舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【浅草】

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 記録的な猛暑となった夏の熱い公演「EB 2018」も「2nd」へとバトンが渡った。ベテラン勢が安定感で魅せ、若手が伸び伸びと演じた「1st」に対し、「2nd」は若いメンバーが並んだ。“最上級生舞姫”が「2005年」と“10年超え”の次は「2011年」「2013年」というフレッシュな面々が暑い夏を継いでいく。「大入り」に沸いた金曜楽日から、一夜が明けた土曜初日をプンラスで観劇。


【プロローグ】
「1st」に引き続き、フラッグスタイルでの整然としたカラフルなプロローグから華やかにスタート。


【1景=ALLIY/フレンチカンカン】
群舞の途中での声出しも、若いメンバーにふさわしい元気さで、カンカンでのメドレーをテンポ良く繋いでいく。
メンバー6人が下手袖にハケると、本舞台奥にて白フリルビスチェに、
後ろに長く尾を引く薄水色のティアードスカート風ベッド着に替え、エレガントに舞いつつ進み出る。
花道で、回によって上手向きと下手向きを入れ替えながらの腰を下ろしての展開から、
立ち上がって舞ってみせた後、片ひざつき片ひざ立ての姿勢を作って音楽を渡る。

音楽が変わるとゆっくりと前盆へと歩み入り、ベッド前半では立ち姿でベッド着の前を開くと、
両ひざ立ちから腰をついての片ひざ立て、そして腰をついての手の振りを見せて音楽を渡る。
ベッド後半、「1st」同様に1景では異例のミラーボールの光が輝く中、「スワン」のポーズを切って見せ、
ついで腰をつき、四つん這いでのあおり上げや「アメリカンバック」風の形を作った後、
「片ひざつき片足振り上げ」や「シャチホコ」のポーズを決めていく。
ついであお向けやひざ立ちでの手の振りから「片ひざつき片ひざ立て上体反らし片手差し上げ」や
「片ひざつき片足振り上げ片手横伸ばし」のポーズを決めて立ち上がる。
花道でアクティブに舞いつつ、本舞台下手、中央で展開してから、
ラストは本舞台奥の移動盆上で大きく手を振って締めくくる。


【2景=早瀬ありす/パウワウ】
弾み続けるステップと、プロジェクター映像とのコラボで作る土着的な景は、
真剣な顔で取り組み若手2人と、クールに決める中堅どころのトリオへと引き継がれた。
トリオダンスを終えると早瀬が早足で下手袖に引き、
「1st」から引き継がれた白、黒、赤の背丈ほども尾を引く羽根飾りとベージュの腰飾り、フリンジブーツに替えて
本舞台中央から花道を静かに歩み進んでの前盆入り。

立ち姿で音楽を変えてのベッド前半、力強い手の振りからスタート。
「片ひざつき片ひざ立て」に姿勢を下げ、さらに腰をつくと、
「片足交互振り上げ」からの両足旋回を重ねてから、あぐら座りで音楽を渡る。
ベッド後半では、うつ伏せや「片ひざ立て」などの姿勢から「横開き」のポーズを切り、
「片ひざ立て片足横伸ばし」での手の振りから片ひざ立てに起き上がると、
「片ひざつき片足片手振り上げ」のポーズを決め、
「チューリップ」の姿勢から片ひざ立ての座り姿を経た後、両手を振り上げて立ち上がる。
一礼の後、花道をスキップして舞いつつ、
下手向き、上手向き、両面向きと両手を下からすくい上げる振りで展開し、
ラストは本舞台奥にて片手を差し伸ばした形で締めくくる。


【3景=牧野れいな/カリンカ】
笑顔もまぶしい三人娘は、徳永が黄、ALLIYが緑スカートへと入れ替えになってのトリオダンス。
「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の掛け声での“観客参加型のハンカチ振り”も無事に引き継がれたので、
ぜひ一緒に参加して盛り上がりたいところ。
トリオダンスがラストの掛け声とともに決まると、本舞台奥で白ショーツに白シルキーロングベッド着に替え、
本舞台上手、下手、再び上手へと展開した後、花道で一舞した後、
前盆に入って右手を差し上げた立ち姿にて音楽を渡る。

