心の趣くままに

捨て猫、ミオッチ。ただいま密かにダイエット中!しかし変わらぬウエスト周りに、最近では、ゴン太と呼んでいます(^_^;)

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2010年9月読了本。

9月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2247ページ




陸上ランナーの青春物語かと思ったら、傷を抱える家族の再生の物語だった。
好きになるということは、決して美しく優しいものではない。
届かぬ思いに妬みや嫉妬を抱き、時には好きだったものすら傷つけてしまう。
走ることが何より好きだった碧季。
その走るという行為に裏切られた時、その理由を己ではなく、
崩壊した家族のせいとして逃げようとする。
それでも、再び走ることを選択した碧季。
勇気付けられたように、再生してゆく家族。
苦しくて切ない展開だったが、最後には良かったと思える物語だった。

読了日:09月30日 著者:あさの あつこ




拾った子猫を己の未熟さで死なせてしまったばかりの私にとって、
行くはずのない道を選んでしまった若旦那の後悔は、涙が出るくらい胸に沁みた。
人は過去の選択が全て正しいわけではない。
あの時別の道を選んでいればと後悔する事は、誰にでもある。
けれども、今の道を選んだからこそ、出会える人達、風景もある。
神様の介入で、本来の道から外れてしまった若旦那。
そのせいで失った者がある反面、そのお陰で出会えた人もいるはずだ。
軌道修正した若旦那の明日に、違えた道で出会えた人々に、
再び巡り会える事を祈らずにはいられない。

読了日:09月28日 著者:畠中 恵




ほのぼの初恋の話から一転、若旦那は突然、目の光を失います。
若旦那の次はないと言い切る仁吉と佐助にとって、天が落ちる程の一大事に違いありません。
何とか光を取り戻そうと躍起になる二人に対し、若旦那はあくまでも若旦那。
自分が失明してしまうかもしれないというのに、周りに当たる事無く、
仁吉を気遣い、佐助を心配します。
こんなに優しい若旦那だからこそ、仁吉も佐助も妖達も、傍にいたいと思うのでしょう。
時間や種族を超えても、伝えたい思い、愛おしい思いというのは、
確かに存在するのだと教えてくれた、ちょっぴり切ない物語です。

読了日:09月22日 著者:畠中 恵




昨今のライトノベルに比べれば激しくなく、一般書として読むにはファンタジー色の強い作品。
詩的で情景の溢れる文章は、さすがは市川さん。
人の強い思いを恐怖に感じ、痛みと思う二人も、市川さんらし人物だと思う。
少年と少女の間には「愛」というより「絆」というものを感じた。
その絆が、ラストへと繋がったのだと思う。
皆さんが書かれている通り、私も好きな終わり方ではなかった。
それでも、涙の滲む、市川さんらしい温かで切ないラストだったと思う。

読了日:09月17日 著者:市川 拓司




結婚のため、家を出てゆく家族。夢のため、旅立ってゆく友。
当たり前のように傍にいる人が離れていく事が、大人になるという事なのかもしれない。
出会いの数と同じだけ、別れの数があるという。
だからこそ、今という瞬間を大切にし、目の前の人を精一杯愛さなければならないのだと思う。
人は最後に、大きな別れがある。
その時、旅立つ者が少しでも悔いなく、残された者が明日に希望を持って生きられるよう、
今という時を大切に生きなければならないと、心から思った一冊だった。

読了日:09月14日 著者:畠中 恵




好きな服が似合うと限らないように、好きだから得意という訳ではない。
不得手だからといって、好きという気持ちを抑えられるものでもない。
好きなのに上達しないという状況は、本当に辛いものだと思う。
その辛さに、自分には向いていないと諦めてしまう事もある。
けれども、諦めようとしても、諦めきれないのが「好き」という思い。
結局捨てても、好きな物に戻ってしまうのだ。
私にも好きな物がある。けれども不得手。
だから、栄吉の気持ちは痛いくらいよく分かる。
栄吉が立派な菓子職人となる事を、心から願わずにいられない。

