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2月26日(火)1回目公演で今週の大トリを務めるあやみ旬果さんが、激痛で立てなくなるほど腰の不調を訴え、この日の2〜5回目公演を休演したことが伝えられた。その後、大事を取って27日(水)・28日(木)までは休演することが告知されたが、その代演として真白希実さんが出演することが発表され、大きな驚きを持って迎えられた。
真白さんの代演と言えば、去年6月の「STEPS ON BROADWAY 1st」の騒動が記憶に新しいが、今回は26日に代演の打診を受け、当日中に打ち合わせ、そして終演後にリハを行ない、なんと翌27日からスクランブル出演という驚異の対応を見せることになった。さすがにメイン景には自演目を持ち込み、バック景の1景はパス、5景はカットということではあったが、フィナーレには、ほぼぶっつけ本番で臨むという。
「困ったときの神頼み」ならぬ「困ったときの真白希実」と思わずつぶやいてしまいたくなるほどの対応力の高さには、ただただ頭が下がるばかり。そのステージを拝見すべく、代演2日目、最終日の最終回に滑り込んだ。
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【開演前アナウンス】
これはさすがに差し替えずに、あやみのままで流れる。 【1景】 あやみがバックで出演する「ドラム」役は欠員に。 【5景/6景】 カット。5景で使用しているバスタブの設置・撤収が不要になるため、 中休憩明けで本舞台幕を開け、警備員が巡回を始める「Shine on」と同じ形で6景から後半がスタート。 【8景=真白希実/spring】 真白の自演目である演目名「spring」を「浅草」の舞台で演じることになった。 リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“君の瞳に恋してる”で明けると、
白カチューシャを頭に、輝く飾りがついた淡色裾広がりドレスに淡色レースグローブを着けた姿で、 本舞台中央奥での立ち姿からスタート。 エレガントな舞姿で前盆まで往復し、本舞台へと戻ると、さらに上手から下手へと展開していく。 下手側でドレスを脱ぐと、左の二の腕に白の垂れ布を着け、シルバーラインが入った白セパレート姿に替え、 短く一舞した後、本舞台中央にて音楽を渡る。 音楽をビートが利いた洋楽女性ボーカル曲に変えると、本舞台にて大きくダンサブルに舞い始め、 さらに前盆まで進むと、立ち姿でのリズムに乗った舞を披露していく。 ついで本舞台に戻って一舞し、本舞台中央にて腕を突き上げる振りで音楽を渡る。 リズミックな洋楽女性ボーカル曲に音楽が変わると本舞台中央にて、 セパレートから大きなゴールドフリルとピンクのバラの花が飾る白ロングベッド着に替え、 移動盆に乗って立ち姿で進み出てから、途中で移動盆から下りて花道を歩んで前盆へと入る。 ベッド前半、立ち姿から徐々に腰を下ろしてベッド着の前を開くと、
腰をついての「片ひざ立て片足横伸ばし」や、身体を横に流した姿勢で動いて音楽を渡る。 音楽をスローテンポの洋楽女性ボーカル曲に変えると、 身体を横に流した姿勢から両足旋回で姿勢を入れ替え、 腰をついての片ひざ立てで上体を後傾させていくと、セクシータッチにゆっくりと動いてみせる。 足を入れ替えて上体を起こすと、両足旋回から四つん這いでのあおり上げを経て、 腰をついての「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし」の姿勢で音楽を渡る。 リズミックな洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、 腰をついての手の振りから「L」のポーズを長い滞空時間で切り、 ついで「片ひざつき片手差し上げ」のポーズも、長い時間を掛けて決めていく。 腰をついての手の振りから「スーパーL」や 「片ひざつき片ひざ立て片手差し上げ」のポーズを切って立ち上がる。 一礼の後、花道を早足で戻って移動盆に追いつくと、移動盆上での後ろ立ち姿から振り返り、 アクティブに動くと、後ろ立ち姿でベッド着を下ろし、振り向きつつ閉まる銀幕の陰へと消えていく。 ********************