ベッド前半、ひざつきに姿勢を下げ、腰を下ろした姿勢でベッド着の上半身を下ろすと、
上体を後傾させての片足交互振り上げから、身体を横に流した座り姿を経て
「片ひざつき片手差し上げ」や「L」のポーズを切ってみせる。
両ひざ立ちで両手を差し上げて音楽を渡ってのベッド後半では、
「片ひざつき片ひざ立て」や四つん這いでのあおり上げ、両ひざ立ちなどで動き、
「横開き」のポーズから両足旋回で切り替えると、
両ひざ立ちで右手でリボンを大きく振り回し、さらに四つん這いの姿勢を経て立ち上がる。
一礼の後、花道でベッド着の裾を振り広げつつアクティブに舞い、
本舞台上手に寄って展開した後、中央奥にて締めくくる。


【4景=星崎琴音/中国古典舞踊 SPRITS OF WATER】
“25周年作”とも言える大作を引き継いだのは“若手トリシスターズ”の一員、星崎。
流れる水の如く、あるいは方円の器に随うが如くこの難景を自らのものにしていって頂きたいと願う。
群舞から分かれ、本舞台中央の移動盆上にて、
淡い水色の袖が長く垂れる長着風ベッド着に白帯を締めた姿に替え、後ろ立ちで進み始める。
振り向いての立ち姿でしっとりと舞い始め、音楽が変わると移動盆を下りて前盆へと歩み入る。

ベッド前半、立ち姿で両手を大きく開き、ついで白帯を解きつつターンを決めると、
解いた帯を両手に渡して前盆を一回りし、両ひざつきに姿勢を下げてから腰を下ろし、
さらに身体を横に流した姿勢での手の振りで進める。
音楽が変わってのベッド後半では、「片ひざ曲げ片足横伸ばし」から、
伸ばした足を折り曲げ抱えて「スワン」のポーズを切り、
続いて「片ひざつき片足横伸ばし」での手の振りから
「片ひざつき片ひざ立て上体反らし両手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
一礼の後、移動盆へと歩み乗ると、後ろ立ち姿でベッド着を後ろ手に広げての「レイバック」を決め、
振り返ると両手を広げての立ち姿から正面に向き直り、
ベッド着を曲げた片ひざに掛けてから、両手を広げての立ち姿で締めくくる。


【中休憩】
 中休憩映像は一足早く秋を迎える。涼しくダークな「NEXT STAGE」、「Once Upon a Dream」の出演者紹介から。

   ■花咲ぼたん /宣材写真+プロフィール
   ■武藤つぐみ /2018年5-6月公演「WONDERLAND 1st・2nd」1景「WHITE RABBIT」
   ■有沢りさ       /2018年2月公演「GIRL TALK 1st」4景“爪先鼠”
   ■小宮山せりな/2017年12月公演「FANTASIA 2nd」1景“「GISELLE」より収穫祭”
   ■青山ゆい      /2018年2-3月公演「GIRL TALK 2nd」5景“カルメン”
   ■藤咲茉莉花  /2018年5-6月公演「WONDERLAND 2nd」6景「CLOCK」
   ■伊沢千夏     /2018年4月公演「BRAVI! 2nd」7景「Turandot」

 誤読が“ネタ疑惑”も取り沙汰される「演目紹介」は、キツネの娘が「おまゆ」から「お徳」に交代になったのに伴い7景分だけ撮り直し。2回目ともなると誤読が減少し、多少の学習効果は認められるものになっている。

 某地下鉄会社CMのパロディ「We are the Strip Navigator」は、性別不詳の袖スタッフが「浅草ロック座」へとご案内。もちろんその正体は「EARTH BEATオリジナルうちわ」のCMである。


