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昼ドラ的僕の過去…No.07 【決着】
出産から5日が経ち体調も回復した僕は元気に産まれてきてくれたチビ汰と揃って退院し、
実家へと帰ってきた。
初めての子育て。
わからない事ばかりで何回一緒に泣いてしまったかわからないけれど、
それでも精一杯の愛情で…少しずつ少しずつチビ汰との平凡な日々を手に入れようと頑張っていた。
それから2ヵ月が過ぎ‥
ようやく元旦那の裁判の日が訪れた。
チビ汰をママに預け僕も霞が関の裁判所に向かう。
今日で決着が付くと思うと僕の緊張は裁判所に近づくにつれどんどん高まっていく…。
裁判所につき元旦那の裁判が行われる部屋に入ると僕は一番後ろの椅子に座り裁判が始まるのをじっと待った。
すると数分して部屋に警察側の人たちと弁護士の人が入ってきた。
そろそろ裁判が始まるんだなーとさらに緊張して顔を引きつらせていると、
その後を続くように手錠をされた元旦那が警察の人に連れられ中に入りその後ろから黒い服を着た裁判官らしき人も入ってきた。
左の警察側に検事が座り…
元旦那が被告として真ん中の席に立たされ…
その奥の一番高い所に裁判官が座る。
{これまた2時間ドラマのような風景(@∀@ฺ;)
時間と供に静かに裁判が始まった。
裁判官が事件の内容を読み上げる‥。
『……………』
そしてすべての内容を読み上げ終わると裁判官はさらに話を続けた。
「この事件は被告○○○○(元旦那のフルネーム)が起こしたと考えられる。
だがその事をまったく認めようとせず、嘘の証言をしている被告には反省の色は微塵もなく、
誠に勝手で遺憾なもの‥‥‥』とかなりの批判を長々と続け、
そして最後に『有罪』この二つの文字を言い放った‥。
やっぱり元旦那の証言は最後まで信用されず…
結局は犯罪者の仲間入り。
『有罪』の言葉を聞き元旦那は凄く悔しそうな顔をしていたのを覚えている…
でも僕はぶっちゃけ結果がどうあれ先の事がまったく分からない不安から開放されてほっとしていたのも事実だった。
結果は負けてしまったけれど成人してから初犯だった元旦那には執行猶予が3年ついて、
今日で釈放‥家に帰れる事になったからだ。
結婚式を挙げた3日後のあの日から早いもので半年振りぶりの元旦那の帰宅…。
《だいぶ遠回りはしたけどやっとこれから元旦那と僕とチビ汰の3人での暮らしがスタートできるんだ。》そう思ったら僕の目からボロボロと涙か出てなかなかその場所から動く事ができなかった。
これですべてが終わった‥。
これからやっと幸せな暮らしができるんだ…。
完全に安心しきってた‥。
あの馬鹿男の本章を見抜けない僕も間抜けだったのかもしれないが、
悪夢はこれだけでは終わらなかったのである。
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