NANAの元気が出る日記

中小企業診断士・特定社会保険労務士のNANAが感じたこと、経験したことを語りますo(^-^)o

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 こんにちは、NANAです。
 
 5月もあっという間に過ぎようとしていますね。NANAがこれまで経験した国家試験はほとんどが夏だったので、いまは直前期で緊張されている方も多いのかなって思います。このシリーズでは診断士試験の中小政策を取り上げていますが、どの試験も直前期の頑張り次第で結果が変わってくると思うので、自分の判断であきらめないことが大切かなって思います。合否の判断は試験機関が行うのであって、自分で行うものではないですからね!
 
 さて、今日のテーマは、
 
新創業融資制度(p.14)
 
についてです。
 
 これまでは、法律を中心に見てきましたが、具体的な施策を見ていく場合、ガイドブックの説明にあるように、次の4点が重要です。
 
1 概要
2 支援対象者
3 支援内容
4 利用方法(特に支援する機関と申し込み手順)
 
 この視点は、各法律に基づく支援策をチェックするポイントと同じです。これに沿って見ていきますね。
 
1 概要
 
 この融資制度は、「創業」に必要なお金を融資しましょう、という制度です。「創業支援」の中でもメインとなる制度なので、試験でもよく問われています。おおよそ隔年で問われているので、今年は出題可能性が高いかなと個人的には予想しています。
 
 さて、ガイドブック14ページを開いてください。ガイドブックに、試験のポイントが満載です(^^)まず、一番上の青い四角枠の概要を見てみると、
 
「事業計画(ビジネスプランの的確性が認められれば、無担保、無保証人で融資を受けることができます。」
 
とあります。ここでのキーワードは、「無担保・無保証人」です。創業したくてもお金がない人を支援する制度で、担保や保証人を求めたら借りられる人は限られてしまいます。だから、「無担保・無保証」をウリにしています。
 
 あと、この制度で大切なのは、「ビジネスプラン」を創業者自らが作ることです。ここで第三者の視点が入ることで、自分の計画をブラッシュアップできるメリットがあります。ここを面倒がると融資は受けられません。このビジネスプラン作りを支援するのも診断士のお仕事の一つです(だから、本試験では事例形式で出題されるのだと思います。詳細は後述しますね)。
 
2 支援対象者
 
 ここでは、ガイドブックの(1)と※3を絶対に押さえてください。
 
「(1)雇用(パート含む)創出を伴う事業を始める方」 

「※3 開業前または開業後税務申告を終えていない方は、開業資金総額の1/3以上の自己資金が確認できることが必要です。」
 
条件:「(1)雇用(パート含む)創出を伴う事業を始める方」
 
 国としても創業で雇用の受け皿が拡がることを期待しているので、このような条件があります。中小企業基本法で期待する「中小企業の役割(就業の機会の増大)」を思い出してくださいね。
 
 ここでのポイントは、カッコ内の「パートを含む」というところです。正社員でないといけないイメージがあるかもしれませんが、パートであっても人を雇用すればOKです。H16年の試験でこの部分がちょっと触れられていました。
 
条件:「※3 開業前または開業後税務申告を終えていない方は、開業資金総額の1/3以上の自己資金が確認できることが必要です。」
 
 ここでのポイントは、「開業資金総額の1/3以上の自己資金が確認できること」です。つまり、自分で全くお金を用意できない人には貸しませんということです。開業に900万円必要なら、最低300万円は自分で用意してね、ということです。ちなみに以前は半分以上用意しないといけなかったので、これでも条件は以前と比べて緩和されました。
 
 とにかく、
 
3分の1以上
 
というキーワードは、よく試験で問われるので注意してくださいね。
 
3 支援内容
 
 ここは、ガイドブックにある■の項目、すべて覚えます。ただ、試験に必要なポイントがあるので、そのポイントを見ていきます。
 
■貸付機関
 
 ここは、「 日本政策金融公庫(国民生活事業)」を押さえます。旧国民生活金融公庫で行っていた事業の名残が見て取れます。まだ本試験で問われていませんが、カッコの中もNANAが受験生だったら押さえます。仮に(中小企業事業)とあったら、×です。
 
■貸付限度額 1,000万円
 
 これは、このままズバリが問われます。これは、そのまま暗記ですマル経(小規模事業者経営改善資金融資制度のこと。マルクス経済学の略ではありません・笑)の貸付限度額1,500万円と混乱しないでくださいね(特に複数年受験されている方は要注意です)。
 
■貸付利率
 
 ここは、具体的な利率を覚える必要はありません。イメージとして、
 
普通の融資より高い金利が課される
 
と抱ければOKです。要は、無担保無保証人で日本公庫としてもリスクを取っているから、高い金利を取ることでリスクを低減したいということです。
 
■貸付期間
 
 設備資金7年以内(うち据置期間6ヵ月以内)
 運転資金5年以内(うち据置期間6ヵ月以内)
 
 これは、このまま覚えましょう。余裕があればカッコ内も覚えておくといいかもしれません。平成20年はこのままズバリが問われています。
 
■担保・保証条件
 
  この制度のメインです。「無担保・無保証人」はキーワードです。
 
4 利用方法
 
 文字でいろいろと書かれていますが、ポイントは次の2つです。
 
ポイント1:日本政策金融公庫(国民生活事業)に申し込む
ポイント2:ビジネスプランの審査を行うのも日本政策金融公庫(国民生活事業)
 
