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「EARTH BEAT」シリーズは、本邦スト70周年記念公演だった2017(平成29)年7-8月公演に端を発する。その後、翌年、2018(平成30)年7-8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」で第2弾が続き、世界各地の祭りや舞踊をモチーフに、暑い夏をますます熱くする公演として演じられてきた。
続く第3弾となる今年は、夏を前にした時代変わりの5-6月公演へと繰り上がり、新時代の幕開けを告げる公演と位置づけられることになった。『RISING』のキーワードは、このところ好調なスト界を、ますます上り調子にしていこうという決意表明とも受け止められる。
そして今公演では、二人の“デビュー”が大きな話題ともなっている。平成の最後にVの世界で大ブレイクした君島みおさんと、「全開ガール」の愛称を持つ海空花さん。空前の「10連休中」中日、開演前の行列がはるか先まで伸びる大盛況となった初日をプンラスで観劇。
【1景=橋下まこ/天の岩戸開き 古代日本】 本舞台中央にやや前進して据えられ、周囲に縄模様が巻かれた移動盆の上にて、 草冠を頭に乗せ、赤の素通し長着に金の輝く飾りがついた白の素通し長着を重ねた古代衣装で、 草が巻き付いた短槍のような持ち道具を手にした橋下が、 後ろ座り姿から移動盆の回転とともに、その姿をゆっくりと現す。
その周りを、金の着物のダンサーズ4人と、 それぞれ紫、海老茶、白、赤紫の長着の上に金の長着を重ねた4人が囲む。 立ち上がり、ダンサーズが打ち鳴らす太鼓の音と、各自が足首に着けた鈴の音を響かせながら、 岩戸の前で舞うかのような厳かな群舞から始める。 音楽終わりで暗転、闇から宮太鼓が鳴る中、音楽とともに明けると、 赤腰布を巻き、赤の素通し長着を羽織って丸鏡を手にした橋下が、 本舞台奥に何枚も下がった白長布を割って、岩戸に籠もっていた天照大神が姿を現したかのように歩み出る。 本舞台下手、上手へと展開した後、鏡に跳ねた丸い光で場内を照らしながら前盆へと歩み入る。 ベッド前半、鏡に自らを映し、光を反射させながら立ち姿で舞い始めてから腰を下ろすと、
鏡を置いて腰布を外し、大きく上体を振り動かし、腰をつき、 ついで「片ひざつき片ひざ立て」の姿勢で両手を広げて上方を仰ぎ見るように舞い進める。 鏡を抱くようにして音楽を渡り、音楽を変えてのベッド後半では、右手に携えた鏡に自らを映してから、 鏡を差し上げながらの「スワン」や「横開き」「3点支持」のポーズを切って立ち上がる。 一礼の後、移動盆を追って花道を歩き戻り、乗ると、後ろ立ち姿で両手を広げての「レイバック」を決め、 ゆっくり振り返ってから、鏡を差し上げながら閉まる銀幕の陰へと姿を消していく。 【2景=武藤つぐみ/道化祭 フランス】
赤と青ツートンの角が生えたようなとんがり帽子に、 赤・青の薄布をこんもりと上体に巻きつけた、白地に黒ダイヤ模様のタイツ姿で下手袖から登場。 コミカルな動きで舞いつつ本舞台下手や上手に展開。 上手袖幕とじゃれ合ってみせるなどしてから、いったん下手袖へと引くと、 輝く飾りがついた笏を手に本舞台下手奥から姿を現し、花道まで前進。 すると上手側通路に下り、花道の陰に隠れながらパントマイム芸で下手側の観客の笑いを誘って見せた後、 前盆へと這い上がると音楽を渡り、再び下手袖へと姿を消す。 音楽が変わると下手袖から現れ、バレエステップで舞いながら、 布腕飾りやタイツを脱ぎつつ本舞台上手袖へと横切り、赤青の布を上体に舞い着けた姿で 引き続きバレエテイストなステップと、コミカルな振り、羽ばたくような腕の動きなどを交えつつ、 花道を行ったり来たりした後、花道先端にうずくまって音楽を渡る。 音楽が変わると、花見にて腰を下ろして下手向き、上手向きへと展開。 再び立ち上がってから、花道を行き来した後、前盆へと進む。 前盆での立ち姿で、上体の飾りを下ろしてスカートのように変えてから腰を下ろし、
