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人間は生まれてきたとき、自分自身しか認識できない。
はじめて認識できる他人が母親である。
自分がいて、母親がいる。
それを認識した時に、自他の区別が可能となる。
成長するにつれ、母親の他にも他人がいることに気付く。
家族だ。
母親以外の家族を認識する時、母親は自分の中に含まれる。
(自分+母親)対(他の家族)、というように。
さらに広がっていくと、家族の他にも人がいる。
地域社会であったり、親戚であったり、子供同士の付き合いであったり・・・。
それを意識した時、家族が自分の中に含まれる。
(家族)対(ご近所)
(家族)対(親戚)
(兄弟)対(他の子供)
こうして、家族内では他人である(利害が対立する)親や兄弟もさらに大きな集団内では自分の一部であることがわかってくる。
もっと大きな集団になるごとに、自他を区別する線がどんどん外側へ広がっていく。
これが社会生活を送る人間の普通の成長のしかたではないだろうか。
しかし、現在の社会において、この自他の区別というあたりまえのことがあたりまえになされていないように感じる。
少子化の影響により、兄弟を持たない子供が増えている。
家族内での立場は兄弟を持つ子供と微妙に違ってくるだろう。
普段はけんか相手である兄弟も、一歩外に出ると自分の味方であるということに気付く機会がもてない。
核家族化や、親戚付き合いの疎遠さにより、親戚内での微妙な付き合いもわからない人たちが多くなっている。
親は自分が子供と対等に友達付き合いをしているということを自慢する。
家族内での対立を経験しないと、家族の絆も実感できないだろう。
さらに学校に進むと、競争が奨励されていない。
皆さん仲良くしましょうね。と言われるだけ、集団を意識させず、個性を伸ばすという名目のもとに自分勝手な行動が許されている。
もっとも、就学前に家族の中で十分な集団を意識する訓練ができていない子供たちが、いきなり学校という集団を認識できるはずもないのだが・・・。
こうして、自分の属する集団を意識できない子供たちがやがて大人になり、自分の属する国もわからなくなってしまう。
そもそも、自分の属する集団を愛するということは、社会生活を送る動物であれば本能として備わっているものと考えられる。
しかし、自分の属する集団を認識できないなら、それを愛することもできないだろう。
世界平和を唱え、愛国心に目くじらを立て、すぐに軍国主義に結びつけようとする人たち。
あなたたちのアイデンティティーはどう確立されているのですか?
あなたはどの集団に属しているのですか?
自分が属する集団というのは一つだけではない。
数多くの集団に属しているのだと気がつき、その数が多くなればなるほど、より確乎としたアイデンティティーが確立されるはずだ。
まず、家族の意味を問いなおし、地域社会を見直し、さらに教育の場では競争原理を働かせること。
子供社会を温室にせず、たくましい子供たちを育てること。
そうしないと、この国は内側から崩壊していくかもしれない。
昨日の日記
http://ameblo.jp/nanamama946/
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若者の自殺が一向に減りません、死ぬほど思い詰めたのか?刹那的な自殺願望の果てか?心の通う友達がいないのか?分からない心理状態。
2006/12/8(金) 午後 10:04 [ ato*55*3 ]
>> atomさん、「死」というものに対する考え方も違うのかもしれませんね。本当にわかりません。
2006/12/10(日) 午前 11:40
旧日本軍が中国や朝鮮におこなった仕打ちを考えれば、日本人は何も言えないような気がする。
2009/12/17(木) 午前 7:56 [ nanking_atrocities ]