NANAの元気が出る日記

中小企業診断士・特定社会保険労務士のNANAが感じたこと、経験したことを語りますo(^-^)o

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 こんにちは、NANAです。
 
 1週間空いてしまいましたが、今日は
 
農商工等連携促進法(p.160)
 
について、お話しますね。H22年度版施策利用ガイドブックの160ページを開いてください。
 
 まず、この法律も、これまで取り上げた新事業活動促進法、地域資源活用促進法、ものづくり高度化法と同じような仕組みとなっています。いわば、「似たもの同士」ということで、あえて意識的に連続して取り上げました。
 
 この法律は、H20年に施行された法律で、H21年度試験にさっそく問われています(ただ、この年は出題ミスがあって、全員正解措置が取られています)。これからも問われる可能性が高いので、「似たもの同士」の法律と同じ感覚でポイントをつかむのがいいかなって思います。
 
1 目的
 
 この法律の目的は、青い四角枠の部分を押さえます。
 
「中小企業者と農林漁業者とが連携して行う事業活動を支援するため」
 
 「連携」がポイントです「一緒にやればいいものができるよ!」という考え方で、新連携とも通じる考え方ですね。
 
2 法律の仕組み
 
 で、仕組みについてですが、これも
 
(1) 支援対象者は誰か
(2) どうすれば支援が受けられるか
 
に分けて見るとわかりやすいです。
 
(1)支援対象者は誰か
 
 ガイドブックには、2つにわけて書かれています。簡単にいうと、
 
① 中小企業者
② 一般社団・財団法人・NPO法人(※)
 ※ 一定条件がありますが、受験上は押さえる必要はないと思います。
 
で、これには条件があって、
 
① 中小企業者の条件
  →「農商工等連携事業計画」の認定を国から受けること
② 一般社団・財団法人・NPO法人の条件
  →「農商工等連携支援事業計画」の認定を国から受けること
 
です。必ず押さえるポイントは、こんな感じかなって思います。
 
○=必ず押さえるポイント
 ○ 「計画」はどこが認定?
 ○ 団体さん(上記②に該当)は、計画名に「支援」がつく
 ○ 農林漁業者と共同で計画を作成すること
 
 最後の「農林漁業者と共同で計画を作成すること」というのは、中小企業者単独で計画を作成しても認定してもらえないということで、ここが地域資源活用促進法と大きく異なる部分なんです。「連携」という言葉が法律名になっているから、当たり前と思うかもしれませんが、ご注意くださいね。
 
 あと、余裕があればということで、こちらを押さえるといいかなって思います。
 
△=余裕があれば・・・
 △ 中小機構の支部・事務所で計画策定のサポートが受けられること
 △ 農商工等連携事業計画の認定要件(特に下記は何となくイメージできるといい)
      ・計画期間は5年以内
      ・付加価値基準と売上高基準がある
      ・農林漁業者と中小企業者が「有機的連携」すること(単なる連携ではない)
      ・売れる見込みがあること
 
 ちなみに「有機的連携」という聞き慣れない言葉がありますが、ただ材料の売り買いをするだけだったり、設備などの賃貸をするだけの関係はダメということです(これでは単なる通常活動)。新しい商品やサービス開発のために、いつものビジネスの関係を超えて、技術や販路、人脈など自分の強みを活用しながら協力し合おうよ! というイメージです。
 
 ただ、認定の要件については、ガイドブックには触れられていないので、出目は低いかなって思います(その点、経営革新計画の承認基準はガイドブックに載っているので、それは必須です)。
 
3 支援策
 
 さて、最後に支援策ですが、これも「似たもの同士」の法律による支援とあまり変わりません。ここでは、
 
(1)認定が必要なもの
(2)認定が無くてもいいもの
 
に分けるといいでしょう。
 
 (1)に該当する部分は、ガイドブックp.160〜161にかけて青い枠で囲まれた部分です。ここでのポイントは、①中小企業者、②団体さん、とで支援内容が違うことを理解することです。
 
 で、①中小企業者に対する支援としては、いつもの
 
イ 補助金
ロ 融資
ハ 信用保証枠拡大
二 税制優遇
 
が必ずありますね。
 
 これは余談ですが、もし本試験で選択に迷ったら、「お金が絡むと認定が必要」という感覚を持っているといいかなって思います(他の法律の支援策にも同じことがいえます。ただ、あくまでもざっくりとしたイメージなので、正確ではありません。鉛筆を転がすよりかは、正解確率が高くなるかなという感じで聞き流してください。実際は認定が無くてもお金が絡む施策があります)。
 
 で、②の団体さん向けには、
 
イ 補助金
ハ 信用保証枠拡大
 
の2つがあります。
 
 あとは、認定の必要ない支援策として、p.161には、(1)〜(5)まで取り上げられています。これも、地域資源活用の支援策とあまり変わりません。ただ、
 
(1)農商工連携等人材育成事業
 
は、農商工連携支援として独自な取り組みですので、農商工連携に精通した人材を育成しようという事業があるなぁ、というのをイメージできればいいかなと思います。もしかしたら、「人材対策事業」(p.66)との関連で聞かれるかもしれません。では、ポイントをまとめると、こんな感じです。
 
