素直に生きる

ささやかに今この時をともに大切に生きていきましょう。・・・・・・陽だまりに咲けぬ命の儚よ活けてみようよ「希望」の花を・・・・・・

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昨夜のNHKテレビで死刑制度について考える番組がありました。

ETV特集 『死刑裁判』の現場検事と死刑囚の44年


44年前、住宅街で主婦を強盗殺害した事件がありました。犯人は22歳の青年で自供し多くを語らないまま1審、2審、最高裁へと死刑が確定し、3年半の短い間に死刑が執行されたのでした。事件の捜査を担当し裁判に死刑を求刑した検事が、今改めて事件を振り返り、死刑について静かに語りかけています。それは裁判員制度で一般市民が死刑制度と向き合うためには『死刑』が抽象的なものであり、何も知らされていないことへの危惧を警鐘をこめてあえて公開したのでした。

( NHKより引用 )http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0530.html
土本氏が自らの体験を公にしようと決意した最大の理由は、裁判員制度の開始である。人を裁き、死刑を言い渡す義務を負わされる市民に、死刑の現実は全く知らされていない。これまで、死刑囚のプライバシーを理由に一切の情報が遮断されてきた。死刑についてはこれまで情報が無いために、正面から議論されることもほとんど皆無だった。また議論があっても、それは死刑を知らない机上の議論でったと土本氏は感じている。土本氏は、現場で考え続けてきた自らの思いや、死刑の現実を通して知ったその「重み」を伝えることで、開かれた議論のために一石を投じたいと決意している。




主婦ともみ合いの末誤って刺し殺してしまったことも最高裁まで語らず、罪を償うために死刑になることを真摯に受け止めていました。検事にかいた年賀状には淡々と感謝の言葉が書かれ、以後検事への手紙には自分の犯した罪の深さを悔い、やがては人間形成が高められる様子がしたためられていました。

刑罰には教育刑と応報刑がありますが、この青年は十分に更生の可能性がありました。尊い命を奪った罪は許されないけれど、悔いて生きることは許されないことなのだろうか。

死刑制度容認が85.6%で過去最高になったと報道されました。死刑制度について、十分に考えていただいた末の結果なのでしょうか。私は死刑廃止を求めているからこの番組を見たのですが、そうでない皆さんにも死刑制度とはどういうことかあらためて考えていただきたいと思います。





映画「BOX 袴田事件 命とは」

 昭和41年6月30日未明、静岡県清水市で味噌製造会社専務の自宅が放火され、一家4人が殺害された。警察 は、従業員で元ボクサーの袴田巌を容疑者として逮捕、連日、過酷な取り調べを行った。そして、拘留期限の3日前、自白にこぎつけるが裁判では犯行を全面的に否認。裁判官の熊本は警察の捜査に疑問を抱き始める。乏しい物証の中での、強制の疑いのある自白…。しかし熊本は、無罪を確信しながらも他2名の裁判官の合議に負けてしまう。--- goo映画紹介より 
[ 2010年5月29日公開 ]


「裁判官の良心」(Judge's conscience)
 袴田事件に関わった熊本典道氏の良心
 http://kumamoto.yoka-yoka.jp/c3199.html




<内閣府世論調査>死刑容認が85.6%で過去最高に

(毎日新聞 - 02月06日 19:03)

 内閣府は6日、死刑制度に関する世論調査の結果を発表した。死刑を容認する回答は85.6%と過去最高に上り、廃止論は5.7%にとどまった。被害者・家族の気持ちがおさまらないとの理由が前回調査より増えており、被害感情を考慮した厳罰論が高まっていることが背景にあるとみられる。

 死刑制度について「どんな場合でも死刑は廃止すべきだ」(廃止)、「場合によっては死刑もやむを得ない」(容認)、「わからない・一概に言えない」の3項目を選択肢とした。容認は調査ごとに増加傾向にあり、今回の調査では前回04年を4.2ポイント上回った。廃止は0.3ポイント減だった。

 死刑を容認する理由(複数回答)は「死刑を廃止すれば被害を受けた人や家族の気持ちがおさまらない」が54.1%で前回比3.4ポイント増。「命をもって償うべきだ」(53.2%)、「死刑を廃止すれば凶悪犯罪が増える」(51.5%)はそれぞれ微減だった。

 一方、廃止の理由(同)は、「生きて償ったほうが良い」55.9%、「裁判で誤りがあった時に取り返しがつかない」43.2%、「国家であっても人を殺すことは許されない」42.3%など。
 調査は1956年に始まり今回が9回目。20歳以上の男女3000人を対象に昨年11〜12月に面接方式で実施し、1944人(64.8%)から回答を得た。【石川淳一】

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ETV特集を見たのは、ほんのわずかな時間でした。
司法界の硬直は、今日も
辻恵議員の検察審査会についての問い合わせを、
「圧力」とニュースで報じていましたから、
民主党への世論の北風とともに以前に帰ってしまったようです。