【5景=かんな/ホーリー祭】
ピンクのバンダナを巻き、フリンジつき黄色短丈Tシャツに赤のタイトパンツで、
紫や赤の色が散る長布を腰に着け、オレンジの薄長布を首に掛けた姿で、
クイックな振りが連続する気持ちの良い群舞のセンターを務めていく。
1曲目が終わると、ダンサーズ4人が本舞台中央でいささかフリーダムに舞う間に、
輝く頭飾りを着けて、白と水色がぼかしになった長布を右肩に担ぐようにまとい、
腰に輝く飾りを着けた姿に替えてアクティブに舞いつつ本舞台から花道へと進むと、
自ら手拍子をあおりながら舞い、長布を外して前盆へと入った後、両手を大きく広げた立ち姿で音楽を渡る。

ベッド前半、ゆっくりと両ひざをつくと、立てた片ひざに長布を掛けてから、ゆっくりと取り払い
「スーパーL」のポーズを切ってみせる。
ついで「アメリカンバック」風の形を作ってから、「片ひざ曲げ片足横伸ばしでの前屈」の後、
起き上がると、両ひざ立ちから片足を曲げ上げ、指で印を結んで「スワン」のポーズを決めつつ音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半では、腰をついての手の振りから「片ひざ曲げ片足横伸ばし」を経て
「片ひざつき片足片手差し上げ」から「横開き」「上げ足上げ手つかみの横開き」の連続ポーズを切り、
長布をまとめて振り回しながら立ち上がる。
一気に花道に出て長布を振りつつ立ち姿で舞うと、本舞台上手、下手でゆっくり大きく長布を振ってみせ、
さらに本舞台中央から奥で大きく振り、ラストは投げ上げた長布をキャッチして締めくくる。


【6景=香山 蘭/アフリカンダンス】
髪を細かく編み込んだヘアスタイルで“アフリカンスタイル”を演出する役作りを見せる香山が、
アルカイックスマイルを浮かべながら、土着的な力強さをまとってのトリオダンスをまとめていく。
太鼓の打音が迫力を持って響いた後、なんとも愛嬌たっぷりに下手袖にハケていくバックの2人と、
弾けるように本舞台中央奥に動く香山が、いいコントラストを見せると、
いったんハケた2人が「1st」から引き継がれた孔雀柄などの大布を持って再登場し、
香山を隠すようにして広げてから香山に手渡すと、後ろ手に持って広げつつ舞い、
ついで腰に巻きつけ、本舞台や花道で激しく腰を振り、足を打ちつけ、
手足に着けた鈴の音を響かせながらの熱量の高い舞を演じつつ前盆へと進み入る。

ベッド前半、大布の両端を持ち広げつつ腰を下ろし、
両ひざつきでの腰の上げ下げから四つん這い、両ひざ立ちなどの姿勢で展開し、
腰をついての片ひざ立てや両脚開脚で前に手をついての腰の上下などで動いていき、
腰上げでの片足振り上げで音楽終わりを決める。
身体を横に流した姿勢から始めるベッド後半では、
「片ひざ曲げ立て片足振り上げ片手差し上げ」のポーズのリピートから「横開き」のポーズをキレよく切り、
片ひざつき片ひざ立てで大布を腰から外すと、
大きく振りつつ花道へと引いてから、後ろ手に振りかざしながら花道で展開。
両手をついて両足を跳ね上げる動きから、大布を右手で振って本舞台へと戻ると、
本舞台にて大きくアクティブに舞ってから、ラストは本舞台下手で片手を差し上げて決める。


【7景=徳永しおり/狐の嫁入り】
“徳永狐”は、そのタッパが生きて、薄暗闇の中で浮かぶ白無垢姿の存在感が印象的。
やわらかな振りを交えたヒップホップ系の群舞を展開した後は、一転して静のステージとなり、
和鬘に白無垢を羽織り、三つ指をついた姿で移動盆にて6人の間を抜けて運ばれる。
後方でオペラ幕が閉まると顔を上げて立ち上がり、静々と前盆へと進み出ての立ち姿で音楽を渡る。

