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近日公開予定です。
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年が明けて心も新たに始まる新春公演。今年は平成最後のお正月、さらに「浅草」の制作体制にも変化が訪れ、その幕が上がる。公演タイトルは恒例の“漢字一文字”で「艶」、そこに「en」と“読み仮名”がつく。これは「艶」が「つや」とも読めることから付加したようにも思われるが、歴代の新春公演タイトルでもローマ字の読み仮名付加は定番となっていることに倣っただけとも見える。
そして「構成・演出」は、こちらも新春公演おなじみ「雅麗華」。「新春」で「雅麗華」とくれば、和物を中心とした舞台が想像されるわけで、正月らしい華やかさと厳かさへの期待が盛り上がる。
ロビーでは樽酒の振る舞い、場内には上手袖に正月飾りと、正月恒例の縁起物が迎える「浅草」にての観劇初めをプンラスで。
【新春口上・三番叟】 1日(火・祝)から7日(月)までの松の内は、出演者が舞台にずらりと横一列に並び座っての「新春口上」から各回の舞台を始める。拍子木の打ち出しとともにオペラ幕が開き、中央に控える南が、琴の音とともに口上の口火を切る。 【南】 「新年あけましておめでとうございます。」
【沙羅】「旧年中はひとかたならぬご厚情を頂き、感謝致しております。」 【木葉】「本年も一同力を合わせて、みなさまに楽しんで頂ける舞台をお見せ出来るよう、 心を新たに致しております。」 【南】 「みなさま、本年も浅草ロック座を、どうぞよろしく」 【一同】「お願い申し上げます。」 今年のサプライズは、今公演が「浅草」初乗りとなる木葉の、「新春口上」及びこの後の「三番叟」メンバーへの抜擢。劇場側からの期待のほどが伺える。
口上の後、金黒の横縞地に赤丸の烏帽子をかぶり、黒長着、細縞袴を着けた上に、錦の羽織を重ねた口上三人衆が花道へと進み出て、金扇子を手に新年を言祝ぐ「三番叟」を舞い始める。さらに前盆へと進んで神楽鈴を手にすると、「シャンシャン」と雅な音色を響かせながら、今年一年の舞台の開き初めを行なう。
【1景=鈴木千里/初踊り】 三番叟の3人が下手袖に引くのと交差する形で、 白の紋入り長着に銀菱模様の男袴姿の鈴木をセンターに、 黒長着に細縞袴のダンサーズ4人が囲み、扇子を手にしての勇壮な群舞からのスタート。 さらに3人、加えて下手袖から三番叟の3人が加わって、出演者総員で大きく展開。 さらにダンサーズ4人が両手扇子、舞姫7人が白地に赤渦巻模様の和傘を手にして、 紅白の色も華やかに、本舞台から花道を埋め尽くしながらの群舞を舞い進めていく。 音楽が変わると舞姫7人が引き、ダンサーズ4人が両手扇子での一舞を披露すると、 ブラックチェーンチョーカーに、白地に紫襟、右袖や後ろ身頃が太色縞で、 青や紫の花が咲く長襦袢風ベッド着を両肩脱ぎにして羽織った姿に替えた鈴木が、 ダンサーズが作る扇子覆いの下に下手袖から歩み出る。 ダンサーズが下手袖へと引き、代わって鈴木が閉まる本舞台幕の前から花道、そして前盆へと歩み出る。 ベッド前半、立ち姿から腰を下ろすと、片ひざ曲げ片足後ろ伸ばしの座り姿や、
腰をついての片足浮かせなどで静かに進めていく。 音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざつき片手差し上げ」や「スワン」のポーズから、 両ひざ立ちでベッド着の袖をひるがえして動き、上体を伏せてから腰をつくと、 「横開き」や「スーパーL」「シャチホコ」の連続ポーズを決め、 両ひざ立ちでの上体反らしから、ベッド着を振りかざしながら立ち上がる。 前盆での一礼の後、ベッド着を後ろ手に振り広げながら花道まで戻り、 花道で立ち止まって上手向き、下手向きに展開した後、本舞台へと歩み戻ると、 本舞台中央にてターンから、片手を差し上げ、音楽終わりで見得を切ってのエンディングへ。 【2景=空まこと/瞽女】 半開になった銀幕の間に、障子がはめ込まれた円形の窓が浮かび、 そこにシルエットの空の姿が映し出されると、ヒップホップ系の軽やかでクイックなソロダンスがスタート。 照明が変わると、青の目隠しを巻き、青の素通し長着で舞う姿が 障子越しに薄明かりに浮んで見えるようになり、
さらに空が身を屈めると障子が開き、背後に円形の白紙が引き上げられる。 この白紙を空が両手にライトを持ってなぞると、“蓄光紙”に光の軌跡が残り、 円形窓の縁に仕込まれた青のラインライトとも合わせて、光のギミックとダンスのコラボで展開していく。 そして照明を落としての強力ストロボで、空の影を蓄光紙に残して、 空自身はいったん下手にハケていくという仕上げで音楽を渡る。 音楽が変わると、目隠しを取り、丸窓を抜けてから目を閉じたまま、 伸ばした手で誰かとつながるようにしながら花道を歩き、前盆へと進む。 ベッドでは、立ち姿から腰を下ろし、大きく身体をくねらせるように動きながら上体を起こしてから、