読了日:09月08日 著者:畠中 恵




大切な誰か、大切な心、大切な思い。誰にも大切に思う何かが存在する。
その存在を大切にするあまり、時には他者を退け、傷つけてしまうこともある。
若旦那が大事、藩が大事、お比女ちゃんが大事。
それぞれが、それぞれを思う気持ちは分かる。
けれども、それらの思いが上手くかみ合わず、他者を思いやれない心が痛い。
何かを大切に思うことは尊い。
けれども、時にそれは世界を狭くし、他者を排斥してしまう思いであるということに、
危うさと愚かさ、何より愛おしさを感じた。

読了日:09月04日 著者:畠中 恵




人間誰しも羨望や絶望や欲望を持っている。
それらのない健也には、喋りとは対照的に、悟りを啓いた僧侶のような印象を受ける。
そんな健也の呟く「死ねばいいのに」には、相手に対する恨みや憎しみは全くない。
呪詛に近い言葉なのに、驚くほど素直で純粋だ。
だからといって、その言葉を受け入れることなど出来るほど、人は愚かでも強くもない。
逆恨みでもみっともなくても情けなくても、人は生きてゆかなければならない。
私の京極さんデビュー作。
難解かと思っていたが、思ったよりも読みやすく、共感する部分も多々あった。

読了日:09月02日 著者:京極 夏彦




きゅわきゅわ家鳴が、物凄く可愛いです。
一太郎に、一番の友達になってと言われて、「われがいちばん!」と喜ぶ家鳴達は、
本当に嬉しそう。
でも、一番嬉しかったのは、お友達が出来た一太郎でしょう。
可愛くて優しい、ほんわかするお話です。

読了日:09月01日 著者:畠中 恵

2010年8月読了本。

2010年8月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2779ページ
 
 
 
■おまけのこ

病弱な若旦那。けれども、気持ちは行動的で、禿のかえでを助けるため、おとりとなって飛び出します。
けれども、そこは若旦那。すぐに転んで、あらららら。それでも、若旦那は頑張ります。
自分の病弱をしっかりと受け止め、手代たちを振り回し、今日も人のため、妖のため、精一杯走ります!
 
読了日:08月27日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7405705
 
 
 
■グラウンドの空
 
「野球少年といえば、あさのさん!」と思わせる、あさのさんらしい作品。
「ただ野球がしたい」祈りにも似た純粋な思いの前に、人間関係や生活環境が、災いのように立ち塞がる。
それでも少年達は、ボールを投げ続ける。
友人の嫉妬からマウンドに立てなくなった透哉が、再び投げるきっかけを与えてくれた瑞希に、
「ありがとう」と頭を下げる姿に涙が零れた。
久しぶりに全力投球した透哉の、良治の言う「ぷわっ」とした嬉しそうな顔を、是非見て見たい。
何かをひたむきに思う、強さや切なさを思い出させてくれた作品だった。
 
読了日:08月20日 著者:あさの あつこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7290057
 
 
 
■僕の明日を照らして
 
孤独な夜よりも、虐待する義父の優といる事を選んだ準太。
肉体的な痛みよりも、精神的な痛みを恐れた準太の選択は、準太を傷つける事に怯え、
距離をとろうとする優の動きを封じてしまう。
一人で過ごす夜に準太が絶望を感じるように、準太と過ごす夜に、優は絶望を感じたのではないだろうか。
無理をして手に入れた日常は、決して長くは続かない。
死ぬまで続く日常を乗り切る為には、最後の優の選択は正しかったと思う。
準太と優に、家族としての明るい明日が待っている事を、心から願わずにはいられないラストだった。
 
読了日:08月19日 著者:瀬尾まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7277798
 
 
 
