NANAの元気が出る日記

中小企業診断士・特定社会保険労務士のNANAが感じたこと、経験したことを語りますo(^-^)o

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 こんにちは、NANAです。
 
 この週末は模試という方も多かったと思います。この1ヶ月の頑張りで追いつけるのが中小の特徴ですので、中小でもし得点が思うようにできなかったからといっても、落ち込む必要はありませんよ。間違ったところを本試験までに得点できるようにすればいいわけですからね
 
 さて、今日は事前予告した施策のうち、
 
中心市街地活性化法
 
についてお話したいと思います。
 
 まず、最初に言っておくと、今年(H22年)の本試験を視野に入れるとしたら、中心市街地活性化法よりも、地域商店街活性化法の方が出題可能性は高いと思います。ただ、地域商店街活性化法を勉強する前に、この中心市街地活性化法を押さえることで、地域商店街活性化法の意義も見えてきます。ですので、理解優先のために中心市街地活性化法について先に取り上げました。
 
 で、施策ガイドブックに入る前にちょっとだけ、法の背景をお話ししますね。
 
 中心市街地活性化法は、平成10年に成立しました。市街地の整備や商業活性化を目的としています(商店街だけに焦点を当てたものではありません)。ちなみに翌年平成11年に中小企業基本法が改正されています。ちょうど、中小企業政策の方向転換がされようとしたときに生まれました。また、時を同じくして、
 
●大店法の廃止と大店立地法の成立(イメージとして、大型店の排除でなく、共存を模索)、
都市計画法の改正(地方分権の流れを受け、市町村が地域の状況に応じて土地の使い方を決められる)
 
があり、中心市街地活性化法と合わせて「まちづくり三法」と呼ばれました(もしかしたら、運営管理でも勉強されているかもしれませんね)。
 
 ただ、いろいろと紆余曲折(規制緩和から再び強化の流れなど)があり、また、財政再建という政治の変化もあり、中心市街地活性化法も平成18年に改正されます。
 
 改正の背景として、市街地から郊外という流れの中で、ますます中心市街地が空洞化していることから、中心市街地を中心とした「コンパクトな」まちづくりをしていき、社会インフラの維持・整備にかけるお金も「選択と集中」で市街地に振り向けましょうということでした。「選択と集中」は、小泉改革のキーワードでもありましたね。なお、法改正の詳しい背景は、2006年版白書第3部第4章に載っているので、受験される方は合格後に興味があったらお読み下さいね(今は目の前の試験に集中するときです)。
 
 そして、国は、法改正をきっかけに、中心市街地の活性化策を強化することになります。ただ、中心市街地認定基準として、都道府県で1個程度とみなされない地域からは不満の声が聞かれるようになり、そこで登場したのが「地域商店街活性化法」ということになります。この流れをちょっと知っておくと、「地域商店街活性化法」の理解もしやすいと思い、あえて取り上げました。
 
 さて、ここからが受験対策です。こういう法律系を勉強するときのポイントを思い出して下さい。ポイントは次の3つでしたね(忘れた方は、第2回の「ものづくり高度化法」の記事を振り返ってみて下さい)。
 
1 法の目的を理解する
2 法の仕組みを理解する
3 支援策を理解する
 
 これは、中心市街地活性化法でも、地域商店街活性化法でも変わりません。で、法の目的と法の仕組みはガイドブックに書いていませんので、ちょっとだけフォローします。
 
1 法の目的
 
 法の第1条をまとめると、こんな感じです。
 
「少子高齢化、消費生活等の状況変化に対応して、中心市街地における都市機能の増進及び経済の活力の向上を総合的かつ一体的に推進」
 
 でも、よくわかりませんよね?先ほどの説明を踏まえて、「都市機能の増進及び経済の活力の向上」とは、イメージとして、都市部に集中的にお金を回して都市を活性化させてにぎわいを取り戻そう、ということです。試験対策上は、なんとなくこれらをイメージできるだけでOKでしょう(この記事では、その政策の方向性の是非は論じません)。
 
2 法の仕組み
 
 これも、ガイドブックにはありません。ただ、本試験的には狙いやすいところです。仕組みについては、次のHPの図を参考にして下さい。
 
 
 これを見ると、「計画を作って、認定受けて、それから支援策を受ける」という流れは、どの法律の仕組みも同じですよね。ただ、計画を作る人、認定をする役所、支援策の内容が各法律で異なるので、そこを押さえればOKです。
 
 で、ここの試験対策上のポイントを、箇条書きにしました。
 
<○=試験対策上、ぜひ押さえたいポイント>
 
○ 基本方針を作るのはどこ?
 → 閣議決定されるということは、「国」ですね。
 
○ 中心市街地活性化協議会の主なメンバーは?
 → H19年第16問で問われてますね。中心市街地整備推進機構と商工会・商工会議所を押さえましょう。
 
○ 中心市街地活性化計画を作るのはどこ?
 → 市町村ですが、中心市街地活性化協議会の意見を聞くのがポイントです
 
○ 中心市街地活性化計画を認定するのはどこ?
 → 「国」という押さえ方でもいいですが、ちょっと踏み込んで「内閣総理大臣と押さえて下さい。内閣総理大臣」が認定するのは、中心市街地活性化法の特徴です。他の法律は、だいたい大臣か知事でしたね。
 