ひざつきや「片ひざつき片足横伸ばし」の姿勢でベッド着を脱ぐと、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わると、うつ伏せや横向きに身体を流しての片足振り上げなどで進め、開脚での腰の上げ下げや、 「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし両手差し上げ」、四つん這いでの腰の上げ下げなどで動いてから、 「片ひざ立て片ひざつき」の姿勢を経て立ち上がる。 ベッド着を片手に、もう片手を前に差し伸ばす動きをつけてから、 花道を歩き戻り、本舞台奥へと戻って片手を差し上げた姿で締めくくる。 【3景=中条彩乃/湯女】 湯の音が響いて明けると、「浅草ロック湯」の文字と温泉マークが白で染め抜かれたのれんが 本舞台中央に掲げられた後ろに、中条・雪芽・木葉の若手3人が立つ。 のれんをくぐって進み出ると、ピンクのトップスにショートパンツ、白のたすき掛けの 「千と千尋の神隠し」の「千」風の衣装で、笑顔を浮かべながらのトリオダンスを 本舞台から前盆まで往復しながら舞っていく。 いったんのれんをくぐって後ろに隠れると、白シルキーの布を腰に巻き、手にした湯桶で胸を隠しながら チラリズム、あるいは“100%”芸へのオマージュ風のユーモアを見せつつ舞っていく。 音楽が変わると、雪芽と木葉が下手袖へと引き、 中条が本舞台奥にて花柄のシルキーピンクのミニ着物風ベッド着に替えて、 下手や上手に展開した後、前盆へと歩み入る。 ベッド前半、腰を下ろして片ひざを曲げ立てた姿で音楽を渡り、音楽が変わると、
あお向けに倒れてから起き上がり、片ひざを曲げ立てたところから身体を横に流した姿勢を経て、 横から振り上げる「L」、ついで「シャチホコ」のポーズを切って見せる。 さらに「片ひざ曲げ片足横伸ばし」の座り姿で片手を差し上げて音楽を渡り、 音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」のポーズを決め、 「片ひざつき片足横伸ばし」で笑顔を浮かべての手の振りで進めてから、 「3点支持」のポーズを切って立ち上がる。 一礼の後、花道まで歩み戻り、いったん振り向いてから本舞台へと戻り、下手へと展開した後、 中央でベッド着を下ろしての立ち姿での暗転でのエンディング。 【4景=沙羅/吉原炎上】
赤の半円形の頭飾りに銀のティアラ、右腕に黒のアームカバーを着け、 ティアードフリルがついた橙色や青色などの斜めストライプの着物風ドレスに身を包んだ沙羅と、 そのバックに黒ハットをかぶり、黒のひざ丈長着風トップスに緑や橙のラメ布帯を巻き、 黒パンツ姿のダンサーズ2人がついて、ラテン系の音楽と振りで舞い始める。 途中から沙羅と色違いのドレス姿の南が加わると、4人で、あるいは2人ずつのペアを作りながら、 激しく女同士の火花を散らせるような振りを見せつつ、様々にフォーメーションを変えながら舞っていく。 音楽終わりに下手側で沙羅が伏せて倒れ込み、手で涙を拭うような振りを見せながら下手袖に引く様子を 上手側で勝ち誇ったように見送る南。 音楽が変わり、残った3人が本舞台上手から中央で一舞し、下手袖へと引くと、 入れ替わるように、頭飾りはそのままに、赤の腰布に金襟垢ラメの振袖風ベッド着を羽織った姿に替えた沙羅が 下手袖から本舞台奥へと歩み出し、移動盆に乗ると、腰をついて身体を横に流し、 さらに移動盆の前ツラから両足を流し出した座り姿で音楽を渡る。 音楽が変わると、花道途中で移動盆から降り立ち、 花道で立ち止まって形を作ってから、一歩一歩、ゆっくりと歩を進めて前盆へと入る。 ベッド前半、ひざつきから腰をつき、上体を大きく反らせた後、
片足を交互に振り上げてから上体を伏せ、後ろ片足を流し上げる姿勢でゆっくりと動いていく。 「片ひざつき片ひざ立て」に上体を起こして音楽を渡ってのベッド後半では、 音楽のアクセントに合わせての手の突き出しから、 「片ひざつき片ひざ立て」の姿勢から両手を開きながらの上体反らしのポーズを大きく切り、 ついで手の振りから勢いよく「L」、 さらに「片ひざつき片足振り上げ」で片手を上や横に伸ばしたポーズを決めて立ち上がる。 花道でいったん立ち止まり、振り向きながら科を作ってみせた後、移動盆に乗り、 まず左手、ついで右手を横に伸ばし、そこから身体をくの字にくねらせる形を作ってから ベッド着を大きく振りかざし、腰布を外すと、立ち姿を作りながら銀幕の後ろへと姿を消していく。 【中休憩】 中休憩映像は、初日から12日2回目までは、去年の舞台映像フラッシュに乗せて「新年あいさつ」と「2019年 ニュースター 続々登場」との字幕が流れ、次回公演「Shine on」と次々回公演「Dream on」は日程とタイトルのみの予告を上映。12日3回目からは、上記部分が次回公演「Shine on」の出演者予告に差し替えての上映に変更に。 ■橋下まこ/宣材写真+プロフィール
■花咲ぼたん/2018年9月公演「Once Upon a Dream 1st」3景「つぐみ髭の王様」 ■有沢りさ/2018年9月公演「Once Upon a Dream 1st」2景「ヘンゼルとグレーテル」 ■ALLIY/2018年8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」1景「フレンチカンカン」 ■矢沢ようこ/2018年9-10月公演「Once Upon a Dream 2nd」5景「いばら姫」 ■清本玲奈/2018年5月公演「WONDERLAND 1st」5景「TALKING FLOWER」 ■せいの彩葉/2018年10月公演「秘すれば花 第1期」1景「紅葉狩」 ついで新春公演の中休憩映像恒例「落語 THE MOVIE」、今年は「初天神」。南扮する熊と、木葉演じる息子の金坊が湯島天神に初詣に出掛けるドタバタを描く一席。
