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本公演は「あやみ旬果引退特別公演」と銘打たれているように、あやみ旬果さんのアダルト業界引退にあたって、その掉尾を飾る公演という位置づけとなっている。つまり「デビュー公演」にして「引退公演」ということになり、これは2016(平成28)年5月公演「The Play Within The Play 1st」の上原亜衣さんの例と同じと考えられる。
これに伴い入場料金も、一般「7,000円」、カップル割「10,000円」、最終回割引「5,000円」と特別料金となっているが、女性割引が「3,500円」で“据え置き”なのが目を引く。これは昨今急増中の女性客を遠ざけないようにする配慮であるとともに、女性ファンが特に多い武藤つぐみさんが出演していることも考慮しているのではないかと憶測するわけであるが、「シニア割引にはまだ届かない男性」である筆者としては、ポイントカードの「満券」が使用可であることが、わずかな救いとなった(笑)。
事実上「Shine on」の「2nd」として多くの景が振り移しとなっているが、差替景や新規景も並ぶ久しぶりの特別公演、初日最終回を観劇。
【1景=桜庭うれあ】 本景は「Shine on」1景からの振り移し景。 ただしドラム担当のあやみの衣装は、赤黒のミニドレス風に変更。 ドラムメジャー役で指揮棒を持った桜庭と2人でチア隊を引き連れての華やかなオープニング。 音楽が変わると、本舞台中央奥でラメ布の大きなリボン飾りを頭に着け、 「693フラッグ」を身体に巻きつけた姿に替えた桜庭が、移動盆に乗って進み出る。 立ち姿から腰を下ろし、ひざ立ちなどを経て再び立ち上がると、 フラッグを解いて振りかざしての舞いから前盆へと歩み入る。 ベッド前半、立ち姿でフラッグを外したゴールド腰飾り姿に替え、
片ひざつきに姿勢を下げてからひざにフラッグを掛けて進めていく。 腰をついての片足交互振り上げの動きから「3点支持」のポーズを切り、 身体を横に流しての片足流し上げの形を経て、片ひざ立ての姿勢で音楽を渡る。 ベッド後半では、四つん這いでのあおり上げなどで動いてから、 「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」「L」「片ひざつき片足振り上げ」のポースを次々と切ってみせる。 両足旋回から立ち上がり、フラッグを後ろ手に広げながら移動盆へと歩み乗り、フラッグを大きく振ると、 後ろ手に広げての「レイバック」を決め、 さらに本舞台下手、上手へと展開して盛り上げてから本舞台中央でのラスト。
【2景=前田のの】 本景も「Shine on」2景からの振り移し景。 淡色と橙色の振袖に金の箔が押された深い青色の帯、白黒素通しの和傘にそれぞれ変えて、 ベビーフェイスによく似合う和鬘を着けた姿で、しっとりとした日舞を舞っていく。 音楽が変わると、本舞台下手で帯留めや帯締め、そして帯を外し、中央にて赤のしごきを飛ばすと、 下手で伊達締め、再び中央に移って足袋を脱いでから、 下手で輝く飾りがついた白長襦袢風ベッド着を羽織った姿に替え、静々と前盆へと歩み入る。 正座して始めるベッド前半、腰をつくと、上体を後傾させての両足浮かせ上げなどの動きをみせて音楽を渡り、
音楽が変わると、身体を横に流した両足流し上げの形を作ってから、 両ひざ立ちを経て「片ひざつき片ひざ立て」での手の振りで進めていく。 ついで腰をつき、ひざを軽く曲げての「片足上げ片足横伸ばし」のポーズを決めて立ち上がる。 花道で下手向きでひざをつき、立ち上がっての上手向きでの展開から、 移動盆に乗っての立ち姿でベッド着を片肩から抜き、右手に掛け広げての立ち姿を作った後、 片ひざ曲げでの一礼で銀幕の陰へ。 【3景=武藤つぐみ】 本景は「Shine on」から差し替えになっての新作景。 場内に7つの吊り電灯が下がる中、白ネグリジェ風衣装の武藤が白の枕を持って本舞台幕前に現れ、 しなやかに舞いつつ花道で枕を置いて寝転がり、ついで前盆まで進んで展開した後、 再び花道に戻って枕を手にして腰を下ろし、また立ち上がると、枕を抱きつつ舞っていく。 本舞台下手や中央、上手へと展開した後、中央で枕を置いて花道まで進むと、 再び枕を手にしての一舞を見せた後、音楽終わりで暗転。 音楽が終わって明けると、花道先端付近に白の縦長の長方形フレームが下降し、武藤が取り付くと、