なおその後、あやみ旬果さんは3月1日から復帰を果たしている(ただし1景出演は“間引き”するなどの一定の配慮の下)ことを付記しておきたい。
(敬称略・観劇日:2019(平成31)年2月28日(木)) |
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本公演は「あやみ旬果引退特別公演」と銘打たれているように、あやみ旬果さんのアダルト業界引退にあたって、その掉尾を飾る公演という位置づけとなっている。つまり「デビュー公演」にして「引退公演」ということになり、これは2016(平成28)年5月公演「The Play Within The Play 1st」の上原亜衣さんの例と同じと考えられる。
これに伴い入場料金も、一般「7,000円」、カップル割「10,000円」、最終回割引「5,000円」と特別料金となっているが、女性割引が「3,500円」で“据え置き”なのが目を引く。これは昨今急増中の女性客を遠ざけないようにする配慮であるとともに、女性ファンが特に多い武藤つぐみさんが出演していることも考慮しているのではないかと憶測するわけであるが、「シニア割引にはまだ届かない男性」である筆者としては、ポイントカードの「満券」が使用可であることが、わずかな救いとなった(笑)。
事実上「Shine on」の「2nd」として多くの景が振り移しとなっているが、差替景や新規景も並ぶ久しぶりの特別公演、初日最終回を観劇。
【1景=桜庭うれあ】 本景は「Shine on」1景からの振り移し景。 ただしドラム担当のあやみの衣装は、赤黒のミニドレス風に変更。 ドラムメジャー役で指揮棒を持った桜庭と2人でチア隊を引き連れての華やかなオープニング。 音楽が変わると、本舞台中央奥でラメ布の大きなリボン飾りを頭に着け、 「693フラッグ」を身体に巻きつけた姿に替えた桜庭が、移動盆に乗って進み出る。 立ち姿から腰を下ろし、ひざ立ちなどを経て再び立ち上がると、 フラッグを解いて振りかざしての舞いから前盆へと歩み入る。 ベッド前半、立ち姿でフラッグを外したゴールド腰飾り姿に替え、
片ひざつきに姿勢を下げてからひざにフラッグを掛けて進めていく。 腰をついての片足交互振り上げの動きから「3点支持」のポーズを切り、 身体を横に流しての片足流し上げの形を経て、片ひざ立ての姿勢で音楽を渡る。 ベッド後半では、四つん這いでのあおり上げなどで動いてから、 「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」「L」「片ひざつき片足振り上げ」のポースを次々と切ってみせる。 両足旋回から立ち上がり、フラッグを後ろ手に広げながら移動盆へと歩み乗り、フラッグを大きく振ると、 後ろ手に広げての「レイバック」を決め、 さらに本舞台下手、上手へと展開して盛り上げてから本舞台中央でのラスト。
【2景=前田のの】 本景も「Shine on」2景からの振り移し景。 淡色と橙色の振袖に金の箔が押された深い青色の帯、白黒素通しの和傘にそれぞれ変えて、 ベビーフェイスによく似合う和鬘を着けた姿で、しっとりとした日舞を舞っていく。 音楽が変わると、本舞台下手で帯留めや帯締め、そして帯を外し、中央にて赤のしごきを飛ばすと、 下手で伊達締め、再び中央に移って足袋を脱いでから、 下手で輝く飾りがついた白長襦袢風ベッド着を羽織った姿に替え、静々と前盆へと歩み入る。 正座して始めるベッド前半、腰をつくと、上体を後傾させての両足浮かせ上げなどの動きをみせて音楽を渡り、
