舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【浅草】

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 「不思議の国のアリス」などをモチーフに、アクロバティックなギミック景あり、華やかな群舞あり、映像とのコラボあり、じっくり魅せるソロ景ありと、見どころ満載の公演だった「WONDERLAND」。諸般の事情で「2nd」が通例よりも長い25日間に延伸されていたことから、「1st」からロングでの出演となった武藤つぐみさん、沙羅さんのお二方にとっては、例のない46日間の「スーパーロング出演」という過酷な公演であったことも特筆されよう。それが故かは定かではないが、体調不良による休演が複数回起きたことは多くの観客の間に議論を巻き起こした。見応えのあるすばらしい舞台も、それを演じる演者のみなさまの健やかなる身体があってのことである。くれぐれも健康と安全に配慮した公演を、と願う次第である。

 そんな長きにわたった公演にも終わりはやってくる。「1st」の初日の幕が上がったのはゴールデンウィークの真っただ中であった。時が過ぎ、「2nd」楽日は梅雨空の下で迎えている。1か月半の間、「浅草」の地に現れた「不思議の国」を見送ろうと、平日楽日にも関わらず、朝から大勢のファンが客席を埋めた。プンラスで観劇。


<楽日じゃんけん大会>
 楽日恒例のじゃんけん大会は、いつものように4回目終了後の本休憩に開催された。最終回割引で滑り込んだファンや、金曜夜のお楽しみを求めて訪れた“初めてさん系”の団体さんなどで場内はほぼ満席、立ち見も多数という状況で、勝ち抜け倍率もうなぎ上り。そんな場内に立ち向かうのは、観客を一度になぎ倒す力を持つ“じゃんけん強者”のM氏。登場するなり右腕をブンブン振り回して意気込みを示して威嚇する。

   ■無料招待券×2名
     「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→3名直接対決→★2名決定

   ■公演ポスター(サイン入り)×1名
     「パ」→「チ」→「パ」→「チ」→★1名決定

   ■1景・武藤さんから「ダンスシューズ・香水・手袋・リストバンド」×1名
     「パ」→「グ」→「グ」→「チ」→★1名決定

   ■2景・三村さんから「長年愛用の筆箱」×1名
     「パ」→「パ」→「パ」→★1名決定

   ■3景・前田さんから「ワイシャツ・ヘアコロン・ピアス・口紅の『JK4点セット』」×1名
     「グ」→「チ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■4景・沙羅さんから「網タイツ・ピアス」×1名
     「チ」→「グ」→「グ」→★1名決定

   ■5景・鈴香さんから「傘」×1名
     「パ」→「チ」→「チ」→「グ」→「パ」→「グ」→★1名決定

   ■6景・藤咲さんから「歯車デザインのブレスレット・ピアス」×1名
     「グ」→「パ」→「チ」→「パ」→★1名決定

   ■7景・せいのさんから「香水・色紙」×1名
     「パ」→「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→「グ」→全滅→直前までの勝者復活
     「グ」→2名直接対決→★1名決定

   ■25日分のカレンダー(サイン入り)×1名
     「チ」→「グ」→「チ」→「パ」→全滅→直前までの勝者復活
     「チ」→★1名決定


<各景ひとことレビュー>
【1景=武藤つぐみ/WHITE RABBIT】
公演を背負って一人で始めるという異例のトップバッター。
その重責に重ねて、華麗なれど危険と隣り合わせのエアリアル、さらに46日にわたる“スーパーロング”と、
あまりに過酷な条件の下、ステージに立ち続けたことに心からの拍手を贈りたい。
宙を舞う姿を多くの女性ファンが見上げ、一心に熱いまなざしを送る光景も、
本公演を特徴づけるものになったように思う。
最終回、いつものように前盆を下りてのラストシーンでは、
両手で作ったハートマークを二つに割って、天へと送り届けてのエンディングであった。


【2景=三村 妃/MUSHROOM】
初日に拝見して印象に残ったのは「笑顔」であったが、その印象は日を追うごとに強まり、
柔らかい自然な表情で臨むコミカルな群舞と、前半と後半で切り替えてみせるベッドでのパフォーマンスとも、
見事な「浅草」初乗りであった。
最終回、笑顔はひときわ輝き、前盆からの光景を一つ一つ確かめるような視線を客席へと送る。
そのうちに思わず込み上げた思いからか、泣き顔に。
それでも懸命にこらえ、初乗り最後のステージを締めくくって見せた。


【3景=前田のの/TEA PARTY】
ある回はツインテール、ある回はポニーテール、またある回は下した髪型と、
はまり役と言える「JK」を、ホームレスたちや猫との掛け合いでも“ツンデレ”ぶりを発揮して
実に楽しく演じてみせてくれた。
ベッドでの表現も以前にも増して豊かになり、着実に地力を着けてきたことを感じさせてくれるステージであった。
最終回、注目の「チェシャ猫のチュー」は、ひときわ高い位置にリングが上り、何かが起きることを予感させる。
1曲目が終わり、着地した猫がJKに接近するが、あくまでJKは拒否。
場内から「えぇーっ!」との声が挙がる中、花道まで進んだJKは
くるりと踵を返し、猫の正面から熱烈なキスを贈る。
場内からの大拍手と歓声に照れる仕草の猫は、閉まる幕の間から投げキスを贈り、本懐を遂げたのだった。


【4景=沙羅/QUEEN OF HEART】
46日間、45日(休演が1日)にわたって君臨し続けた「ハートの女王」は、
威厳と気品を感じさせる群舞に始まり、行きの移動盆で妖艶に動いた後は、
どんどんキュートになっていくベッド、そしてチャーミングに踊る戻りの移動盆と変化していく
珍しい演じぶりで楽しませていただいた。
次に拝見させていただくのは、いよいよ節目の25周年、その日を楽しみにお待ちしたい。


【5景=鈴香音色/TALKING FLOWER】
どうしても恵まれた身体にスポットが当たりがちであるが、今公演中に8周年を迎えた積み重ね、
さらにスト以外のステージ活動で得たものも実を結び、
慌てず騒がずの落ち着きと、ほんのりとした笑顔に彩られた安定感、余裕のある演じぶりが
印象的な舞台であった。


【6景=藤咲茉莉花/CLOCK】
大がかりなセットの中でのソロ景、
しかもほとんどが寝そべった姿勢か上体を起こした姿勢で動きを刻むステージ、
そこには群舞とは違った難しさがあると想像するが、
その舞台を、さすがの演技力とベテランの持つ空気感で作り上げて魅せてくれた。
初日はいったん蓋の後ろに引き、ベッド着に着替えていたが、
早い段階でビスチェのまま歩み出し、そのままベッドを演じてから、戻りの花道で外す構成に変更。
こうした大胆な作り変えも含め、さすがというべきステージングであった。


【7景=せいの彩葉/CHECKMATE】
中休憩映像でカミングアウトされていたように、急きょトリへのスイッチとなったせいのだが、
やはりそれで「正解」であったことを、自らの演じぶりで証明してみせたように思う。
群舞のセンターでの大きな存在感、ベッドでの繊細な動きとダイナミックなポーズなど、
“新トリシスターズ”の一角を占める存在として、引き続きの活躍に期待したいと思わせてくれる26日間であった。


<楽日あいさつ>
 最終回フィナーレの幕が閉まった直後、花道サイドの通路を最前まで進み出て不規則発言を繰り返す観客が出現するハプニング発生。他観客の一喝もあり、不規則発言の観客がおとなしくなったところで改めてオペラ幕が開くと、通常はセンターでMCを務めるはずのトリのせいのが上手側にオフセットした立ち位置で登場。話し始めた後、メンバーに促されて改めてセンターに動いて、ようやく「楽日あいさつ」がスタートする。


【せいの彩葉】
「本日は浅草ロック座『WONDERLAND』千秋楽にお越しいただき、誠にありがとうございます。
 それでは1景から順番にコメントをお願いしたいと思います。」