○ より手厚い支援(補助率アップなど)を受けるには、さらに「特定民間中心市街地活性化事業計画」の認定を主務大臣から受ける必要がある
 
 試験対策上は、これだけで十分でしょう。
 
3 支援策
 
 支援策を理解するにあたり、これもポイントがありました。
 
① 支援対象者は誰か
② 支援内容
③ 支援機関はどこか
④ 「認定=必ず支援される」ことではないこと
 
 で、中心市街地関係でガイドブックではp.154〜158にかけて施策の紹介があります。でも、これを一つ一つ覚えるのは大変ですよね。また、本試験の実績もp.156の「中心市街地商業活性化アドバイザー派遣事業」の前身となる施策が問われているだけなので、あまり力を入れる必要はないかなとNANA個人としては思います。
 
 でも、最低限ここだけは、というのはあるので、そこを中心に取り上げます。
 
 取り上げる施策は、次の4つです。これを上記の切り口で見ていきます。
 
(1)戦略的中心市街地商業等活性化支援事業(p.154)
(2)中心市街地商業活性化診断・サポート事業(p.155)
(3)中心市街地商業活性化アドバイザー派遣事業(p.156)
(4)中心市街地活性化協議会運営支援事業(p.158)
 
 あ、補足ですが、事業名を完璧に覚える必要はないですよ。「中心市街地」というキーワードが入っていること、そしてあとで取り上げる補助金系か、相談系かの区別ができればOKと考えています。架空の事業名を出してひっかけることを本試験ではしませんし、そんな作問はナンセンスの極みですので、安心して下さい。
 
① 支援対象者(△)
 
 正直、試験委員として出しにくい部分かなと思います。なぜなら、全部
 
中心市街地活性化協議会
 
 
その協議会を作ろうとしている人たち(商工会・商工会議所、まちづくり会社など)
 
だからです。ただ、中心市街地活性化アドバイザー派遣事業には、商店街枠があり、販促やイベントについてのアドバイスがもらえる事業があります。正直、時間があったら押さえるという意味で、「△」です。
 
② 支援内容
 
 これは、各事業がどんなことを支援しているか、イメージできればいいかなと思います。ちなみに、支援内容は、おおまかに次の切り口で大体網羅できることをお話したと思います。
 
イ 補助金
ロ 融資
ハ 信用保証枠拡大
二 税制優遇
ホ イベント系(いわゆる出会い系です・笑)
ヘ 相談系(専門家相談や派遣など)
 
 (1)戦略的中心市街地商業等活性化支援事業は、「イ 補助金」系ですね。あとはみんな「へ 相談系」です。この大まかなイメージを押さえられればいいかなと思います。
 
 あと、(1)戦略的中心市街地商業等活性化支援事業 については、余裕があれば、下記を押さえるといいでしょう。
 
△ 補助する事業として、ハード、再生、ソフト、の3つがある
△ 「特定民間中心市街地活性化事業計画」の認定を受けることで、補助率がアップ(1/2→2/3補助へ)
 
 ハード事業には、従来の駐車場整備などがあります。事業の名前は変わっても、昔からの流れを引き継いでいる部分です。
 
③ 支援機関はどこか
 
 ここは、しっかりと押さえましょう。でも、簡単ですよ。
 
(1)戦略的中心市街地商業等活性化支援事業 をまず押さえましょう。これは、経済産業局が支援機関ですね。ですので、補助金申請も経産局です。たいがい、お金を補助するのは国と覚えても差し支えないでしょう。
 
 で、残りは、中小機構です。
 
 これで、終わりです(笑)。まとめると、
 
<○=必ず押さえる>
○ 戦略的中心市街地商業等活性化支援事業の支援機関
○ それ以外の支援機関
 これでいいと思います。あと、穴狙いで、余裕があれば下記を押さえるといいでしょう。
 
<△=余裕があれば押さえる>
△ 中心市街地活性化協議会支援センターが設置されている所は?
 → これも中小機構(中心市街地活性化協議会運営支援事業(p.158)を参照)
 
④ 「認定=必ず支援される」ことではないこと
 
 これは大原則です。すでに9回分の記事をお読みの方はOKですよね(笑)?
 
 と、長くなりましたが、以上です。この流れで、次は地域商店街活性化法についてご紹介したいなって思います。

ご注意:この記事はすべてNANAの考えであり、実際にどこまで勉強するかは皆さんの責任で行ってください。あと、内容には万全を期しているつもりですが、もし誤りがあっても責任はとれませんので、ご容赦ください。また、理解を進めるため、あえて細かい部分を割愛して説明しているところもあります。受験専門校に通われている方は、政策の先生の情報を優先するのがいいと思います(NANAは受験専門校の講師として教えているわけではないので、その点もご理解ください)。
 
<ガイドブックで学ぶ中小政策2:ものづくり高度化法>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/59617139.html
<平成22年度版中小企業施策利用ガイドブック>
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/index.html
<中小企業経営・政策の勉強法についての過去のシリーズ>
http://blogs.yahoo.co.jp/nana_consulting/48123818.html

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