【5景=木葉ちひろ/八百屋お七】 ゴールドの布髪飾りを着け、赤の腰布の上に着物風の右袖がついた ゴールドセパレート姿の木葉が本舞台中央に立ち、 その後ろに黒布で口から下を覆い、黒Tシャツ、黒パンツ姿のダンサーズ4人が赤の長布を掲げてのスタート。 5人がフォーメーションを変えながら妖しく舞い進めていく。 木葉が手をかざして操るような振りを見せると、 ダンサーズの4人がポイベールを振り回して火事の「炎」をイメージを作り、 さらに本舞台上手、下手側に仮設された装置からスモークが噴出し、「煙」に本舞台を包んでいく。 スモークに紛れてダンサーズは本舞台奥へと引き、音楽終わりで木葉も本舞台中央に駆け戻ると、 本舞台奥にて木葉が、黒襟に紅色と淡青色の斜め縞の「麻の葉文様」の振袖を羽織った姿に替え、 花道を歩み進んで前盆へと入る。 立ち姿からのベッド前半、ベッド着の前を片手で押さえながら動いてから、
両手を大きく広げての振りの後、ひざつきに姿勢を下げての手の振りで進めていく。 ついで両手を差し上げた「スワン」のポーズで前盆がジャッキアップ、 さらにもう1段ジャッキアップした後、ポーズを切り終えるとジャッキダウンして音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざ曲げ片足横伸ばし」での手の振りから 「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、両ひざ立ちから立ち上がって移動盆へと歩き乗ると 音楽のアクセントに合わせて、後ろ向きから勢いよく振り向いて片手を差し出す。 さらにベッド着の片肩を抜いての立ち姿から、後ろ立ち姿でベッド着を下ろすと、 片手を差し上げ、振り向いての片手差し上げで銀幕の陰へ。 【6景=雪芽さゆり/くノ一の恋】 かんざしを挿した和鬘に赤黒ぼかしの長布を垂らし、 裾に白地に金の箔が押された赤のお引きずりに金黒の帯を前締めにした雪芽が本舞台奥、 大きく立てた束髪に赤の長着、黒袴姿の鈴木が本舞台前に立ち、 白の薄衣を担いだ姿からの二人舞を舞い始める。
薄衣を下ろし、着いては離れしながら舞うと、 鈴木が雪芽の帯を外し、赤のしごきを長く伸ばしながら解いてから、 雪芽が上手側でお引きずりを下ろして中央に置くと、 鈴木の立ち姿に長襦袢姿になった雪芽がそっと寄り添うようにして本舞台中央で音楽を渡る。 音楽が変わると、雪芽が脱いだ衣装を手に鈴木が下手袖に引き、 紅白襟の緋長襦袢を両肩脱ぎにした姿の雪芽が、 本舞台中央から上手へと立ち寄ってから花道を歩いて前盆へと進む。 ベッドでは、立ち姿から腰を下ろし、
身体を横に流した姿勢での片手や両手差し上げなどでゆったりと進めていく。 「片ひざ曲げ片足横伸ばし片手差し上げ」の形で音楽がクロスフェードし、歌詞入りの曲に変わると、 「L」のポーズを切り、ついで腰をついての「片足交互振り上げ」の動きを見せてから立ち上がる。 曲の休止に合わせて花道で立ち止まり、曲のリスタートとともに移動盆に駆け乗ると、 ベッド着を振り広げながらターンを重ね、大きな手の振りで演じた後、 さらにターンを重ねてからの立ち姿で、両手を前に構えつつ銀幕の陰へ。 【7景=南 まゆ/傀儡】 金と赤の花が咲く大きな天冠を着け、金の箔が押された赤の振袖に金帯を締め、 ぽっくり下駄を履いた南をセンターに、 おかっぱ頭で、袖に鈴がついた赤の長着を裾短に着付け、黒帯を締めた禿(かむろ)姿の6人が従って ロボットダンス風の動きを交えた妖しい雰囲気の群舞を演じ始める。 途中の暗転で、襟や帯、裾に仕込まれたLEDのラインライトが点灯し、 その光だけが本舞台に浮かぶ非現実的空間を演出する。 再び照明がつくと、本舞台にてフォーメーションを変えながらの一舞を舞っていく。 本舞台奥にて音楽終わりを決めて音楽が変わると、6人に囲まれた中で南が、錦の打掛を羽織った姿に替え、 移動盆に座って、動きを止めて斜め上を見やるようにしながら進み出る。 花道まで進むと、両ひざ立ちを経て立ち上がり、前盆へと歩み入る。 音楽が変わってのベッド前半、打掛の前を開いて身体を横に流しての座り姿から、
打掛を下ろし、両足を開き閉じしつつ片手を上下させての動きを見せ、 ついで、腰をついての両足浮かせ揺らめかせなどで見せていく。 打掛を引き寄せての座り姿で音楽を渡ってのベッド後半、 身体を横に流しての「片足流し上げ片手差し上げ」のポーズを切り、 さらに「上げ足上げ手つかみの横開き」へと移行の後、打掛に手を通しつつ立ち上がる。 一礼の後、花道でいったん立ち止まり、振り向いてみせてから移動盆へと歩み乗ると、 後ろ立ち姿から振り返り、両手で打掛を抱えながら左手を差し上げながらの立ち姿で銀幕の陰へ。 【フィナーレ】 平太鼓の音が暗転を破ると、鳥追笠に白長着、黒帯姿で太鼓を打つダンサーズと 三味線を肩に掛けた沙羅が上手側、薄明かりの中に浮かぶ。 照明が上がると、三味線の舞姫6人と太鼓を受け持つダンサーズ4人が、 太鼓の生打ちと三味線の空弾きで、鋭く響く太鼓の音を響かせながら、整然と静かな動きで展開していく。 音楽終わりを横列で決めると、一気に賑やかな音楽で切り替え、鳥追笠を外して袖に引く。 