冤罪があまりに多いと感じられるので、
エントリーの内容に敬意を献じます。

2010/5/31(月) 午後 5:31 コロンブスの卵

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HATUKOMEさん ありがとうございます

この事件は冤罪ではありませんが、正しい裁判が為されたのか、疑問の多い内容をテレビで放映されていました。当時の八王子の裁判所は裁判件数が多く、一人で200件も抱える状態であったこと。この青年の生い立ちが貧困であったことや、前科が無かったことなどが考慮されず、国選弁護士が弁護活動に不十分であったことが明かされていました。殺意が無かったことを最高裁で明らかにしても、憲法判断、手続き判断しかしないと、当時の裁判官が語っていました。

その後永山則夫さんの連続射殺事件から死刑判決基準が設けられ、この事件を今の状況に結びつけるのは違いますが、死刑について考えていただきたいと思います

2010/5/31(月) 午後 9:46 [ nanachan.umekichi ]

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因縁による殺傷事件もありますが
通り魔的な?殺人事件が多発してますね、
だからこそ 「許せん 恐ろしい」のですね、
厳罰を求める意見が多数あるのは理解できるのですが、
動機が単純な事件ほど 今の政治の貧困や経済社会不安を
表しているとヨシは思っています、ですので
厳罰(報復?)によって世の中を安定させるのは難しいでしょう。
脱線ヨシでした。

2010/6/2(水) 午前 10:38 yoshikamera

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ヨシさん ありがとうございます

>通り魔的な?殺人事件が多発してますね、だからこそ 「許せん 恐ろしい」のですね、

社会が不安定であることを誰もが感じていますね。被害者のための「命をもって償うしかない」という応報感情だけでなく、この不安から厳罰を求める人が増えていると私も思います。

社会が不安定なのはどこから来ているのでしょう。経済の行き詰まりや、道徳の喪失など、ひろく今生きている私たち全員の生き方に関わっているように思われます。生き方が問われているように思われます。

この考えとは別に、死刑は国家が人を殺すことですね。どんな理由にせよ国家が人を殺すことを認める限り、私は戦争はなくならないと思っています。

難しい問題ですが、裁判員制度を機会にみんなが考えなければいけないと思います。

2010/6/2(水) 午後 4:42 [ nanachan.umekichi ]

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私もいろいろな理由で死刑制度には反対です。最近私のブログに「君の家族が殺されたらそんなことはいえない」という類のコメントをいただきましたが、これは多くの死刑制度賛成派の方が、脊髄反応のようにいう意見ですが、聞くたびに認識不足な方が多いのにがっかりします。。

2010/6/18(金) 午前 10:40 [ - ]

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たまたまこの事件をNHKが深く取材して、長谷川死刑囚の人間性を視聴者の前に広げてくれたので、番組を見た僕らはある程度共感することが出来ました。
そして、どうしても彼を死刑執行しなければいけなかったんだろうか、と考えることが出来ました。

僕は文通で多くの死刑囚と交流してきました。
ほとんどの人が、凶悪というイメージとは程遠い、ごく、普通の人です。
永山則夫さんを始め、尊敬したくなるような死刑囚もたくさんいます。
事件が起きると、犯人の凶悪性が誇張されて報道され、鬼か悪魔に違いないと思い込まされる。
でも、実際の犯人はどこにでもいる普通の隣人なのです。
ほんのちょっとした歯車の狂いから、犯行に走ってしまう。普通の市民と、凶悪な殺人犯とは、ほんの紙一重の差しかないと確信します。

「死刑裁判の現場 ある検事と死刑囚の44年」 ETV特集 10年05月30日放送分の動画をいつでもネットで見られますので紹介します。
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ref=em_over&ch_userid=higeewt&prgid

2010/9/3(金) 午前 8:33 orisen

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オリセンさん

永山則男さんを取材した番組も見ました。当初すべてを拒否されていた彼が支えを受け何千冊も本を読み多くの知識を得、生きる希望に満ちた時、死を余儀なくされた絶望感は言葉に表せないものだったと思います。

4人の命を奪ったことは重い。

貧困ではなく、教育を十分受けることができたなら、彼は違った人生を送ることができたのではないかと思うと残念ですね。

>ほんのちょっとした歯車の狂いから、犯行に走ってしまう。普通の市民と、凶悪な殺人犯とは、ほんの紙一重の差しかないと確信します。

誰しもその可能性があり、それは自分であったかもしれない。

2010/9/3(金) 午後 7:33 [ nanachan.umekichi ]

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教育によって、人が変われるのであればそれは非教育の責任。
後悔によって、人が変わるのであれば失敗するべきだ。
しかし、人の人生は一度きりなのだ。

後悔しても遅い。
誰もが知っているのに、なぜ、、、なぜ、、なぜ、!?

2011/11/5(土) 午前 0:26 [ Mr.Smiles ルールブック ]

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Mr.Smilesさん こんばんは

>人の人生は一度きりなのだ。

かけがえのない命を奪うことは取り返しのつかないことですね。

>誰もが知っている

命を持って償うことで、安堵することに意味があることでしょうか。

それは人を殺すことを繰り返すことにすぎないのではないでしょうか。

2011/11/5(土) 午後 9:25 [ nanachan.umekichi ]


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