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「アウェー」から「ホーム」に戻っての観劇、というのもおこがましいが、「浅草」を観劇。大型連休を挟む公演期間ということで出演者も、期待の新人から伸び盛りの若手、充実の中堅に要所を押さえるベテランと、バランス良く配した香盤。ならば初日にと、1回目から4回目まで観劇。
(1)【鈴木ミント】
開幕とともに、ピンクの衣装のチアガールが、ポンポンを持って元気よく登場。 チームリーダーの鈴木は、一段濃いピンクのユニフォームでセンターを務める。 ポンポンで作るハートマークや生歌(かと思いきや、録音らしい)にも挑戦。その勢いを保ったままベッドへ進む。 ゆったりした曲に乗って、のびのびと表現。ツインテールの“鈴木さん”、萌え度の高い舞台を披露。 (2)【沙羅】
正月公演では群舞で魅せた沙羅が、打って変わってオールソロでの舞台を展開。 ソファに寝そべったシルエットがまず目に飛び込んでくる。薄幕が開くと、ゴールドの布が掛けられた ゴージャス感のあるソファから、白のロングドレス姿で立ち上がり、レースの布を手に華麗な舞を披露。 再び座ると、移動盆上のソファで舞を展開しながら、ゆっくりとドレスを脱いでデベソへ。 布一枚を巧みに操りながらのベッドは、いつもの“沙羅ワールド”への誘い。 戻りのソファ上でのポーズは、毎度で恐縮だが“神々しいまでの美しさ”としか表現できない。 (3)【美月ソラ】
ニャンコが3匹登場。というと、去年11結〜12結の杏野・京本・林のリレーによる 「ニャンコ景」を思い出したが、今回は春らしく、ちょっと盛り気味? 途中からは爪が妖しく七色に光るというギミックもあり、かわいいというよりワイルドな感じ。 光る球とじゃれ合う灘・月川ニャンコを置いてデベソへ。 網タイツとニャンコカチューシャのベッドももちろん“ネコ科”系の振り付け。 立ち上がりも期待通り「ニャー」のポース。 (4)【あすかみみ】
デビュー1年余りでの浅草初来演。アルプスの少女たちが、楽しく跳ね回りながらのダンスを見せた後、 フリルつきのレースのベッド着に着替えて、軽やかなステップでデベソへ進むあすか。 日本人形のような容貌にうっすら浮かべたアルカイックスマイルと、伸び伸びしたポージングが印象的。 ここで中休憩。最近の「浅草」はこの形式が多いが、観客側も一息つけるので好感触。もっともこの休憩、大道具さんが大仕事をするための10分間であることが、幕が開くと判明する。
(5)【彩音しゅり】
“アクロバット彩音”の今回の趣向は……なんと「箱女」。 本舞台に積み上げられた、客席側に口の開いた約1m四方の5つの箱の中には 赤いレースの全身タイツ姿の舞姫5人。 広さが売りの浅草の舞台で、わざと狭い空間に舞姫を押し込めての群舞という奇抜な演出に脱帽。 しかし、お互いの姿は見えないのに客席からは全員が見えるという状態は、 振り付けの間違いを修正できず、しかも客席からは丸わかりという、舞姫にとっては“恐怖の空間”。 実際、そのような場面もちらりほらり…。 そこから1人飛び出した彩音。赤のコートにステッキを携えデベソへ。 ベッドでは、ビートの効いた力強い動きとともに、片足上げブリッジにも果敢に挑戦。 (6)【月川ひとみ】
去年12結以来の「お月見タイム」は、彩音のベッドの間に本舞台に散らされた箱からの登場でスタート。 玉虫色の水着風衣装の月川とダンサー2人が、箱に乗り、中に隠れしながらのアクティブなダンスを展開。 黒のモールを引っ提げてのベッドでは、切れ味と透明感のある卓抜したダンステクを存分に披露。 このベッドの間に、5つの箱を幕が開いたまま撤収する大道具さんの姿が暗闇に。 裏方作業、本当にご苦労さまです。 (7)【灘ジュン】
正月公演に続いて、トリの重責を担うは灘。 白の着物に袴姿のりりしい軍団による太鼓を打ち鳴らしながらの群舞から始まる。 早変わりで、上は紫、下は緑のスカートやパンツの洋装に転換。 さらに輝く着物に替えた灘は、太鼓の音に送られて移動盆でデベソへ。 しっとりとした、趣きのあるベッド。存在だけで物語性を醸し出す数少ない舞姫だと思う。 (8)【フィナーレ】
桃色の膝丈の着物での群舞は、オープニングのピンクのチアと線対称のイメージか。 そしてメンバー紹介でサプライズ。 ダンサーと舞姫がマイクをリレーし、生声で次々とコールしていくという新手法。 一人一人の肉声が、一言だけだが聞けるというお楽しみができた (筆者は月川さんの肉声を初めて聞いた。ただし「さら!」の2文字だけだったが)。 平日初日ながら、客席はまずまずの入り。応援もトリで3方向リボンが飛ぶなど盛り上がりを見せていた。初日ならではの手探り感はあるものの、それもまた一興。意表を突かれる演出あり、初々しい姿あり、美に酔いしれることのできる時間ありと、今回の「浅草」も見て損はないと言えよう。
(敬称略・観劇日:平成23年4月21日(木))
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浅草マンさん、コメントありがとうございました。
そうですか…6景はあまりお気に召しませんでしたか。
個人的にはシャープかつワイルドタッチな感じで、きらいではなかったんですが。
5景の「箱女」からの展開は、演出の奇抜さやドキドキ感、もちろん彩音しゅりさんのがんばりもあって、ご指摘のように見応えがあるものになっていたと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
2011/4/26(火) 午前 4:07 [ 名無しの観劇者 ]
浅草マンさん、再びのコメント、恐縮です。
なるほど、辛口のわけはそういうことでしたか。
月川さん自身が、まだ“探っている”ところだったのかもしれませんね。
公演後半に向けて、さらに「月が昇る」ことを期待したいと思います。
2011/4/27(水) 午前 2:07 [ 名無しの観劇者 ]