入れ替わるように本舞台中央奥の宮太鼓前にて、 緑の振袖を裾短に着付け、たすき掛けで袖を上げた姿の南が舞い始め、 さらに色とりどりの振袖姿に替えた6人と、 白や黒のトップス、とスリット入り黒パンツに、 「浅草ロック座」の文字が襟に入ったはっぴ姿に替えたダンサーズ4人が舞い込んで、 華やかな群舞を本舞台いっぱいに展開していく。 メンバー紹介のMCは初乗りの木葉が担当。 ダンサーズの太鼓打ちの中、7人が花道から前盆まで進み、太鼓の乱れ打ちの中で本舞台に戻ると、 横一列に並んでから、いったん奥まで引き、オペラ幕が下りるのに合わせて再び勢いよく前進して フォーメーションを作り、松の内はその後に「HAPPY NEW YEAR」のコールも聞かれてのエンディング。 (敬称略・観劇日:2019(平成31)年1月1日(火・祝)・一部12日(土)) |
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大みそか恒例、2018(平成30)年のスト界のトピックを、筆者の知る狭い範囲ですが振り返ります。
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<“実力派”の引退相次ぐ>
本コーナーは「一定期間以上ステージを彩り、今年、意向表明の上で引退ないし休業された方々」という“基準”でまとめています。 ■引退・休業
・01/20[休・蕨]RIKA(蕨・2001) ・03/10[休・大和]遠野こころ(東洋・2003) ・03/10[休・新宿]木村彩(ロック・2006) ・04/30[休・栗橋]RUI(林・2013) ・09/10[休・まさ]松本幸奈(フリー・2001) ・09/30[引・渋谷]翔田真央(渋谷・2004)→台風による公演短縮で2019年1月頭「渋谷」で再度引退公演 ・10/10[引・川崎]かんな(ロック・2005)→ブログで事後公表 ・12/30[引・渋谷]左野しおん(道後・2015)
・12/30[引・新宿]夏木りりか(ロック・2006) ・12/30[引・池袋]時咲さくら(TS・2012) ・12/30[引・浅草]伊沢千夏(ロック・2007) (「引退・休業日」[引退/休業・最終出演劇場]「名前(敬称略)」「所属・デビュー年」)
こうして眺めると今年は、各所属で10年以上活躍を続けてきた“実力派”の方々が去って行かれた年という印象を持ちます。
このほかにも、特段の意思表示なく、ひっそりとその姿を消して行かれた方々もいらっしゃいます。改めてこれまでの舞台に感謝申し上げるとともに、後をついた舞姫のみなさまに、その志が長く受け継がれていくことを願って止みません。
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<劇場の閉館・閉館予定を巡って動き相次ぐ> ■「広島」営業期間期限“いったん未定”に 劇場所在地の再開発計画との関係で「閉館」と「営業再開」、そして再び「閉館予定」と、めまぐるしく状況が変化してきた「広島第一劇場」は1月31日(水)、土地開発計画の変更に伴い2018年8月31日までの再度営業延長を公式ホームページで告知しました。さらに3月20日(火)には、土地賃貸借契約の延長に伴い営業期間を「一旦未定」にすることを同じくホームページで告知し、営業が続けられています。しかし再開発計画の動向によっては予断を許さないとの見方もあり、来年も引き続き目が離せない状況が続きそうです。 ■“東北最後のスト劇場”「芦ノ牧温泉劇場」が閉館
「八戸マノン」「仙台ロック」が閉館になった後、東北地方最後のスト劇場として知られるようになった福島県会津若松市の温泉街の劇場「芦ノ牧温泉劇場」が6月30日(土)に惜しまれつつ閉館しました。地元やファン有志によって、劇場跡の建物を「ストリップ博物館」として活用する案も検討されましたが、残念ながら実現には至らず、既に建物は解体されたとの現地実見報告が寄せられています。 ■“所属のスクランブル交差点”「デラックス歌舞伎町」来年6月閉館を発表
新宿に残った2館のうち、さまざまな所属の舞姫が同香盤で出演する“スクランブル交差点”のような機能を果たしてきた「デラックス歌舞伎町」が12月11日(火)、2019年6月30日(日)限りでの閉館を公式ホームページで発表しました。“デラカブ”最後となる12月31日(月)に関東館では唯一“大みそか営業”を行ない、SM興行「ゆくなわくるなわ」を開催したことは、“最後の意地”を見せたように思えます。 ********************
<「道後」が各回入替制に移行>
全国的にも数少なくなった温泉場の劇場、さらにユニークな企画興行などでも知られる「道後ミュージック」が、7月1日(日)から、スト劇場としては異例の各回入替制に移行しました。温泉を訪れた一見客がふらりと訪れるという立地に即した形で、3,000円の入場料で1回のみ観劇可となりましたが、2回以上観劇を続ける遠征客などへの配慮から6,000円の一日券も販売されています。 ********************
<メディアでの放映・掲載相次ぐ> 去年からメジャー雑誌やテレビなどの各種メディアで、ストが取り上げられる機会が増えてきていますが、今年はその流れがさらに加速した感があります。その主なものをまとめました。 (テレビ)