音楽が変わると、身体を横に流した両足流し上げの形を作ってから、 両ひざ立ちを経て「片ひざつき片ひざ立て」での手の振りで進めていく。 ついで腰をつき、ひざを軽く曲げての「片足上げ片足横伸ばし」のポーズを決めて立ち上がる。 花道で下手向きでひざをつき、立ち上がっての上手向きでの展開から、 移動盆に乗っての立ち姿でベッド着を片肩から抜き、右手に掛け広げての立ち姿を作った後、 片ひざ曲げでの一礼で銀幕の陰へ。 【3景=武藤つぐみ】 本景は「Shine on」から差し替えになっての新作景。 場内に7つの吊り電灯が下がる中、白ネグリジェ風衣装の武藤が白の枕を持って本舞台幕前に現れ、 しなやかに舞いつつ花道で枕を置いて寝転がり、ついで前盆まで進んで展開した後、 再び花道に戻って枕を手にして腰を下ろし、また立ち上がると、枕を抱きつつ舞っていく。 本舞台下手や中央、上手へと展開した後、中央で枕を置いて花道まで進むと、 再び枕を手にしての一舞を見せた後、音楽終わりで暗転。 音楽が終わって明けると、花道先端付近に白の縦長の長方形フレームが下降し、武藤が取り付くと、
フレームに腰掛けるようにしての回転から、身体を横に流しての形を決め、 いったん地上に降りると、再びフレームに上って勢いをつけての「空中ウォーク」や「逆さスワン」 フレーム下端に両足を掛けての逆さ吊り回転などのエアリアル技を披露していく。 逆さ開脚での手放し吊りで衣装を脱ぐと音楽を渡り、 フレームを両手で支持しての回転技などを見せる間にフレームが徐々に上昇。 上空での開脚技や、両足で支持しての逆さ吊りなどを見せた後、 フレームに腰掛けた姿で音楽終わりを迎え、暗転でのエンディング。 袖スタッフによるフレーム撤収タイムを挟んで4景へ。 【4景=小室りりか】 本景は「Shine on」4景からの振り移し景。 センターボックスには黒アンダー上下に黒のニーハイブーツ、短丈のブラウンファーを羽織った小室が入り、 途中から3景から連続出演となる武藤を含む4人とととも、 身体をセクシータッチにくねらせながら“飾り窓の女たち”を演じていく。 音楽が変わると、ボックスを出た小室が上手側から前を横断し、下手側まで動いた後、 花道まで進んで腰を下ろしてから、あお向けでの片足交互振り上げなどで展開。 起き上がると、おもむろに前盆へと歩み入る。 立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、ファーを脱ぎ置き、腰をくねらせながらひざつきへと姿勢を下げてから、
腰をついて右や左へと身体を返すと、さらに四つん這いからの腰上げで両足をクロスさせての動きを経て、 「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを切り、前後開脚で着地した後、音楽を渡る。 ベッド後半では、腰をついての片ひざ立ての姿勢から「3点ブリッジ」を架けて立ち上がり、 ファーを肩に背負って移動盆へと歩み戻ると、腰を下ろしてから片ひざ立てでの座り開脚や 四つん這いなどで挑発するように動いてから「スーパーL」のポーズを決めてみせる。 ファーを手に立ち上がり、移動盆を下りて花道に立つとファーを羽織り、 再び移動盆に乗ってから立ち姿での投げキスの後、 両手を腰に当てての立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。
【中休憩】 日本アニメ史に燦然と輝く、強制翻訳題名“Iron arm 原子”のテーマ曲に乗って紹介されるのは、3月14日〜4月10日の変則日程で上演される次回作「TO」の出演者。 ■牧野れいな/2018年12月公演「LAST SCENE」4景「銀河鉄道の夜」
