舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

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 年の初めの新春公演は華やかであるとともに、実は過酷な公演でもある。通常公演より長い1か月公演、しかも寒さ厳しき季節である。毎年、各種感染症や疲労蓄積が原因の体調不良による休演者が出たり、大雪の予報で公演短縮や休演になったりすることが常で、31日間155回の公演を“全員が無傷”で完遂するのは至難の業である。

 それを今年はやってのけそうである。雨や雪の日がほとんどないカラカラ天気を味方に、それが故のインフルエンザ大流行を敵に回しつつ、楽前の30日まで休演及び休演者なしの“準完全試合”を達成した。

 そして迎えた31日(木)楽日、夜遅くからは雪が交じるかもしれないとの予報ながら、7人が一人も欠けることなく舞い続けた新春公演「艶 en」の集大成をプンラスで観劇。


<楽日じゃんけん大会>
 ちょっと遅めの“お年玉”をかけての「平成最後の新春公演じゃんけん大会」は、すっかりおなじみとなった若い方のM氏が登板。「最初はグー」を省略する“サクサク進行”で、いざ勝負。

   ■無料招待券×2名
     「チ」→「グ」→「グ」→★2名決定

   ■公演ポスター(サイン入り)×1名
     「グ」→「パ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■1景・鈴木さんから「キューピーコーワゴールドα+(サイン入り)」×1名
     「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定

   ■2景・空さんから「フィナーレの帯に巻くビローンとしてるやつ」×1名
     「パ」→「グ」→「チ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定

   ■3景・中条さんから「命の次に大事な桶(サイン入り)」×1名
     「パ」→「グ」→「チ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定

   ■4景・沙羅さんから「フィナーレ用の鳥追い笠」×1名
     「グ」→「チ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定

   ■5景・木葉さんから「凧とUFOキャッチャーで獲得したクマのぬいぐるみ」×1名
     「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→「グ」→★1名決定

   ■6景・雪芽さんから「ハンドクリーム(サイン入り)」×1名
     「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定

   ■7景・南さんから「写真セットと髪を結ぶやつ」×1名
     「グ」→「グ」→「チ」→★1名決定


<各景ひとことレビュー>
【1景=鈴木千里/初踊り】
クールで鋭い動きを見せたかと思えば、得も言われぬしなやかな動きで引きつける
変幻自在のステージングは、年の初めの舞台開きにふさわしい、見応え十分のトップバッター。
ベッドから戻りの構成も、実にスタイリッシュで印象鮮やかなステージングを楽しませていただいた。


【2景=空まこと/瞽女】
ソロダンスパートは、空の十八番のヒップホップ系ダンスを実に気持ち良さそうに舞って見せてくれた。
その中に組み込まれた蓄光紙を使った光のギミックは、まるで網膜に映った残像のようで、
景テーマの「瞽女」に通じる“視覚”をイメージさせるように思える。
そこから目をつぶり、手を伸ばして足の感覚だけで本舞台から花道、そして前盆へと進む役作りは、
筆者には、手に手を取り合って芸に生きた「瞽女」の姿に重なるものであった。
目を閉じての演技ゆえ、前盆からの転落事故も伝えられるなど、危険と隣り合わせの中で、
無事の完走を遂げたことを喜びたいと思う。


【3景=中条彩乃/湯女】
シリアスなテーマが多い今公演において唯一のコミカル景を、弾けんばかりの笑顔と、
若手3人によるアドリブを含めた遊び心たっぷりのパフォーマンスで大いに盛り上げ、楽しませていただいた。
ベッドでも、自ら手拍子をあおって場内の一体感を作り上げるなど、
ライブのステージを楽しむ様子は、拝見していても楽しく、実に見事なものであった。


【4景=沙羅/吉原炎上】
吉原を舞台にした女同士の美しくも厳しい闘いを、ラテンダンスで鮮やかに舞い、
負かし負かされた後の物語性に富んだ行きの移動盆、そしてコントラストをもって展開していくベッド、
ドラマティックな戻りの移動盆と、ひと味違った“沙羅ワールド”を息を呑む思いで拝見させていただいた。
全体として“若い香盤”の中で、要所要所を引き締めるベテランの役割を
今回もきっちりと果たしてみせていただいたことに感謝申し上げたい。