■CS日本映画専門チャンネル「ストリップ劇場物語」放送(6月1日(金)など放送/6月10日にBSフジで再放送) 「浅草」5月公演「WONDERLAND 1st」の南まゆさん、武藤つぐみさんに密着取材、舞姫のみならず振付師や制作スタッフなどにも焦点を向け、舞台が作り上げられるまでの知られざる制作過程に迫ったほか、「道後」の温泉場独特のフレンドリーな空気感にも注目するなど、優れたドキュメンタリー番組でした。 (CS日本映画専門チャンネル「『ストリップ劇場物語』6月1日放送」より引用)
■NHK総合テレビ「ノーナレ『裸に泣く』」(10月2日(火)放送)
NHKの地上波テレビで「浅草」や「川崎」などのステージが放送されるという“衝撃作”として大きな話題になりました。番組では香山蘭さんと一人の女性ファンにフォーカスを当てた“同時ドキュメンタリー”の手法で「演じる側」と「観る側」、それぞれからスト舞台にあるものを浮かび上がらせる番組でした。 余談になりますが、筆者は「浅草」場内で取材スタッフに何度も遭遇しました。あまりの取材回数に一部で疑問の声も聞かれましたが、番組を観て、あれだけ取材に通ったからこそ撮れた瞬間、撮れた登場人物がいたのだと納得した次第です。 ■ネットTV・AbemaTV「給与明細」(10月21日(日)放送)
牧野れいなさんの舞台やその裏側、さらにファンの方々の「リボン」や「タンバリン」といった応援についても掘り下げる内容で、本音に近いところまで語られた興味深い番組でした。 (AbemaTV「『給与明細』10月21日放送」より引用)
(書籍) ■上野うね著「浅草うねうね食べある記[大衆娯楽&チョイ飲み編]」 浅草の大人なスポットを漫画で紹介するシリーズの3作目で、「美しいストリップ」と称して浅草ロック座が取り上げられています。浅草の書店では「下町ロケット」を抜いて販売数ベスト1を記録するなど、浅草の街が気になっている層に大きな関心を呼んだようです。 (上野うね著「浅草うねうね食べある記[大衆娯楽&チョイ飲み編]」より引用)
(ネット記事) ■現代ストリップを分析した連載記事 大人の女性向けサイト「messy」で11〜12月にかけて4回シリーズで連載された池田録さんのリポートは、現代ストリップをさまざまな角度から分析したレビューとして、2018年の断面をクリアに描き出した好記事でした。 ********************
各メディアで語られているように、今年は劇場を訪れる観客数がさらに増えたという実感があります。中でも女性客の急増は目を見張るばかりです。こうした客数・客層の変化が、劇場経営の好転や社会的認識の転換につながることを期待する声も聞かれます。関連性は不明ですが、5年連続で今年も一年を通して劇場の摘発事案はなかった一方で、劇場数の減少に歯止めが掛かる見通しはないまま年を越そうとしています。
一方で東京オリンピック・パラリンピックが「あと1年あまり」に迫り、さらに2025年に大阪での万博開催も決まりました。一大イベントがスト業界に逆風となるのか、それとも“神風”となるのか、来る年はその方向性が見え始める年になるように思います。
日々のすばらしいステージを拝見させていただきながら、「昭和」に始まり「平成」を経て、新たな時代に入っていく「ストリップ」という文化の魅力をどのように広め、残していけるのか。来る年も考え続けていきたいと思っています。
今年も一年、拙ブログにお越しいただきありがとうございました。みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。 (一部敬称略) |
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今年の公演を締めくくる大千秋楽は、「浅草」大トリを務め続けてきた伊沢千夏さん引退の日となった。その最後の姿を目に焼き付けようと多くの観客が開場前から列を作ったが、今公演は開場から開演まで30分間しかない変則スケジュールのため、列の最後尾に並んだ観客の入場が12時30分までに終わらず、テケツ前にまだ列が続いている状態で1回目公演が始まるという異例の事態となった。場内は言うまでもなく1回目からほぼ満席で、さらに後方通路に立ち見が多数出る入りでスタート。「浅草の大トリ」を体現した伊沢千夏さんの「ラストシーン」をプンラスで見詰めた。
<楽日じゃんけん大会> ロビーに出ることも、場内通路を歩くこともままならないような大混雑の場内ゆえ、開催自体が危ぶまれた「じゃんけん大会」だが、“サクサク進行”の若手M氏が登場して無事開催された。ただし場内超満員ということは、勝ち抜けはそれだけ難関ということでもある。今年最後の運試しへ。 ■無料招待券×2名
「チ」→「チ」→「グ」→「パ」→★1名決定 残り3名直接対決→★2名決定 ■公演ポスター(サイン入り)×1名
「グ」→「チ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定 ■1景・早瀬さんから「香水ビン」×1名
「チ」→「チ」→「パ」→「グ」→「グ」→★1名決定 ■4景・牧野さんから「カスタムクリアファイル」×1名
「グ」→「チ」→「パ」→「パ」→全滅→直前までの勝者復活 「グ」→★1名決定 ■5景・赤西さんから「つけまつげケース」×1名
