係を年号から調べれば情報はあるかもしれない。
3)移動と感染
グローバル化の進行と人の移動がパンデミックを生んだわけだが、
海外からどのように日本に入ってきて、日本国内ではどう感染が広がったのか。
少し調べたところ、明治10年のコレラ流行は西南の役からの帰還兵が全国に感染を広めた、との情報も。
西南戦争自体は全然勉強不足だが、時代的にはすごく関心がある。
4)民間信仰と疫病
圧倒的な致死率で襲い掛かってくる疫病。
イギリスをはじめヨーロッパではコレラを悪霊のように描く風刺画が多いが、
日本では伝統的な考え方で「憑き物」と絡めてコレラを捉えていた節も。
“三日で死に至る”ところから、「三日ころり」とも言われたコレラ。
「ころり」は“ころりと死ぬ”からだが、“コレラ”が訛ったという説も。
さらには、 「虎狼狸」と当て字して、病をこの名の妖怪の仕業とする信仰も。
妖怪と病、この切り口も面白そう。
学生のとき人文地理の講義で、江戸時代の伝承や記録から「妖怪出没マップ」を作っていた先生の授業を受けたことがあったが、今思えばもっと真剣に聞いておけばよかった。
と、まあいろいろと考えてみましたが、時間もないので
梅雨のこの時期は週末歩けないときに図書館でも行くことで掘り下げてみよう。
平日の夜は読まないといけない本がたくさんだし。
コレラだけではネタ尽きそうなので、
マラリア(瘧)や天然痘などの話も出てくれば拾ってみたい。
当然、大正の頃のスペイン風邪もあれば。
何かお近くで、江戸や明治の頃の疫病の伝承や
それに関係する遺物があれば、その情報いただけると嬉しいです。
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