【5景=木葉ちひろ/八百屋お七】
舞いぶりのみならず、表情や身体表現なども含めて上げ続け、
デビュー3週目での「浅草」初乗りとは思えない堂々たる演技は大健闘、目を見張る思いである。
フィナーレでのメンバー紹介のMCも、自信なさげで声が小さかった初日には想像も出来なかった聞きやすさ、
かつ楽しさがあふれ出すような声へと変化、これからの活躍がとても楽しみな1か月のステージであった。

一方、本景の演出については疑問が残ったので付記しておきたい。
それは「前盆ジャッキアップ」の使い方である。
本景ベッドでの同演出が「お七の梯子登り」を表現しようとしたことは分かる。
持てる装置を駆使して表現を突き詰めようとしたことも、それ自体が問題というわけではない。
しかし「前盆ジャッキアップ」は、これまでの「浅草」の歴史の中で意味づけられてきた
ある種の“記号”でもあることを軽んじて欲しくないと筆者は考える。
特に今回は、わずか一つ前の公演で、
その“記号”が、その意味を持って用いられた直後というところに大きな違和感を覚えた。
「前盆ジャッキアップ」は、タイミングと、それの持つ“記号性”を熟考した上での活用を願いたい。


【6景=雪芽さゆり/くノ一の恋】
和鬘の似合う顔立ちに、たおやかに舞う日舞と、
大変失礼ながら、ここまで見事にはまるとは想像をしていなかったというのが正直な感想である。
ベッドも、実に大胆な構成で印象に残るものであり、色を含んだ表情や流し目、手や身体の動きと、
公演タイトル「艶」を象徴するような色合いを作り出してみせてくれたことに心からの拍手を贈りたい。


【7景=南 まゆ/傀儡】
「浅草」の正月と盆の“顔”として定着した南が、
今公演では「花魁と禿」という“定番キャラ”に近未来風の演出と振りを施すという
異色の演出への挑戦を、落ち着いた演じぶりで務めてみせてくれた。
ベッドも、和鬘に髪飾り、打掛という“制約条件”の中で、
1か月をかけて練り上げられていったように拝見させていただいた。
ベッドでのポーズや“ポーズのような形”について、筆者個人としては思うところがないわけではないが、
絶対的な正解がない舞台の世界において、演者がたどった一つの“道”として受け止めたいと思う。


<楽日あいさつ>
 最終回フィナーレの幕が下りると、拍手はそのまま督促手拍子に。再びオペラ幕が上がると、南がマイクを持ってMCを務めての「楽日あいさつ」。

【南 まゆ】
「本日は浅草ロック座新春公演『艶 en』千秋楽にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
 本日、千秋楽を迎えることができました。それでは一言ずつ、1景の千里お姐さんから頂きたいと思います。」

【鈴木千里】
「はい、31日間ありがとうございました。次は2月11日から横浜ロック座で踊りますので、お越し下さいませ。
 ありがとうございます。」

【空まこと】
「空まことです。デビュー15年目にして浅草で初ヒップホップを演らせていただいて感無量です。
 どうもありがとうございました。」

【中条彩乃】
「あけましておめでとうございます。3景の『とにかく明るいアヤノ100%』を演っていました中条彩乃です。
 31日間ありがとうございました。これからもみなさんに笑いを提供できる踊り子になるつもりですので、
 2月中『川崎』でお待ちしております。よろしくお願いします。ありがとうございました。」

【沙羅】
「沙羅です。ありがとうございました。3月の中『川崎』ですので、よろしくお願いします。」

【木葉ちひろ】
「5景を担当しました木葉ちひろです。ありがとうございました。
 初めての浅草で右も左もわからない状態だったのですが、終わりました。
 次は3月結に『川崎』です。頑張ります。」

