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おかげさまをもちまして、拙ブログは2010年8月15日の開設から本日で満6年を迎えました。更新が遅れ遅れになっているにもかかわらず、いつもお越し頂き、そしてお気に掛けてくださり、ありがとうございます。
時折しもリオデジャネイロ五輪の真っ最中です。2012年のロンドン五輪以来、拙ブログとして2回目の夏季五輪を迎えたかと思うと、随分な年月が過ぎたことを実感します。この6年間で執筆あるいは執筆予定の記事は900本を超えました。去年の5周年をご報告する記事が801本目でしたので、年間100本ペースということになります。
拙ブログを通じて、リアルの世界でお付き合いさせて頂いている方との輪も、この6年間で大きく広がりました。現在も交流を持たせて頂いている方の中には、ブログ開設当初からの読者の方もいて、ここまでのお付き合いを続けさせて頂けていることを本当にうれしく思っています。
そして、そんなつながりをも作り出してくれたのは、他ならぬ舞姫のみなさま、そして渾身の力を込めて演じてみせてくれたステージの数々です。改めて、この場を借りてお礼を申し上げます。
「いつも素敵なステージを観せて頂き、本当にありがとうございます。」
しかし残念ながら、この業界を巡る状況はますます厳しさを増すばかりです。劇場の休館・廃館が続き、さらに舞台を去る舞姫が相次いでいます。特に、脂の乗った時期を迎え、将来を嘱望されていた中堅どころの年次の方々が、「休業」などの名目で櫛の歯が欠けるように連鎖的に姿を消していることに強い危機感を覚えます。
そんな中で出来るのは、一観客として「観続けること」、そして拙ブログとして「記録し続けること」であると思い定めて観劇を続け、ブログを書き続けてきました。
次回、4年後の夏季五輪は「2020年東京五輪」です。その時、果たして拙ブログが10周年を迎えているのか、そして迎えられるような状況に劇場や舞姫、そして観客がいるのか、それは誰にもわかりません。そんな先のことはおろか、明日でさえもわからないのが昨今の状況です。だからこそ“今日”を演じる舞姫とその舞台を「一期一会」の思いで拝見し、記録し続けていきたいと思っています。
これからの1年も、どうぞよろしくお願い致します。
名無しの観劇者 拝
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ストリップ総論
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「浅草ロック座」の舞台で、ファンの方が舞姫に駆け寄り、花束を贈っている光景を目にすることがあると思います。「私も、手渡してみたいなぁ…」、そうお考えの方の“第一歩”になるようなノウハウとコツを、若干の私見も交えてまとめてみました。
<はじめに>
「浅草ロック座」のステージ中、前盆(=客席側に突き出した花道から続く円形舞台)での演技終了直後、舞姫が立ち上がった瞬間を見計らってファンの方が歩み寄り、花束を手渡す場面がよく見られます。花束は観客が参加出来る舞台装置でもあり、本舞台に戻ってのラストで高々と掲げられた花束は、舞姫そして舞台をより一層華やかに飾り立てるものになります。 花束にはもう一つ、手渡す時に舞姫に直接一言声を掛けることが出来るという“副次効果”もあります。他の劇場のような「ポラ・デジタイム」といった舞姫の写真を撮影するコーナーがない「浅草」には、舞台で奮闘を続ける舞姫に直接声を掛ける時間が存在しません。手紙やメッセージを書いてメイドバー経由で渡してもらうことも出来ますが、「直接声を掛けたい…」という時に花束を渡しながら一言を交わすという方法があります。もちろん、まだステージは続いていますので長話は禁物。「お疲れさまです!」とか「頑張ってください!」「すごく素敵でした!」、この程度の一声を掛けるのが限界です。それでも直接話掛けられて握手が出来る。そのひとときだけでも、ファンとしての気持ちを伝えられる貴重な時間だと思います。
しかし花束を渡すという行為は、演技中の舞台への直接介入に他なりません。そのためその影響をなるべく小さくしたいと考える常連のファンは、花束を渡すタイミングや花束自体に細心の注意を払っています。そこで本稿では、花束の準備方法から渡し方のポイントを、「初めて渡してみたい」と考えた方向けにまとめてみることにします。以下に書くのはあくまで最低限のことですので、出来れば劇場での観劇経験を経て、あるいは常連さんに質問して、より細かいアドバイスを受けることをお勧めします。
<花束お渡し・準備編> 舞台で渡すための花束は、特別なものではありません。熱心なファンの中には巨大で豪華な花束を渡す人もいますし、そっと花一輪を手渡す人もいます。そうした光景を見ていて思うのは、どれだけの思いを込めて渡しているかが大切だということです。たとえどんなに花束が豪華でも、ぞんざいな扱いで渡している光景を見ると興ざめ、がっかりしてしまいます。 ■どんな花束を作れば?
