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2月が28日までと短い分を延長したということか、13日が楽日という変則日程になった「Dream on」。“特別興行基準”ではあったものの楽前までで14回もの「大入り」を記録するなど、3月いっぱいでアダルト業界を引退するあやみ旬果さんの姿を記憶に留めようとする多くのファンで賑わう公演となった。
楽日も1回目からほぼ満席の場内だったようで、筆者が入場した4回目には後方通路に立ち見の観客が並ぶ、平日とは思えない入りとなり、さらに最終回前には、本舞台下から花道脇の通路に丸いすを並べて“スーパーかぶり席”を増設する対応が取られるほどとなった。熱い盛り上がりの中で迎えた楽日4・5回目を観劇。
<楽日じゃんけん大会> 「大入り」の場内を前に登場した「じゃんけん大会 neo」のMC“若い方のM氏”。“サクサク進行”がウリだが、今日のように観客数が多いとなかなかそうもいかない。客層を見ても「じゃんけん大会」がおそらく初めてのお客さまも多く、勝者の絞り込みや把握などを慎重に進める必要もある。そんな場内を相手に開催された「じゃんけん大会」の出目やいかに。 ■無料招待券×2名 「チ」→「パ」→「グ」→「グ」→★1名決定 直前の敗者復活→「グ」→「チ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定 ■公演ポスター(サイン入り)×1名
「パ」→「パ」→「チ」→★1名決定 ■1景・桜庭さんから「銀リボンなどシルバーセット」×1名
「パ」→「グ」→「チ」→「グ」 全滅→直前の敗者復活→「チ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定 ■2景・前田さんから「写真+口紅セット」「写真+伊達締めセット」×各1名
「グ」→「チ」→「グ」→★1名決定 直前の敗者復活→「グ」→★1名決定 ■3景・武藤さんから「画伯カレンダー+3景で使っているヤツ」×1名
「グ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定 ■4景・小室さんから「コッペパン2個セット(サイン入り)」×1名
「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定 ■6景・赤西さんから「お人形」×1名
「グ」→「チ」→「グ」→「グ」→全滅→ 直前の敗者復活→「チ」 直前の敗者復活→「グ」 直前の敗者復活→「グ」→★1名決定 ■7景・香山さんから「巨大キャンディ+香水」×1名
「グ」→「チ」→「グ」→「チ」→「グ」→「チ」→「グ」→「グ」→「チ」→★1名決定 ■8景・あやみさんから「ドラムスティック+泡(あやみ・川上奈々美サイン入り)」×1名
「グ」→「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「グ」 直前の敗者復活→「チ」→「パ」→★1名決定 <各景ひとことレビュー>
【1景=桜庭うれあ】 元気いっぱいにスタートするチアの群舞に始まり、行きの移動盆での手振りやハンズアップ、 さらにベッドでもアクティブに動き続け、戻りの移動盆まで駆け抜けていく“元気印”のステージが トップバッターに求められる役割に見事にマッチ。 最終回にはハンズアップやフラッグ回しなどに場内からも多くの観客が呼応、ラストを熱く駆け抜けて見せた。 【2景=前田のの】
ある方が評した「七五三」とは言い得て妙(?)だが、ベビーフェイスに和鬘、赤の振袖がとてもお似合い。 和の単独景というハードルにチャレンジした本公演、 ベッドでは和鬘故の制約からか、ひざを軽く曲げての変則ポーズでまとめ、 しっとりと立ち上がり、静かに演じる戻りの移動盆と、たおやかな印象を残す演じぶりに拍手を贈りたい。 【3景=武藤つぐみ】 前半のソロパートから、既に枕を使った軽業がいくつも繰り出されているが、 それがあまりにさりげないものなので、ついするりと見流してしまうほど。 後半のエアリアルは、すっかり武藤景での定番となりつつあるが、今回は初めての“フレーム”への挑戦。 毎回毎回、新たな仕掛けに対応していく武藤の対応力に、改めて心からの拍手を贈りたい。 【4景=小室りりか】 さすがの余裕と貫禄で、濃厚な世界を見事に描き出してみせていただいた。 ベッドから戻りの移動盆でも、じっくりと進めていく演じぶり。 中トリという珍しいポジションに入っても、前半をしっかりとまとめるステージングは さすがというべきであろう。 【5景=あやみ旬果】 インターミッション的な景ながら、懐かしいセットや小道具と 「泡」の投げ込みというファンサービスが楽しめるシーンとなっていた。 【6景=赤西 涼】 これまた役柄にピタリとはまった感を強く受ける演じぶり。 