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シェークスピアの悲喜劇をモチーフに各景を構成した「Lovers」、その「2nd」は、七夕に合わせたわけではないだろうが、年に一度の「浅草」出演を続ける川上奈々美さんがトリを務める。初乗りの2015(平成28)年5月公演「Merry-Go-Land 1st」から数えて5回目。ますます多方面にわたる活躍を続けながら、実質1か月に渡ってスケジュールが拘束される「浅草」に乗り続けていることからだけでも、ご本人の強い意志を感じ取ることが出来るように思う。そのほかのも“味のあるメンバー”が揃った「2nd」、その初の週末を迎えた6日目をプンラスで観劇。
【1景=有沢りさ/アントニーとクレオパトラ】 全員出演で始まるオープニング景のセンターを務める有沢は、 大きく伸びやかな振りに、指先まできちんと神経を行き届かせた形を作りながら舞ってみせる様子が目を引く。 1曲目が終わると、本舞台中央奥にて、ゴールドの頭輪とチェーンチョーカー、 ゴールドフリンジが飾り、前後に分かれた裾が指先へとつながる白腰布姿に替え、移動盆に乗って進み出る。 腰布を広げての立ち姿や腰を下ろして身体を横に流した姿勢でゆっくりと進み、 立ち上がって前盆へと入ると、両手を振り上げた立ち姿で音楽を渡る。 ベッド前半、両ひざ立ちから腰をついての片ひざ立てでじっくりと進め、
四つん這いでのあおり上げや身体を返して腰をついての両足浮かせ上げ、 後ろ手をついての片足振り上げなどで動いていき、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。 ベッド後半では、「片ひざ曲げ片足横伸ばし」での座り姿から、ひざ曲げで一旦止めた後、 改めて片足を振り上げる「横開き」から「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切ってみせる。 「片ひざつき片ひざ立て」での腰の揺り動かしから、両手差し上げの形を作って立ち上がる。 移動盆に歩み乗ると、両手で腰布を広げての「レイバック」を決め、 腰布を外しての腰の揺り動かしを経て振り向き、片ひざに腰布を掛けて、 頭上に振り上げた両手の甲を合わせた立ち姿を作る。 そして左腕に腰布を掛けて横に広げた立ち姿で銀幕の陰へと姿を隠す。 【2景=木葉ちひろ/じゃじゃ馬ならし】 スラリとした長身で舞いつつ、ムチをスタイリッシュに振るいながら夫役の川上と繰り広げる夫婦げんかは、 両者とも遠慮のない(ように見える)ムチの振り方でダイナミックに展開していく。 音楽終わりのキスで、突如“ラブラブ系”に相転移。 本舞台奥にて川上のサポートを受けつつ、白とピンクの花髪飾りを着け、 白フリルが飾るピンクミニドレスと銀ハイヒール姿に替え、 “ブリブリ系”の演じ方に変えて本舞台にて手鏡で決めると、 花道でいったん立ち止まった後、前盆へと歩み入り、両ひざ立ての姿勢で音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド前半、腰をついて身体を横に流しての座り姿から、
「片ひざつき片足横伸ばし」や四つん這いでのあおり上げで動いていき、 腰をついての両足伸ばしの座り姿で音楽を渡る。 ベッド後半では、自ら手拍子で場内をあおってから、座り姿での両足振り上げなどで動き、 「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切って見せる。 そして両ひざ立ちで手拍子を交えつつリズミックに身体を動かしながら、 「シャチホコ」や「横開き」のポーズを決め、「片ひざつき片足横伸ばし」での手の振りで立ち上がる。 一礼の後、軽やかなステップと手拍子で本舞台銀幕前に戻ると、“ブリブリ”いっぱいでのエンディング。 【3景=香山 蘭/リチャード3世】 クールな群舞は、ポーカーフェイスに切れ味鋭い振りを見せ、シャープな印象を残しながら舞っていく。 音楽が変わると、本舞台中央奥の王冠の中で、 黒ショーツに黒レザーコートを羽織った黒ニーハイブーツ姿に替え、 進んでは立ち止まりつつ大きく舞いながら、本舞台から花道、前盆へと進み出る。 立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、おもむろに前盆前縁に腰を下ろして両足を跳ね上げてみせた後、