■ねこのばば
 
病弱なのに意外にも行動派な若旦那。
手代二人を常識からずれていると零すが、侍に襲われる事よりも手代達が助けにくる事を
不味いと思うあたり、若旦那もやはり感覚がずれていると思う。
そんな若旦那。相変わらず手代達の目を盗んで出かけて、殺されかけたり寝込んだりと大活躍。
「たまやたまや」のお春ちゃんの思いが切なかった。
佐助が主人公の「産土」。最後まで若旦那の正体に気づかなかったため、とてもドキリとした。
同時に、佐助が若旦那を大切に思う気持ちを強く知ることができ、
若旦那にはこれからも元気に手代達を悩ませてほしいと思った。
 
読了日:08月18日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7264430
 
 
 
■野川
 
他人に干渉をしない代わりに、他人からの干渉を嫌う感じの主人公は、長野さんらしい少年だと思う。
親の都合で生活も環境もガラリと代わってしまった音和。
それを嘆くことなく、むしろ楽しむような余裕を感じさせられる。
それは、音和の負けず嫌いな性格からくるのだと思う。
吉岡や河井の言葉は、そんな音和の心の解放を促し、何より救いになったのだと思う。
飛べなかった鳩が飛び立つ姿に、解き放たれる音和の心を感じた。
 
読了日:08月10日 著者:長野 まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7185888
 
 
 
■半分の月がのぼる空〈下〉
 
悲しいラストになるかと思ったが、前向きで希望のもてるラストだった。
夏目の小夜子への思い、裕一に自分を重ねてしまう辛さは、読んでいて切なかった。
ただ、私の年齢が主人公の親の年齢に近いせいで、ついつい親目線で読んでしまった。
里香の親だったら、病気の里香を連れまわす裕一は憎いし、
裕一の親だったら、丈夫でない里香との交際は快く思えないと思う。
青春小説を読むには、私は年を取りすぎたのかもしれない。
それでも、みゆきと司のその後には興味があり、是非とも読んでみたいと思う。
 
読了日:08月09日 著者:橋本 紡
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7185812
 
 
 
■ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)
 
虐殺されたうさぎは可愛そうで、動物実験で命を落とすうさぎは仕方がない。
同じ命なのに、その時々によって、動物の命は重さを変える。
それと同じように、人によって正義の概念は驚くほど違ったりする。
そのふり幅の大きさを修正するために法律があり、被害者に代わって罰を下す。
その法律を解さず、自らの手で罰を下せる力があるとしたら、それはとても幸福なことであり、
同時に悲しいことだと思う。
色々考えさせられた本作品。動物園でのふみちゃんの優しい所作に、涙が零れた。
ふみちゃんを元気にするためなら、私は迷わず声を使い市川を罰する。
それが、ふみちゃんのためにならず、単なる自己満足だとしても。
 
読了日:08月05日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7113384
 
 
 
■むかしのはなし
 
読んでいるうちに、伊坂幸太郎さんの『終末のフール』を思い出した。
隕石が落ちてくると知って、どうせ死ぬならと暴力に走る人々に、
「死ぬことは生まれた時から決まっていたこと」というモモちゃんに、心惹かれた。
ベースにした昔ばなしと、しをんさんの書いた作品の繋がりを読みきれなかったのは、
私の想像力がないせいだろう。
 
読了日:08月04日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7087957
 
 
 
■ぬしさまへ
 
裕福で、両親や手代から甘やかされて育った若だんなが優しいのは、当たり前かもしれない。
そんな若だんなと血が繋がっていながら、貧しく辛い生活をしている松之助。
それなのに、若だんなを羨むことなく兄として自分を慕うことを嬉しく思う姿に、
松之助の優しい人となりを感じ、涙が零れた。
また、1000年以上も一人の人を思い続け、その人の恋を応援し、寄り添ってきた仁吉の、
愚かとも思えるほどのまっすぐな思いに、胸が締め付けられた。
「このシリーズ、もっと早く読んでいれば!」と後悔させられた、面白さの中に切なさのある一冊だった。
 