ベッドでは、白無垢を両肩脱ぎにしてゆっくりと腰をつき、前を開くと、
しなやかな手の振りで白無垢を下ろしてから、身体を横に流しての座り姿にて、しっとりと舞い進めていく。
そして「L」や「横開き」のポーズを切ると、白無垢を前に広げてから羽織りつつ立ち上がり、
後ろ手に裾を引きつつ移動盆へと歩み乗ると、後ろ立ち姿で白無垢を下ろして振り向き、
静かな両手の振りで見せてから、右手を動かしつつ音楽終わりを迎える。
静かな雨音が響く中、後ろ座り姿で狐の面を着け、振り向いての立ち姿で銀幕の陰へと姿を消していく。


【フィナーレ】
熱い公演を、より一層熱く締めくくるサンバのフィナーレ。
メンバー紹介のMCは「1st」同様、大トリの徳永が、やや早口でのコール。
メンバーが前盆から花道、本舞台に華やかに展開し、最高潮に達すると、
客席上空からラメテープ片が大量に振り落とされる中、本舞台へと引いていき、
中央で陣形を作って公演を締めくくる。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年8月11日(土))
 「100分間世界一周」、そんなキャッチフレーズをつけたくなる「浅草夏公演『EARTH BEAT 2018 JUMP』」。記録的な猛暑の夏に合わせるようにステージ、客席ともに熱く盛り上がった公演も、いよいよ楽日を迎えた。公演途中では台風による途中休演や、体調不良による休演者が出るなど過酷な天気の影響も受けたが、無事全員が揃ってのラストスパートとなった金曜楽日の一日をプンラスで観劇。


<楽日じゃんけん大会>
 金曜日とはいえ平日。さすがに早い回は空席が目立った場内だったが、回を追うごとに仕事帰りのファンや、涼みに寄ったとおぼしき“初めてさん系”の団体さんなどで徐々に混み合い、「じゃんけん大会」が始まる4回目終了時には立ち見客がぐるりと取り囲むまでの賑わいに。ということは、じゃんけんの倍率も高くなるということではあるが、“予測不能の出目”で場内をなぎ倒すM氏に、いざ挑まん。

   ■無料招待券×2名
     「パ」→「パ」→「グ」→「チ」→★1名決定
     「チ」→★1名決定

   ■公演ポスター(サイン入り)×1名
     「グ」→「グ」→「パ」→「チ」→「グ」→★1名決定

   ■「サラソニ」ポスター(サイン入り)×1名
     「チ」→「チ」→「グ」→「パ」→「チ」→「パ」→★1名決定

   ■1景・荒木さんから「髪飾り」×1名
     「パ」→「チ」→「パ」→★1名決定

   ■2景・桃瀬さんから「インディアン首飾りセット」×1名
     「チ」→「パ」→「パ」→全滅→直前までの勝者復活→2名直接対決→★1名決定

   ■3景・桜庭さんから「ボルシチ・ビーフストロガノフ(サイン入り)・香水瓶」×1名
     「パ」→「チ」→「グ」→「パ」→2名直接対決→★1名決定

   ■4景・沙羅さんから「髪飾り・写真」×1名
     「チ」→「チ」→「グ」→「パ」→「チ」→★1名決定

   ■5景・浜野さんから「100円アルバムに舞台写真セット」×1名
     「パ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→勝者2人のうち男性が女性に譲る→★1名決定

   ■6景・雨宮さんから「ベッド着につけるアロマオイル」×1名
     「グ」→「チ」→「パ」→「グ」→「チ」→2名直接対決→★1名決定

   ■7景・南さんから「エアサロンパス(サイン入り)」×1名
     「パ」→「チ」→「グ」→「パ」→「グ」→2名直接対決→★1名決定


<各景ひとことレビュー>
【1景=荒木まい/フレンチカンカン】
「東洋」から「浅草」初乗りとなったステージで、カラフルで華やかに始まるトップバッターを、
キュートでエレガントな舞いぶりにて見事に務め上げてみせてくれた。
最終回では、移動盆での戻りのラストシーンで口元が「ありがとうございました」と動いたように見えた。
1景としては異例のミラーボールの輝きにも負けないステージングに、改めて拍手を贈りたい。