行きの花道での横になっての展開やベッドの作り方も雰囲気たっぷりで、 曲への振りや動きの乗せ方も実に気持ちの良い組み立ての見応えのあるステージを楽しませていただいた。 “お宝”は最後まで盗まれず、桜庭警部と警備員ダンサーズが守り切ったが、 その代わり、赤西不二子は多くの観客の心を奪い去っていったようである。 【7景=香山 蘭】 独自のスタイルでのエロティック表現を追求。 マラボーの使い方も巧みで、ポーズを切りながらの手の振りもよく計算されていて、 さすが“職人”と思わせる構成やステージングに感心させられた。 最終回、いつものようにしなやかにしてアクティブなベッドを演じた後の立ち上がりでは 高速での投げキスを連射、多くの観客の笑顔を誘って締めくくった。 【8景=あやみ旬果】 公演途中の腰の不調による休演は、ご本人にとっても忸怩たる思いがあったことは想像に難くないが、 そこから復調して千秋楽の舞台に立てたことは、本当に良かったと思う。 演じぶりにも余裕と笑顔が浮かぶようになり、 最終回には別れの間際に武藤王子の口が「ありがとう…」と動くのが見えた。 今回の「引退公演」には数多くの新規のお客さまが来場していた。 この中からリピーター、そして将来の常連客が生まれることを願い、待ちたいと思う。 <楽日あいさつ>
最終回フィナーレの幕が下り、督促手拍子が鳴り響く中、再びオペラ幕が上がる。大トリを務め終えたあやみが、センターでマイクを持つ。 【あやみ旬果】
「楽日を迎えました。来てくださったみなさん、本当にありがとうございました。1景のうれあ姐さんから…。」 前回公演で簡素化されて大きな議論を呼んだ「一人一人にマイクを回しての楽日あいさつ」が復活。場内からも大きな拍手をもって迎えられる。
【桜庭うれあ】
「1景を担当させていただきました桜庭うれあです。 今週は本当に毎日楽しくて、夢でも見ているんじゃないかなというぐらい 幸せな時間を過ごさせていただきました。 そして旬ちゃん、一緒に頑張ってくれてありがとう、お疲れさまでした。 こんなに大勢の方に見守っていただいて、近くでいつも支えてくれるお姐さん、ダンサーさんがいて、 そしてこんな私を成長させてくれる、この浅草ロック座のステージにまた帰って来れるように これからも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。」 【前田のの】
「はい、『去年よりきれいになった』前田ののです(場内拍手)。 本日楽日を迎えられて、言葉が…『言葉に出来ません』(場内拍手)。 旬ちゃん、21日間ありがとうございました。一緒に立てて、ありがとうございました。 みなさん、ありがとうございました。」 【武藤つぐみ】
「Good Night! 次の方、どうぞ(場内笑)。」 【小室りりか】
「今週はすごい楽しいメンバーで、旬ちゃんのラスト、一緒に乗れてすごいいい思い出になりました。 ありがとうございます。」 【赤西 涼】
「赤西涼です。今週もありがとうございました。 今までで一番長い日数、ステージに立ち続けさせていただいて、今日がその連投の終わりなんですけど、 それがこの週で、すごくうれしいです。たくさん支えてくださって、ありがとうございました。 旬ちゃんも、つらい思いもしたと思うけど、いつも笑ってて元気をもらえました。ありがとうございました。」 【香山 蘭】
「香山蘭です。今週もすごく楽しい、幸せな21日間を過ごすことが出来ました。 みなさん、ありがとうございます。旬ちゃんのおかげで、 今まで劇場に足を運んだことのない方にも観てもらえたことが、すごくうれしかったです。 ありがとうございました。」 【あやみ旬果】
「私は5日目、6日目ぐらいで腰をやっちゃって、3日間お休みしちゃたんですけど、それが今は悔しいです。 ロック座に乗る前に…(涙)…ツイッターやインスタで『お前が浅草ロック座に乗るな』とか、 すごい書かれたので、本当は初日とかすごい乗るのが怖くて、 この中に私のことを良く思ってなくて、すごい気持ちで観ている人がいるんだなって思いながら、 『乗らなきゃ良かった』とたまに思ってしまって、 でもこうやってみなさんが『乗ってくれてありがとう』って言ってくださるので、 今は乗ってよかったなと思います(場内拍手)。 ロック座はこれで私はもう乗ることはありませんが、残り引退まで2週間、ぜひよろしくお願い致します。 ありがとうございました。」 ここから先は武藤がマイクを引き取り、MCを代行。「三本締め」と「アンコールウォーク」も仕切り、大きな拍手の中、21日間にわたった特別公演の幕が下りた。 そして終演後には、あやみさんロビーに立ち、ファンからのプレゼント贈呈を受けるとともに、直筆メッセージが印刷された「大入袋」(五円玉入り)が観客にもお裾分け。それをありがたく頂いて、ごった返すロビーを後にした。
(敬称略・観劇日:2019(平成31)年3月13日(水)) |
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