読了日:08月03日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7073765
 
 
 
■しゃばけ
 
妖の手代二人と、両親に、シロップ漬けにされそうなほど甘やかされている、病弱な若だんな。
物語の半分くらいは寝込んでいる印象のある若だんなですが、なかなかどうして、気骨のある人物です。
守ってもらうことを鬱陶しがらず、周囲の気持ちを汲みながらも、
自分の考えを貫こうとする若だんなは、中々に男前です。
けれど病弱。病弱だらかこそ見える世界、分かる気持ちがあるのかもしれません。
これからの若だんなの活躍と、手代二人の甘やかしっぷりに、大いに期待したいと思います。
 
読了日:08月01日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7060144
 
 
 
 

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

2010年3月読了本。

NOVEL


『キケン』   有川浩


【キケン】成南電気工科大学機械制御研究部
略称【機研】。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、
周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。
こらは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。


『スロウハイツの神様』 上巻   辻村深月


人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――
あの事件から十年。
アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、
そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。
好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。
空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。


『スロウハイツの神様』 下巻   辻村深月


莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。
少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。
そんな中、あの事件の直後に百二十八通もの手紙で、
潰れそうだったコーキを救った一人の少女に注目が集まる。
彼女は誰なのか。
そして環が受け取った一つの荷物が彼らの時間を動かし始める。


『白いひつじ』   長野まゆみ


進学のため上京した鳥貝は、大学で出会った学生に、ある男子寮を紹介される。
二階建ての洋館に住まう“おとな”な男たちに、鳥貝は翻弄されるばかり…。


『陰陽屋へようこそ』   天野頌子


お稲荷さんに見守られる東京ののどかな住宅街、王子。
この街の小さな商店街にある日、奇妙な店が現れます。
その名も「陰陽屋」!
店主は超美形で人が悪い自称「陰陽師」、安倍祥明。
アルバイト店員は、一見ふつうの中学生にして実は妖狐の末裔、沢崎瞬太。
このへっぽこコンビが、町の人々の小さなやっかいごとに時にいがみ合い、
時に面倒くさがりながらも立ち向かっていきます。
たのしく、不思議で、どこかあたたかいご近所ほのぼのミステリです。


『Nのために』   湊かなえ


「N」と出会う時、悲劇は起こる―。
大学一年生の秋、杉下希美は運命的な出会いをする。
台風による床上浸水がきっかけで、同じアパートの安藤望・西崎真人と親しくなったのだ。
努力家の安藤と、小説家志望の西崎。
それぞれにトラウマと屈折があり、夢を抱く三人は、やがてある計画に手を染めた。
すべては「N」のために―。
タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件。
そして、その真実をモノローグ形式で抒情的に解き明かす、著者渾身の連作長編。


『ハッピーリタイアメント』   浅田次郎


定年を四年後に控えた、しがない財務官僚・樋口慎太郎と愚直だけが取り柄の自衛官・大友勉。
二人が突如再就職先として斡旋されたJAMS(全国中小企業振興会)は、
元財務官僚の理事・矢島が牛耳る業務実体のない天下り組織。
その体質に今イチ馴染めない樋口と大友は、教育係となった秘書兼庶務係の立花葵から、
ある日、秘密のミッションを言い渡される…。


『マリア様がみてる〜リトルホラーズ〜』   今野緒雪


祐巳・由乃・志摩子が3年生になった4月。
山百合会のメンバーは新入生の菜々を迎え、薔薇の館に集まっていたが…!? 


