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原発事故をとりあげているのですが、ここでいくつか言葉の意味、資料をとりあげます。
○放射線 一般的には電離性を有する高いエネルギーを持った電磁波や粒子線のことを指す。(ただし、紫外線は放射線には含めない。中性子線に限ってはどんなに低エネルギーであっても放射線扱いとなることが多い。)
○放射線を浴びる 放射線が体を通過すること
○放射能 放射線を出す能力あるいは、その能力を持つ物質のこと
○放射能を浴びる 放射線を出す能力を持つ物質に接触すること(屋内退避や防護服で防ぎ、除去のために石鹸やお湯の洗浄で洗い流す効果がある)
○分類
1)粒子線(高速粒子線)
アルファ線(α線) 、ベータ線(β線) 、陽子線 、重荷電粒子線 、電子線 、中性子線 、宇宙線
2)電磁放射線 ガンマ線(γ線) 、エックス線(X線)
○放射線の透過能力
アルファ線 紙1枚程度で遮蔽できる。
ベータ線 厚さ数mmのアルミニウム板で防ぐことができる。
ガンマ線 透過力が強く、コンクリートであれば50cm、鉛であっても10cmの厚みが必要になる。
中性子線 最も透過力が強く、水やコンクリートの厚い壁に含まれる水素原子によってはじめて遮断できる。
○漏れ出しやすい放射性核種
クリプトン85 半減期 10.76年 (放射性希ガス)
キセノン133 半減期 5.24日 (放射性希ガス)
ヨウ素131 半減期 8.04日 ( 揮発性核種)
セシウム137 半減期 30.07年 ( 揮発性核種)
比較
ウラン235 半減期 約7億380万年
ナトリウム24 半減期 15時間
○放射能を持つ物質を放射性物質、放射能を持つ原子核の種類や同位体をそれぞれ放射性核種、放射性同位体と呼ぶ。
放射性同位体は不安定であるため、一定の確率で原子核崩壊を起こし、それにともない放射線が放出される。この性質が放射能である。原子核崩壊は単に崩壊や壊変とも呼ばれ、いくつかの形式がある。これを崩壊モードといい、主な崩壊モードにはアルファ崩壊、ベータ崩壊、ガンマ崩壊がある。それぞれの崩壊では、α粒子、β粒子、γ線が放射線として放出される。
放出されたα粒子、β粒子は崩壊モードに応じた数メガ電子ボルトの運動エネルギーを持つ。また、γ線はエネルギーを持つ電磁波である。これらのエネルギーは崩壊エネルギーと呼ばれ、崩壊後の原子核や放射された粒子の合計質量が崩壊前の原子核の質量より減ること、つまり質量欠損に対応する。
崩壊エネルギーは最終的に熱エネルギーに変わる。このため、放射性物質はしばしば発熱して高温となる。この熱エネルギーを回収して電気エネルギーに転換するしくみが原子力電池や原子力発電である。
○ヨウ素剤 放射性ヨウ素が体内に入ると甲状腺に集まり甲状腺癌の原因になり、妊婦、小児にヨウ素剤投与が重要です。取り込む直前または直後(少なくとも12時間以内)に服用
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