【雪芽さゆり】
「6景の『くノ一の恋』を担当しました雪芽さゆりです。
 たまに感想で『花魁よかったです』と言われるんですけど、実はくノ一でした。
 次は2結『栗橋』でお待ちしております。ありがとうございました。」

【南 まゆ】
「南まゆです。新春公演、元旦から本日千秋楽まで31日間、みなさまたくさんのご来場をいただき、
 本当にありがとうございました。
 とにかく155ステージを、誰一人欠けることなく、みんなで一緒にこの日を迎えられたことが
 とてもうれしく思います(場内拍手)。
 新春公演は、年の初めでとても大切な公演ですし、不安もなかったわけではないんですが、
 8回の大入りを頂くことができ、たくさんのご来場で盛り上がる1か月だったんじゃないかなと思います。
 明日からはまた新しい公演が始まりますので、
 今年も浅草ロック座にみなさま、たくさんたくさん来てください(場内拍手)。」


 そして「大入り」のたびに最終回フィナーレ後のカーテンコールで行なってきた「三本締め」も、今日の千秋楽記念の9回目で“締め納め”。ところがその後に、ちょっとおとぼけの告知タイム(笑)。

【南 まゆ】
「私は2月の中『東洋ショー』、3月の頭『川崎ロック座』で3周年を迎えますので、よろしくお願いします。」

 場内の笑いを誘ってから、アンコールウォークにスタート。31日間155ステージ、誰一人として欠けることがなかった「完全試合」を達成し、本舞台に戻った一同は「三方礼」で締めくくる。平成最後の新春公演を幕の向こうに送って外へ出ると、まるで楽日を惜しむかのように冷たい雨に混じって、白い雪が舞い落ちていた。


(敬称略・観劇日:2019(平成31)年1月31日(木))
 年が明けて心も新たに始まる新春公演。今年は平成最後のお正月、さらに「浅草」の制作体制にも変化が訪れ、その幕が上がる。公演タイトルは恒例の“漢字一文字”で「艶」、そこに「en」と“読み仮名”がつく。これは「艶」が「つや」とも読めることから付加したようにも思われるが、歴代の新春公演タイトルでもローマ字の読み仮名付加は定番となっていることに倣っただけとも見える。

 そして「構成・演出」は、こちらも新春公演おなじみ「雅麗華」。「新春」で「雅麗華」とくれば、和物を中心とした舞台が想像されるわけで、正月らしい華やかさと厳かさへの期待が盛り上がる。

 ロビーでは樽酒の振る舞い、場内には上手袖に正月飾りと、正月恒例の縁起物が迎える「浅草」にての観劇初めをプンラスで。


【新春口上・三番叟】
1日(火・祝)から7日(月)までの松の内は、出演者が舞台にずらりと横一列に並び座っての「新春口上」から各回の舞台を始める。拍子木の打ち出しとともにオペラ幕が開き、中央に控える南が、琴の音とともに口上の口火を切る。

  【南】 「新年あけましておめでとうございます。」
  【沙羅】「旧年中はひとかたならぬご厚情を頂き、感謝致しております。」
  【木葉】「本年も一同力を合わせて、みなさまに楽しんで頂ける舞台をお見せ出来るよう、
       心を新たに致しております。」
  【南】 「みなさま、本年も浅草ロック座を、どうぞよろしく」
  【一同】「お願い申し上げます。」

 今年のサプライズは、今公演が「浅草」初乗りとなる木葉の、「新春口上」及びこの後の「三番叟」メンバーへの抜擢。劇場側からの期待のほどが伺える。

 口上の後、金黒の横縞地に赤丸の烏帽子をかぶり、黒長着、細縞袴を着けた上に、錦の羽織を重ねた口上三人衆が花道へと進み出て、金扇子を手に新年を言祝ぐ「三番叟」を舞い始める。さらに前盆へと進んで神楽鈴を手にすると、「シャンシャン」と雅な音色を響かせながら、今年一年の舞台の開き初めを行なう。