花束にする場合、3,000円ぐらいからが基本で、さらに予算を掛ければ、花の本数や種類を増やしたり、かすみ草(白い細かい花が粒状に群れ咲きます)を付加したりするなど、華やかさを増すことが出来ます。もし手渡す舞姫の花や色の好みが分かっているようであれば、それを取り入れるのもいいですね。中には、ステージや衣装のイメージカラーにちなんで花の色を選ぶという凝った人もいます。 花の構成など、よく分からなければフラワーショップの店員さんが相談に乗ってくれます。特に「浅草ロック座」に近い「六区花園」(旧:フロロフラワーパレット)や国際通りの「花豊」などは、ロック座向けの花束を作り慣れていますので、「ロック座で渡したいのですが…」というと、それに合った花束の相談に乗ってくれます。 花屋さんに浅草ロック座のロビーに配達してくれるように頼むことも出来ますが、代金の受け渡しなどにコツがあるので、通い慣れて要領が分かってからにしましょう。 ■事前に「水抜き」を
お店で花束を受け取ったら、一つ実行していただきたいことがあります。「水抜き」です。花束の持ち手のところは、花が長持ちするように保存液を染み込ませた紙が巻きつけられ、その上からアルミホイルや包装フィルムが覆う構造になっています。舞姫は、花束の持ち手の部分を持って本舞台へと戻っていくわけですが、その際、花束を大きく振りかざし、持ち回し、差し上げるような演技をすることがあります。その華やかさを見ると“花束渡し冥利に尽きる”わけですが、この時、しっかり握った持ち手から水が絞り出され、花束から噴出するトラブルがたびたび起きています。舞台が濡れると、出演者が滑って転倒する恐れがあります。また前盆や移動盆は、舞姫が素肌のまま接地する場所ですので、そこが濡れているのはよろしくありません。 こうした水漏れは、花束を逆さにして持ち手をぎゅっと絞り、余分な水を抜いておくと防ぐことが出来ます。もし水抜きを忘れて浅草ロック座に持ち込んでしまった場合は、トイレに持ち込んで水抜きする裏ワザもあります。 ■その舞姫、花束渡せますか?