「3点支持」の形で上げ足を上下させる動きなどから、腰をついて片足を交互に上げ下げすると、 両手を羽ばたくように広げ、ついで身体を横に流して片足を交互に上下させてみせる。 そこから足を浮かせ上げ、「片ひざつき片足振り上げ」のポーズを切り、 さらに「片足上げブリッジ」を架けて立ち上がる。 両手を広げての一礼から花道を歩き戻り、本舞台中央にて巻き布を下ろすと、 振り向いての暗転でエンディング。
【3景=雪芽さゆり/ランタン祭 ベトナム】
本舞台奥に白長布が下がり、その前にピンクの花が飾る白のアオザイを着た雪芽と2人が、 円錐状の笠を手にアジアンテイストの曲に乗って、ゆったりとした柔らかな印象のトリオダンスを舞っていく。 途中の暗転中、光球が打ち上がり、連なった色の玉の最上段が回転するプロジェクター映像が 白布に映し出されたり、白布の後ろに回ってシルエットを映したりしながら舞っていく。 音楽が変わると、雪芽が白幕の後ろで、下に履いていたパンツを脱ぎ、アオザイのみを羽織った姿に替え、 提灯を手にした2人の先導で前盆へと歩み入る。 同道した2人が下手袖へと引いてのベッドでは、立ち姿から腰を下ろしてアオザイを脱ぐと、
「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし」の姿勢で上体を伏せて音楽を渡る。 音楽が変わると「スワン」のポーズを切り、腰をついて両ひざを軽く曲げ立てての両手の振りから、 「シャチホコ」や「片ひざつき片足振り上げ片手横伸ばし」のポーズを決めて見せる。 ついで腰をつき、両手を振って軽く差し上げつつ音楽を渡る。 音楽が変わると、「片ひざ立て」や腰をついての「V字開脚」 「あお向けでの腰上げ」など次々と姿勢を変えた後、立ち上がる。 前盆で「Y字バランス」を決めてから、軽やかなステップで舞いつつ徐々に花道を引き、 アオザイを拾うとスキップで本舞台へと戻った後、ラストは本舞台中央にて片手を差し上げた立ち姿で暗転。 【4景=清本玲奈/セビージャの春祭り スペイン】 大きな白花髪飾りを着け、黒の縁取りがついた赤のティアードスパニッシュドレス姿の清本が、 フラメンコドレスのダンサーズ4人とともに登場、情熱的なスパニッシュの群舞を舞い始める。 ドット柄の扇子を取り出すと、振り広げながら本舞台から花道で大きく広がっての群舞を披露し、 音楽終わり、本舞台中央奥にてフォーメーションを作って決める。 音楽が変わると、ダンサーズ4人が舞う後方にて、赤のつば付き帽子と赤フリンジつきベッド着に替え、 赤バラを口にくわえながら、クイックな振りで舞いつつ花道まで進み出て、 立ち止まっての展開から前盆へと進み出る。 ベッド前半、前盆にての立ち姿での舞から音楽を渡り、ゆっくり腰を下ろすと、
身体を横に流した姿勢からの両足振り上げを経て、 腰をついての座り姿や両ひざ立ちでの腰の上げ下げで動いていく。 腰をついての片足交互振り上げから「横開き」のポースを切り、 さらに腰をついての片足交互振り上げで動いた後、「片ひざつき片足後ろ伸ばし」の姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、腰をついての片足交互振り上げから 「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、 帽子をかぶって口にバラをくわえながら立ち上がると、両手を大きく広げながらの一舞から一礼。 ベッド着を後ろ手に広げつつ移動盆に乗り、大きく広げながらのターンから両手を広げながら動き、 バラを差し上げ、両手を広げると、バラを差し出しての立ち姿で銀幕の陰へ。 【中休憩】 中休憩映像は「EB 2nd」の出演者紹介から。 ■早乙女らぶ/宣材写真+プロフィール