【1景=鈴木千里/初踊り】
三番叟の3人が下手袖に引くのと交差する形で、
白の紋入り長着に銀菱模様の男袴姿の鈴木をセンターに、
黒長着に細縞袴のダンサーズ4人が囲み、扇子を手にしての勇壮な群舞からのスタート。
さらに3人、加えて下手袖から三番叟の3人が加わって、出演者総員で大きく展開。
さらにダンサーズ4人が両手扇子、舞姫7人が白地に赤渦巻模様の和傘を手にして、
紅白の色も華やかに、本舞台から花道を埋め尽くしながらの群舞を舞い進めていく。
音楽が変わると舞姫7人が引き、ダンサーズ4人が両手扇子での一舞を披露すると、
ブラックチェーンチョーカーに、白地に紫襟、右袖や後ろ身頃が太色縞で、
青や紫の花が咲く長襦袢風ベッド着を両肩脱ぎにして羽織った姿に替えた鈴木が、
ダンサーズが作る扇子覆いの下に下手袖から歩み出る。
ダンサーズが下手袖へと引き、代わって鈴木が閉まる本舞台幕の前から花道、そして前盆へと歩み出る。

ベッド前半、立ち姿から腰を下ろすと、片ひざ曲げ片足後ろ伸ばしの座り姿や、
腰をついての片足浮かせなどで静かに進めていく。
音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざつき片手差し上げ」や「スワン」のポーズから、
両ひざ立ちでベッド着の袖をひるがえして動き、上体を伏せてから腰をつくと、
「横開き」や「スーパーL」「シャチホコ」の連続ポーズを決め、
両ひざ立ちでの上体反らしから、ベッド着を振りかざしながら立ち上がる。
前盆での一礼の後、ベッド着を後ろ手に振り広げながら花道まで戻り、
花道で立ち止まって上手向き、下手向きに展開した後、本舞台へと歩み戻ると、
本舞台中央にてターンから、片手を差し上げ、音楽終わりで見得を切ってのエンディングへ。


【2景=空まこと/瞽女】
半開になった銀幕の間に、障子がはめ込まれた円形の窓が浮かび、
そこにシルエットの空の姿が映し出されると、ヒップホップ系の軽やかでクイックなソロダンスがスタート。
照明が変わると、青の目隠しを巻き、青の素通し長着で舞う姿が
障子越しに薄明かりに浮んで見えるようになり、
さらに空が身を屈めると障子が開き、背後に円形の白紙が引き上げられる。
この白紙を空が両手にライトを持ってなぞると、“蓄光紙”に光の軌跡が残り、
円形窓の縁に仕込まれた青のラインライトとも合わせて、光のギミックとダンスのコラボで展開していく。
そして照明を落としての強力ストロボで、空の影を蓄光紙に残して、
空自身はいったん下手にハケていくという仕上げで音楽を渡る。
音楽が変わると、目隠しを取り、丸窓を抜けてから目を閉じたまま、
伸ばした手で誰かとつながるようにしながら花道を歩き、前盆へと進む。

ベッドでは、立ち姿から腰を下ろし、大きく身体をくねらせるように動きながら上体を起こしてから、
ひざつきや「片ひざつき片足横伸ばし」の姿勢でベッド着を脱ぐと、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。
音楽が変わると、うつ伏せや横向きに身体を流しての片足振り上げなどで進め、開脚での腰の上げ下げや、
「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし両手差し上げ」、四つん這いでの腰の上げ下げなどで動いてから、
「片ひざ立て片ひざつき」の姿勢を経て立ち上がる。
ベッド着を片手に、もう片手を前に差し伸ばす動きをつけてから、
花道を歩き戻り、本舞台奥へと戻って片手を差し上げた姿で締めくくる。