■早瀬ありす/2018年12月公演「LAST SCENE」1景「The Sound of Music」 ■秋月穂乃果/2017年4-5月公演「秘すれば花 第1期・第2期」2景「道成寺」 ■藤咲茉莉花/2018年12月公演「LAST SCENE」3景「二人鷺娘」 ■浜野 蘭/2017年7-8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」5景「ホーリー祭」 ■星崎琴音/2018年11-12月公演「TEARS」5景「サン」 ■真白希実/2018年11-12月公演「TEARS」9景「レ・ミゼラブル」 ついで「Shine on」に続いて、「Dream on」メンバーによる「Dream on 2019SS GIRLS DREAM」と題したファッションショー風の出演者紹介映像を上映。途中に「お客様にお願い」として注意事項が挿入されている。
最後にフィナーレでのメンバー紹介時にコールされる愛称も紹介。一部、筆者初耳の“愛称”も…。
「うれあ・まえのん・Mutoo・こむたん・りょんりょん・らんらん・旬ちゃん」
原公演として上記を挙げたが、正確には「マリー・アントワネットの入浴シーン」の再演
(「1st」=南まゆ/「2nd」=清本玲奈)となる。 銀幕が半開になると、移動盆上に白のバスタブが置かれ、
その中でシャボンの泡に見立てた透明の球に埋もれるようにあやみが“入浴中”。 移動盆が進み出てくると銀幕が閉まり、花道たもとで移動盆が止まると、その場で回転を始め、 泡と戯れながらリラックスする姿を演じていく。 泡の玉を下手へ1つ、上手へ1つと投げてから、移動盆が戻り始め、 銀幕前にてバスタブの中で立姿を見せると、オペラ幕が閉まってのエンディング。 【6景=赤西 涼】 本景は「Shine on」5景からの振り移し景。 警備員ダンサーズ2人が、閉じたオペラ幕の前、本舞台下手袖から登場する形に小変更されてのスタート。 お宝は引き続き“ポップアート化された4人の斎藤智恵子”像で、 そこにワイルドに髪を下ろしたメタリックレッドスーツ姿の赤西が登場。 桜庭警部と警備員ダンサーズとの“捕物帖群舞”を舞い進めていく。 途中の暗転明けで「大入袋」を差し上げてのアピールに、場内から大きな拍手が贈られた。 お縄になった赤西が桜庭警部に連行されて下手袖へと消えた後、音楽が変わって銀幕が閉まると、 下手袖から赤のシースルーロングドレス風ベッド着に替えた赤西が歩み出て、本舞台から花道まで進み、 腰を下ろしての展開から立ち上がって大きく舞いつつ、 さらにいったん花道先端で立ち止まった後、前盆へと入る。
ベッド前半、立ち姿でベッド着の裾を振り広げつつ両ひざ立ちに姿勢を下げ、
身体を横に流したところから、腰をついての片足交互振り上げなどで動いていき、 「片ひざつき片手後ろつき」の姿勢で片足を浮かせ動かしてみせた後、 両ひざ立ちや上体を前屈させた姿勢などを経て、後ろ手をついての片ひざ曲げの形で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、両ひざ立ちでの大きな手の振りから、 「片ひざつき片ひざ立て」での手の振りで大きく動いた後、 腰をついてから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、 「片ひざつき片ひざ立て両手差し上げ」から「スーパーL」や「横開き」のポーズを決めて立ち上がる。 一礼の後、花道にてベッド着を大きく振り広げながら華やかに舞い、 本舞台に戻ると、銀幕前でベッド着を片肩に掛けての立ち姿で締めくくる。 【7景=香山 蘭】 本景も「Shine on」6景からの振り移し景。 「Dream on」での甘い2人は、ショートカットの香山が、ツインテールの前田を誘惑していく展開。 甘い関係を見せつけつつ音楽を渡ると、香山が身体を包んでいた“包装紙”を外し、 黒のヒールを履き、前田が後ろから掛ける赤マラボーを肩に歩み出る。 銀幕が閉まる前、花道にての立ち姿で音楽を渡り、 音楽が変わるとセクシータッチに舞いつつ花道を歩み、前盆へと進む。 ベッド前半、立ち姿から身体をくねらせるようにしながらマラボーを下ろして腰をつくと、
