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女の子が泣いていた。
ベンチに座りうつむきながら。
人々はまるで彼女がそこに存在しないかのように通り過ぎていくばかり。
きっと自分もそうするだろう。そう思っていた。
「どうしたの?」
気づくと声をかけていた。しかし女の子からの反応はない。
声が届かなかったのだろうか。それとも見ず知らずの男から声をかけられて戸惑っているのだろうか。
もう一度「どうしたの?」と尋ねると、
その問いが自分に向けられているものだとわかった女の子が顔を上げる。
そこにいたのは見ず知らずの子ではなかった。
あまり深い関係ではないものの、授業で顔を合わせたことがあり、何度か会話も交わしたことのある女の子。
同い年で黒髪の似合ういつも笑顔の女の子。
背が高くて頭の回転が速い。そして何より芯が強い。そんな印象を持っている子だった。
「隣、いいかな?」
コクッと彼女がうなずく。
「一体何があったの?せっかくの美人が台無しだよ。」
と言いながら、ポケットの中のハンカチを彼女に差し出す。
それを受け取る彼女。少し間を置いてすすり泣きをしながら彼女が答える。
「あのね・・・」
その後の言葉が続かない。きっと言葉にしたくても言葉にならないのだろう。
嗚咽。彼女は俺の胸の中で泣いた。ただただ泣いた。泣き崩れた。
理由なんてどうでもいい。彼女の気の済むまでここにいてあげよう。そう思って彼女を抱きしめる。
しばらく時間がたった。彼女の涙も枯れ果てたのだろうか。ようやく重い口を開く。
「もう少し、そばにいて。もう少しで良いから・・・。」
その言葉の後、彼女はギュッと俺の手を握る。
無言の時間。彼女の嗚咽が終わるともに訪れた静寂が心地良い。
やがて彼女は俺のひざの上で眠ってしまった。泣き疲れたのだろう。
安心したように眠る彼女の頭を優しく撫でる。
「このまま時が止まれば良いのに。」
彼女が目を覚ましたら伝えよう。ずっとそばにいますって。あなたのことが好きですって。
ひざの上で眠る彼女の頭を撫でながら自分もそっと目を閉じてみる・・・。
目を開けた。
そこに広がっていたのは・・・見慣れた天井に。見慣れた窓。そして傍らにあるノートパソコン。
うず高く積まれた卒論関係の本に、資料でごちゃごちゃになっている机の上。
そう、これは今朝見た夢のお話。
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・・・・夢かよっ!!!!読者を代表してツッコんでおきました(笑 )。
2005/11/10(木) 午後 3:23
あんたの素行を知っているだけに、単なるセクハラにしか思えんな(笑) ブログ、楽天にしろよ。他は知らないけど、見易いよ。
2005/11/10(木) 午後 6:21 [ fujitarian ]
想定の範囲内のリアクションをどうもありがとうございました(笑) >きこ様
2005/11/11(金) 午前 4:17 [ nam*kk*sei*in*983 ]
何を書こうが自由でしょ!だって妄想日記ですもの(笑)ブログはめんどいからヤフーのままかも。 >オバタリアン
2005/11/11(金) 午前 4:18 [ nam*kk*sei*in*983 ]
夢オチですか…。それにしてもその女の子が夢の中に出てくるくらい気になっていたわけですね。古代の日本では、「自分が好きだからその人の夢を見る」ではなくて、「その人が自分を気にかけているから、夢で会いに来る」と考えられていたみたいです。意外に両想いかもよ。
2005/11/11(金) 午後 8:05
おひさです。よ!色男って冷やかそうと思っていたのに・・・笑
2005/11/11(金) 午後 11:39 [ ひろ ]
なんか、小説みたいに素敵なお話ですね☆ちょっとうっとり(*^ー^*)。夢って不思議ですよね。私も、わりと印象的な夢、よくみるほうです。
2005/11/12(土) 午前 1:18 [ pri**e_p*unier* ]
聞いたことあります、それ。「夢枕」ってそれから来た言葉ですよね、確か。しかし、残念ながらその女の子の顔を全く覚えてないんですね(笑)夢の中では友達だったのに・・・。一体誰だったんでしょう? >こっこさん
2005/11/13(日) 午後 9:57 [ nam*kk*sei*in*983 ]
これぞ妄想日記の真骨頂です(笑) >広さん
2005/11/13(日) 午後 9:58 [ nam*kk*sei*in*983 ]
あえて小説風味に書いてみました。これでも作家志望だったんですよ。ちょっとの間ですけどね(笑)俺の夢は妄想たっぷりです(笑) >ななさん
2005/11/13(日) 午後 10:02 [ nam*kk*sei*in*983 ]