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いよいよこれが正真正銘「『浅草』平成最後の公演」となる「TO -Time is Over-」の「2nd」。日本のストの歴史も「昭和・平成・令和」と、3つの時代を経ていくことになる。その「昭和」を代表する漫画家、手塚治虫さんの作品をモチーフに展開する本公演の3日目をプンラスで観劇。
【1景=熊野あゆ/ブラック・ジャック】 「浅草」初乗りにして、トップバッターを務めることになった熊野。 手塚キャラ勢揃いの群舞は、メイン景との連動が「1st」から一部変更になり、 「ブラック・ジャック」が4景・鈴木ミント、「メルモ」が5景・ゆきなでバーターになった。 やや“背が伸びた”ピノコ熊野は、群舞で笑顔を絶やさない楽しい雰囲気をいっぱいに演じていく。 5人が下手袖に引く中、最後まで残ったBJに見守られるように本舞台中央奥へと引くと、 ツインテールにピンクリボンを着け、同じくピンクのリボンがついたピンクセパレートのベッド着、 白タイツ姿に替え、前盆へと一歩一歩進んでいく。 立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、立ちの姿勢で舞い始め、ゆっくり腰を下ろすと、
軽いひざ曲げでの両手の振りからセパレートトップを外し、あお向けでの両足漕ぎ上げなどの動きを見せていく。 音楽が変わってのベッド後半では、「チューリップ」の形で愛嬌を振りまき、 両ひざ立ちでセパレートトップを手にしての振りから 「スワン」「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」のポーズを連続して切って見せる。 両ひざ立ちでセパレートアンダーを外すと、 両手に抱えての動きから「片ひざ立て片足横伸ばし」での手の振りを経て、 四つん這いでのあおり上げなどで動いた後、立ち上がる。 ベッド着を抱えて花道をステップを切りつつ本舞台へと戻り、 銀幕前で振り向いての「アッチョンブリケ!」でのラスト。
【2景=小野今日子/どろろ】 ファンの振り移し予想では“大穴”となった本景だが、さすが大ベテランの重みと厚みのある演じぶり。 映像とのシンクロや弓引きの動きなど、実に気持ちよく拝見させていただけるものになっている。 映像シンクロのソロパートが終わり、白板の後ろへ回って脚絆と腕覆いはそのままに、 黒の短丈着物に、黒地に銀糸で蜘蛛の巣模様が描かれた帯を締めたベッド着に替え、 ひざつきから本舞台上手へと這うように進んで展開。 立ち上がると本舞台中央から花道を進み、前後開脚での座り姿で音楽を渡る。 ベッド前半、前後開脚から「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし」での上体の大きな振りから、
腰をついての両足振り上げなどのダイナミックな動きをみせて音楽を渡る。 ベッド後半では、着物を片肩脱ぎにした上体と両腕の大きな振りから始め、 片ひざ立てでの座り姿から「L」のポーズを勢いよく切っていく。 「片ひざ曲げ片足横伸ばし」や両足を伸ばした後、軽く曲げたひざに顔を預けた姿勢から、 「シャチホコ」のポーズを長い滞空時間で決めて立ち上がる。 本舞台へと歩き戻ると「レイバック」を決め、中央奥へと戻って立ち姿で勢いをつけて舞い、 ラストは音楽終わりで両手を鋭く開いた形を決めて締めくくる。 【3景=小宮山せりな/ネオ・ファウスト】 恐れおののく老博士を圧倒するように、肩をいからせての振りや、 威厳と不気味さを漂わせる演じぶりで芝居仕立ての群舞を堂々と演じていく。 音楽を渡って5人が引くと、本舞台中央のいすのサイドでトップスとパンツを脱ぎ、 黒の細バンドを左足に巻きつけた全身網タイツと黒ビスチェ姿に替えて前盆へ。 ベッドは、簡単にはいかないであろう「エアリアル・ティシュー」の引き継ぎにチャレンジ。