後ろ手をついての両足浮かせ上げや「チューリップ」の形から、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、上体を起こすと、四つん這いでのあおり上げや 両ひざ立ちでの腰の上げ下げなどで激しく動き、 腰をついての両足浮かせ上げなどから「L」のポーズを切って見せる。 さらに四つん這いでのあおり上げから、マラボーを抱えての両ひざ立ちを経て立ち上がり、 マラボーを後ろ手に渡して花道で大きく舞ってから、本舞台へと戻ると上手、下手へと展開し、 中央でマラボーを後ろ手に渡しての「レイバック」を決めると、ラストは本舞台中央にての立ち姿で暗転。 【8景=あやみ旬果】 オルゴールの音で明けると本舞台下手にて、 上半身は布、下半身は膝掛けを掛けていすに座って本を読むあやみの姿が浮かび上がる。 すぐに暗転し、音楽が変わって明けると、本舞台には上方からシャンデリアが吊され、 その下、中央奥に、白スカーフにゴールドのフリンジの飾りがついた 黒の中世欧州貴族風トップスとパンツ姿の男役の武藤が立ち、あやみに向かって手を差し伸ばす。 そこへロングドレス姿のダンサーズ4人と男役2人(赤西・小室)が加わり、 あやみの膝掛けなどを外すと、山吹色の裾広がりゴージャスドレス姿になって立ち上がり、 舞踏会のようなエレガントな群舞を本舞台いっぱいに披露していく。 音楽終わりを決めて6人が引くと、本舞台中央に残ったあやみと武藤がツインダンスを舞ってみせた後、 中央奥にて、あやみが武藤の手を借りつつメタリックとゴールドのフリルロングドレス風ベッド着に替え、 2人で移動盆に乗って進んでから、途中で武藤が移動盆から下りてあやみを見送るようにして下手袖に引く。 移動盆上のあやみは、立ち姿から両ひざつきに姿勢を下げ、再び立ち上がると、 両手を合わせ上げてから広げ下ろす振りを見せて、前盆へと歩み入る。 ベッド前半、立ち姿から腰を下ろすと、ベッド着の前を開いて「片ひざ前片足横伸ばし」での手の振りから、
あお向けでの片足振り上げ、両足揃え上げなどの形を見せ、身体を返すと「チューリップ」の形を経て、 「片ひざつき片足横伸ばし片手差し上げ」や身体を横に流した姿勢での片手差し上げなどで動いていく。 そして片ひざを曲げ立てた座り姿で両手を組み上げ、胸前に合わせて音楽を渡る。 ベッド後半では、腰をついてベッド着を両肩から下ろし、 両ひざ立ちを経て、腰をついての片ひざ立てで動いて立ち上がる。 ベッド着を後ろ手に広げつつ移動盆へと歩み戻り、ベッド着を下ろすと、後ろ立ち姿での手の振りから、 振り向いての手の振りで舞っていき、立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。 【フィナーレ】
フィナーレは「Shine on」からの振り移し。ハンドジャイブや“観客参加型”の振りも楽しく進めていく。 メンバー紹介MCは景との連動が外れて桜庭が担当。 コールでの愛称は景順に「うれあ・まえのん・Mutoo・こむたん・りょんりょん・らんらん・旬ちゃん」。 一部、これまで聞いたことのない愛称もあるようだが、ぜひレスポンスして盛り上げたい。 (敬称略・観劇日:2019(平成31)年2月21日(木)) |
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今公演「Shine on」は、拙ブログ記事「【浅草】「Shine on」初日レビュー」前文で考察したように、上演期間が20日間ながら「1st season」を銘打たず、単独公演として本日で千秋楽を迎えることになった。公演名も新たにスタートする明日からの「Dream on」が、どの程度「Shine on」から引き継がれているかは初日を楽しみにすることにして、まずは20日間の集大成となる「Shine on」楽日、4回目中休憩からラストまで観劇。
<楽日じゃんけん大会>