花束は、前盆での演技が終わり、立ち上がった時点で渡せることが多いのですが、ステージ演出や構成の都合で、舞台での手渡しが禁止となる事例が増えています。その告知は、浅草ロック座のテケツ(=チケット売り場)やロビーに貼り紙で掲示されているほか、浅草ロック座の公式ツイッター(@asakusa693)でツイートされることになっています(最近サボり気味、猛省を促したい!)。また、舞姫自身がブログやツイッターでお知らせしたり、ファン有志が広めたりすることもあるので、念入りにチェックしておくことをお勧めします(ちなみに筆者も、こうした規制情報が判明し次第、@st_kangekisya でつぶやくようにしています)。 その禁を破ると、舞台構成を壊すばかりか、舞姫にも多大な迷惑を掛けてしまいます。十分気をつけましょう。ちなみに5月公演「The Play Within The Play 1st season」では、掲載写真のように1景=武藤つぐみさん、2景=小嶋実花さん、6景=ミス・トゥルースさんが「差し入れ禁止景」になっています。
■メッセージカードをつけたい
花束に一言メッセージを添えて贈りたいという方もいらっしゃるでしょう。その場合、メッセージカードや封筒はテープでガッチリと花束の包装フィルムに着けておきましょう。こんな実例があります。メッセージカード入りの封筒を花束の中に差し込んだだけの形で舞姫に手渡しし、その舞姫がポーズを切ろうと花束を大きく振ったところ、封筒が「ポーン」と飛び出し、放物線を描いて客席に飛び込んでいきました。幸い近くの観客が回収、贈り主の元にいったん戻りましたが、そうした“悲劇”を避けるために、しっかり固定するようにしたいものです。 <花束お渡し・実践編> さあ、準備が整いました。ドキドキしてきますね。花束渡しは何回経験しても心臓バクバクものです。その緊張感も楽しみましょう。 ■袋から出すのは開演前に
ステージが始まってから花束を袋から取り出す方がいます。その時に出る「シャリシャリ」という音、ご自身が思っている以上に周囲に響き、観客に不快な思いをさせています。袋からの取り出しは開演前か、またはロビーで行ないたいものです。 ■どこに置いておく?
花束は結構かさばります。混雑した場内では隣の席に置いておくというわけにもいきません。かといって、ずっと自分で抱えながら観るのも大変です。そこで花束を置いておける場所をご紹介します。まずは客席の両脇通路の外側、手すりの向こう側に一段引っ込んだ場所。長い間“物置”になっていましたが、このたびきれいに整理され、立ち見用のスペースとしても使えるようになりました。その角の部分であれば、立ち見客にも邪魔にならず置いておくことが出来ます。 もう一つは、いったんロビーに出て左側のメイドバー、その左の壁側にビールやドリンクのケースが積まれています。メイドさんに「花束置かせてください」と一言断れば、しばらくの間、置かせてもらえます。 どちらの場合も、取りに行く時に他の人の花束と間違わないように気をつけてください。 ■スタンバイは後方通路で
浅草ロック座のステージの一般的な構成は、[本舞台での群舞]→[移動盆や歩きでの花道行き]→[前盆でのベッド]→[立ち上がり]→[移動盆や歩きでの花道戻り]→[本舞台でのエンディング]となっています。出来れば前盆でのベッドが始まったところで静かに席を立って後方通路に控え、その時を待ちましょう。常連さんの中にはステージ中に立ち歩くことを嫌って、花束を渡す回は冒頭から後方通路での立ち見で臨むという方もいますが、通路は腰を屈めて移動するなど他の観客への配慮があれば、途中離席は許容範囲だと筆者は考えます。 後方通路での事前スタンバイをお勧めするのは、「手渡しタイミングで飛び出しやすいから」だけではありません。ベッド中の舞姫に、花束を持って準備している観客がいることを認識してもらい、タイミングを作ってもらうことが出来るからです。次項で詳述しますが、花束渡しのタイミングは実に微妙で、秒単位でのチャレンジと言っても過言ではありません。花束客がその姿を事前に見せておけば、舞姫・観客双方にとって心の準備が出来ることになるのです。まぁ、中には眼が悪くて全然見えていないという舞姫や、見えていても「心のおもむくままに身体が動いて」立ち去っていってしまう舞姫もいて、慌てさせられることもあるのですが。 ■タイミングを見極める