【武藤つぐみ】
「My name is Muto Tsugumi. Main stage is 1st stage, thank you.
  When I step up stage in front of thousand people. I don't feel that I beeing brave.
  It can take once more to express… to feeling…thank you. 次の方、どうぞ」
 (※注:筆者の英語力で聞き取れたような気がした単語を並べたものです)

【三村 妃】
「2景を担当させていただきました三村妃です。
 今回浅草初乗りで、26日間、最初すごく不安だったんですけれども、
 毎日すごく楽しくて、あっという間の26日間でした。
 どれだけたくさんの方に支えられて、元気をもらってきたか。本当にありがとうございました。
 最高の26日間になりました。(マイクを外して大きな肉声で)ありがとうございました!」

【前田のの】
「3景を担当させていただきました前田ののです。
 ポラ館ではよく制服を着ているんですけれども、
 まさか浅草でも着させていただけるなんて思ってなかったので。
 3景はみんなでワイワイして、いろんなことがあったんですよ。
 体操したり、ネコちゃんと戯れたり、すごく毎日充実させていただいて、みんなの笑顔が私の支えになりました。
 ツイッターでも励みの言葉やレポートとか、すごい元気になったんですけれども、
 最後は猫ちゃんとブチュッと出来ました。よかったです。
 2周年を迎えさせていただき、本当に光栄なことです。
 3年目も私なりにわがまま言ったりすると思うんですけど、頑張って楽しくステージに立とうと思います。
 本当に26日間ありがとうございました。」

【沙羅】
「4景を担当しました沙羅です。今公演『WONDERLAND』では、たくさんの人に支えていただき、
 今日を迎えることが出来ました。45日間(※筆者注:休演1日あり)本当にありがとうございました。」

【鈴香音色】
「5景を務めさせていただきました鈴香音色です。
 復帰して、いま8周年の期間で、8周年を迎えさせていただけたのが浅草で、とてもうれしいです。
 ありがとうございます。
 休んでた期間があったので、まだまだ8年生ということですが、まだまだなところがたくさんある踊り子なので、
 これからも精進していこうと思うので。今回の浅草とても楽しかったです。どうもありがとうございました。」

【藤咲茉莉花】
「6景を担当させていただきました藤咲茉莉花です。
 前に『Tick-Tack』でも時計の景を演らせていただいて、
 時計とか時間を表現するのって難しいなって思ってましたが、
 自分らしいステージになったんじゃないかなと思います。
 フィナーレでみなさんが踊ってくれているのとか、いつも見て、かわいくて、すごい癒やされました。
 本当に楽しい26日間でした。みなさん、どうもありがとうございました。」

【せいの彩葉】
「7景を担当させていただきましたせいの彩葉です。
 今回、急な景の変更があったりして、ちょっと不安な部分がたくさんあったんですが、
 私に出来るかなぁなんて思ったりして…不安でした。
 7景ではかわいいカチューシャを着けさせてもらって、
 なんだか私的にとっても新鮮で、踊っていてとっても楽しかったです。
 みなさんのコメントや感想を聞いていたりすると、7景のアリスはかわいいイメージなんだけど、
 私が演るとちょっと強すぎて(笑)、なんて言われたりして…私もそう思ってます(笑)。
 そんなアリス役、7景の大丈夫でしたでしょうか?(場内から大拍手)。
 これも、いつもいらしてくださるみなさんや、チラッと来てくださる一見さん、みなさんにとっても感謝しています。
 このメンバーで毎日お話しして、笑って、とっても幸せな毎日でした。どうもありがとうございました。」


 さらに衣装の思い思いのところに貼った「大入袋」を指さしながら、「大入り、どうもありがとうございました!」のお礼の言葉。そして、せいのの音頭による恒例の「三本締め」からのアンコールウォーク。場内を埋めた観客からの拍手・手拍子、そして笑顔に応え、本舞台に戻って一列に並ぶと、「三方礼」で感謝の姿勢を現すメンバー一同。拍手と手拍子の中、下りてくるオペラ幕の前に「トレイ投げ」のリボンシャワーが降り注ぐ。46日間にわたって私たちを不思議の世界に迷い込ませてくれたステージは、その幕の向こうへ、夢まぼろしの如く消えていった。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年6月15日(金))
 「1st」からの振り移し開始後にメンバーチェンジが生じるという異例の経緯をたどった「2nd」。それも「『浅草』トリ経験者」がメンバーにいたことが幸いし、大きな混乱もなく初日を迎えた。「1st」からロング出演の2人に、「『浅草』初乗り」の新人舞姫やベテラン舞姫と、新たなメンバーがどんな「WONDERLAND」を作り出して見せてくれるのか。月曜日の初日を初回から4回目まで観劇。


【1景=武藤つぐみ/WHITE RABBIT】
「決死の46日間連続公演」となる武藤は、
「2nd」初日をもってしても、まだ折り返し点すら迎えていないという過酷さ。
引き続き、くれぐれも安全第一でのご活躍を祈るものである。


【2景=三村 妃/MUSHROOM】
「浅草」初乗りながらも客席にしっかり視線を向け、笑顔を主に豊かな表情で演じているのが印象的。
音楽が2曲目に変わると、カラフルな薄布髪飾りにネオングリーンのビキニと手首バンド、
ネオンイエローの腰飾り姿に替え、一直線に前盆へと歩み入る。

立ち姿から片ひざつきで音楽を渡ってのベッド前半、ビキニの上下を外して腰を下ろすと、
身体を横に流して片手を差し出す動きや、両ひざ立ちでの両手の振り、「チューリップ」の姿勢などで進め、
両ひざ立ちで腰をくねらせるように動いてみせてから、
片手後ろつきで身体を横に流した姿勢で、ゆっくりと進めていく。
ついであお向けに倒れ、片足を交互に振り上げて音楽を渡り、
音楽が変わってのベッド後半では、四つん這いから片ひざを曲げ立てた座り姿を経て、
「L」や「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切ってみせる。
さらに「片ひざつき片ひざ立て」から、片ひざをついて身体を横に伸ばしたポーズや、
「横開き」などを決め、「片ひざつき片ひざ立て上体反らし」のポーズで立ち上がる。
一礼の後、花道まで戻って上手向き、下手向きに展開してから、
本舞台上手、下手へと動き、ラストは中央で片手を顔の下に当てた立ち姿で締めくくる。


【3景=前田のの/TEA PARTY】
“新JK”は、ブラウスの袖や一番上のボタンを外してネクタイを緩く締めた、やや着崩した着こなしで登場。
これまた街中にいそうな“JKっぷり”で、新帽子屋(せいの)やダンサーズとの楽しい群舞を展開。
音楽が変わり3人がハケると、前田は並ぶキュービックのセンターに座って、スカートを大胆に脱いでいく。
そこに襲いかかる“酔っ払いチェシャ猫”(武藤)は、
初日はクールなスタイルで比較的ストレートにアプローチして玉砕。
このアドリブ展開がどのように変化していくかにも注目したい。

白ブラウスにネクタイを下げた姿で前盆へと進み出てのベッド前半、
立ち姿から座り姿でアクティブに動きつつネクタイを外してブラウスを脱ぐと、
白と水色ストライプのビキニ上下姿に替え、
さらに座り姿や両ひざ立ちなどで、ビキニトップをずらし、アンダーを外して進めていく。
あお向けでの片ひざ立てで音楽を渡ってのベッド後半では、
起き上がって両ひざ立ちや「片ひざつき片足横伸ばし」などに姿勢を変えながら、
脱いだブラウスを振り回して動き出し、腰をついての手の振りでビキニトップを外していく。
さらに両ひざ立ちで大きく動いてから、身体を横に流しての「L」や「スーパーL」
「横開き」から「上げ足上げ手つかみの横開き」のポーズを経て、
「シャチホコ」のポーズを決めると、「片ひざつき片ひざ立て」の姿勢でブラウスを羽織って立ち上がる。
花道まで戻って立ち姿や座り姿で展開した後、本舞台中央に戻ると、楽しい舞姿を見せてのラストへ。


