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いまやほとんどの舞姫が自らのブログを持ち、舞台での日々を綴っている。そのなかで、出色の書き手が友坂麗さんである。
舞姫のほとんどは20代の若い女性。自然、ブログの書きぶりも、文体や言葉遣い、文字遣いなどからしてイマドキの女の子調になりがちである。それはそれで「らしくて」ほほ笑ましくはあるが、時に頭が痛くなるような文章に出会うことも少なくない。
そんなブログを数多く読み渡る内に、友坂さんのブログに出会い、快い衝撃を受けることとなった。友坂さんの文章は、静かに内に秘めた舞への情熱や、先輩舞姫や観客への謙虚な姿勢、そして後輩舞姫への温かいまなざしが素直な言葉によって綴られ、そこから清冽な美しさがにじみ出すものになっている。ファンの間でも友坂ブログの文体はつとに有名で、高い評価を受けているようだ。
そしてその姿勢は舞台上にも見ることができる。ブログから受ける印象に違わず、自らの演じる舞と真摯に向き合う気持ちが伝わってくる。最近よく「眼力」(めぢから)という言葉を聞く。友坂さんにはその眼力がある。舞台上で集中する一瞬、あるいはポーズを切る瞬間、友坂さんの目は一点を見つめ、決してそらそうとしない。その先がたまたまある観客であったりもする。普通、じっと見つめられれば、ましてや眼力を込めた目で射すくめられれば、見つめられた方は視線を外したくなる。しかし友坂さんの眼は、見つめられた観客が目をそらしたくなるような威圧的なものではない。温かく、透き通るような、やさしさを帯びた目なのである。その目が映し出しているままの心で、舞を舞い、ブログを綴る姿が友坂麗さんの大きな魅力となっている。
舞姫7年目。中堅どころとなり、生み出す作品が独自の世界観を描き出すようになってきた。その作品を携えて、首都圏ロック系館にとどまらず、全国各地のロック提携館にも幅広く積極的に出演し、全国にますますファンを増やしている。
友坂 麗。初心の謙虚さと情熱を忘れない、麗しの舞姫である。
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舞姫たちの面影
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