花束渡しで何より重要で失敗が許されないのは、そのタイミングです。[前盆でのベッド]が終わった直後、多くの舞姫は立ち上がった後、観客席に向けて「一礼」します。それが「その時」です。前盆への通路の小さな段差や、左右の観客の足に引っ掛からないように注意しながら前盆へ向かいます。その姿を舞姫が認識してくれたら、もう大丈夫。花束をお渡しし、一声掛けて、握手をしてもらいましょう。 このタイミング、常連さんの中には秒単位で設計する方もいます。狙うは「早過ぎず、遅過ぎず」。舞姫がお辞儀をして顔を上げた瞬間に、ちょうど前盆に到着するように計算するのだそうです。舞姫のお辞儀の所要時間と、自分が通路を歩き切る経過時間を勘案して出発タイミングを図る…ここまでするのは花束渡しのエキスパートになってからでいいと思いますが、到着が早過ぎて前盆で立ち尽くしたり、舞姫を延々と待たせたりするのは、あまり格好いいとは思えませんでの、出来る範囲でタイミングを図ることは大事なことだと思います。 ■手渡し時にもちょっとした気配りを
花束を手渡す時、自分から見て右側に傾け、舞姫の左腕に預けるように渡しましょう。こうすれば舞姫の右手は空いたままになるので、スムーズに右手同士で握手すること出来ます。 渡し終えた後もご注意を。クルリと反転して、来た道を真っ直ぐに戻ろうとする方をよく見ます。そして「あるある」なのが、後続の花束渡しの方との“お見合い”。 これを避けるには、後ろに続く人がいるかどうかを事前に察知できれば良いのですが、非常に困難です。そこでお勧めしたいのが「右か左に一歩スライドしてから反転する」ステップ。もし後続がいれば避けられますし、いなくても一歩横にずれただけなので、何の問題もありません。ほんのちょっとの気配りで、みんなが幸せになれる方法だと思うのですが、いかがでしょうか。 ■失敗した!
タイミングを間違えるなどして渡し損ねた場合、可能であればその回はあきらめ、次の回に再挑戦しましょう。「この回でどうしても…」という場合は、花道脇通路や両脇通路を走って追い掛け、戻りの途中で渡すという非常対応も出来なくはありませんが、あまり美しいものではないので無理しない方が良いと思います。 渡せなかった場合は、ロビーのメイドバーで依頼すると楽屋に届けてくれるサービスもあります。時間がない方はその方法もご検討ください。 ■花束と舞姫を見送る
後方通路や自席に戻ったら、自分が贈った花束を扱って演じる舞姫を見送りましょう。「自分の花束が舞台に彩りを添えている…」、もちろん、おそらく自己満足の世界です。でも誰が贈った花束であっても、舞姫の輝きを一段と増す役割を果たしているのは間違いないと思います。そんな「花束」に彩られた「浅草ロック座」の舞台に、筆者は限りない魅力を感じるのです。 「習うより慣れろ」。花束渡しにも通じる言葉です。自信がなければ何回かステージを観て、「この時点でスタンバイする」「ここで歩き出す!」などと、自分の中でシミュレーションを繰り返してから実践に臨むことをお勧めします。「舞姫の舞台を壊さない」「影響は最小限に抑える」ことを忘れずに、わずかな“逢瀬”を楽しんでいただければと思います。ご健闘をお祈りします。 |
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既にお気づきの方も多いかとは思いますが、前記事「【浅草】「バックステージツアー」レポ」は、4月1日の「エイプリルフール」の「ネタ記事」でした。
ただし内容的にはこれまでの“取材”を元にしておりますので、それほど“ホラ”は吹いていないと思っておりますが、掲載写真については数々のブログや映像作品に掲載されたものを引用させていただきました。以下に出典を明示し、引用させていただきましたお礼に代えさせていただきます。ありがとうございました。
(出典:Twitter「浅草ロック座✦広報✦上原」(@rock_kaho)2015年8月31日付けツイート)
(出典:ブログ「珍佐清の珍日記」2011年10月16日付け記事「まあ楽しいから全く苦ではないんやろうね。」)