【4景=沙羅/QUEEN OF HEART】
“赤ペンキ庭師”の2人は替わったが、急きょ46日間のロング出演で君臨し続ける“ハートの女王”。
「どんどん可愛くなっていく女王」のキュートな演じぶりを楽しませていただく上でも、
ハードな振りの群舞の本景を含め、くれぐれもご自愛いただきたい。


【中休憩】
 「NEXT STAGE」は、いよいよ話題の“芸能人”が登場する新公演「STEPS ON BROADWAY 1st」。

  ■鶴見つばさ/2017年11月公演「夢幻 2nd」5景「朧月夜」
  ■大見はるか/2018年3月公演「BRAVI! 1st」6景「Madama Butterfly」
  ■川菜ひかる/2018年2月公演「Girl Talk 1st」3景“アメリカンアーミー”
  ■みおり舞  /2018年1月公演「華 -HANA-」6景“曽根崎心中”
  ■鈴木ミント  /2017年9-10月公演「1001 Nights 2nd」1景“影絵の女たち”
  ■真白希実 /2018年3月「BRAVI! 1st」1景「Turandot」
  ■ANRI     /宣材写真

 この後に「武藤つぐみ4周年記念作品」のPVが続映。共演者は「2nd」メンバーで再構成されている。さらに「演目紹介」も語りは「森村レオ」での「2ndメンバー」バージョンに。至る所にトリビアルなネタが放り込まれており、さらにラストでは衝撃の“秘密の暴露”も飛び出す。


【5景=鈴香音色/TALKING FLOWER】
鈴香の強力な“武器”を傘で隠しながらの群舞だが、
セクシータッチな動きや笑顔を中心にした豊かな表情など、さすがの経験値で見せていく。
群舞の後、「1st」から引き継がれたシルバーの縁がついたピンクマラボーにくるまって銀幕前に進むと、
花道たもとにて腰を下ろし、下手向き、上手向きにと客席と目を合わせながら演じた後、
横に転がるようにして前盆へと進んでいく。

音楽が変わってのベッド前半、腰をついて身体を横に流した姿勢や両ひざ立ちなどで動いてから、
「片ひざつき片足差し上げ」の後、片足をまっすぐに差し上げる「横開き」へと移行するポーズを切り、
腰をついての片足交互振り上げなどで展開していく。
ついで「チューリップ」や身体を横に流した姿勢、
マラボーを肩に担いでの「片ひざつき片足横伸ばし片手差し上げ上体反らし」のポーズを決め、
「片ひざつき片足横伸ばし」から、腰をついての「片足交互振り上げ」のポーズで立ち上がる。
マラボーを右肩に担いで前盆で一舞し、後ろ手に通して右手を差し上げる形を作って花道先端に引くと、
いったん片ひざつきに姿勢を下げてから、マラボーを後ろ手に広げつつゆっくりと花道を歩き戻る。
花道たもとで一度振り返ると本舞台上手に立ち寄り、
ラストは中央での両ひざつきで両手を差し上げた姿で締めくくる。


【6景=藤咲茉莉花/CLOCK】
時計の蓋が開くと、鏡像で「頭が上」に写って見えるように、
移動盆上の文字盤上では「頭が勾配の下」になる向きで登場するなど、
「1st」からは動きや振りを変えた「2nd」バージョンでのソロパートを演じていく。
2曲目からは曲も変更になり、文字盤上で上体を起こすと、そのまま座り姿でグローブを外して、
ついで両ひざ立ちで腰飾りやビスチェも外すと、いったん蓋の後ろに引き、
黒網タイツに黒シースルーベビードール姿に替え、銀幕が閉まる前を花道へと歩み入った後、
いったん立ち止まり1回転した後、前盆へと進む。

ベッド前半、両ひざつきから四つん這いで上体を伏せて音楽を渡り、変更になった3曲目が始まると、
腰をついての両足開脚にての座り姿での手の振りからベッド着の前を開き、
「片ひざつき片手後ろつき」での腰の上げ下げから「スーパーL」のポーズを切ってみせる。
その後、座ったまま後ずさりするように花道へと退くと、上手向き、ついで下手向きにて展開し、
「片ひざつき片ひざ立て」での両手の柔らかな振りを見せて立ち上がる。
ベッド着を脱いで胸前にて押さえると、本舞台中央の銀幕前へと引いて、
右手を頬に当てる立ち姿にて締めくくる。


【7景=せいの彩葉/CHECKMATE】
中休憩映像での景変更のカミングアウトはともかくとして、
トレードマークの長い黒髪をたなびかせて群舞のセンターを務める存在感は、
さすが“新トリシスターズ”の一角をなすだけの見応えを感じさせてくれる。
音楽が変わると、本舞台奥で紅白のストライプの大きなリボン飾りが胸に着いた赤ロングベッド着に替え、
中央へと舞い進みつつ、頭上での手拍子をあおるなどのパフォーマンスから、
花道で「両手片足つき片足振り上げ」の形を作った後、伏せた姿から身体を返して展開、
再び立ち上がって前盆へと歩み入る。

ベッド前半、立ち姿から「片ひざつき片ひざ立て」に姿勢を下げ、
ベッド着の前を大きく広げての「両ひざ立ち上体反らし」の形を経て上体を起こすと、
両ひざ立ちや四つん這い、ついであお向けに倒れての手の振りの後、
両足を振り上げて斜め上方に保持しつつ上体を起こす。
ついで両足を浮かせてのV字の態勢で「片足交互振り上げ」の動きを見せてから、
身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。
音楽が変更になってのベッド後半では、両ひざ立ちでアクティブに動き始めた後、
片ひざを立てて身体を横に流した姿勢から「L」と「シャチホコ」のポーズを切り、
前後開脚での上体反らしから伏せた姿での腰の上下、両ひざ立ちを経て、
「片ひざつき片手差し上げ」と「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを決め、
前後開脚からの「スワン」のポーズで立ち上がる。
ベッド着を片手で振ってのターンを見せつつ移動盆を追い乗ると、
片ひざつきの後ろ姿で片手を差し上げ、ついで「横開き」のポーズを切って立ち上がり、
後ろ姿から横顔を覗かせ、振り向いての立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。


【フィナーレ/BOOGIE WONDERLAND】
一部の例外を除いてメイン景の衣装をまとっての賑やかなフィナーレは「2nd」でも盛り上がりを見せる。
メンバー紹介MCは引き続き武藤が務め、後半で前盆から花道へと展開して最高潮に達すると、
本舞台へと引き、一列に並んだ陣形で閉まるオペラ幕に、
MC武藤の「あんた、誰?」が聞こえてのエンディング。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年5月21日(月))
 ゴールデンウィーク(とはいっても連休谷間の平日火曜日ではあったが)に始まった「浅草不思議の国」の20日間。楽日前日の19日(土)には武藤つぐみさんの4周年イベントも開催され、本公演4回目の「大入り」も達成。さらにその余勢をかっての楽日20日は、なんと「三社祭」の本社神輿渡御の日曜日に重なるという“当たりっぷり”となった。

 「三社祭」の本社神輿渡御の日は、その巡行の時刻に合わせて公演出演中の舞姫が浅草ロック座前に並び、神輿の担ぎ手たちに飲み物やおにぎりを手渡す「振る舞い」が行なわれるのが習わしとなっている。ただしその時刻は毎年変動し、13時以降になる場合は公演を一時中断して行なうこともあるが、ことしは開演前の12時30分ごろとなり、筆者も入場後にさっそく外出して、その様子を見守ることにした。


<「三社祭」振る舞い>
 浅草ロック座の入り口前には長机が置かれ、ビールやおにぎり(600個を用意したとのこと)が所狭しと準備される。そこに今公演出演中の舞姫7人が「浅草ロック座」の文字入りのはっぴ姿で並び、その中央にはおなじみ雅麗華さんが仕切り役としてチャキチャキと場を取り仕切る。周囲で「撮影禁止」の札を掲げたスタッフが目を光らせる中、神輿を担ぎ終えたはっぴ姿の担ぎ手たちが列を作り、舞姫から手渡しで振る舞いを受け取る。