下りてきたティシューを解くと、「片ひざつき片足横伸ばし」の姿勢でゆっくりと動き、 腰をついての両足浮かせから、片ひざ立ての姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わると「片ひざ曲げ片足横伸ばし」の姿勢から片ひざ立てに起き上がった後、立ち上がり、 ティシューに取り付くと上昇。 片足でティシューをたぐり、固定しての回転から、逆さ開脚のポーズを決める。 ついで「ハンモック座り」で静かに進め、立ち姿から片足横伸ばしでの伸身姿勢や 上下開脚などのエアリアル技を披露し、 ティシュー下端を振り回しての横伸身での高速回転を見せると、逆さ姿勢での伸身で音楽終わりを決め、暗転。 【4景=鈴木ミント/奇子】 群舞パートは、数奇な運命をたどるうちに男たちの情欲を集める存在となった「奇子」を、 緋の腰巻や長襦袢は鮮やかに、固めた表情で無機質に演じていく。 男たちにしごきを解かれ、剥かれた緋長襦袢を抱えた姿で音楽を渡り、 音楽が変わると、緋の腰巻の上に長襦袢を羽織った座り姿で、移動盆にて進み始める。 座り姿勢で大きく動き、やがて立ち上がって袖を大きく振り広げながら前盆へと歩み入る。 ベッド前半、両ひざ立ちでの上体の大きな振りや、腰をついての片足振り上げ、
「両足浮かせ片手差し上げ」などで動き、あお向けでの両手振り上げから横たわった姿で音楽を渡る。 ベッド後半では、上体を起こすと「片ひざつき片足前伸ばし」での両手と上体の振りで動き、 「片ひざつき片手片足振り上げ」のポーズを切って見せる。 ゆっくりと立ち上がって一礼の後、長襦袢を後ろ手に広げ、移動盆の前縁に座ると、 大きく片手を振り広げる振りから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、 立ち上がって腰巻を落とすと、右肩に長襦袢を掛けた立ち姿で、ゆっくりと舞いつつ振り返り、 右手の差し上げから、両手を大きく開いて閉まる銀幕の後ろへと姿を消していく。 【中休憩】 中休憩映像からは、いよいよ新時代「令和初公演」の文字が躍る「EARTH BEAT 2019 RISING 1st」の出演者紹介。話題の“デビュー”となる君島みおさんは、ご本人の肉声メッセージつき。 ■君島みお/イメージ動画+プロフィール+肉声メッセージ
■海空花/イメージ動画+プロフィール ■橋下まこ/2019年2月公演「Shine on」5景“FUJIKO” ■雪芽さゆり/2019年1月公演「艶 en」6景「くノ一の恋」 ■倖田李梨/2018年4月公演「BRAVI! 2nd」3景「Die Zauberflöte」 ■武藤つぐみ/2019年2-3月公演「Dream on」3景“エアリアル・フレーム” ■清本玲奈/2019年2月公演「Shine on」1景“チアバンド” このほど発売となった写真集「ROCKZA LIVE BOOK 8」のCMを挟んで、「演目紹介」は「1st」同様、それぞれ自分の担当するメイン景を自らのナレーションで紹介していく。文面は「1st」から一部演目で変更されたように聞こえたが、さて…。
【5景=ゆきな/ブッダ】 抽象的・哲学的なテーマを描く本景ながら、振りの中のリアクションや表情の顕在化などを通して、 可能な限り具象に寄せようとしている演じぶりが印象的。 音楽が変わると、本舞台中央奥にて「1st」同様、 白長布を身体に巻きつけた姿に替えて閉まる銀幕の前へと歩み出し、早足で前盆へと進む。 ベッド前半、立ち姿での手の振りから、長布を後ろ手に広げたターンを入れた後、両ひざつきに姿勢を下げ、