(出典:ブログ「珍佐清の珍日記」2011年11月24日付け記事「佐清→犬神家→市川崑 の流れ」)
(出典:YouTube「浅草ロック座ドキュメンタリー『茶織大陸』」)
お楽しみいただけた方、ありがとうございました。真に受けてしまった方、すみませんでした…。
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2011年(平成23年)3月11日(金)、業界用語を使えば3月中初日、多くの劇場の1回目が終わったところ、あるいは終わりに近づいているところで、それは起きた。
その日その時を境に、多くの人々の運命、そして日本の風景は大きく変わってしまった。地震・津波被害、原発事故による電力不安や計画停電。劇場や舞姫のみなさまも、その影響を直接・間接に大きく受けることになった。劇場の公演中止や短縮が続き、公演中も度々の余震が襲う。そして甚大な被害が生んだ自粛ムード。「こんな時にストなんて…」。それは観客だけでなく、舞姫のみなさまからもささやかれる声であったように思う。
しかし、各劇場には「こんな時だからこそ…」と舞台に立ち続ける舞姫の姿があった。そしてそれに応えるように、「こんな時だからこそ…」と劇場に足を運ぶファンの姿があった。そこには震災後に数多く見られた言葉、「絆」を可視化した光景であったように思う。
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あの日から5年、そして同じ金曜日。各劇場では、あの日と同じように3月中初日の公演が始まる。しかしこの5年の間に、いくつかの劇場が消え、多くの舞姫のみなさまが舞台を去った。
5年という月日は、そういう年月でもある。だからこそ今日の一日を、この1回の公演を、この刹那に目の前に展開するステージを大切にしたい。明日が今日と同じである保証などどこにもないことは、5年前のあの日が証明してみせたのだから。
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そして、この日を迎え、あえてお一人の舞姫の名前を挙げさせていただきたい。
「真白希実さん」。
2011年3月11日、真白さんは「浅草」の舞台に乗っていた一人だった。それから毎年3月11日の「浅草」の舞台には、必ず真白さんの姿があった。2012年「Breathing・後半組」、2013年「FASCINATION 2nd」、2014年「VENUS 2nd」、そして2015年「DESIRE -ディザイア- 2nd」と、実に5年連続の登板となっていた。
これが偶然か意図したものか、筆者は知らない。しかし毎年3月11日の「浅草」に真白さんの姿があることが、「浅草」が震災を乗り越えた“あかし”、そしてその日を迎えるにあたっての「浅草」の“かたち”であったように思えてならない。
しかし、残念ながら今回の真白さんの出演は3月16日から。11日、その日の「浅草」の舞台に真白さんの姿はない。この日付ずれは、今年に入って15日間公演になったことが影響したとも考えられるが、やはり何か大切なものが失われたような気がしてならない。震災5年と相前後して「浅草」の制作陣も新体制へと移りゆくと伝えられている。たとえ制作陣が代わっても、「大切なもの」「大切なこころ」は変えないで欲しいというのは、わがままが過ぎるだろうか…。
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「3月11日」という日の記憶、それは筆者にとっては劇場を巡る風景の記憶でもある。きょう一日を、あの日を思い、明日を考える日としたい。
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年末恒例、今年のスト界のトピックを、筆者の知る狭い範囲ですが振り返ってみたいと思います。
<引退・休業相次ぐ>
今年は、各所属・劇場で中核となって活躍されてきた中堅・ベテランの舞姫の方々が次々と引退・休業を表明、“連鎖反応”と言いたくなるようなその多さに、ファンの間に衝撃と動揺が広がったことが特筆されます。一定期間ステージを彩り、今年、意向表明の上で引退・休業された主な方々をまとめてみます。 01.31[引・歌舞]桃乃ララ(九条OS・2003)