「パ」→「グ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定 ■6景・川菜さんから「カスタムクリアファイル・香水」×1名
「グ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定 ■7景・雨宮さんから「アクセサリー」×1名
「グ」→「チ」→「グ」→★1名決定 ■8景・香山さんから「香水ビン」×1名
「グ」→「チ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定 ■9景・伊沢さんから「サイン入りのディスクメディア」×1名
「グ」→「グ」→「チ」→3名直接対決→★1名決定 <各景ひとことレビュー> 【1景=早瀬ありす/サウンド・オブ・ミュージック】 最小の「ド」役の早瀬は、伊沢先生の後をちょこちょこと追い掛けていく姿も微笑ましく、 純朴な少女を演じてみせてくれた。 ベッドでは一転、静かにしっとりとしたところから伸びやかに展開していくステージングは実に印象的で、 トップバッターの役割を見事に果たしていたように思う。 最終回、後方通路は二列、三列に立ち見の観客が重なり、その列は上手袖下から下手袖下までつながる。
さらに扉から前盆まで伸びる通路にも体育座りさせて、超満員の観客を何とか収容。 そして始まった最後の1景、前盆に早瀬を送り届けて「Good bye」とともに立ち去るシーンで、 場内から大きな拍手が沸き上がる。 戻りの移動盆でのラストは、銀幕が閉まる直前、ひときわ深く、勢いよく一礼をして締めくくった。 【2景=瀬能 優/Romeo and Juliet】 苦悩に満ちた中で、相手への一途な愛を語り合うかのような二人舞から、 流れるように前盆へと入ってからも展開する“瀬能ワールド”を堪能させていただいた。 メッセージ性の強い歌詞入りの音楽に負けない表現の厚みで 景イメージが大きく膨らむ好例を拝見させていただいたように思う。 “レジェンド組”はさすが、最終回まで自らのスタイルのまま演じ続ける。
恬淡と平常心を保った演じぶりを保つ姿は、さすがというほかない。 【3景=藤咲茉莉花/二人鷺娘】 中休憩映像のインタビューで「妹のよう」と語った伊沢と共に舞った「二人鷺娘」は、 いずれも名手なれど、二人の舞の個性の違いが垣間見られる最後の貴重な機会となった。 こちらも個性の強い女性ボーカル曲に乗せてのベッドとなったが、 そのたおやかにして流れるような舞姿で魅了させていただいたことに感謝申し上げたい思いである。 最終回、微笑み合う姉妹のように舞い続けた二人が、
終わり近くに一瞬だけ、二人揃ってキリリと引き締めた表情になった瞬間が見られた。 そしてすぐに二人とも元の笑顔に戻るシンクロニシティに、得も言われぬ深いものを感じた筆者であった。 【4景=牧野れいな/銀河鉄道の夜】 初日のやや自信なさげな朗読からは格段の進歩を遂げての楽日。 朗読用の文章を自ら発声しながら舞うという難景を、牧野自らのものにしてみせたことに拍手を贈りたい。 ベッドも、しっとりとした入りから、若々しく展開していく演じぶりに、 伸び盛りの印象を強く受けながら拝見させていただいた。 最終回のベッド後半から立ち上がり、ひときわ大きく沸き上がる拍手に思わずニッコリ。
その後も柔らかい笑顔を浮かべながら、20日間に渡ったライブでの挑戦を終えたのだった。 【5景=赤西 涼/もののけ姫】 サンの持つ強固な意志を、振りや動き、さらには表情でも鮮やかに描き出す赤西の舞台力に、 改めて感じ入らせていただいた。 ベッド、さらには戻りの移動盆でもその力は遺憾なく発揮されていて、 その堂々たる立ち姿で、特別な公演の中トリを見事に務め上げていたように思う。 最終回の戻りの移動盆、あえてミラーボールを回さず、緑一色の照明で作り上げた深い森へと戻っていくサン。
その姿に、伊沢引退後の次世代を担う中核の一人、赤西の決意が見えたように感じたのは、 いささか筆者の考えすぎであろうか。 【中休憩】 中休憩映像も「MESSAGE to Chinatsu Izawa」と題し、 「秘すれば花」「TEARS」「LAST SCENE」の出演者を中心に、 伊沢千夏さんへのビデオメッセージで構成されたスペシャル版を上映。 【6景=川菜ひかる/We Will Rock You】 “やさぐれ教室”のセクシー先生として、コール&レスポンスで場内をあおり、盛り上げていく役どころ。 それに応えて場内も大いに盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただいた。 ベッドでのハンズアップ&クラップが自然発生的に観客の中に広まっていったように、 場内の一体感を醸し出す演じぶりには大いに拍手を贈りたいと思う。 そして迎えた最終回のコール&レスポンスは、舞台上の演者も目を見張るほどの場内の一体感。
幕閉め前のフリーパフォーマンスタイムでは、思わずいすを頭上に振り上げて興奮する生徒たち。 ベッドでのハンズアップも、突き上がる腕、林の如くで、場内を熱く盛り上げてのラストを飾った。 【7景=雨宮衣織/フラガール】 本景も雨宮・藤咲・伊沢と、ベテラン勢の名手が並んでのフラは、それぞれがそれぞれの味わいを持ち、 しかもそれが共鳴し合うようなトリオダンスとして感慨深く拝見させていただいた。 さらにベッドでも、余裕たっぷりに演じていく“りんごワールド”や 戻りの移動盆での“青い鳥”を手にしての演技も、心地よく浸み入るものとなっていた。 こちらも最後まで悠然とした変わらぬ舞いぶりは、さすがのベテラン。