【2景=桃瀬れな/パウワウ】
運動量の多いトリオダンス、そしてよく通る声が印象的だった群舞から、
雰囲気を切り替え、遠くを見詰めるような視線を作り、
野性味あふれるベッドで雄叫びを上げるなど、景イメージの作り方はさすがという他ない。
リボンさんや観客との、コントにも似たアドリブでの掛け合いでも、存分に楽しませて頂いた。


【3景=桜庭うれあ/カリンカ】
若手三人娘による楽しいトリオダンスの中から自然発生的に始まった“観客参加型のタオル振り”を
ベッドや立ち上がりにも応用することで、「EB」らしい場内の熱い盛り上がりに大きな役割を果たしていた。
途中休演は忸怩たるものがあると想像するが、
“元気印”の若手として、今後の活躍への期待がますます高まるステージであった。


【4景=沙羅/中国古典舞踊 SPRITS OF WATER】
25周年の節目を迎える公演だけに、拝見する前にはどれだけ豪華なステージになるのかとの想像もあったが、
幕が上がってみれば、ある意味でシンプル、
しかしそれが故にどこまでも奥深さを感じる群舞を、毎回息を呑む思いで拝見させていただくこととなった。
流れる水の如き、そして方円の器に随うかのような舞姿をいつまでも、と願って止まない。


【5景=浜野 蘭/ホーリー祭】
時に大きく脱線して笑わせるダンサーズのノリを、ポーカーフェイスで演じつつ手の中に収める浜野。
ベテランとしてステージの器の大きさに、惜しみない拍手を贈りたい。
ベッドから立ち上がりでの演じぶりも、浜野らしい動きに景イメージをうまく乗せて見事な融合で魅せてくれた。


【6景=雨宮衣織/アフリカンダンス】
リズミックでソウルフルなアフリカンテイストながら、雨宮の独特の“適温感”が実に効いていたように思う。
ベッドもノーポーズでまとめ、不思議な空気をまとった“りんごワールド”で惹きつけ続ける
得も言われぬ巧みなステージングを観せていただいたことに感謝申し上げたい。


【7景=南 まゆ/狐の嫁入り】
狐の面と綿帽子を着けたまま、薄暗闇の中でトリッキーな振りを交えたヒップホップダンスを舞うという
“和洋混合”の群舞のセンターとしてのみならず、ひとり移動盆に座って静かに進み出てくる時も、
しっかりとした存在感を纏えるようになってきた姿を、感慨深く拝見させて頂いた。
ベッドや立ち上がりでも、内に秘めた強い思いを静かに演じる様子が印象に残る舞台であった。


<楽日あいさつ>
 最終回フィナーレ、客席が「光るうちわ」の波にきらめく中、オペラ幕が閉まる直前に南が「愛してまーす!」と叫ぶ声が響く。それに応えるように観客から歓声が上がり、さらに“督促手拍子”が鳴り響くと、ややあってオペラ幕が再び開く。

【南 まゆ】
「本日は浅草ロック座『EARTH BEAT 1st』千秋楽にご来場頂き、誠にありがとうございます。
 本日、千秋楽に伴いまして、出演者一人ずつからコメントを頂きたいと思います。
 それでは1景のまい姐さん、お願いします。」