『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』   壁井ユカコ


山田梢太として華乃子とひとつ屋根の下での生活にテンパる加地梢太。
地方の小さな病院で静かに暮らすジョナサン―。
鳥籠から巣立った住人たちはそれぞれの生活を送っていた。
「鳥籠荘」は無人となり、このまま歓楽街のはずれで朽ちていくだけなのか…。
そんなある日、トランクを引いて「鳥籠荘」の前に現れたのは―?
「鳥籠荘」の後日談エピソードに加え、
番外編「Blood Party!〜眼鏡と吸血鬼〜」を収録。
女子高生・キズナが通う学校に勤める美術教師・浅井にはある噂があった…。
それは、吸血鬼!?「鳥籠荘」は吸血鬼の館!?
謎めいた保健室の先生・由起も登場する、もうひとつの「鳥篭荘」ワールド。


感 想


『キケン』

ベタ甘の話ではありませんが、笑いあり、涙ありの、有川さんらしい作品です。
最後の黒板のメッセージに、ホロリとさせられました。


『スロウハイツの神様』

活字倶楽部で知って、ずっと読みたいと思っていた作品です。
図書館になかったので、買うしかないな……と思っていたのですが、
図書館に入荷されたので、早速読みました。

主人公達は、自分の夢に忠実です。
夢に少しでも近づくよう、必死に足掻き、時には逃げたりもします。

才能のある者への、羨望と嫉妬。
その気持ちは、痛いくらいに分かります。

最後に、物語にちりばめられていた、バラバラのエピソードが、一つの線になります。
「凄い!」と、思わず簡単の声を漏らしてしまいました。
そして、素直に泣けました。

強い物語です。
そして、深く優しい物語です。
久しぶりに、他の作品も読んでみたいと思える作家さんに出会いました。


『白いひつじ』

解けない秘密と謎を抱えながら、物語は進んでゆきます。
最後に明かされたのは、泣きたくなるほどの優しい兄の思いです。


『陰陽屋へようこそ』

☆うらうららん☆の、うららさんの記事を読んで興味を持ちました。
美形だけれども、嘘くさい陰陽師と、妖狐の末裔の中学生の物語です。

どこにでもありそうな、どこかで聞いたような日常の事件を、
面倒くさいと言う自称「陰陽師」、安倍祥明の尻を叩きながら解決してゆく二人の姿は、
微笑ましく楽しいです。


『Nのために』

愛する人のために。
大切な人のために。

自分以外の誰かのために、皆が僅かな嘘を吐きます。
その僅かが大きくなり、真実を隠します。


『ハッピーリタイアメント』

主人が読みたいと言って、図書館から借りた本です。
早々に主人は挫折。
折角借りたのだからと読んではみましたが……大人な話に私も挫折しそうになりました(><)


『マリア様がみてる〜リトルホラーズ〜』

由乃さんの妹は、絶対大変だと思います。
喜怒哀楽が激しくて、我が侭で。

そんな由さんが、どうしても妹にしたかった、菜々ちゃん。
祐巳さんの言葉に、菜々ちゃんでなく、私までジーンとしてしまいました。


『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』

鳥籠荘の住人たちの、その後が描かれています。
鳥籠荘とも、これでお別れ。
由紀ちゃんとお別れするのは、非常に寂しいです(;_;)

2009年7月読了本。

NOVEL


『オールトの雲』   一穂ミチ


お姫様のような母親と一緒に太陽の前に現れた小さな大様――それが、流星だった。
外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐで、嘘やごまかしのない性格。
そのせいで周囲から浮く彼をほうっておけず、いつだって側にいた。
けれど、部活の合宿先で偶然会った流星は、太陽が知らない顔をしていて……。
闇夜に迷う心を照らす、一等星の恋。


『贖罪』   湊かなえ


取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。
そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。
犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、
彼女たちの運命を大きく狂わせることになる――
これで約束は、果たせたことになるのでしょうか?