癒やしの景で爽やかな風を場内に吹かせて、青い鳥とともに羽ばたきながら締めくくった。 【8景=香山 蘭/Chaplin Speech】 「演説を舞う」という難しいステージに、今年目覚ましい活躍を見せた舞姫の一人、香山が挑んだ。 スピリットを込めてのソロダンスから、ベッドで全てを脱ぎ捨てて解放感いっぱいに舞う姿への ストーリーテリングは、一人の人間として生きることの大切さを改めて訴えかけるような印象で、 職人気質の仕事をする香山の面目躍如たるものがあった。 最終回の“スピーチダンス”では、心なしかそれまでより強く感じる突き上げる腕、振り上げる足の勢い。
そして伸び伸びとラストまで駆け抜けてみせてくれた。 【9景=伊沢千夏/La Vie en rose】 中休憩映像で真白が指摘しているように、 気品のあるたたずまいと存在感で、舞台に登場しただけで場内の空気を変えるだけでなく、 “いなつスマイル”で魅力たっぷりに引きつける舞台を作り上げ、 数多くの思い出のシーンを残してくれた稀代の舞姫が今日、その舞台を去っていく。 どの瞬間を切り取っても成立する、つまり「静止画像の連続体としての動画が舞姿を構成している」という 当たり前のようでいて、それが成立するには、 寸分の隙もない振りや動きが求められることを実にさりげなく演じていたのが、 筆者の目に焼き付いた“伊沢千夏像”であった。 そしてこの10年間の「浅草」を彩ってきた大トリ最後の一人の旅立ちでもある。 ベッドで、前盆からの場内の光景を慈しむように見るまなざしの優しさに、 すべての思いが込められているような気がしてならない。
最終回、場内いっぱいの観客が固唾を呑む静寂の中で進む最後のステージ。
その姿は優しくて華やか、しかし圧倒的であり、これで最後という感傷を挟む隙すら与えないものであった。 ベッドで降り注ぐ照明と惜別のリボン、ジャッキアップする前盆が、これが引退公演であることを語っている。 その間も浮かび続ける“いなつスマイル”は、まもなく終着駅に着く満足感か。 銀幕の向こうにいったん消える姿を、満場の拍手が贈る。 群舞からベッド、そして戻りの移動盆と、伊沢千夏は「伊沢千夏」を完璧に演じてみせた。 そして迎えるカーテンコール。 銀幕が開いた瞬間、筆者は意外なものを目にした。いや、目にしたような気がした。
袖を合わせ顔をやや下向きにした伊沢の表情が、まるで涙顔のように歪んで見えたのだった。 しかし一瞬の後、その表情は消え失せ、元の“いなつスマイル”へと戻る。 まるで今見た表情が錯覚であったかのように。 このとき筆者は、なぜか日光東照宮の「逆柱」を思い浮かべていた。 完璧は魔を呼ぶ。「満つれば欠ける」の俚諺から、 伊沢最後の舞台にたった一瞬だけ浮かんだ「なお満たらず」の姿だったのだろうか。 カーテンコールは、外形的には伊沢の感謝の心を舞っているように見える。 しかし観客もこの舞台に出会えた感謝を送り、それを伊沢が受け止める時間でもあったように思う。 最後の一人舞台は、伊沢と、伊沢を見詰める観客との静かな対話の時間であった。 カーテンコールのラスト、伊沢は両手を広げた後ろ立ち姿のまま、銀幕の後ろへと消えていく。 その姿を、深く心に刻みつけることにしたい。「伊沢千夏」という舞姫の名と共に。 <楽日あいさつ> 最終回フィナーレでは、既に涙が抑えられない演者の姿も。そしてオペラ幕が閉まった22時52分、拍手がそのまま督促手拍子に変わる。いつもの楽日より、やや間を置いて再びオペラ幕が上がる。MCのマイクを持つのは、もちろん伊沢。 【伊沢千夏】
「本日は『LAST SCENE』千秋楽にご来場ありがとうございます。 無事に20日間終わりました。たくさんの応援ありがとうございます。 それでは1景から順番に一言ずつお願いしたいと思います。」 【早瀬ありす】
「1景のメインを担当しました早瀬ありすです。ありがとうございました。 千夏お姐さんの引退の公演にご一緒出来て、本当にうれしいです…です。 いっぱい目に焼き付けることが出来て、幸せです…です。終わります!ありがとうございました。」 【瀬能 優】
「2景を担当させていただきました瀬能優です。 伊沢千夏ちゃんとは、『浅草』何度か一緒になったことあるんですけど、 そのなったことある中で全部、千夏ちゃんの景に出させてもらって、今回も出ることが出来て、 すごいよかったなと思います。千夏ちゃん、11年間お疲れさまでした。呑みましょうね、いつかね(笑)。 お疲れさまでした。」 【藤咲茉莉花】
「3景を担当しました藤咲茉莉花です。ありがとうございました。 今回はいなつと一緒に鷺娘を踊れて、本当にすてきなシーンで、いい思い出になりました。 たくさん一緒にステージは立ったことがあるけど、 二人だけで踊ったのは初めてで、本当によかったです…(涙)。いなつ、本当にお疲れさまでした…。」
【牧野れいな】
「4景を担当しました牧野れいなです…(涙)。 4景はすごい難しくて、何回もくじけそうになったんですけど、 ちなつ姐さんの引退週、大事な週に乗せていただいているので、頑張りました。 ちなつ姐さん…(涙)…ありがとうございました…(涙)」 【赤西 涼】
