|
昼ドラ的僕の過去…No.06 【誕生】
借金事件発覚後…数週間が経ち元旦那は東京拘置所に移送された。
東京拘置所など世間一般の人には無縁の場所。
面会に行くとあっちの筋の人がわんさか居て…一人で行くのはホントに怖かった。
元旦那も一人で来るのは危ないからあまり来なくていいと言うので、
場所も遠くなった事もあり僕は前ほど面会に行けなくなった。
そして…時は経ち、
元旦那が捕まってから半年が過ぎたその日
僕の体に異変が訪れる‥。
買い物に行っていた出先で陣痛が始まってしまったのだ。
とうとうこの日がやって来た。
初めての出産
ちゃんと産まれて来てくれるのか‥
無事出産できるのか‥‥。
考えれば考えれる程不安に襲われる…。
急いで家に帰ってきた僕は、着いてすぐ陣痛が始まったと病院に電話をかけた。
すると「まだまだ産まれないから焦らないで。陣痛の間隔が5分になったら病院に来て下さい」
と看護婦さんが言うので時計とにらめっこしながら陣痛の間隔が5分になるまで家でひたすら我慢。
そして数時間が経って陣痛の間隔が5分になり僕は一人病院へと入院した。
《あと少し‥あと少しで赤ちゃんに会えるんだ》そう思う事で不安な気持ちを隠し…、
そして痛みと格闘する事で少しずつ自分が母親になると言う自覚が目覚めていった気がした。
陣痛が始まってからかれこれ15時間が経過した頃
いくら痛みと闘っていても赤ちゃんは一行に産まれてくる気配がまだない。
普通に安産ならもうとっくに産まれているはずなのに…。
また不安が襲う。
二人部屋の病院のベットの上
カーテンで仕切られた隣の妊婦産さんは旦那さんに付き添われて居るらしく、
幸せそうな声だけが聞こえてくる…。
看護婦さんに「旦那さんは?」と聞かれ
「仕事が忙しくて今日は来れないんです‥。」と嘘をつく僕。
痛い 寂しい 不安
この日味わった苦痛は、
本当に言葉で表現できない程辛いものだった。
人のぬくもりを感じたい…。
誰かに傍にいて欲しい…。
これ程強く求めた日は今までなかったと思う。
{妊婦の時ってホント小さなことでも不安になったり悲しくなったりするんだけど、
このときばかりはホントに辛かった…
今思い出しても泣けてくるぐらい…(´;ω;`)ウッ
陣痛が始まってかれこれ50時間が経った頃…
僕は39度以上の高熱をだし頭はモウロウとして肉体的にも限界がきていた。
朝9時頃…
病室から車椅子で一階の内診室に行くと、
病院の先生が『これ以上は無理だろうから赤ちゃん出してあげるね。もうちょっとだよ!』と言ってくれようやく分娩室へと移される事になった。
《本当にあと少し…》
高ぶる気持ちとは裏腹に今まで味わった事のない激痛が襲う…。
《あと少し…あと少し》
必死で痛みと戦った。
そして‥11時過ぎ
すごくすごく小さい泣き声が分娩室に響いた。
僕の赤ちゃんの誕生
真っ赤な顔をした小さい命が一生懸命生きようと泣いていて、
あんなに痛かった陣痛が嘘のように消え…
嬉しさでいっぱいになった僕は、
チビ汰を抱かせてもらいながら泣きじゃくった。
ホントに…ホントに嬉しかった。
母親はこの瞬間から母親になれるけどやっぱり男はすぐに父親になるのは無理だと思う。
それに捕まって戻ってきて「はい君の子供だよ…」ってそんな簡単に元旦那にチビ汰を会わせるのはどーしても納得いかなかった僕は、
最後分娩室に入る前にうちのママにビデオを持って病院に来てもらっていた。
そしてエグいと思われるかもしれないがこの分娩室に入ってから出産する2時間を全てママにビデオで取ってもらっていたのだ。
元旦那が戻ってきてビデオを見た時の姿は又後々書かせて頂きます…(笑)
なんか長くなってしまったので今日はこの辺で。
|
出産大変だったんだね・・・。なんか私も泣けてきちゃったよ。チビ汰君、ナナさんに人の温もり与えてくれたんだね。
2007/11/1(木) 午後 10:50 [ cpc*r*28wa*w*i ]
女の、否母の強さを感じます。
2007/11/3(土) 午前 5:57
凄い頑張ったんだね(>_<)
オイラ好きな子が子供産んでくれたら
多分泣いてしまうかも・・・^^;
2008/1/4(金) 午後 7:30 [ にっしー ]