03.20[引・浅草]ai(ロック・2012) 03.20[引・浜劇]はるか悠(ロック・2009) 03.31[引・仙台]水月涼(ロック・1997) 03.31[休・東洋]木城レナ(東洋・2009) 04.30[引・浜劇]ALLIY(ロック・2013) 05.10[引・川崎]伊藤真理子(ロック・2013) 05.10[休・上野]心愛(東寺・2010) 05.31[引・川崎]HIKARU(蕨・1999) 06.14[休・TS]小森なな(TS・2011) 06.30[引・蕨ミ]レイ若葉(フリー・1984) 07.20[引・TS]あいかわ優衣(TS・2010) 08.31[休・晃生]RiN(晃生・2001) 09.30[引・川崎]初芽里奈(ロック・2011) 10.31[引・川崎]友坂麗(ロック・2004) 12.10[引・道劇]一宮紗頼(道劇・2012) 12.20[引・道劇]香坂玲来(道劇・2010) 12.30[引・川崎]吉沢伊織(ロック・2005) (記載順は「引退・休業日」[引退か休業か・劇場]「名前(敬称略)」「所属・デビュー年」)
いずれの方も多くのファンのみなさんに惜しまれつつのラストステージとなり、最終日は遅くまで大勢のファンが劇場に詰めかけたことが伝えられました。 引退・休業されたみなさまの、これまでのご活躍に感謝申し上げるとともに、ぜひ多くの現役舞姫のみなさまに、舞台を去っていた方々の志をついでいっていただきたいと願う次第です。
<劇場存続に受難の波> ■「SNA」浸水事故で休館 2月25日(水)、「新宿ニューアート」1回目公演の途中、「SNA」が入るビルやその周辺で、大規模な下水道の漏水事故が発生しました。この影響で「SNA」の場内や楽屋にも汚水が流入。当日の公演が中止になった上、機材の水損や汚水処理などで翌日からも休館を余儀なくされました。 劇場サイドや関係する工事業者などの尽力で、汚水が流れ込んだ場内の改装などが急ピッチで行われ、3月21日(土)、3月結の興行からの再開にこぎ着けました。 ■「栗橋」来年閉館を発表 「関東最北」「駅から最も遠い」「新幹線の車窓から見える」などのトリビアでも知られる「ライブシアター栗橋」が、来年5月31日(火)での「閉館」を9月7日(月)に発表しました。 「栗橋」は、異なる所属の舞姫が同じ香盤で顔を合わせる“所属のスクランブル交差点”として舞姫同士の交流の場にもなってきたほか、牧瀬茜さんが撮影した、舞姫の楽屋でのオフショットなどを展示する「がまぐちギャラリー」がロビーに設置されているなど、ステージの周辺に趣のある空間が広がる劇場としても親しまれてきました。その意味でも「閉館」は大変惜しまれます。 なお、閉館前の来年4・5月は「さよなら興行」が行なわれるとのことです。有終の美を飾る興行になることをお祈りします。 ■「西川口」休館続く 4月16日(木)から「休館」が続く「西川口テアトルミュージック」は、当初「3〜4週間の休館」との告知もあったものの、残念ながら現在まで再開されていません。 それによれば「TS」の運営会社「有限会社テイ・エス観光」は、家主から1年半ほど前に建物明け渡しを請求する民事訴訟を起こされて係争中だったところ、9月16日(水)に東京地方裁判所にて被告(TS側)敗訴の判決を受けたということでした。「TS」側はこの判決を不服として東京高等裁判所に控訴し、現在2審の審理が行なわれています。
告知文にも記載の通り、現行の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(略称「風営法」)の下では、スト劇場の新規開業は極めて困難であり、「すなわち今回の明け渡しの判決は、当劇場の廃業を意味します」(告知文より引用)との表現も決して誇張ではありません。また、判決にどの程度影響したかは定かではありませんが、「“ストリップは低俗かつ害悪であり、その劇場は廃止するべきだ”という根強い偏見があったと言わざるを得ず」とのTS側の見解が示されています。 これを受けて、2審が開かれる東京高裁に対して提出することを目的に、劇場存続に向けての要望書への署名活動が行なわれました。その際、TS系列のみならずロック座系列をはじめ多数の劇場が要望書を場内に置いて署名を呼び掛けたほか、所属の枠を越えて舞姫のみなさまによる呼び掛けの輪が広がったことは特筆すべき動きとなりました。