 列をなす男衆から「やっぱりきれいだな…」とか「かわいいなぁ」といった声が次々と聞こえてくる。一ファンに過ぎない筆者ではあるが、なんだかうれしく、誇らしく感じたりする(よく考えると変な感想だが(笑))。振る舞いの列は20分ほど続き、最後に担ぎ手側の世話役などを前に、雅さんの発声と音頭で、かなりアップテンポな「三本締め」が行なわれ、12時53分に終了。場内に戻ると、1回目の開演は10分遅れの「13時10分」とのアナウンスが流れる。

 なおこの「10分の遅れ」はその後、本休憩を少しずつ短縮して取り戻し、2回目は15時08分、3回目を17時04分開始として、4回目には定時の19時00分に戻す進行調整が行なわれたことを付記しておく。


<楽日じゃんけん大会>
 楽日恒例の「じゃんけん大会」は、上記のように進行を定時に戻しての4回目終了後に実施。しかし場内を根こそぎなぎ倒すピンスポ担当M氏の“予測不能な出目”は、せっかく戻した定時進行をご破算にする危険をはらむ。登場するや腕をブンブン振り回して戦闘態勢に入るM氏に、場内を埋めた観客が立ち向かう。

   ■無料招待券×2名
     「パ」→「グ」→「チ」→「グ」→★1名決定
     「パ」→★1名決定

   ■公演ポスター(サイン入り)×1名
     「チ」→「グ」→「チ」→「グ」→全滅→直前までの勝者復活
     「グ」→「グ」→全滅→直前までの勝者復活
     「パ」→全滅→直前までの勝者復活
     「チ」→全滅→直前までの勝者復活
     「パ」→★1名決定

   ■1景・武藤さんから「MJ手袋・チョーカー(未使用)」×1名
     「チ」→「パ」→「チ」→★1名決定

   ■2景・沢村さんから「蛍光手袋・タイツ・ステージ写真」×1名
     「パ」→「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■3景・早瀬さんから「口紅」×1名
     「グ」→「グ」→「グ」→「チ」→全滅→直前までの勝者復活
     「チ」→全滅→直前までの勝者復活
     「グ」→2名直接対決→★1名決定

   ■4景・沙羅さんから「ストッキング(10日間使用)・写真」×1名
     「チ」→「グ」→「パ」→「グ」→「チ」→全滅→直前までの勝者復活
     「パ」→全滅→直前までの勝者復活
     「グ」→★1名決定

   ■5景・清本さんから「ブレスレット」×1名
     「パ」→「チ」→「グ」→「パ」→「チ」→「グ」→★1名決定

   ■6景・澤木さんから「ハンカチ(サイン・メッセージ入り)」×1名
     「パ」→「パ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定

   ■7景・南さんから「周年Tシャツ(サイズXL・写真つき)」×1名
     「チ」→「チ」→「グ」→「チ」→「グ」→★勝ち抜け2名のうち男性が女性に譲って決定


<各景ひとことレビュー>
【1景=武藤つぐみ/WHITE RABBIT】
孤独にして公演のスタートを一身に背負って立つソロでのトップバッター。
その道のりは、「1st」楽日を迎えても、まだ半分にも満たない。
華麗にして危険とも隣り合わせのエアリアル演技、
どうか「2nd」も引き続き事故なく完遂していただくことを願いたい。


【2景=沢村れいか/MUSHROOM】
ダンサーズを交えてのドタバタ感あふれる群舞パートは無条件で楽しく、
時に大笑いしながら拝見させていただいた。
そこから飛び出してくる勢いのある行きと、ベッド後半から立ち上がりの疾走感は、
沢村らしさあふれる、パワフルで清々しさが吹き抜ける読後感を残す好演。
一方でベッド前半はじっくりと見せる構成で、
さすが「今香盤で上から2番目の姐さん」の経験値を感じさせてくれるステージであったように思う。


【3景=早瀬ありす/TEA PARTY】
「ハマリ過ぎ」との声も多く聞かれたJK役、巻き込まれつつも酔っ払いを軽くあしらい、
ついでに“チュー”をせがむ“チェシャ猫”を、
ある時はしなやかに身をかわし、ある時はピシャリと拒絶するコミカルな演技で楽しませていただいた。
ベッドから立ち上がり、戻りの振りは、音楽に素直に乗ったもので、
拝見していてスッと染みこんでくるような自然体の演技も、実に心地良いものであった。


【4景=沙羅/QUEEN OF HEART】
公演途中でロング出演に切り替わり、引き続き女王の座に留まることになったわけで、
突然の長丁場、くれぐれもご自愛の上、引き続き楽しませていただきたく思う次第である。


【5景=清本玲奈/TALKING FLOWER】
初日・2日目の“勇気ある休演”は結果として、
その後のパフォーマンスの充実につながる英断であったと振り返ることが出来るように思う。
時折、歌詞を口ずさみながらのアンブレラの群舞や、アクティブな構成でのベッドなど、
自信に満ち、全力で取り組む様子が、
頭上手拍子やハンズアップが自然発生的に広がっていく光景を生み出し、
それは清本の持つ力、魅力の一つであると思わせてくれたステージングであった。


【6景=澤木 夢/CLOCK】
「浅草」初乗りがソロ景で、しかもほぼ踊らない表現というのは、
それが故の難しさがあったのではないかと思うが、
恬淡とした表情での物怖じしない演じぶりで20日間を完走したことに拍手を贈りたい。


【7景=南 まゆ/CHECKMATE】
大切な公演でトリを任される経験を重ね、持ち前のキュートなイメージに加え、
「浅草」のトリに求められる“重み”や“風格”、観る者に何かを残す読後感といったものを
一つ一つ階段を上がるように身に着けつつあることを感じさせてくれる公演、
そして「トリ」の姿であったように思う。
これからも着実に、さらに階段を上がっていって欲しいと願うものである。


<楽日あいさつ>
 最終回フィナーレの幕が閉じると沸き上がる恒例の“督促手拍子”。ここでしばしの時間が経過するのが常であるが、今回はそれほどの間を置かずに再びオペラ幕が上がる。MCのマイクを握るのは、南。

【南 まゆ】
「本日は浅草ロック座『WONDERLAND』にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
 本日『WONDERLAND 1st』メンバーが千秋楽になりましたので、一人ずつご挨拶させていただきます。
 それでは1景の武藤姐さん、お願いします。」

【武藤つぐみ】
「My name is Muto Tsugumi. 1st stage main stage. OK! I'm happy to be who I am?
  Thank you.…では次の方、どうぞ。」

【沢村れいか】
「2景を担当致しました沢村れいかです。20日間ありがとうございました。
 2景、かわいかったですか?(場内から大拍手)
 ポラ館では、あまりこういうかわいいのは演らないので、みなさま記憶に留めておいてください。
 体力勝負な景だったんですけれども、すこぶる元気です。
 また浅草に乗れるように、精一杯ポラ館の方も頑張って、
 いろんなお客さんに楽しいと思えるステージをやっていきたいと思いますので、
 これからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。」

【早瀬ありす】
「3景を担当致しました早瀬ありすでございます。ありがとうございました。
 今回もたくさんの人と一緒に踊れて、すごく楽しかったです。
 最後には武藤お姐さんからキスも頂いたことで、とても幸せです。
 またここで踊れるように頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。」

【沙羅】
「4景を担当しました沙羅です。20日間ありがとうございました。
 明日からも頑張りますので、よろしくお願いします。以上!」

【清本玲奈】
「5景を担当しました清本玲奈です。
 初日と2日目は熱が出てしまって休ませていただいたんですけど、
 その後はみなさまと一緒にステージで踊ることが出来て、とてもうれしいです…(涙で言葉に詰まる)…。
 えーん(涙)、すごい姐さん方が温かくて(再び涙)、1回1回全力で踊りました。
 う〜〜(涙で言葉にならず)、ありがとうございました。」