【3景=中条彩乃/湯女】
湯の音が響いて明けると、「浅草ロック湯」の文字と温泉マークが白で染め抜かれたのれんが
本舞台中央に掲げられた後ろに、中条・雪芽・木葉の若手3人が立つ。
のれんをくぐって進み出ると、ピンクのトップスにショートパンツ、白のたすき掛けの
「千と千尋の神隠し」の「千」風の衣装で、笑顔を浮かべながらのトリオダンスを
本舞台から前盆まで往復しながら舞っていく。
いったんのれんをくぐって後ろに隠れると、白シルキーの布を腰に巻き、手にした湯桶で胸を隠しながら
チラリズム、あるいは“100%”芸へのオマージュ風のユーモアを見せつつ舞っていく。
音楽が変わると、雪芽と木葉が下手袖へと引き、
中条が本舞台奥にて花柄のシルキーピンクのミニ着物風ベッド着に替えて、
下手や上手に展開した後、前盆へと歩み入る。

ベッド前半、腰を下ろして片ひざを曲げ立てた姿で音楽を渡り、音楽が変わると、
あお向けに倒れてから起き上がり、片ひざを曲げ立てたところから身体を横に流した姿勢を経て、
横から振り上げる「L」、ついで「シャチホコ」のポーズを切って見せる。
さらに「片ひざ曲げ片足横伸ばし」の座り姿で片手を差し上げて音楽を渡り、
音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」のポーズを決め、
「片ひざつき片足横伸ばし」で笑顔を浮かべての手の振りで進めてから、
「3点支持」のポーズを切って立ち上がる。
一礼の後、花道まで歩み戻り、いったん振り向いてから本舞台へと戻り、下手へと展開した後、
中央でベッド着を下ろしての立ち姿での暗転でのエンディング。


【4景=沙羅/吉原炎上】
赤の半円形の頭飾りに銀のティアラ、右腕に黒のアームカバーを着け、
ティアードフリルがついた橙色や青色などの斜めストライプの着物風ドレスに身を包んだ沙羅と、
そのバックに黒ハットをかぶり、黒のひざ丈長着風トップスに緑や橙のラメ布帯を巻き、
黒パンツ姿のダンサーズ2人がついて、ラテン系の音楽と振りで舞い始める。
途中から沙羅と色違いのドレス姿の南が加わると、4人で、あるいは2人ずつのペアを作りながら、
激しく女同士の火花を散らせるような振りを見せつつ、様々にフォーメーションを変えながら舞っていく。
音楽終わりに下手側で沙羅が伏せて倒れ込み、手で涙を拭うような振りを見せながら下手袖に引く様子を
上手側で勝ち誇ったように見送る南。
音楽が変わり、残った3人が本舞台上手から中央で一舞し、下手袖へと引くと、
入れ替わるように、頭飾りはそのままに、赤の腰布に金襟垢ラメの振袖風ベッド着を羽織った姿に替えた沙羅が
下手袖から本舞台奥へと歩み出し、移動盆に乗ると、腰をついて身体を横に流し、
さらに移動盆の前ツラから両足を流し出した座り姿で音楽を渡る。
音楽が変わると、花道途中で移動盆から降り立ち、
花道で立ち止まって形を作ってから、一歩一歩、ゆっくりと歩を進めて前盆へと入る。

ベッド前半、ひざつきから腰をつき、上体を大きく反らせた後、
片足を交互に振り上げてから上体を伏せ、後ろ片足を流し上げる姿勢でゆっくりと動いていく。
「片ひざつき片ひざ立て」に上体を起こして音楽を渡ってのベッド後半では、
音楽のアクセントに合わせての手の突き出しから、
「片ひざつき片ひざ立て」の姿勢から両手を開きながらの上体反らしのポーズを大きく切り、
ついで手の振りから勢いよく「L」、
さらに「片ひざつき片足振り上げ」で片手を上や横に伸ばしたポーズを決めて立ち上がる。
花道でいったん立ち止まり、振り向きながら科を作ってみせた後、移動盆に乗り、
まず左手、ついで右手を横に伸ばし、そこから身体をくの字にくねらせる形を作ってから
ベッド着を大きく振りかざし、腰布を外すと、立ち姿を作りながら銀幕の後ろへと姿を消していく。