■高崎美佳/2018年10月公演「秘すれば花 第一期」6景「鉄輪」 ■沢村れいか/2018年11-12月公演「TEARS」8景「チャップリンの演説」 ■雨宮衣織/2018年12月公演「LAST SCENE」7景「フラガール」 ■沙羅/2019年1月公演「艶 en」4景「吉原炎上」 ■荒木まい/2018年7-8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」1景「フレンチカンカン」 ■南まゆ/2019年1月公演「艶 en」7景「傀儡」 続いて好評発売中の「LIVE BOOK 8」のCMを挟んで、「Mutooと行くワールドトリップ」と銘打った、MJの強制翻訳邦題“黒か白か”オマージュによる「演目紹介」。しかし残念ながら、中休憩直後の5景とフィナーレのモチーフは、本映像に登場せず、不明のまま。
さらに新元号発表時の額を掲げたモノマネ映像に乗せて、「6景・フィナーレで大活躍」との煽り言葉が添えられた「公演特製手ぬぐい」のCMも忘れてはいない。
【5景=君島みお】 紗幕が開くと、本舞台奥の移動盆上に据えられた大きな円形背ずりの“エマニエル・チェア”に、 シルバーチョーカーを着け、ゴールドラインが走る白のロングスリットドレス姿の君島が腰掛けた姿を現す。 移動盆がゆっくり前進を始めると立ち上がり、いすのサイドでじっくりセクシータッチに動き、 花道たもとで移動盆が折り返すと、横座りからあお向けに倒れ、片足交互振り上げなどで動いてから、 正面に向き直ると、堂々たる座り姿で銀幕の後ろへと姿を隠していく。 【6景=海空 花/カリンカ ロシア】 2017(平成29)年7-8月公演「EARTH BEAT」9景(「1st・2nd」とも藤月ちはる)から 去年7-8月公演「EARTH BEAT 2018 JUMP」3景(「1st=桜庭うれあ/「2nd」=牧野れいな」)と、 「ERATH BEAT」シリーズではおなじみの本景が、総勢5人に増えて再び登場。 前盆から花道まで展開して「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の掛け声も賑やかに回す 「ハンカチ振り」もそのままに、楽しく盛り上がる。 音楽が変わり、4人がハンカチを手にする後ろの本舞台奥で 白レースひざ丈ドレス風ベッド着に替えた海空が、花道を歩いて前盆へと進む。 ベッド前半、立ち姿でのアクティブな振りから腰を下ろすと、ベッド着を腰から下げ、
後ろ手をついての両足伸ばしでの座り姿から、 勢いよく「片ひざつき片手差し上げ」や「L」のポーズを切ってみせる。 ついで身体を横に転がすと、座り姿で後ろ手をつき、上方を見上げながら音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、腰をついて右足首を回しながら差し上げる動きから、 あお向けでの腰上げや四つん這いでのあおり上げを経て、「スワン」のポーズを決め、 ひざ立ちでのアクティブな動きを見せて立ち上がる。 本舞台へと駆け戻って下手袖にベッド着を置くと、本舞台中央にて「Y字バランス」を決め、 ハンカチを振り回しながら花道まで戻ると、上手向き、下手向きに観客を煽ってから 本舞台下手から連続側転で上手まで動き、後ろ手をついてのアクションから本舞台中央で一舞。 さらに本舞台中央から花道で、連続伸身前転のアクロバットを決め、 ラストは本舞台中央にて片手を差し上げた“全開スタイル”で暗転。 【7景=倖田李梨/ジャングル コンゴ共和国】 本舞台に葉が巻きついた4本のロープが下がる間、 しっぽ付きトラ縞セパレートに同柄レッグカバーの倖田と、ヒョウ柄の君島が姿を現し、 野生を感じさせるワイルドタッチの振りを交えたツインダンスを舞っていく。 途中で中2本のロープを交錯させ、そのサイドや本舞台前方などで展開、 ロープを解いて音楽を渡ると、君島の介助で倖田がセパレートトップを外し、 それを持って君島が下手袖へと引いた後、 残った倖田が本舞台中央で姿勢を下げ、横に転がるようにして花道を進み、前盆へと入る。 ベッド前半、腰をついた姿勢から片ひざつき、後ろ手つきなどに姿勢を入れ替えながら動き、