○=必ず押さえるポイント
 ○ 認定が必要な支援策と不要な支援策を区別
 ○ 中小企業者と団体さんの支援策の違い
 ○ 認定=必ず支援ではない(いつものポイントですね)
 ○  補助金:農商工等連携対策支援事業 → どんなことしてるかのイメージ
 ○ 補助金:連携体構築支援補助金 → どんなことしてるかのイメージ
 ○ 新事業創出支援事業(p.34)
    → 事業のイメージ、地域資源活用支援にもあったなぁ・・
 ○ 地域産品販路開拓機会提供支援事業(p.164)
    → 事業のイメージ、地域資源活用支援にもあったなぁ・・
 ○  農商工連携等人材育成事業
    → 事業のイメージ
 
△=余裕があれば・・・
 △ 補助金:農商工等連携対策支援事業
  → 補助金の上限・補助率は?
 △ 補助金:連携体構築支援補助金
    → 補助金の上限・補助率は?
 △ 「出会う、ふれあう、地域の魅力」キャンペーン
  → 事業のイメージ、支援機関、地域資源活用支援にもあったなぁ・・
 
 さて、次回はどうしましょう(笑)?似たもの法律シリーズだと、商店街関係も入るけれど、これは商店街支援ということで、別に見た方がいいかなって思います。この法律関係は、支援策まで一気にみるので、記事のボリュームも大きくなります。ですので、次回はちょっと軽めに、けれど重要論点である「新創業融資制度」についてお話ししますね(もしかしたら、テーマが変わるかもしれませんが、そのときはご了承くださいm(__)m)

ご注意:この記事はすべてNANAの考えであり、実際にどこまで勉強するかは皆さんの責任で行ってください。あと、内容には万全を期しているつもりですが、もし誤りがあっても責任はとれませんので、ご容赦ください。受験専門校に通われている方は、政策の先生の情報を優先するのがいいと思います(NANAは受験専門校の講師として教えているわけではないので、その点もご理解ください)。
 
<ガイドブックで学ぶ中小政策1:中小企業の定義>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59609533.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策2:ものづくり高度化法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59617139.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策3:新事業活動促進法その1>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59622137.htm
<ガイドブックで学ぶ中小政策4:新事業活動促進法その2>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59625688.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策5:新事業活動促進法その3>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59629054.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策6:地域資源活用促進法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59645824.html
<平成22年度版中小企業施策利用ガイドブック>
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/index.html
<中小企業経営・政策の勉強法についての過去のシリーズ>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/48123818.html

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この施策が出来たせいか、農業を売りにする診断士が増えていますね〜
こちらはもともと実家が農家の診断士が多いせいかもしれませんが・・・

2010/5/17(月) 午前 0:10 ck4 返信する

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農商工等連携促進法はもうある程度整理して覚えていたのですが、
こうして解説を読むとまだ抜けている点もありました。
また、復習にもなりますしとても助かります^^
いつもありがとうございます。次回の新創業融資制度の解説の前に
よく予習をしておきますね^^

2010/5/17(月) 午前 9:36 [ ses*542* ] 返信する

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お久しぶりです。
このシリーズは私にとってもとても参考になります。ここまで詳しくわかりやすい内容のものは見たことがありません。

P.S.今年度はちゃんと『流動資産担保「融資」保証制度』になってますね(笑)。 削除

2010/5/27(木) 午後 9:30 [ 猫大王 ] 返信する

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ck4さん、こんにちは。
確かに増えましたね〜。研究会も立ち上げられたりして、ちょっとしたブームみたいになっていますね。NANAもかつて、普及指導員さんたちと一緒に農家を回ったことがありました。そのとき、診断士が活躍できる場が農業にもあるなって感じました。

2010/5/29(土) 午前 11:08 NANA 返信する

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十分予習ができましたか(笑)?ちょっと間が空いてしまってすみません。これまでの試験傾向を見て、問われそうだなと思うところをポイントとして挙げました。受験専門校の分析にはかなわないと思いますが、受験専門校では時間の制約上お話できないかなと思う部分を意識的に取り上げてみました(^^)お役に立てれば嬉しいです♪

2010/5/29(土) 午前 11:08 NANA 返信する

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猫大王さん、こんにちは!
現場でバリバリご活躍の猫大王さんからそうおっしゃって頂けるなんて光栄です(^^)正確性よりイメージを優先して書いているので、細かい部分で粗があると思いますが、そのときはフォローお願いします(笑)。

ただ、施策総覧ほどではないですが、ガイドブックも間違いがありますね。猫大王さんご指摘の「中小企業金融公庫法」にはビックリしました。あと、3月現在で作成とはいえ、4月から制度が変わっているものがあったり(例:エンジェル税制)して、もう少しフォローできないのかなと思うところが多くありますね。

2010/5/29(土) 午前 11:08 NANA 返信する

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