プロデューサーが代わってから初めての楽日ということを意識してか、MCを務める“若い方のM氏”は、本大会名を「じゃんけん大会 neo」と呼称。うっすらBGMも流しながらとのことだったが、場内の熱気に押され、ほとんど聞き取れなかったようである。 ■無料招待券×2名
「グ」→「チ」→「グ」→★1名決定 直前の敗者4名復活→「チ」→★1名決定 ■公演ポスター(サイン入り)×1名
「グ」→「パ」→「グ」→3名直接対決→★1名決定 ■1景・清本さんから「香水ビン(サイン入り)」×1名
「パ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定 ■2景・花咲さんから「手作りコースター」×男女各1名ずつ計2名
男性のみ参加可:「チ」→「チ」→「グ」→「グ」→全滅→直前までの勝者復活 「グ」→3名直接対決→★1名決定 女性のみ参加可:5名直接対決→★1名決定 ■3景・ALLIYさんから「小物入れ」×1名
「パ」→「パ」→「チ」→★1名決定 ■4景・矢沢さんから「矢沢紙幣4枚セット」×1名
「グ」→「チ」→「グ」→全滅→直前までの勝者復活 「チ」→★1名決定 ■5景・橋下さんから「写真セット」×1名
「グ」→「チ」→「チ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定 ■6景・有沢さんから「巨大キャンディ+ガーターベルト」×1名
「チ」→「チ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定 ■7景・せいのさんから「ミルクグラス」×1名
「チ」→「パ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定 <各景ひとことレビュー> 【1景=清本玲奈】 若々しい元気あふれる動きと豊かな表情で、 トップバッターとして公演全体をスタートダッシュさせる役割を見事に果たしてみせてくれた。 ベッドも力強く生き生きしたポーズと振りで駆け抜けるもので、 特に最終回は、ハンズアップやフラッグの扱いも一段と熱く力を込めて一気に駆け抜けた。 その気持ちよいステージに拍手を贈りたい。 【2景=花咲ぼたん】 日本髪の和鬘がその面立ちによく似合い、その雰囲気にうまく溶け込む形で、 去りゆく冬の名残を惜しむかのように、しとやかな日舞の一人舞を好演。 ベッドでも落ち着いた趣のある動きとポーズが印象に残るものとなった。 【3景=ALLIY】 クールに舞っていくトリオダンスや、前盆入りの際の雰囲気の作り方は、ALLIYのステージイメージに合致し、 得手とするジャンルの舞台に、自信を持って取り組む様子が心地よいものになっていた。 ポーカーフェイスで進めていくベッドも、クールな組み立ての前半から、 自ら手拍子で導いての後半へと盛り上げていく構成もさすがであった。 【4景=矢沢ようこ】 “飾り窓”の退廃的な雰囲気をアンニュイな舞いぶりとともに表現し、 ベッドから立ち上がりでは、基本形は作りつつも、 うっすらと歌詞を口ずさみながら持ち味の“フリーダム”感を随所に発揮し、大いに楽しませていただいた。 さらに戻りの移動盆も余裕たっぷりに魅せるさすがのパフォーマンスに拍手を贈りたい。 【5景=橋下まこ】 「浅草」初乗りながら、朗らかな表情やのびのびとした舞いぶりが印象的で、 ベッドでも、じっくりとみせる落ち着いたステージングはお見事であった。 最終回は、揃った手拍子の中、まろやかな笑顔と投げキスでまとめ、 さらにフィナーレでのメンバー紹介MCもしっかりとこなし、自らの初陣を飾ってみせた。 【6景=有沢りさ】 エロティックな表現には定評のある有沢が、甘美な百合の世界を花咲とともに描いた本景、 有無を言わせずに花咲を引きずり込むかのような演技はさすが。 ベッドでも、挑発するような視線、誘うような指先と、濃厚なテイストで展開していく迫力に唸らされた。 【7景=せいの彩葉】 「暴力とセックス」をテーマにしたワイルドな群舞のセンターを、堂々たる存在感を示しつつ務めてみせた。 ベッドでも見応えのある演じぶりの前半から、後半の疾走感あふれる立ち上がりから戻りの移動盆と、 長い黒髪を振り乱しながら切れ味良く静止精度の高いポーズを次々と繰り出すことで 輝きを強めながら上げていくステージングに惜しみない拍手を贈りたい。 <楽日あいさつ> 最終回フィナーレの拍手から、そのまま続く“督促手拍子”。いつもより早く再びオペラ幕が上がったが、そこで思わぬ事態が待っていた。 【せいの彩葉】