【澤木 夢】
「6景を担当しました澤木夢です。初乗りということで、レッスンの時から苦戦して、
 身体も辛くなってしまったんですけれども、なんとか20日間終えることが出来て良かったです。
 姐さん方も本当にお世話になりました(お姐さん方に一礼)。
 4景と5景は一緒に踊ることが出来て、いい経験が出来て楽しかったです。
 6景は一人でさみしかったのですけれども(場内笑)。
 また浅草に乗ることが出来たら、みなさんともっと踊りたいです。ありがとうございました。」

【南 まゆ】
「7景を担当しました南まゆです。
 5月は初日からたくさんの方が来ていただいて、この20日間賑わいのある日々だったなと改めて思います。
 振り返るとこの前、初日を終えたはずなんですが、もう楽日だなぁって思って、
 本当に楽しく充実した日々だったんだなと思います。
 本当はもっともっとWONDERLANDにいたいのですが、
 『1st』のストーリーも、もう終わりが見えてしまいましたので、そろそろ夢から覚める感じで。
 本当にたくさんの方々に来ていただいて、すてきな出演者のお姐さん方、
 メンバーでこのWONDERLANDを作ることができ、制作スタッフも思いを込めて
 一人一人が頑張った公演だなと思いました。
 みなさんも楽しんでいただける笑顔が見えたので、本当に幸せな20日間でした。
 本当にみなさん、ありがとうございます。
 また浅草ロック座というWONDERLANDに戻ってこれるようにこれからも頑張りますので、よろしくお願いします。
 それでは最後にみなさん、ラスト『Hey!』(場内『Ho〜!』)、ありがとうございました。」


 そして南が本日の「大入り」を報告。そのことも含めての「三本締め」の音頭を取る。そしてアンコールウォークは、笑顔、また笑顔で手を振る7人に、場内も笑顔と手拍子が広がる。不思議な魅力に包まれた「WONDERLAND」の第1章は、こうして幕を閉じていくのだった。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年5月20日(日))
 ゴールデンウィークの谷間にショーチェンジした新公演「WONDERLAND」。フライヤーやポスターに描かれているイラストから、これまでも「浅草」で何回かモチーフとして使われてきた「Alice in Wonderland」がコンセプトであろうと予想された。あの不思議にして魅力あふれる物語を、今公演ではどのようにアレンジして見せてくれるのか。

 そんな期待で訪れた初日、開演前に清本玲奈さんが体調不良で休演との場内アナウンスが流れた。残念との思いより、初日を休むことへの忸怩たる思いは、何よりご本人が一番重く持たれていることと思う。その思いから無理を押して出演して後のステージに悪い影響を残すより、勇気を持って休演し、体調を整えた上で万全のパフォーマンスを観せてくれることの方が、はるかに大事である。初日はメイン景の5景がカットとなったが、その後、無事3日目に“初日”を迎えられた。よって5景以外はプンラスで拝見した初日から、5景は5日目の様子をお伝えすることにしたい。


【開演前アナウンス・映像】
南まゆさんによる「開演前アナウンス」に、今回はプロジェクター投映によるモノクロ映像が加わる。
「Alice in Wonderland」をイメージさせる数々のイラストから、
チェス盤のようなチェックの平面を歩く女の子の線画を背景にタイトル文字が浮かぶという構成。
モノトーンでやや薄暗い映像が、これから始まる物語への想像をかき立てるイントロダクションとなっている。


【1景=武藤つぐみ/WHITE RABBIT】
時計が秒針を刻む音とともに、青のほの明かりの中、下手袖から歩み出てくる武藤。
左手の指が鳴るとスポットが点灯、白ハットをかぶり、シルバーのバストトップスに白パンツ、
スパンコールが輝く白ジャケットを重ねた姿で、久しぶりのMJのナンバーに乗って、
軽快なステップやターンを披露しながらのMJトリビュートなソロダンスからスタート。
白ハットを上手袖に向けて飛ばし、MJばりの「ムーンウォーク」や腰遣いなどを見せてから
再びハットを拾い上げてかぶると、音楽から再び時計が秒を刻む音に変わって、花道まで往復して暗転。

音楽が変わって青の光で明けると、前盆上方から吊された「エアリアルポール」がセッティングされ、
その前に黒チョッキに黒の腰飾りをつけた武藤が立ち姿で現れる。
ポールに取り付くとスルスルと上っていき、ポールを脚で挟んでの横向き伸身や、
逆さ手放し、逆さ前後開脚などのエアリアルポーズを決めてみせる。
ポール下端まで下りてから、ポールに勢いをつけて“すりこぎ運動”で振ってから上方へと上り、
吊り手とポールで支持しての両脚浮かせ歩きなどで大きく展開。
さらに吊り手にぶら下がっての高速回転などの技を見せると、ゆっくりと着地し、
ポールを前盆周辺で円を描くように大きく回し、その中で座り姿や立ち姿で動いて見せてから、
再びポールに取り付き、動きを抑えてから前盆に接地して大きく激しい動きを見せる。
そして前盆周りの通路に下りて上手側から下手側へと時計回りに周回、さらに反時計回りに戻ると、
前盆によじ登り、ポールの前にての立ち姿で暗転してのエンディング。

いったん客電が弱く点灯し、ポール下端にフックを掛けて引き上げる撤収タイムが入る。


【2景=沢村れいか/MUSHROOM】
本舞台奥に、大小のパステルカラーの円が描かれた円や不定曲線の書き割りが置かれ、
同じくカラフルなドットが描かれた球体3個が、上手と下手の上方から吊されたセットが見えてくる。
そこに白のボブウィッグを着け、セットと同じドット柄が描かれた白の全身タイツに白薄布腰飾りを着けた
ダンサーズ2人が後ろ姿で“擬態”するような立ち姿で登場。
さらに本舞台中央、書き割りの間から赤や青、緑などカラフルな布髪飾りを着け、同色のひざ丈ドレスに、
ピンクの細いバンドを巻いた白タイツ姿の沢村が姿を現し、
コミカルな振りとストップモーションを交えた賑やかなダンスを、本舞台を駆け回りながら舞っていく。
音楽の転調に合わせてダンサーズがセットに擬態して姿を隠すと、
沢村が手探りで探し出すといった寸劇を交えて展開。
その勢いのまま3人が下手袖に駆け込むと、
セットやダンサーズの衣装と同じドット柄の入った白のバランスボールを手に戻ってくる。
本舞台に並んで、ボールに乗ったりドリブルしたり、3人でパスし合ったりと遊んでみせて音楽を渡る。
音楽が変わり、ダンサーズの2人が本舞台中央の沢村を後ろに転がしてボールを奪うと、
書き割りの間で沢村が着替える間、
ボールを背中でバウンドさせたりお腹に挟んで手を離したりと遊んでみせ、
沢村がネオンカラーのピキニと細ひもトップス、
ティアード腰飾りにレッグバンドを着けた姿に替えて現れると、下手袖へとハケていく。
銀幕が閉まる前にて、沢村がアップテンポな音楽に合わせたクイックな振りでの
アクティブダンスを舞いつつ花道まで進むと、
腰下ろして客席とアイコンタクトを交わしてみせるなどしてから前盆へと舞い進む。

立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、腰をついてのゆっくりとした手の振りから、
「片手後ろつき両足支持あお向け」での腰上げの動きや、あお向けでの両足振り上げなどで動いてから
うつ伏せや「アメリカンバック」風の形を作り、両ひざ立ちでセクシータッチに動くと、
再び「アメリカンバック」風の形から、腰をついてひざを曲げ立てた姿で音楽を渡る。
アップテンポの音楽に変わってのベッド後半では、本舞台からサーチライトのように伸びる光条をバックに、
腰をついての両足旋回から「片ひざ曲げ片足横伸ばし」などでクイックに動き、
「スーパーL」や「横開き」のポーズを続けて切ってみせる。
さらに両ひざ立ちでの座り姿や「片ひざつき片足伸ばし」などの姿勢で激しく動いてから、
「スーパーL」や「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを決め、
「後ろ手つき両足開脚」や両ひざ立ちなどで狂おしく舞い続けると、
後転から「シャチホコ」や「3点支持」を決めて立ち上がる。
花道を側転を重ねて本舞台へと戻ると、本舞台に並べられたキューブに座ってのエンディング。