【荒木まい】
「みなさん、こんばんはー!(場内「こんばんはー!」。1景の『おフランス』を担当させて頂きました、
 大阪東洋ショー劇場からやって参りました荒木まいです。
 この公演では、一人よそ劇場所属で、そして浅草ロック座さん、初めて出演させて頂きました。
 オファーを頂いてからゲネプロの途中まで、みなさまには申し訳ないんですけれども、
 楽しみだなぁという気持ちは、一切ありませんでした。
 私は東洋ショーで一番ダンスがアレなので、本当に出演するにあたって、不安で恐怖で、
 怖いなぁっていう気持ちがたくさんだったんですけれども、
 今回一緒に乗ってくださるロック座のスターのみなさんに背中を押して頂いて、支えて頂いて、
 今日という日を迎えることが出来ました。
 台風の影響により5公演出来なくなってしまいましたが、無事に100ステージ終えることが出来ました。
 沙羅姐さんの周年だったり、豪華なメンバーのみなさまと公演に出演させて頂いて、光栄な気持ちです。
 本当にこの場所にいていいのかと毎日思っておりましたが、支えてくださった劇場関係者のみなさま、
 踊り子のみなさま、ダンサーのみなさま、ご来場してくださったたくさんのお客さま、本当に感謝しています。
 21日間、浅草ロック座さんに出演できたことは、私の踊り子人生にとってかけがえのない財産となりました。
 本当にありがとうございます。そして最後に、みなさま大阪に来る際は東洋ショーにご来場ください!」

【桃瀬れな】
「2景を担当させて頂きました桃瀬れなです。
 今週は沙羅姐さんの周年週にご一緒させて頂けて、楽しい思い出が出来ました。
 また12年目で初めて、姉さま=浜野蘭姐さんと、このステージに立つことが出来ました。
 もう二度とないかもしれないと思って、楽しかったです。毎日が本当にありがとうございました。
 たくさん足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
 1週オフを頂いて、8結は横浜ロック座さん、何年ぶりか分かりませんが乗らせて頂きます。
 姉さまとご一緒です。どうぞよろしくお願い致します。どうもありがとうございました。」

【桜庭うれあ】
「3景を担当させて頂きました桜庭うれあです。
 今回で私は浅草4度目で、去年の『EARTH BEAT』に引き続き、今年も乗せて頂きまして、
 唯一の再演『カリンカ』を踊らせて頂いて、プレッシャーもあったんですけれども、
 とってもいい景を演らせて頂いて、みなさんも盛り上がって頂いて、うれしかったです、ありがとうございます。
 体調不良で2日間1ステージと1フィナーレを降板させて頂いちゃったんですけれども、
 自分でも気づかないうちに身体にも無理があって、
 そんな時にちゃんとブレーキを掛けてくれる周りの方がいて…(涙)、
 帰ってきた時に迎え入れてくれたお姐さんたちとお客さまに助けられて、
 今日の楽日を迎えることが出来ました。本当にありがとうございました(場内大拍手)。
 まだまだ未熟者ですが、これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。」

【沙羅】
「4景を担当しました沙羅です。忘れられない夏をありがとうございました。以上!」

【浜野 蘭】
「5景を担当しました浜野蘭です。
 沙羅姐さんがしゃべっている間に、頭でいろいろ整理しようかと思ったんですが、思った以上に短い(笑)。
 浅草はお正月ぶりとなるんですけれども、今回は暑い暑い夏に乗って、
 初めて沙羅姐さんの周年イベントにも参加出来て、とても楽しかったです。
 いつも『今週のメンバーはとても良かったです』って言うんですけれども、
 今週はホントーに、ホントーに楽しく楽屋で過ごすことが出来て、本当にみんなホンワカしていて、
 何もストレスがない(笑)、胃も痛くならない、ダンスに集中できるメンバーでした。
 明日からお休みしたいけれども、新宿ニューアートと、8月21日?その次は横浜ロック座となっております。
 よろしくお願いします。ありがとうございました。」

【雨宮衣織】
「6景の雨宮衣織です。
 アフリカのマインドは一切持ってないんですけれども(場内笑)、
 なんとか楽日までに太鼓と仲良くなることが出来ました。
 毎年夏は大変なことが多くて、何回も『もうダメなんじゃないかな』って思うんですけど、
 毎年なんとかなっていて、本当にラッキーだなと思います。
 来年もまた夏に大変なことがあるかもしれないけど、
 毎年乗り切れていることを自信にして頑張りたいと思います。
 今日は大入りも出て、めでたい楽日になりまして、本当にありがとうございました。」