【中休憩】
中休憩映像は、初日から12日2回目までは、去年の舞台映像フラッシュに乗せて「新年あいさつ」と「2019年 ニュースター 続々登場」との字幕が流れ、次回公演「Shine on」と次々回公演「Dream on」は日程とタイトルのみの予告を上映。12日3回目からは、上記部分が次回公演「Shine on」の出演者予告に差し替えての上映に変更に。

   ■橋下まこ/宣材写真+プロフィール
   ■花咲ぼたん/2018年9月公演「Once Upon a Dream 1st」3景「つぐみ髭の王様」
   ■有沢りさ/2018年9月公演「Once Upon a Dream 1st」2景「ヘンゼルとグレーテル」
   ■ALLIY/2018年8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」1景「フレンチカンカン」
   ■矢沢ようこ/2018年9-10月公演「Once Upon a Dream 2nd」5景「いばら姫」
   ■清本玲奈/2018年5月公演「WONDERLAND 1st」5景「TALKING FLOWER」
   ■せいの彩葉/2018年10月公演「秘すれば花 第1期」1景「紅葉狩」

ついで新春公演の中休憩映像恒例「落語 THE MOVIE」、今年は「初天神」。南扮する熊と、木葉演じる息子の金坊が湯島天神に初詣に出掛けるドタバタを描く一席。


【5景=木葉ちひろ/八百屋お七】
ゴールドの布髪飾りを着け、赤の腰布の上に着物風の右袖がついた
ゴールドセパレート姿の木葉が本舞台中央に立ち、
その後ろに黒布で口から下を覆い、黒Tシャツ、黒パンツ姿のダンサーズ4人が赤の長布を掲げてのスタート。
5人がフォーメーションを変えながら妖しく舞い進めていく。
木葉が手をかざして操るような振りを見せると、
ダンサーズの4人がポイベールを振り回して火事の「炎」をイメージを作り、
さらに本舞台上手、下手側に仮設された装置からスモークが噴出し、「煙」に本舞台を包んでいく。
スモークに紛れてダンサーズは本舞台奥へと引き、音楽終わりで木葉も本舞台中央に駆け戻ると、
本舞台奥にて木葉が、黒襟に紅色と淡青色の斜め縞の「麻の葉文様」の振袖を羽織った姿に替え、
花道を歩み進んで前盆へと入る。

立ち姿からのベッド前半、ベッド着の前を片手で押さえながら動いてから、
両手を大きく広げての振りの後、ひざつきに姿勢を下げての手の振りで進めていく。
ついで両手を差し上げた「スワン」のポーズで前盆がジャッキアップ、
さらにもう1段ジャッキアップした後、ポーズを切り終えるとジャッキダウンして音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざ曲げ片足横伸ばし」での手の振りから
「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、両ひざ立ちから立ち上がって移動盆へと歩き乗ると
音楽のアクセントに合わせて、後ろ向きから勢いよく振り向いて片手を差し出す。
さらにベッド着の片肩を抜いての立ち姿から、後ろ立ち姿でベッド着を下ろすと、
片手を差し上げ、振り向いての片手差し上げで銀幕の陰へ。


【6景=雪芽さゆり/くノ一の恋】
かんざしを挿した和鬘に赤黒ぼかしの長布を垂らし、
裾に白地に金の箔が押された赤のお引きずりに金黒の帯を前締めにした雪芽が本舞台奥、
大きく立てた束髪に赤の長着、黒袴姿の鈴木が本舞台前に立ち、
白の薄衣を担いだ姿からの二人舞を舞い始める。
薄衣を下ろし、着いては離れしながら舞うと、
鈴木が雪芽の帯を外し、赤のしごきを長く伸ばしながら解いてから、
雪芽が上手側でお引きずりを下ろして中央に置くと、
鈴木の立ち姿に長襦袢姿になった雪芽がそっと寄り添うようにして本舞台中央で音楽を渡る。
音楽が変わると、雪芽が脱いだ衣装を手に鈴木が下手袖に引き、
紅白襟の緋長襦袢を両肩脱ぎにした姿の雪芽が、
本舞台中央から上手へと立ち寄ってから花道を歩いて前盆へと進む。