【3景=早瀬ありす/TEA PARTY】
本舞台に横1列に並べられたカラフルなキューブ8個、そこに座っているのは、
アルコール飲料の缶を手にして既にメートルが上がったホームレス風の3人(南・ダンサーズ2人)。
下手袖から、白ブラウスにチェックのネクタイを締め、
淡い水色のチョッキにチェックのミニスカートを履いて、
通学バッグを肩に掛けたJK風の早瀬が登場し、本舞台中央に進み出る。
ちょっかいを出す酔っ払い3人とJKのコミカルな寸劇を遠目に傍観するのは、
上手袖に吊るされたリングにぶら下がった、ラベンダーパープルのウィッグにピンクのネコ耳を着け、
長い尻尾がついたピンクの全身タイツに身を包んだ“チェシャ猫”姿の武藤。
本舞台中央では早瀬と3人が、キューブをバラして配置して上に乗り、
さらに武藤のエアリアルリング技を座って鑑賞してと、なんともカオスに展開してから、
再び揃えたキューブに4人並んで座って音楽を渡る。
音楽が変わると、早瀬が上手袖から空き缶を一杯に詰めたビニール袋を取り出して3人に渡すと、
3人は喜び勇んでキューブを渡って下手袖にハケていく。
残った早瀬が、キューブの左端でチョッキを脱いでいくと、
そこにアルコール飲料缶を手にした武藤が、
ある時は四つん這いで、ある時はフラフラと歩きつつと毎回手を変え品を変えのフリー演技で
早瀬の背後に近づいていく。
そして“チュー”をせがむが、早瀬はある時はやんわりと、ある時ははっきりと拒絶。
宿願を果たせなかった武藤が、ヤケになってウィッグを投げ捨てつつ酒をあおる姿で幕陰に消えると、
残された早瀬は楽しそうに舞いつつ、前盆へと入る。

音楽が変わってのベッド前半、立ち姿でピョンピョンと飛び跳ねるように動き始め、前後開脚で接地すると、
うつ伏せから横向きでうずくまるようにひざを抱え、ついで両ひざ立ちに起き上がってから、
上体反らしの後、腰をついた姿勢でブラウスの前を開いて、あお向けに倒れて音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半では、あお向けでの両足揃え上げから、後ろ手をついて上体を起こし、
「片ひざ曲げ片足横伸ばし」での座り姿でキュートに展開。
さらに両ひざ立ちや開脚での四つん這いから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」から腰をついての両足旋回を経て、
「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
一礼の後、花道でスカートを脱ぐと、
音楽に入った合いの手に合わせて振り向きつつ本舞台へと戻り、銀幕前での立ち姿で暗転。


【4景=沙羅/QUEEN OF HEART】
銀幕にハートマークに浮かぶ「QUEEN OF HEART」の文字が投映されてから華々しく銀幕が開くと、
白や赤、ピンクのバラが咲く書き割りが上手、下手に置かれる間に、
王冠を頭に載せ、赤黒ツートンのビスチェや腰飾りを着けた黒ニーハイブーツ姿の女王・沙羅が立ち、
その後ろを赤と緑の長着とパンツ姿で、ハケとペンキバケツを手にした清本と澤木、
さらにトランプ姿の兵隊姿のダンサーズ4人が囲む形で登場。
沙羅女王が赤と黒の大羽根扇子を手に大きな舞姿でのアクティブなダンスを本舞台を広く動きつつ、
トランプの兵隊や白バラを赤く塗る2人に指図をすると、
6人はその命令を“忖度”し、気ぜわしく従いながらの群舞を展開していく。
音楽終わりで沙羅女王が、本舞台中央にて大羽根扇子を構えた決め姿で音楽を渡ると、
本舞台中央にて6人がコミカルな演技を見せる後ろで、王冠はそのままに、
胸に赤バラと赤黒羽根飾りが着いた黒薄布ロングドレス姿に替え、
移動盆に乗って立ち姿で悠然と舞いつつ進み出てくる。
妖艶にして気高さを感じさせる雰囲気を醸し出しつつ花道中央まで移動盆で進んで音楽が変わると、
前盆縁に腰を下ろしてから、片足交互振り上げの動きを見せて前盆へと進み出る。

ベッド前半、立ち姿からゆっくりと腰を下ろすと、身体を横に流した座り姿から、
腰をついての両足揺らめかせなどの動きを経て、伏せた姿で音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半で上体を起こすと、
「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを滞空時間も長く切って見せてから、
「スーパーL」から上げ足を曲げ伸ばしする動きや、
横に転がるようにして前盆の縁に腰掛けての「L」、
「アメリカンバック」風の形などを作り、「片ひざ立て」の姿勢を経て立ち上がる。
一礼の後、花道でキュートに舞いつつ移動盆を追うように戻り、
移動盆で「チューリップ」の姿勢で足を上げ下げする動きなどを見せてから、座り姿を経て立ち上がり、
右手を「バイバイ」と振ってから、口元を両手で押さえるような立ち姿を見せつつ
銀幕の後ろへと姿を消していく。


【中休憩】
 「NEXT STAGE」は「5.21〜6.15」の“セミロング”となる「WONDERLAND 2nd season」の出演者紹介。

  ■三村 妃  /プロフィール+宣材写真
  ■鈴香音色 /2017年11-12月公演「FANTASIA 1st」3景“墓場のジゼル”
  ■前田のの /2017年8月公演「EARTH BEAT 2nd」7景“タヒチアンダンス”
  ■武藤つぐみ/2018年1月公演「華 -HANA-」3景“北斎漫画”
  ■藤咲茉莉花/2017年12月公演「FANTASIA 2nd」2景“失意のジゼル”
  ■せいの彩葉/2018年2月「Girl Talk 1st」1景“Show Girl”
  ■小野寺梨紗/2018年2月「Girl Talk 1st」7景“夜桜お七”

 なお12日に出演者が変更になったことに伴い紹介映像の顔ぶれも、最後の2人が以下のように差し替えられた。

  ■沙羅      /2018年1月公演「華 -HANA-」5景“江島生島事件”
  ■せいの彩葉/2018年2月「Girl Talk 1st」1景“Show Girl”

 この後「浅草ロック座6月速報」と題して「ANRI」出演予告、並びに写真集「ROCKZA LIVE BOOK 7」のPRが上映される。さらにMJの「THIS IS IT」のパロディ映像となる「武藤つぐみ4周年記念作品」が、武藤の過去作の映像もたっぷりと盛り込まれたアップテンポの編集で“全世界同時公開”。
 その後、「Alice in Wonderland 演目紹介」と題して、1景からフィナーレまでのタイトルと、モチーフになっている物語のシーンが“オールスターキャスト”による映像で紹介される。ナレーションは初日は「OKNY(新入社員)」という女性の声であったが、5日には「森村レオ」なる男性の声に差し替えられるという不可解な変更も。


【5景=清本玲奈/TALKING FLOWER】(※5日観劇)
ホワイトボブウィッグを着け、赤から青の7色の洋傘を手に、
それと同色のTバックを履いたトップレス姿の7人が横一列に並んで登場、
本舞台で傘を扱いつつの群舞を舞い進める。
途中で本舞台中央に集めた傘に、プロジェクターからバラの花が開く様子が投映され、
さらにそれらを覆うように咲く大きな赤バラが、これも動画で描き出される。
さらに傘を手にした群舞の途中で、
バックライトによって傘にシルエットが投映されるシーンや、
それぞれの傘に持ち主の顔が投映されるギミックなどを交えて進め、
音楽終わりを本舞台中央にまとまった形を作って決める。
音楽が変わると、開いた傘に波紋が広がるような模様や雨粒が投映される場面の間に、
その後ろでウィッグとピンクのTバックはそのままに、
シルバーの縁取りがついたピンクのマラボーを肩に掛けた姿に替え、
6人がハケた後、本舞台下手、上手へと展開した後、前盆へと一歩ずつ進んでいく。