コートを脱いで花道に置くと、四つん這いや腰をついた座り姿でのM字姿勢などで進め、 四つん這いや両ひざ立ちで秘所に片手を当てつつ動いていく。 「片ひざつき片足横伸ばし」の座り姿や、四つん這いなどに姿勢を変えた後、 腰をついての片ひざ曲げで片手を差し上げて音楽を渡る。 音楽を変えてのベッド後半では、片ひざ曲げ立てでの座り姿から両ひざ立ちへの変化をリピートした後、 「片ひざ立て片ひざつき」の姿勢から、腰をついての両足振り上げなどで動いて立ち上がる。 前盆にての立ち姿で舞って見せた後、動きをアクセラレートさせつつ花道で一舞し、 コートを片肩に乗せて本舞台中央にて上体反らしの形を作って見せてから、 ラストを本舞台中央にて、片肩にコートを担いでの立ち姿で決める。 【4景=星崎琴音/十二夜】 男装の空とペアを組む優雅な舞踏会を、まろやかな微笑を浮かべながらエレガントに舞い進めてみせる。 1曲目が終わり、星崎・空ペアを最後に下手袖へと引くと、木葉執事のインターミッション芸を挟んで、 胸に大きな白布飾りがついた白とレモンイエローのフリルレースロングドレス風ベッド着に替え、 移動盆に乗っての立ち姿で、両手を大きく振り広げて舞いつつ進み出る。 ベッド着の裾を振り広げながら前盆へとターンを重ねて入り、
立ち姿でベッド着の前を開いてから、両ひざ立ちに姿勢を下げて音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド前半、両ひざ立ちでの片手差し上げから腰を下ろし、
「片ひざ曲げ片足横伸ばし」での座り姿から、腰をついて横から振り上げていく「L」のポーズを切り、 ついで身体を横に流しての片足流し上げの形を作ってから、上体を起こして音楽を渡る。 ベッド後半では、腰をついての手の振りなどで動いてから、「スワン」の形での手の振りを経て、 「片ひざつき片ひざ立て上体反らし両手差し上げ」のポーズをゆっくりと切って見せる。 ベッド着の裾を振り広げつつ立ち上がり、花道にていったん振り向いての手の振りから、 ベッド着の裾を振ってのターンを見せて移動盆へと乗ると、ベッド着を下ろして振り向き、 片手を胸に、片手を前に差し出しての立ち姿で締めくくる。 【中休憩】 中休憩映像はいよいよ夏公演、21日からの「百物語 第一期」の出演者紹介から。 ■雅麗華/プロフィール+宣材写真
■中条彩乃/2019年1月公演「艶 en」3景「湯女」 ■ゆきな/2019年4月公演「TO -Time is Over- 2nd」5景「ブッダ」 ■鈴香音色/2018年5-6月公演「WONDERLAND 2nd」5景「TALKING FLOWER」 ■西園寺瞳/2018年11-12月公演「TEARS」7景「フラガール」 ■沙羅/2019年5-6月公演「EARTH BEAT 2019 RISING 2nd」1景「天の岩戸開き 古代日本」 ■赤西涼/2019年2月公演「Dream on」6景“FUJIKO” ■真白希実/2019年3-4月公演「TO -Time is Over- 2nd」7景「鉄腕アトム」 続いての「演目紹介」は、「1st」に引き続き各景担当の“踊り子衆”がナレーションを務める。7景の差し替えは早くもここで判明(笑)。そして5景プロローグとなる“魔女3人組”の映像で後半がスタート。
【5景=川菜ひかる/マクベス】 中休憩映像から続くオープニングムービーの後、紗幕が開くと、ブロンドツインテールに黒の全身網タイツ、 短Tシャツに赤青ツートンのメタリックジャンパー、青メタリックショートパンツ姿の川菜と、 セーラー服姿の2人が、本舞台から前盆を往復しながら、ハンズアップなどで勢いをつけて舞っていく。 音楽が変わると本舞台奥にてカップレスに大穴が開いた形の黒の全身網タイツ姿に替えた川菜が 銀幕前へと進み、本舞台下手、上手へと展開した後、花道で腰を下ろして下手向き、上手向きへ展開。 その後、這うように進んで前盆へと入る。 音楽が変わってのベッド前半、腰をついた姿勢でゆっくりと進め、片足交互振り上げから伏せた姿勢を経て