「『Shine on』千秋楽にご来場いただき、ありがとうございました。 今月は浅草ロック座、いろいろなことが変わりました。 劇場外からの食品持ち込み禁止や色紙廃止など、みなさまご理解ご協力いただき、ありがとうございました。 そして『Shine on』を期に、恒例の楽日のみんなの舞台あいさつは、代表者が執り行うことになりました。 みんなの声が聞きたいとは思いますが、それぞれSNS、ブログ、劇場で発信すると思うので、 チェックしてください。また劇場等で、みんなからの感想等はどしどしお待ちしております。 『Shine on』、みんな楽しんでくれたかな?(場内拍手)。 スペシャルなメンバーとダンサーズに囲まれて、私たちはとっても幸せでした。 20日間どうもありがとうございました。簡単ではありますが…。 『Shine on』最高ーーーッ!(場内拍手)。」 状況が今ひとつ呑み込めない困惑の空気が拭えないままの「三本締め」。さらに「アンコールウォーク」では、フィナーレ曲が途中で終わってしまい“尻切れトンボ”となる失態。演者が必死の思いで積み上げ、迎えた最高の瞬間を、最後の最後で演出サイドがぶち壊すというあり得ないラストに、これまでにない割り切れない思いを抱えながらの終演となった。 ********************
最後に「楽日あいさつ」についての私見を述べておきたい。
拙ブログ初期の記事を掘り起こすと記録されているように、8年ほど前までの「浅草」楽日のあいさつは、今回と同じように大トリの舞姫が代表して行なう形式を取っていた。そんな中、灘ジュンさんが大トリの公演で、自らのあいさつの後、大先輩のお二人にマイクを回したのを皮切りに(2011(平成23)年「1月中〜結【浅草】楽日レビュー」参照)、出演舞姫全員から一言ずつあいさつをもらう形式が生まれた。これが次第に他の公演でも広がっていったのが、これまでの“全員から一言ずつ”という「楽日あいさつ」成立の流れであると筆者は理解している(2011(平成23)年「5月頭【浅草】楽日レビュー」など参照)。
それから7年以上続いた「楽日あいさつ」は、様々な名場面を生み出してきた。「涙にむせんで言葉にならない初乗りの新人舞姫」「一人が涙を見せたことで、次々と続くもらい泣き」「言葉少なながら、深い感謝を伝える一言」「突然の引退・休業宣言に水を打ったように静まる場内」…等々。
舞姫一人一人が考え抜いてきたあいさつもある。あるいは考えていたことがすべて飛んで、その瞬間の感情のみで表現した言葉もあった。その一言一言から、実に多くの感動や思いの丈を頂いてきた。「楽日あいさつ」の時間は、長い公演を終えた舞姫から、その舞台に臨んできた心の内を聞ける時間であるとともに、観客にとっても過ぎし公演に思いをはせ、演者にねぎらいの気持ちを贈る大切な時間となっていた。その大切な時間をなぜ奪うのか、奪われなければならないのか、筆者は全く理解出来ない。
昨今の「浅草」で進められている施策は、その多くが演者と観客の“距離”を引き離そうとするものばかりである。そしてついに肉声が伝えられるわずかな時間すら消し去ろうとしていることに、観客増加と反比例する形で、観客の一人一人の思いが軽く扱われるようになったとの感を強め、とても悲しく思う。新演出陣には「一人一人による楽日あいさつ」の復活を強く望むものである。
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(敬称略・観劇日:2019(平成31)年2月20日(水)) |