2審の審理は12月17日(木)に始まり、この日はTS側からの呼び掛けに応じて、多くの舞姫のみなさまやファンの方々が傍聴に訪れ、傍聴希望者が座席定員を超えたため多くの方が廷内に入れず、廊下での待機を余儀なくされたとのことでした。伝えられるところによれば、原告の家主側は引き続き立ち退きを求めたとのことですが、裁判所側から和解に向けた協議が提案されたということです。年明けからは和解協議が進められる見通しですが、和解に達することが出来るのかも含め、劇場存続に向けた道筋をつけられるか正念場の年になりそうです。
<香盤ポータルサイト「STRIPwiki」に大きな動き> 香盤情報サイトとして最大の情報量を有し、ファンだけでなく舞姫のみなさま方からも“業務用”として幅広く活用されているポータルサイト「STRIPwiki」が、その運営形態を大きく変更することになりました。これまでの発表によれば、現在のサイト管理人は年内で運営を次の管理人に引き継いで退くということです。 「STRIPwiki」は、舞姫の出演予定や各劇場の香盤予定をチェックするのに役立つのはもちろんですが、その真の価値は「データアーカイブ」にあるのではないでしょうか。なかなか過去の記録が残らないこの業界において、「香盤」という基本情報がこれだけの長期間に渡って詳細に記録されていることは、大きな財産であると考えます。多くのファンの協力を得て、貴重なデータがこれからも積み重ねられていくことを願いたいと思います。そしてこれまでさまざまなご苦労を重ねながら管理に当たられてきた管理人さんに感謝を申し上げたいと思います。これまでお疲れさまでした。ありがとうございました。 <「浅草」リボン問題> 「浅草ロック座」で長年の歴史を重ね、特に初めて観劇に訪れた“一見さん”に強い印象を残す“演出効果”もある「リボン」による応援に、今年大きな変化がありました。 1月の新春公演「夢 -DREAMS- 1st season」の途中から、特段の公開告知によらない形で「リボンの本舞台置きが禁止」となりました。従来、舞姫が前盆に進んでベッドパートが始まった段階で、本舞台の袖の端に「リボン」のトレーを置き、そこから投擲することが暗黙の内に認められていましたが、これが禁止となり、代わりに有志が準備した「リボン台」を使用する方法が採られることになりました。しかし、台の不安定性や投擲姿勢への影響などから、これまでよりも多くの“失投”を招く結果となり、その結果、4月5日(日)「リボンさん各位」と題する文書にて、一定のルールが課せられる旨、劇場ロビーや公式ブログにて告知されました。さらに5月24日(日)には、「リボン巻きを場内からロビーに変更」することが、劇場ロビーの告知文によって周知されました。 全体として劇場側からの規制が強化された印象が強い「リボン」ですが、一方で「リボン」は「浅草」における数々の名場面を彩ってきた歴史があります。さらに前述のように“一見さん”に強い印象を残し、劇場に対する興味・関心を高めることに一役買っているという効果も見逃せません。劇場側とリボンを投げるリボンさんとの適切なコミュニケーションで、敵対的ではない形で「リボン」という演出が末永く受け継がれて行くことを期待して止みません。 ********************
今年の拙ブログは記事公開の遅延拡大が目立ち、記事本数自体も減少傾向となるなど、お越しいただいてる方々には大変申し訳ない状況が続いています。それにも関わらず、拙記事に関心を寄せていただいてるみなさまにお礼申し上げます。ありがとうございます。
そして何より、今年もすばらしいステージの数々を拝見させていただいた舞姫のみなさまに改めてお礼申し上げるとともに、来る年も事故なく、華やかで実りある舞台の数々が創り出されていくことを願いたいと思います。
それではみなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
(一部敬称略) |