ベッドでは、立ち姿から腰を下ろし、
身体を横に流した姿勢での片手や両手差し上げなどでゆったりと進めていく。
「片ひざ曲げ片足横伸ばし片手差し上げ」の形で音楽がクロスフェードし、歌詞入りの曲に変わると、
「L」のポーズを切り、ついで腰をついての「片足交互振り上げ」の動きを見せてから立ち上がる。
曲の休止に合わせて花道で立ち止まり、曲のリスタートとともに移動盆に駆け乗ると、
ベッド着を振り広げながらターンを重ね、大きな手の振りで演じた後、
さらにターンを重ねてからの立ち姿で、両手を前に構えつつ銀幕の陰へ。


【7景=南 まゆ/傀儡】
金と赤の花が咲く大きな天冠を着け、金の箔が押された赤の振袖に金帯を締め、
ぽっくり下駄を履いた南をセンターに、
おかっぱ頭で、袖に鈴がついた赤の長着を裾短に着付け、黒帯を締めた禿(かむろ)姿の6人が従って
ロボットダンス風の動きを交えた妖しい雰囲気の群舞を演じ始める。
途中の暗転で、襟や帯、裾に仕込まれたLEDのラインライトが点灯し、
その光だけが本舞台に浮かぶ非現実的空間を演出する。
再び照明がつくと、本舞台にてフォーメーションを変えながらの一舞を舞っていく。
本舞台奥にて音楽終わりを決めて音楽が変わると、6人に囲まれた中で南が、錦の打掛を羽織った姿に替え、
移動盆に座って、動きを止めて斜め上を見やるようにしながら進み出る。
花道まで進むと、両ひざ立ちを経て立ち上がり、前盆へと歩み入る。

音楽が変わってのベッド前半、打掛の前を開いて身体を横に流しての座り姿から、
打掛を下ろし、両足を開き閉じしつつ片手を上下させての動きを見せ、
ついで、腰をついての両足浮かせ揺らめかせなどで見せていく。
打掛を引き寄せての座り姿で音楽を渡ってのベッド後半、
身体を横に流しての「片足流し上げ片手差し上げ」のポーズを切り、
さらに「上げ足上げ手つかみの横開き」へと移行の後、打掛に手を通しつつ立ち上がる。
一礼の後、花道でいったん立ち止まり、振り向いてみせてから移動盆へと歩み乗ると、
後ろ立ち姿から振り返り、両手で打掛を抱えながら左手を差し上げながらの立ち姿で銀幕の陰へ。


【フィナーレ】
平太鼓の音が暗転を破ると、鳥追笠に白長着、黒帯姿で太鼓を打つダンサーズと
三味線を肩に掛けた沙羅が上手側、薄明かりの中に浮かぶ。
照明が上がると、三味線の舞姫6人と太鼓を受け持つダンサーズ4人が、
太鼓の生打ちと三味線の空弾きで、鋭く響く太鼓の音を響かせながら、整然と静かな動きで展開していく。
音楽終わりを横列で決めると、一気に賑やかな音楽で切り替え、鳥追笠を外して袖に引く。
入れ替わるように本舞台中央奥の宮太鼓前にて、
緑の振袖を裾短に着付け、たすき掛けで袖を上げた姿の南が舞い始め、
さらに色とりどりの振袖姿に替えた6人と、
白や黒のトップス、とスリット入り黒パンツに、
「浅草ロック座」の文字が襟に入ったはっぴ姿に替えたダンサーズ4人が舞い込んで、
華やかな群舞を本舞台いっぱいに展開していく。
メンバー紹介のMCは初乗りの木葉が担当。
ダンサーズの太鼓打ちの中、7人が花道から前盆まで進み、太鼓の乱れ打ちの中で本舞台に戻ると、
横一列に並んでから、いったん奥まで引き、オペラ幕が下りるのに合わせて再び勢いよく前進して
フォーメーションを作り、松の内はその後に「HAPPY NEW YEAR」のコールも聞かれてのエンディング。


(敬称略・観劇日:2019(平成31)年1月1日(火・祝)・一部12日(土))

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