 これだけで、試験のポイントは押さえられると思います。なお、沖縄振興開発金融公庫は、試験対策上は押さえなくてもいいかなと思っています。
 
 と、この1ページだけでポイントはいくつもあったので、長文になってしまいましたね。ただ、ここで挙げたポイントを押さえれば、試験は十分対応できると思います
 
 あと、先ほどもちょっと触れましたが、この制度の試験における問われ方は、なぜか「事例形式」です。創業者のAさんは診断士のBさんに相談した・・・という形式です。でも、「新創業融資制度について適切なものを選べ」というスタンダードな問われ方と全く変わらないので、神経質にならないで下さいね。
 
 なお、p.15の「女性、若者/シニア起業家支援資金」(特に融資対象者)も併せて覚えておけば、試験対策としては万全ですね(平成21年第19問参照)。

ご注意:この記事はすべてNANAの考えであり、実際にどこまで勉強するかは皆さんの責任で行ってください。あと、内容には万全を期しているつもりですが、もし誤りがあっても責任はとれませんので、ご容赦ください。受験専門校に通われている方は、政策の先生の情報を優先するのがいいと思います(NANAは受験専門校の講師として教えているわけではないので、その点もご理解ください)。
 
<ガイドブックで学ぶ中小政策1:中小企業の定義>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59609533.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策2:ものづくり高度化法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59617139.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策3:新事業活動促進法その1>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59622137.htm
<ガイドブックで学ぶ中小政策4:新事業活動促進法その2>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59625688.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策5:新事業活動促進法その3>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59629054.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策6:地域資源活用促進法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59645824.html
<ガイドブックで学ぶ中小政策7:農商工等連携促進法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59674136.html
<平成22年度版中小企業施策利用ガイドブック>
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/index.html
<中小企業経営・政策の勉強法についての過去のシリーズ>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/48123818.html

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この政策は日本政策金融国庫に申し込みにいったのでよく覚えています。創業者の方の付き添いでいって、ビジネスプランの作成のお手伝いや書類作成等のアドバイスを行ったので記憶に新しいです。3件いって2件は融資を受ける事ができました。やはり中小企業経営政策は
実務にも直結してとても役立つ科目ですね。他の政策も同様にしっかりと覚えて実務に役立てていきたいと思います^^

2010/5/29(土) 午後 1:39 [ ses*542* ] 返信する

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http://rmc-oden.com/blog/archives/2630よりこのブログを知りました。中小施策の記事再開を期待しておりますので、よろしくお願いします。元気な中高年の受験生より

2010/6/20(日) 午後 7:15 [ kor**uke1*9907 ] 返信する

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こんばんは。初めまして。ペンタックんと申します。
現在、中小企業診断士の勉強をしております。
ティアラさんのブログを拝見しておりまして、そこで、こちらのブログが超オススメ、とのことで、お邪魔させていただきました。
ティアラさんの言う通り、大変参考になるブログですね!
特に中小どうしよう、と思ってましたので、とても勉強になります。
今後とも勉強させていただければ、と思います! 削除

2010/6/23(水) 午前 0:45 [ ペンタックん ] 返信する

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esu5428さん、こんにちは。お返事が1ヶ月も滞ってしまい、すみません。
経営者の方にとって、sesu5428さんが付き添われたことがどれだけ心強かったことだろうと思ってコメントを拝見しました。特に中小政策は、実務をやる上でとっつきやすいですし、実際に必須の知識なので、勉強してかなりお得感がある科目ではないかなって思います(^^)あと、お客様の状況から適切な施策を提案するために、関連施策を網羅できるといいですね。

2010/6/27(日) 午前 2:45 NANA 返信する

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kor**uke1*9907さん、こんにちは。
アックルさんのブログからいらっしゃったのですね。どうもありがとうございます(^^)あと最低9つは記事にしていきたいと思います。復習もあるでしょうから、なるべく7月前半までに記事にしますね。こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

2010/6/27(日) 午前 2:48 NANA 返信する

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ペンタックんさん、こんにちは。
ご訪問、ありがとうございます☆ティアラちゃんのブログからいらっしゃったのですね。お越し頂き、嬉しいです(^^)
中小は一般の方にとって馴染みがないので、つい敬遠しがちなのですが、やればやるだけ結果として表れるわかりやすい科目ですので、あと1ヶ月で十分合格レベルに行けると思います。政策は、NANAの取り上げた記事(今後の9つの記事も含む)の項目ができれば、7割プラスアルファはいくと思って実は書いています。ぜひ、政策で上積みして頂ければなって思います!

2010/6/27(日) 午前 2:53 NANA 返信する

いつも興味深く拝見しています。
新創業融資制度の貸付期間が4/1に改正の予定があったと思うのですが、結局改正されていないのでしょうか。
改正後:設備・運用ともに7年(据置1年以内)
WEBで調べても出てこないってことは改正されていないってことなのでしょうか。。。

2010/7/21(水) 午前 11:18 [ みーちゃん ] 返信する

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りえりえさん、こんにちは。
ご質問の回答はたったいま、7/23の記事で回答させていただきました(^^)参考になれば嬉しいです♪

2010/7/23(金) 午前 8:58 NANA 返信する

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