フレームに腰掛けるようにしての回転から、身体を横に流しての形を決め、 いったん地上に降りると、再びフレームに上って勢いをつけての「空中ウォーク」や「逆さスワン」 フレーム下端に両足を掛けての逆さ吊り回転などのエアリアル技を披露していく。 逆さ開脚での手放し吊りで衣装を脱ぐと音楽を渡り、 フレームを両手で支持しての回転技などを見せる間にフレームが徐々に上昇。 上空での開脚技や、両足で支持しての逆さ吊りなどを見せた後、 フレームに腰掛けた姿で音楽終わりを迎え、暗転でのエンディング。 袖スタッフによるフレーム撤収タイムを挟んで4景へ。 【4景=小室りりか】 本景は「Shine on」4景からの振り移し景。 センターボックスには黒アンダー上下に黒のニーハイブーツ、短丈のブラウンファーを羽織った小室が入り、 途中から3景から連続出演となる武藤を含む4人とととも、 身体をセクシータッチにくねらせながら“飾り窓の女たち”を演じていく。 音楽が変わると、ボックスを出た小室が上手側から前を横断し、下手側まで動いた後、 花道まで進んで腰を下ろしてから、あお向けでの片足交互振り上げなどで展開。 起き上がると、おもむろに前盆へと歩み入る。 立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、ファーを脱ぎ置き、腰をくねらせながらひざつきへと姿勢を下げてから、
腰をついて右や左へと身体を返すと、さらに四つん這いからの腰上げで両足をクロスさせての動きを経て、 「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを切り、前後開脚で着地した後、音楽を渡る。 ベッド後半では、腰をついての片ひざ立ての姿勢から「3点ブリッジ」を架けて立ち上がり、 ファーを肩に背負って移動盆へと歩み戻ると、腰を下ろしてから片ひざ立てでの座り開脚や 四つん這いなどで挑発するように動いてから「スーパーL」のポーズを決めてみせる。 ファーを手に立ち上がり、移動盆を下りて花道に立つとファーを羽織り、 再び移動盆に乗ってから立ち姿での投げキスの後、 両手を腰に当てての立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。
【中休憩】 日本アニメ史に燦然と輝く、強制翻訳題名“Iron arm 原子”のテーマ曲に乗って紹介されるのは、3月14日〜4月10日の変則日程で上演される次回作「TO」の出演者。 ■牧野れいな/2018年12月公演「LAST SCENE」4景「銀河鉄道の夜」
■早瀬ありす/2018年12月公演「LAST SCENE」1景「The Sound of Music」 ■秋月穂乃果/2017年4-5月公演「秘すれば花 第1期・第2期」2景「道成寺」 ■藤咲茉莉花/2018年12月公演「LAST SCENE」3景「二人鷺娘」 ■浜野 蘭/2017年7-8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」5景「ホーリー祭」 ■星崎琴音/2018年11-12月公演「TEARS」5景「サン」 ■真白希実/2018年11-12月公演「TEARS」9景「レ・ミゼラブル」 ついで「Shine on」に続いて、「Dream on」メンバーによる「Dream on 2019SS GIRLS DREAM」と題したファッションショー風の出演者紹介映像を上映。途中に「お客様にお願い」として注意事項が挿入されている。
最後にフィナーレでのメンバー紹介時にコールされる愛称も紹介。一部、筆者初耳の“愛称”も…。
「うれあ・まえのん・Mutoo・こむたん・りょんりょん・らんらん・旬ちゃん」
原公演として上記を挙げたが、正確には「マリー・アントワネットの入浴シーン」の再演
(「1st」=南まゆ/「2nd」=清本玲奈)となる。 銀幕が半開になると、移動盆上に白のバスタブが置かれ、
その中でシャボンの泡に見立てた透明の球に埋もれるようにあやみが“入浴中”。 移動盆が進み出てくると銀幕が閉まり、花道たもとで移動盆が止まると、その場で回転を始め、 泡と戯れながらリラックスする姿を演じていく。 泡の玉を下手へ1つ、上手へ1つと投げてから、移動盆が戻り始め、 銀幕前にてバスタブの中で立姿を見せると、オペラ幕が閉まってのエンディング。 【6景=赤西 涼】 本景は「Shine on」5景からの振り移し景。 警備員ダンサーズ2人が、閉じたオペラ幕の前、本舞台下手袖から登場する形に小変更されてのスタート。 お宝は引き続き“ポップアート化された4人の斎藤智恵子”像で、 そこにワイルドに髪を下ろしたメタリックレッドスーツ姿の赤西が登場。 桜庭警部と警備員ダンサーズとの“捕物帖群舞”を舞い進めていく。 途中の暗転明けで「大入袋」を差し上げてのアピールに、場内から大きな拍手が贈られた。 お縄になった赤西が桜庭警部に連行されて下手袖へと消えた後、音楽が変わって銀幕が閉まると、 下手袖から赤のシースルーロングドレス風ベッド着に替えた赤西が歩み出て、本舞台から花道まで進み、 腰を下ろしての展開から立ち上がって大きく舞いつつ、 さらにいったん花道先端で立ち止まった後、前盆へと入る。
ベッド前半、立ち姿でベッド着の裾を振り広げつつ両ひざ立ちに姿勢を下げ、