腰をついての両足揃え振り上げや片手つき横伸身姿勢、「片ひざ曲げ片足横伸ばし」などへと動き続けていく。 腰をついて上体を後傾させての片足交互振り上げの動きで音楽を渡り、 音楽が変わってのベッド後半では、片ひざ曲げや片ひざ立てなどでますます動きをアクセラレートさせてから 両手を胸前で合わせて左右に振り、その後、両手を上方で払うように動かす、 倖田のOPショーを彷彿とさせる振りなどで激しく動きながら立ち上がる。 立ち姿でアクティブに舞いつつ花道から本舞台へと戻り、本舞台下手、上手へと動いた後、 ラストは本舞台中央にて両手を前で合わせた“祈りの姿”で銀幕の後ろへ。 【8景=君島みお/ヴェネツィア・カーニバル イタリア】 銀幕が開くと、赤トップスに黒コルセット、白スカートにシースルートップスを重ね、 5本の触手が伸びる不気味なゴールドベネチアンマスクを着けた6人が踊り出る。 その後を追うように、赤羽根を立てたシルバーのつば広帽子をかぶり、 ゴールドの振袖お引きずりに黒帯を締めた姿の君島が、 柄のついたベネチアンマスクを着けて下手袖から登場。
マスクを外すと金扇子を手に、本舞台にて威風堂々と6人を従えての群舞を舞っていく。 音楽終わりを決めると君島は本舞台奥に引き、 襟をゴールドラインが飾るシルバーの着物風ベッド着に替え、移動盆に乗って進み出る。 はじめ立ち姿でゆっくりと動き、両手を広げて黒レース腰巻を見せつつ、 途中で移動盆を下りると、花道を歩いて前盆へと進み出る。 ベッド前半、立ち姿で両手を振り上げる動きから、ベッド着の裾を広げて腰を下ろし、
後ろ手をついて上体を後傾させ、上方を振り仰ぐと、 ゆっくりと伏せてあお向けで両手を振り上げ、横に下ろして音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、上体を起こして身体を返した後、 上体を後傾させた姿勢で、ゆっくりと「L」のポーズを切り上げていく。 ついで「横開き」のポーズをともに前盆が1段ジャッキアップ。 「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決めると、ジャッキアップのまま立ち上がり、 迎えに来た移動盆へと歩き渡ると、振り向いてベッド着を両肩脱ぎにした立ち姿で音楽を渡る。 音楽を変えると、いったん振り返ってから正面を向き、ゆっくり両手を広げると振り向き、 フィナーレ衣装に替えた6人に迎えられるようにしながら、その間を移動盆にて本舞台中央奥まで戻り、 両手を広げた立ち姿で音楽終わりを迎える。 【フィナーレ】 君島のみが下手袖へと引く中、そのままフィナーレへとなだれ込む。 シルバースパンコールが輝く鉢巻きを着け、白とライトグリーンツートンのよさこい風衣装に 白パンツ姿の10人が、本舞台いっぱいに広がっての威勢のいい群舞を舞い始める。 手拭いを振り上げると、白赤ツートンの同衣装に替えた君島が、 大漁旗を担いで振りながら本舞台中央奥へと進み出る。 メンバー紹介のMCは武藤が務め、君島をセンターにセリフも勇ましく舞い進め、 花道から前盆まで展開すると、手拭いを振ってのアクティブな群舞から、本舞台へと戻り、 本舞台中央にてフォーメーションを作ると、 下りてきたオペラ幕の陰から「ソイヤ!」の声も勇ましいエンディングで締めくくる。 (敬称略・観劇日:2019(令和1)年5月1日(水・休)) |
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2019年05月01日
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