身体を横に流して片ひざを立てた座り姿などでじっくりと動いていく。 音楽が変わってのベッド後半では、両ひざ立ちでの手の振りから始め、 「スーパーL」や「横開き」のポーズを切って見せる。 ついで腰をついての座り姿の後、「片ひざつき片手差し上げ」や「スーパーL」のポーズを連続して決め、 両ひざ立ちでの手の振りを経て立ち上がり、一礼。 前盆にての立ち姿での一舞から、花道で手拍子を導いて見せた後、片ひざつきに姿勢を下げ、 両ひざつきでの上体反らしの形を決めてから本舞台中央へと戻り、 手拍子を打ちつつ片手を前に差し出してのラストへ。 【6景=空まこと/オセロー】 ベールに包まれて幻想的に舞うソロダンスは、 大きくしなやか、かつクリアなメリハリを感じさせつつ進めていく。 わずかに花道へと引いてベールの下の衣装を下ろし、改めて前盆に進むベッドでは、
立ち姿でゆっくりと動いてから、「片ひざつき片ひざ立て」に姿勢を下げ、 両ひざ立ちから「片ひざつき片足横伸ばし」での座り姿でのゆっくりとした手の振りで舞い進める。 ついで腰をついての「両足浮かせ上げ揺らめかせ」から身体を横に流した姿勢を経て、 両ひざつきでベールの前をまくり上げると、「片ひざつき片ひざ立て上体反らし」から静かに腰を下ろし、 暗転の中へと姿を消していく。 【7景=川上奈々美/お気に召すまま】 「ASAKUSA MYSTERY TOUR」と題したプロローグ映像の投映後、白幕が引き上げられると、 本舞台奥に張られた、レインボーカラーに「ASAKUSA ROCKZA」の文字が乗り、 大きくハート型に切り抜かれた幕から、 白ハットに白フリンジトップス、くすんだ青に赤ラインが走るパンツスタイルの川上を先頭に、 サイケデリックなデザインのヒッピースタイルの7人が飛び出し、本舞台にて緩急交えた群舞を展開していく。 川上が一足先に下手袖へと引き、1曲目終わりで白花冠を頭に乗せ、 ゴールドのベルト飾りが着いた白ティアードロングドレス姿に替えた姿を本舞台奥に現して音楽を渡る。 そして川上が生歌で歌う英語曲に乗って、川上をセンターに7人が囲むように舞い、 1曲をハンドマイクで歌い上げていく。 音楽が変わると本舞台中央にて花冠とドレスを外し、レインボーカラーのロングドレス風ベッド着に替え、 7人が引いた後、銀幕前の花道にて舞いつつ、いったん立ち止まり、 大きな手の振りを見せつつ前盆へと歩み入る。
ベッド前半、前盆にての立ち姿で音楽を渡り、音楽を変えてベッド着の前を開くと腰を下ろし、
片手を差し上げ、ついで四つん這いや座り姿に姿勢を入れ替えて見せた後、 座り姿からあお向けに倒れて、横臥した姿勢などへと動いていく。 片手を差し上げ、ついで上体を起こすと、 痛む片ひざをかばうかのように起き上がっての片ひざつき片ひざ立ての姿勢で、
両手で頭を押さえて再び倒れ、両ひざ立ちでの上体反らしや、身体を横に流した座り姿で 何かを求めるように片手を差し上げた後、四つん這いにうずくまって音楽を渡る。 音楽が変わってのベッド後半では、腰をついての両ひざ曲げでの座り姿から 「L」を経由しての「横開き」のポーズで立ち上がり、一礼の後、移動盆の前縁に腰を下ろす。 「スワン」のポーズを決めてから、ベッド着を後ろ手に広げての立ち姿を経て、 ベッド着の前を閉じていったん移動盆から花道に下り、手拍子や手振りを導くと、 後ずさりで本舞台へと戻り、再び移動盆上でベッド着の前を開いての立ち姿で舞ってみせる。 ラストは片手を差し上げての立ち姿で、銀幕の後ろへと姿を消していく。 【フィナーレ/夏の夜の夢】
アテネの森で繰り広げられる若い男女と妖精パックによる“ドタバタ劇”をなぞった 楽しいフィナーレは「2nd」も続く。
若者たちだけでなく、客席への降らせ物で“一目惚れの媚薬”を振りまくパックは、 メンバー紹介MCも兼ねて星崎が務める。 音楽終わり、川上と星崎をオペラ幕前に残す異例の構成でのエンディングは「2nd」にも引き継がれ、 余韻を残しつつ舞台を締めくくる。 (敬称略・観劇日:2019(令和1)年7月6日(土)) |
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