ついで腰をついて両ひざを曲げ立てた姿勢で音楽を渡る。 リズミックなインスト曲に変わると、 腰をついての「両ひざ曲げ両足浮かせ」から身体を横に流した姿勢での手の振りを経て、 両ひざ立ちに起き上がってから「スワン」のポーズを切って見せる。 長布を両手で持って振りかざした後、羽織ると、腰をついた姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、 長布を後ろ手に広げての「片ひざつき片足横伸ばし上体反らし」のポーズを決め、 ついで長布を片足に掛けての「スーパーL」や「横開き」のポーズを切って立ち上がる。 長布を後ろ手に広げつつ移動盆へと歩み戻り、振り返ると腰に長布を巻きつつ、 立ち姿で右手をすくい上げ、前から上へと差し上げてのラスト。 【6景=安田志穂/MW】 毒ガスの島で交わされた男色を表現するツインダンスは、 流れるように柔らかい独特の“志穂ムーブ”に、巧みな和傘さばきを見せながら舞い進めていく。 途中で上手袖、下手袖から“毒ガス”が噴き出すシーンでは、スモークの流れにもよるが、 正面後方から見ると、それ自体がスクリーンとなって影絵のように二人と傘を映し出す。 音楽が変わって小宮山が下手袖へと引くと、アクセントを加えた動きで帯を解き、着物を脱いでから 本舞台中央奥へと動いてロングパンツを脱ぎ、白シャツに黒ショートパンツ姿に替えて、 ブーツを再び履くと、前盆へと駆け入り、横たわった姿で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッドでは、上体を起こしての両ひざ立ちで大きく上体を振り動かしていき、
上体を伏せた後、「片ひざつき片足横伸ばし」で両手を大きく広げて動き、 腰をついての「L」のポーズを切って見せる。 ゆっくりと中腰に起き上がってから再び接地し、両ひざ立ちで白シャツを脱いで振りかざした後、 ひざつきターンからの「横開き」や「スーパーL」のポーズを決めて立ち上がる。 大きく両手を振り広げての舞から「片足上げブリッジ」を架け、ついで「スワン」のポーズを披露した後、 もう一度、横たわってから起き上がり、本舞台へと駆け戻ると、 中央奥での立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。 【7景=徳永しおり/鉄腕アトム】 微笑をたたえつつ、ご本人の生真面目さが伺えるような 折り目正しくきっちりしていて、かつ華やかな群舞のセンターを演じる徳永。 音楽が変わると、パステルカラーのダンサーズ4人と白の男装舞姫3人に送られて、いったん下手袖に引き、 赤・黒・金のヘッドドレスに同色のフリルが身体の前面を彩る淡色ロングドレス風ベッド着に替え、 あでやかに舞いつつ前盆へと舞い進む。 音楽が変わってのベッド前半、立ち姿から両ひざつきに姿勢を下げての両手の振りから、
腰を下ろすとベッド着の前を開き、両足旋回や腰の回し上げなどで動いていく。 ついで、ゆっくりと上体を倒すと、あお向けでの両手両足振り上げから上体をやや起こし、 身体を横に流しての「片足流し上げ片手斜め差し上げ」のポーズで音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、「スーパーL」のポーズを切りつつ前盆がジャッキアップ。 そこから「横開き」のポーズへと展開し、「片ひざつき片ひざ立て上体反らし片手差し上げ」のポーズから、 「片ひざつき片足斜め振り上げ片手差し上げ」のポーズでジャッキダウン。 ベッド着を後ろで振ってから胸前で合わせた形で立ち上がり、 ベッド着を後ろ手に広げつつ移動盆へと歩み乗り、大きく振り広げてのターンから 両手を大きく開いた立ち姿を決めつつ、銀幕の後ろへ。 【フィナーレ/火の鳥】 「2nd」も「火の鳥」を模した赤と黄色の荘重にして壮大な群舞で、 昭和の巨匠をモチーフにした公演の重さを感じさせながら締めくくる。 メンバー紹介のMCは「1st」から4景とともに引き継ぎ、鈴木が担当。 よく通る声での歯切れのよい口跡でのメンバー紹介から、 花道を経由して前盆まで展開した後、本舞台に引いて中央で陣形を作ってのエンディング。 (敬称略・観劇日:2019(平成31)年4月13日(土)) |
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2019年04月13日
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