身体を横に流したところから、腰をついての片足交互振り上げなどで動いていき、 「片ひざつき片手後ろつき」の姿勢で片足を浮かせ動かしてみせた後、 両ひざ立ちや上体を前屈させた姿勢などを経て、後ろ手をついての片ひざ曲げの形で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、両ひざ立ちでの大きな手の振りから、 「片ひざつき片ひざ立て」での手の振りで大きく動いた後、 腰をついてから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、 「片ひざつき片ひざ立て両手差し上げ」から「スーパーL」や「横開き」のポーズを決めて立ち上がる。 一礼の後、花道にてベッド着を大きく振り広げながら華やかに舞い、 本舞台に戻ると、銀幕前でベッド着を片肩に掛けての立ち姿で締めくくる。 【7景=香山 蘭】 本景も「Shine on」6景からの振り移し景。 「Dream on」での甘い2人は、ショートカットの香山が、ツインテールの前田を誘惑していく展開。 甘い関係を見せつけつつ音楽を渡ると、香山が身体を包んでいた“包装紙”を外し、 黒のヒールを履き、前田が後ろから掛ける赤マラボーを肩に歩み出る。 銀幕が閉まる前、花道にての立ち姿で音楽を渡り、 音楽が変わるとセクシータッチに舞いつつ花道を歩み、前盆へと進む。 ベッド前半、立ち姿から身体をくねらせるようにしながらマラボーを下ろして腰をつくと、
後ろ手をついての両足浮かせ上げや「チューリップ」の形から、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、上体を起こすと、四つん這いでのあおり上げや 両ひざ立ちでの腰の上げ下げなどで激しく動き、 腰をついての両足浮かせ上げなどから「L」のポーズを切って見せる。 さらに四つん這いでのあおり上げから、マラボーを抱えての両ひざ立ちを経て立ち上がり、 マラボーを後ろ手に渡して花道で大きく舞ってから、本舞台へと戻ると上手、下手へと展開し、 中央でマラボーを後ろ手に渡しての「レイバック」を決めると、ラストは本舞台中央にての立ち姿で暗転。 【8景=あやみ旬果】 オルゴールの音で明けると本舞台下手にて、 上半身は布、下半身は膝掛けを掛けていすに座って本を読むあやみの姿が浮かび上がる。 すぐに暗転し、音楽が変わって明けると、本舞台には上方からシャンデリアが吊され、 その下、中央奥に、白スカーフにゴールドのフリンジの飾りがついた 黒の中世欧州貴族風トップスとパンツ姿の男役の武藤が立ち、あやみに向かって手を差し伸ばす。 そこへロングドレス姿のダンサーズ4人と男役2人(赤西・小室)が加わり、 あやみの膝掛けなどを外すと、山吹色の裾広がりゴージャスドレス姿になって立ち上がり、 舞踏会のようなエレガントな群舞を本舞台いっぱいに披露していく。 音楽終わりを決めて6人が引くと、本舞台中央に残ったあやみと武藤がツインダンスを舞ってみせた後、 中央奥にて、あやみが武藤の手を借りつつメタリックとゴールドのフリルロングドレス風ベッド着に替え、 2人で移動盆に乗って進んでから、途中で武藤が移動盆から下りてあやみを見送るようにして下手袖に引く。 移動盆上のあやみは、立ち姿から両ひざつきに姿勢を下げ、再び立ち上がると、 両手を合わせ上げてから広げ下ろす振りを見せて、前盆へと歩み入る。 ベッド前半、立ち姿から腰を下ろすと、ベッド着の前を開いて「片ひざ前片足横伸ばし」での手の振りから、
あお向けでの片足振り上げ、両足揃え上げなどの形を見せ、身体を返すと「チューリップ」の形を経て、 「片ひざつき片足横伸ばし片手差し上げ」や身体を横に流した姿勢での片手差し上げなどで動いていく。 そして片ひざを曲げ立てた座り姿で両手を組み上げ、胸前に合わせて音楽を渡る。 ベッド後半では、腰をついてベッド着を両肩から下ろし、 両ひざ立ちを経て、腰をついての片ひざ立てで動いて立ち上がる。 ベッド着を後ろ手に広げつつ移動盆へと歩み戻り、ベッド着を下ろすと、後ろ立ち姿での手の振りから、 振り向いての手の振りで舞っていき、立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。 【フィナーレ】
フィナーレは「Shine on」からの振り移し。ハンドジャイブや“観客参加型”の振りも楽しく進めていく。 メンバー紹介MCは景との連動が外れて桜庭が担当。 コールでの愛称は景順に「うれあ・まえのん・Mutoo・こむたん・りょんりょん・らんらん・旬ちゃん」。 一部、これまで聞いたことのない愛称もあるようだが、ぜひレスポンスして盛り上げたい。 (敬称略・観劇日:2019(平成31)年2月21日(木)) |
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