『植物図鑑』   有川浩


ある日、道ばたに落ちていた彼。
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」
「――あらやだ。けっこういい男」
楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になる――。


『うちの3姉妹』 第1巻   松本ぷりっつ



『うちの3姉妹』 第2巻   松本ぷりっつ



MAGAZINE


『drap(ドラ)』 2009年7月号



感 想


『オールトの雲』

特別でない日常。
だからこそ、愛おしくて、切なくて、大切なのだと、気付かされる作品です。

好きな人の、何気ない仕草や表情に、胸が高鳴ったり、不安になったり。
好きだからこそ、信じられずはずなのに、好きすぎて、疑ってしまう。

簡潔な文章でありながら、文学的で、心理描写が丁寧です。
BLとしては、H度は低いですが、お薦めしたい、優しい作品です。



『贖罪』

色々な人の語りで、事件が展開し、真相が明らかになってゆく。
この作者さんらしい展開です。
でも、最初に読んだ『告白』や、『少女』ほどの衝撃がないのは、
慣れてきたせいでしょうか。

「湊らんらしい作品!」と前向きにとるか、食傷気味ととるかは、
人それぞれだと思います……。


『植物図鑑』

山菜を摘んで、食する。
ひたすら、摘んで食べます。

その中で、縮まってゆく二人の距離。

大きな事件はないけれど、何気ない日常の中で、
恋特有の切なさがあったり、焦りがあったりと、中々乙女な作品です。

「逃げたから出会えた。でも、逃げたせいで、一緒にいられない」

残された方も辛いけど、残してゆく方も辛いのだと、実感させられる物語です。


『うちの3姉妹』

アニメ化されているので、御存知の方も多いと思います。
図書館にあることを知り、借りました♪

子育ては大変だろうけど、それ以上に喜びや、
笑いをもたらしてくれるのだと、実感させられる作品です。

読んでて吹き出します(*^o^*)

2009年6月読了本。

NOVEL



『なんて素敵にジャパネスク〜人妻編〜』 第3巻   氷室冴子


独身時代はいろいろあったものの、天下の瑠璃姫もついに結婚して、
右近少将高彬の妻としての新しい生活が始まった。
念願の人妻となって浮かれ気分の瑠璃姫だが、
ある日、夫の高彬から宮筋の姫君を預かってほしいと頼まれる。
乳兄弟の守弥の身分違いの恋人だというのだ。
だが、瑠璃姫の結婚以来なぜか張り切っている母君は、
高彬がその姫と浮気をしているに違いないと大騒ぎをして…!?


『なんて素敵にジャパネスク〜不倫編〜』 第4巻   氷室冴子


吉野で会った峯男の正体が高彬の乳兄弟・守弥であったことを知って驚く瑠璃姫。
さらに煌姫から衝撃の告白を受ける。
かつて、守弥と手を組んで瑠璃姫と高彬の仲を引き裂くために
高彬を誘惑したことがあるというのだ!
真相を問いただすべく、すぐに守弥を呼びつけるが、
こそに血相を変えた高彬が乗り込んで来た。
瑠璃姫が男と密会しているという投げ文があったらしい…。
瑠璃姫、絶体絶命!!


『なんて素敵にジャパネスク〜陰謀編〜』 第5巻   氷室冴子


帥(そち)の宮との直接対決を決意した瑠璃姫は、
守弥や煌姫(あきひめ)と手を組んである計画を立てる。
新三条邸の人々を「子守祈願」のために大和の帯解(おびとけ)寺に行かせて、
その隙に帥の宮をおびき寄せる、というものだった。
すべてが予定通りに進行するように思われたが、帥の宮はこちらのウラをかいて、
いきなり瑠璃姫のところに乗り込んでくる。
しかも、初めて対面した帥の宮は、あの鷹男の帝にそっくりで…!?


『なんて素敵にジャパネスク〜後宮編〜』 第6巻   氷室冴子


帥の宮が企てている陰謀を暴いてやる――!
復讐に燃える瑠璃姫は、まず情報収集のために煌姫を帥の宮の邸に送りこんだ。
さらに、帥の宮の正体を探るために自ら後宮に入り込むが、
東宮の生母である桐壺女御の周囲で物の怪騒ぎが起きていることを知る。
事件の背後に帥の宮の影を感じた瑠璃姫は、
後宮で孤立している桐壺女御と東宮の見方をしようとするが…!?
瑠璃姫に最大の危機が迫る!!