ベッドでは、立ち姿でマラボーを振りつつ舞ってから、
マラボーを自らを囲むように下ろしてから片ひざつきで片手を差し上げ、
さらに腰をついてから身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。
音楽が変わると、一気にアクティブに動き始め、両ひざ曲げでの座り姿から、
前盆縁での両足浮かせを経て、「スーパーL」や「横開き」のポーズを切ってみせる。
ついでマラボーにくるまるように動いてから、両ひざ立てや腰をついた姿勢、
「片ひざつき片足横伸ばし」や「チューリップ」の姿勢を取ってから、
「シャチホコ」や「スーパーL」のポーズを決めていく。
「片ひざつき片足横伸ばし」での腕の振りから、
両ひざ立ちで頭上での手拍子やハンズアップをあおって立ち上がる。
前盆にて立ち姿で一舞してから、マラボーを引きながら花道を戻り、肩に掛けると
本舞台にて下手、上手へと展開し、ラストは銀幕前にての中央で締めくくる。


【6景=澤木 夢/CLOCK】
プロジェクターから機械時計の内部が描かれた映像が、本舞台中央にセットされた円形セットに投映され、
そのフタがゆっくりと開くと、その下から時計の文字盤が移動盆にやや傾斜をつけた状態で置かれ、
その上に歯車をあしらった髪飾りに、同じく歯車が着いた黒のビスチェ、
黒と金の腰飾りに黒網タイツ姿の澤木が、横になった姿を現す。
フタの内側には反射板と豆球が組み込まれ、その明かりに照らし出された姿を反射板に映しつつ、
手足を時針と分針のように動かしながら時を刻み、
さらに移動盆が時計回りや反時計回りに回ることで不思議な時間の経過を表現していく。
音楽が変わると上体を起こしてから腰飾りを外し、ついで文字盤から下りると、
片手を横に伸ばして時計の針をイメージさせつつ一歩一歩花道を進んでから前盆へと歩み入り、
上体を前屈させた姿勢で音楽を渡る。

ベッド前半、立ち姿から腰を下ろしての手の振りで進め、
右足を曲げ伸ばしてから横に転がるように動き、座り姿で音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半では、座り姿で軽く曲げ立てたひざに両手を交互に当てる動きを見せてから、
腰をついての手の振りを経て、「片ひざつき片ひざ曲げ立て片手差し上げ」のポーズを切ってみせる。
ついであお向けでの片ひざ曲げ立てから上体を起こし、
「片ひざ立て片足横伸ばし片手差し上げ」のポーズを決めると、
腰をついての片ひざ立ての姿勢から立ち上がる。
一礼の後、花道にてステップを踏みつつ本舞台へと歩み戻り、中央にて片手を差し上げてのラスト。


【7景=南 まゆ/CHECKMATE】
銀幕前にて、赤のリボン髪飾りを着け、白のベルト飾りと白の縁取りが着いた赤エナメルひざ丈ドレス姿で
先端に赤のハートが着いたスティックを手にした南が、クルクルとターンを披露しながら登場。
銀幕が開くと、赤インナーに右半身が黒、左半身が白に塗り分けられたハットにスーツ、
タイツ姿の7人が現れ、南を囲むように様々なフォーメーションを作りながら、
クールでミステリアスな群舞を展開していく。
音楽が変わると、白黒の7人が本舞台中央にて展開する後方で、白リボンを頭に着け、
青や赤のストライプミニドレスにシースルーの生地が重なるベッド着と赤のヒール姿に替え、
本舞台から花道まで進むと、下手向き、上手向きに腰を下ろしての展開を見せた後、
前盆へと歩み入り、立ち姿から横たわって音楽を渡る。

ベッド前半、あお向けで両ひざを軽く曲げ立ててから起き上がり、両ひざ立ちでベッド着の前を開くと、
ゆっくりとセクシータッチに動いてからあお向けに倒れ、両足を振り上げる動きや
両ひざを曲げての両足揺らめかせ、両足揃えかき混ぜなどの動きを経てから、
上体を起こして「L」のポーズを切ってみせる。
座り姿にて両手を胸前に交差させた姿で音楽を渡ってのベッド後半では、
座り姿で両手を広げてから、両ひざ立ちでの手の振りで歌詞の世界を表現した後、
「片ひざつき片手差し上げ」や「シャチホコ」
「片ひざつき片足片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
ひざを軽く曲げての一礼から、ベッド着の裾を広げながら軽やかなステップで移動盆に乗り、
ベッド着を下ろすと、立ち姿で右手を差し伸ばしてから、左手を前に、右手を上に差し上げた形を作る。
ついでひざつきでの座り姿でのハンズアップを重ね、最後は立ち上がって銀幕の後ろへ。


【フィナーレ/BOOGIE WONDERLAND】
武藤の「さぁ、呑めや歌えや、ここらじゃみんなキチガイさ」の生セリフからスタート。
それぞれ各メイン景の衣装(清本のみブロンドウィッグ、ピンクビキニにカラフルな花を咲かせた特別衣装)、
ダンサーズも4人別々の出演景の衣装を着けた姿に加え、
武藤は中休憩映像で扮した「ハンプティ・ダンプティ」の扮装にて登場。
スタート早々、武藤がMCを務めてのメンバー紹介が入ってから、
最後に南が淡い水色のワンピース姿を現すと、本舞台に大きく広がるフォーメーションでの群舞を披露。
さらに南を先頭にした2列縦隊で、前盆から花道まで進み出ての展開を見せた後、
本舞台に戻ると、ラストは横一列に並んだ後、武藤の「これで、おしまい!」でオペラ幕が閉まり始める。
さらに武藤が南を見やりながら「あんた、誰?」のダメ押しを放ってのエンディング。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年5月1日(火)・5日(土祝))
 5日間のメンテナンス休館を挟んでの“1か月公演”となった「2nd」。そのメンテナンスで交換・増設されたムービングパターンライトなどによる照明の変化を、同じ演目、同じ演者で比較観察する機会を得たという点でも、貴重な観劇体験をすることが出来た公演として記憶に残るものになった。ゴールデンウィーク前半の3連休最終日、朝から座席がほぼ埋まる盛況となった楽日をプンラスで観劇。


<楽日じゃんけん大会>
 楽日恒例の「じゃんけん大会」は、前述のようにほぼ満席で立ち見も多数という場内だけに、倍率はかなり高いめに。そんな場内でも、あっという間に過疎化させてしまう“じゃんけん凄腕のピンスポ担当”ことM氏。今回もその辣腕を容赦なく振るうのか。

   ■無料招待券×2名
     「パ」→「グ」→「パ」→「チ」→全滅・直前までの勝者が復活
     「グ」→★2名決定

   ■公演ポスター(サイン入り)×1名
     「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■1景・清水さんから「香水(残りあり)」×1名
     「パ」→「パ」→「パ」→「チ」→全滅・直前までの勝者が敗者復活
     「パ」→2名直接対決→★1名決定

   ■2景・香山さんから「香水(空き瓶)」×1名
     「グ」→「チ」→「パ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■3景・倖田さんから「香水(空き瓶)」×1名
     「チ」→「グ」→「パ」→「チ」→★1名決定

   ■4景・小野さんから「香水(空き瓶)」×1名
     「チ」→「チ」→「パ」→「グ」→★勝ち抜け2名のうち男性が女性に譲って決定

   ■5景・星崎さんから「記入済みカレンダー」×1名
     「パ」→「パ」→「パ」→「チ」→★1名決定

   ■6景・ALLIYさんから「香水(空き瓶)」×1名
     「グ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■7景・伊沢さんから「口紅(残りあり)」×1名
     「パ」→「チ」→「グ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定


<各景ひとことレビュー>
【1景=清水 愛/La Bohème】
筆者の中では実にしっくりとくるトップバッターの一人。
その理由は、やはりこの「安定感」にあると改めて認識させてくれたステージを楽しませて頂いた。
“マナムーブ”とも称される、滑らかにして切れ味もある独特の演じぶりと、落ち着いたステージング。
今公演でも、その力が遺憾なく発揮されていたのではないだろうか。