「5景を…声が変!(笑)…5景を担当させていただきました赤西涼です。 うーんと、いなつ姐さんとは2回?2回しかご一緒出来なかったですけど、 今週は一番身体も辛かったと思うんですけど、一番毎日笑ってくれて、笑わせてくれて、毎日楽しかったです。 ずっとかわいい姐さんでいて欲しいです。心残りは姐さんのシャンパンの毒霧を浴びれなかったことです。 いつか浴びせに来てください(笑)。ありがとうございました。」 【川菜ひかる】
「はい、6景を担当しました川菜ひかるです。 前の公演のお勉強をした時に、こびとを見て、これを演るんだなって私は思っていたんですが、 ちょっと違いましたね(場内笑)。みんな、予想が外れて残念でした。 ちょっと話変わりますけど、いなつ姐さんとはデビュー週が一緒で、すごくお世話になりました。 その後の『東洋』初乗りで不安だったけど、 いなつ姐さんが一緒に私とダブルオープンでふざけてくれたのを、今でも覚えています。 いなつ姐さんがニット帽を飛ばしていて、私がやらなくてもいいよといってもやってくれて、 とっても優しいお姐さんだなと思いました。 あと、私のオープン曲を聞いて、この曲はかわいいから変えないでねと言われたので、一生変えません。 いろいろたくさん思い出があるんですが、とっても寂しいんですが、 この週にこのメンバーでみんなで楽しく過ごせて、とってもうれしかったです。 いなつ姐さん、これからもかわいいすてきなお姐さんでいてください。大好きです!ありがとうございました。」 【雨宮衣織】
「7景のフラガールを担当しました雨宮衣織です。ありがとうございました。 茉莉花姐さんといなつちゃんと3人で、すごい平和でゆったりした楽しい景を踊ることが出来て、 本当に楽しかったです。 みんなそれぞれ自分の景のことをすごく深く考えながら、20日間、その前のレッスンの時から それぞれ思いをちゃんと持って踊りきって、清々しい気分で楽日を迎えることが出来ました。 年末の公演なのでプレッシャーもありましたが、 ケガなく全員で20日間終えることが出来て本当に良かったです。
いなつとは1周年の『浅草』で初めて会って、正直、生まれてきて一番きれいな人を見たと思って、 その最初の印象はずっと変わらず、これからどこに行っても、輝く存在であると思います。 今までありがとうございました。」 【香山 蘭】
「8景を担当させていただきました香山蘭です。どうもありがとうございました。 今回は8景の難しい景を演らせてもらえて、最後間違えちゃったんですけど、 すごくやりがいのある景を演らせてもらえる日が来るとは、ありがたいなと思います。 プロデューサーさんに怒られて、突き放されたのが懐かしい思い出ですが、 こんなすてきな景を演らせていただいて、ありがとうございました。 そしてちなつ姐さん、『浅草』でご一緒しても、お姐さんが美し過ぎて、あまり近寄れなかったんですが、 すごくいつ会ってもきれいで、大好きです。 今回、姐さんのメインの9景に私は出ることが出来なくて、すごく寂しかったんですけど、 今日は私は出ていないので、お勉強をただ一人出来る特権があって、ステージを観させてもらいました。 私の宝物になります。本当にうつくしかったです。これからもすてきな人生を歩んでください。 どうもありがとうございます。」 【伊沢千夏】
「9景を演じさせていただきました伊沢千夏です。 今回はラストとということで、こんなに盛大に盛り上げていただいて、送り出していただいて、 制作の方をはじめ、スタッフのみなさん、そして出演者のみなさん、 本当に…(涙)…感謝です。ありがとうございます。 そして11年間支えてくださったファンのみなさま、本当にありがとうございました。とても幸せな11年間でした。 これからも、来年からも、ぜひロック座をよろしくお願いします。 今以上に盛り上がることを願っています。 そしてすごく頑張っている踊り子たちにご支援、ご協力よろしくお願いします。」 そして伊沢千夏さん最後の「三本締め」の音頭。そして汽笛の音とともにアンコールウォークに回る。 その姿を白マスク姿で投光ブースから、時に鬼の形相で舞台を睨み、時に優しいまなざしで見守ってきたプロデューサーP氏も、今公演で引退する。「平成」の終わりより一足早く、「浅草」の一つの時代が終わろうとしている。
思えば伊沢さんが歩んできた11年間は、東日本大震災を挟んだ前後の“冬の時代”とも言われた厳しい状況から、今日で年間77回となる「大入り」を記録する、当時は想像もつかない観客動員を見せるまでになった大きな変化の時代であった。その時代の中でも、気品を持ち、優しさにあふれ、微笑をたたえた舞姿は、常に変わらずこの舞台にあった。
伊沢さんが残した舞台最後の言葉は、同じ板の上で頑張る仲間への応援の願いであった。来る年から、伊沢さんの姿は舞台にはない。しかし我々の記憶の中に残していった舞姿と言葉は、折々に思い起こしていきたいと思う。稀代の舞姫を送り出した平成最後の大千秋楽、2019(平成30)年12月30日の思い出として。
(敬称略・観劇日:2018(平成30)年12月30日(日)) |
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近日公開予定です。
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