『なんて素敵にジャパネスク〜逆襲編〜』 第7巻   氷室冴子


帥の宮の企みに気付いたために、川に突き落とされて殺されそうになった瑠璃姫。
九死に一生を得て、守弥のすすめで煌姫とともに、鳥羽の鴛鴦伝に身を隠した。
そこにいたのが高彬の妹である由良姫。
入内を嫌がって家出したのを、瑠璃姫の弟、融が連れてきたのだ。
何も知らずに鴛鴦伝に現れた帥の宮の共謀者、春日大納言に対して瑠璃姫が仕掛けた策略とは……?
瑠璃姫の逆襲が始まった!!


『なんて素敵にジャパネスク〜炎上編〜』 第8巻   氷室冴子


帥の宮の陰謀をすべて暴き、出家することを約束させた瑠璃姫。
事件は終わったかと思われたが、心のどこかにひっかかるものを感じていた。
帥の宮が最後に残した謎の言葉――
「もっと早くあたなと出会うべきでした」というのはどんな意味があったのか……。
真相を解明しようと、再び奔走する瑠璃姫が得た衝撃の事実、
そして追い詰められた帥の宮の最後の切り札とは!?


『余命1ヶ月の花嫁』   TBS「イブニング・ファイブ」


イベントコンパニオンをしていた長島千恵さんは23歳の秋、左胸にしこりがるのを発見、
乳がんとの診断を受けた。
ちょうどそのころ赤須太郎さんから交際を申し込まれ、悩みに悩んだが
「一緒にがんと闘おう」という言葉に動かされ、交際がスタートした。
しかし、がんの進行は止まらず、7月に乳房切除の手術をせざるをえなくなる。
それでも治ると信じ、SEの資格を取り再就職し、次第に病気のことは忘れていった。
ところが、翌年3月、激しい咳と鋭い胸の痛みに襲われ、主治医の元に。
胸膜、肺、骨にがん転移していたのが判明。
筆舌に尽くしがたい痛みとの戦い。
そして、ついに千恵さんは……。


『最後のパレード』   中村克


東京ディズニーランドのキャストだけが知っている涙が止まらない物語。
明日からの人生を変える1冊。
東京ディズニーランドの開業に携わり、当パークのスーパーバイザーを約15年間つとめた著者が、
キャストたちへ丁寧に語り伝えていた「ディズニーランドの心温まる出来事」。


『戸籍のことならこの1冊』   石原豊昭 他


相続や結婚・離婚で必要になる戸籍の取り方・読み方・調べ方が本書を読めば誰にもわかる。
知らずにはすまされない戸籍のしくみをまるごと解説。
戸籍の実例を多数収載。



感 想


『なんて素敵にジャパネスク』

学生時代に、一度は読んでおくべきだと思う、名作です。
この本を読んだら、平安時代に興味がわくこと、間違いなしです!

最初は、コメディかな?と思わせる作品ですが、
物語が進むにつれ、深みが増し、涙なくしては読めません。

それでも、基本は、元気で明るい、凄く前向きなお話です。
ライトノベルがお好きな人には、老若男女問わず、お薦めしたい作品です。


『余命1ヶ月の花嫁』

千恵さんのことは、テレビのドキュメンタリーで知りました。
映画化ということで、本を手にしました。

本を読んでみて改めて、千恵さんの強さ、太郎さんの優しさを感じました。


『最後のパレード』

病院で順番を待っている時に読んで、思わず涙してしまいました。
実話だけに、飾らずに素直に泣けます。

こんなに素敵な本なのに、盗作疑惑で回収とは、非常に残念です。

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七海 華
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