【2景=香山 蘭/Manon】
濃厚でちょっと気だるい大人の女性を演じるに適任のお一人が、
その雰囲気を醸し出しつつ、
キュートで憎めないかわいらしさも感じさせる「マノンちゃん」を表現してみせてくれた。
さりげなくも、味な演じ方が出来るところが、香山の持ち味の一つであると噛みしめるステージであった。


【3景=倖田李梨/Die Zauberflöte】
動きが制限される中、上体と腕の動き、そして表情をフルに活用して“夜の女王”を見事なまでの貫禄で演じ、
表現の世界で勝負してきた蓄積を感じさせてくれるステージングで魅せてくれた。
侍女たちへのご褒美の3発目が不発で、“指先の接触不良”を疑うコミカルな表現、
そしてなんと言っても、立ち上がりから戻りの花道で、這いつくばりながら腕を伸ばしての咆哮、
さらに断末魔のような声を挙げて力尽きる演技は、
表現巧者による圧倒的な迫力を感じさせてくれるものであった。


【4景=小野今日子/Salomé】
モチーフの「サロメ」にちなんで、7枚の布を一枚ずつ外しながら舞っていく官能のステージを
ロングで務め上げられたことに、改めて敬意を表したいと思う。
これまでも「浅草」の舞台で何回か用いられてきた「サロメ」だが、
今回のステージからは血生臭さというより、
愛欲の果てにある“人間の業”のようなものを感じたのは筆者だけであろうか。
ベッドでのポーズにおける、両脚旋回からスムーズダイナミックに入る「シャチホコ」への流れや、
戻りの移動盆での立ち居振る舞いも含め、
“はにぃちゃんワールド”を堪能させて頂いたことに感謝申し上げたい。


【5景=星崎琴音/Aida】
群舞では、キリリと引き締めた表情も凜々しく、
気高く毅然として愛を貫いた王女アイーダを、堂々たる演じぶりで演じ切って見せてくれた。
いつ、どんなポジションに入っても“大トリ”の演じ方が出来る存在として、
そしてその演じ方が公演全体にとって重要な意味を付加できる存在であることを
改めて確信させてくれる舞台であったように思う。


【6景=ALLIY/Madama Butterfly】
復帰のステージを、初挑戦の和鬘と日舞で演じた本景。
随分と苦労もあったようだが、
可憐で一途な蝶々さんの心持ちが伝わってくるような演じぶりに、改めて拍手を贈りたいと思う。
さらにベッドから立ち上がりでの表現は、自らの思いが深く込められていることが見えるもので、
時折見せた涙は、その物語性を一層深めていたように思う。
特に最終回の立ち上がりから戻りの移動盆で、
涙を堪えつつ懸命に笑顔を浮かべようとする様は、観る者の心を打つ姿であった。


【7景=伊沢千夏/Turandot】
照明設備改良後、これでもかと降り注ぐ光条の下で見せる“いなつスマイル”は、
トゥーランドット姫の氷結した心が溶けた後の笑顔と見事に重なり、
役どころとの一体感、同体感に、ある種の戦慄を感じるほどであった。
さらに立ち上がりから戻りの移動盆で伊沢を照らす、まばゆいばかりの照明を受けながら
それに負けない輝きと存在感を見せたことは、
“浅草の大トリ”に求められるものを、身をもって見せてくれたように思う。


<楽日あいさつ>
 最終回フィナーレの幕が閉じるのに合わせて、今公演ならではの光景として「BRAVI!」の声が響く。そして督促手拍子が鳴り響く中、オペラ幕が再び開くと、MCのマイクを持った伊沢をセンターにメンバーが並ぶ。

【伊沢千夏】
「本日は千秋楽にご来場ありがとうございます。『BRAVI! 2nd』、25日間ありがとうございました。
 今回はありがたくも『大入り』を頂戴しました。それではメンバーから一言ずつお願いしたいと思います。」

【清水 愛】
「はい!1景を担当させて頂きました清水愛です。たくさんの応援ありがとうございました。
 今回は25日とちょっぴり長くて、その分、集中して1か月過ごせたと思います。
 たくさん応援してくださった方々、ありがとうございました。
 一人も欠けることなく、こうしてこの場を迎えられることを、とてもうれしく思います。
 25日間応援してくださって、ありがとうございました。」

【香山 蘭】
「はい、こんばんは(場内からも『こんばんは!』)。2景を担当させて頂きました香山蘭です。
 25日間応援頂きまして、ありがとうございました。
 少し長くて、すごい楽しいメンバーで過ごさせて頂き、とても幸せな毎日でした。
 たくさん来て頂いたみなさま、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。」

【倖田李梨】
「3景を担当させて頂きました倖田李梨です。
 朝早くから、6時ぐらいからですか、並んでくださった方もいらっしゃったり、
 ずっと一日いらっしゃった方、途中からいらっしゃった方、
 たくさんの方に来て頂いて、本当にありがとうございました。
 25日間ケガもせず、前回は私、ヒビ入ったんで、何も起きずに最後まで走れたので良かったなと思います。
 25日間応援してくださったみなさま、それから本日足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。」

【小野今日子】
「4景を担当しました小野今日子です。
 ロング出演ということで、長い間みなさんにステージを観てもらえて、ありがとうございました。
 来月は、また1か月仕事するんですけど、個人的な告知をさせてください。
 小室りりかさんとチーム『マジ卍』を、A級小倉とデラックス歌舞伎町で演ります。
 浅草ロック座はショーチェンジだと思いますが、ぜひ観に来て頂けたらうれしいです。ありがとうございました。」

【星崎琴音】
「5景を担当しました星崎琴音です。
 普段交わることのない姐さんと今回ご一緒して、お勉強もさせて頂いて、
 『1st』とまた全然違う感じにみなさんなっていて、本当にすてきで、自信を失ったりしたんですけど、
 でも楽しく25日間、姐さんたちと応援してくださるみなさまのおかげで過ごすことが出来ました。
 ありがとうございました。」

【ALLIY】
「6景を担当させて頂きましたALLIYと申します。25日間ありがとうございました。
 このステージにまた立てたことが、何よりすごくうれしかったです。
 そのきっかけをくれた父に向けて6景は踊ってみたんですが、
 泣いてしまったりとか、鼻水垂らしたりとか、フィナーレで笑いすぎて吹いてしまったりとか、
 笑いあり涙ありの楽しい公演で、すごくいい浅草でした。
 またこれから頑張りますので、浅草も呼んで頂けるように頑張ります。よろしくお願いします。」

【伊沢千夏】
「7景のトゥーランドットを演じさせて頂きました伊沢千夏です。
 今回は25日間という長丁場だったんですけれども、無事終えられて、今は安心しています。
 今回の7景は、今までの作品の中でも一、二を争うぐらい苦戦を繰り返してしまって、
 とてもハードなダンスで、どうなることかと思っていたんですけど、
 無事に大きな事故なく終えられてよかったです。25日間どうもありがとうございました。」


 伊沢の音頭で「三本締め」。恒例のアンコールウォークとなるが、ここでハプニング。伊沢だけが前に進み、残りのメンバーは本舞台に残ったままという、なんだか謀られたような展開に。しばしの打ち合わせの後、改めてメンバー全員で花道から前盆を回る。最近では珍しいほどの“グダグダ感”もご愛嬌。場内の笑いを誘いつつ、いつもよりちょっと長い公演期間となった「BRAVI!」の幕は閉じていった。

********************
 なおこの日の場内では、ある特定の観客による不規則行為が多くの観客に不快感を催させ、スタッフからの注意にも関わらず「楽日あいさつ」などの進行を事実上“妨害”するかのような事案が発生した。集大成である楽日としては極めて残念なことであり、劇場側の善処に期待したい。
********************

(敬称略・観劇日:2018(平成30)年4月30日(月休))

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