【南 まゆ】
「7景、そして日本代表を務めさせて頂きました南まゆです。今回は『狐の嫁入り』でした。
 とてもとても素敵な演目で、本当に胸に残ることにチャレンジさせて頂き、とても楽しかったです。
 21日間、素敵なお姐さん方とダンサーさん方、そしてスタッフのみなさまと、共にステージを作り、
 そしてたくさんのお客さまにご来場頂いて、本当に本当に幸せな公演でした。
 『EARTH BEAT 2018 JUMP』、最高でした(場内大拍手)。
 『1st』は今日で終わりですが、明日から『2nd』メンバーが始まりますので、引き続きよろしくお願いします。
 みなさま本当にありがとうございました。」


 そして南の音頭で「千秋楽大団円」と「大入り」を祝っての「三本締め」から、「光るうちわ」に迎えられてのアンコールウォーク。本舞台に戻ると、横一列に並んでからの「三方礼」で締め、暑い夏の熱い公演の第一幕をオペラ幕の向こうへと見送ったのだった。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年8月10日(金))
 日本新党の細川護熙氏を首相とする非自民政権が38年ぶりに発足、東京では芝浦と台場を結ぶ「レインボーブリッジ」が開通した1993年8月、一人の舞姫が「浅草ロック座」でデビューした。言うまでもなく、ロック座所属の舞姫としては現役最長を更新し続けている沙羅さん、その人である。

 以来25年、デビューの時には生まれていなかった若手と同じ舞台に立つこともしばしばとなった今こそ、その舞台は重みと輝きをますます増しつつある。そんな沙羅さんのデビューをお祝いするのが、「浅草」夏公演の恒例行事となった「SURRER SONIC」。2013年の第1回から回を重ねて、今年は第6回を迎えた。

 「SURRER SONIC 2018」は、デビュー日の8月1日(水)の終演後の開催と発表された。週ど真ん中の平日、さらに終演後とあって足を運びにくいのではとの懸念を持つ向きもあったが、そんな声も何のその。イベントを控えた最終回には、平日とは思えない入りの場内になり、「なんだか楽日みたいな雰囲気だね」との声も聞かれるほどになった。

********************

 「光るうちわ」の波が場内いっぱいに広がる盛り上がりを見せた最終回フィナーレ終了後、イベント準備時間となる。なお観客にはあらかじめ、ちょうどうちわに被せる大きさで、表裏が「紅」と「白」になった紙袋がロビーなどで配布されている。どうやら“投票”に使うものと推測される。

 22時40分、おなじみ「サラソニ」のテーマ曲、某民放局音楽番組、強制翻訳邦題“音楽駅”のテーマ曲、強制翻訳邦題“番号記号千九十 〜千の夢〜”が流れる中、オープニング映像の上映からイベントはスタート。今年の目玉企画は「紅白ダンスバトル」で、紅組・白組に分かれてダンスバトルを行ない、観客などの投票で勝敗を決するというレギュレーションが映像で紹介される。

 その後、下手袖から、前の回で桃瀬れなさんが観客から奪ったサングラスを掛けた雨宮衣織さんが、「こんばんは、タモリです」「夏の風物語(中休憩映像での“水島ドンファン”の「風物詩」の誤読にちなむと推測)」などの小ネタをカマしつつ登場。本イベントのプロデューサーとして、主役の沙羅さんを呼び込む。

 ゴールドドレスに着替えた沙羅さんが下手袖から登場。“特別審査員”として下手かぶり席に着席した後、改めて雨宮さんが「紅白袋」での投票について説明をするが、サングラスによる遮光とピンスポットによる逆光で、手元のメモが読めず、早くも「浅草」イベント恒例の“グダグダ感”がつきまとう展開に。それでも何とかルール説明を終え、場内を煽って温めた後、映像にてダンスバトルのチーム紹介が行なわれる。

 白組は浜野蘭キャプテンに雨宮さん、荒木まいさん、ダンサーズのうーさん、あいさんによる、懐かしい「浅草」公演Tシャツにパンツ、キャップ姿の「ストリート系」チーム。対する紅組は桃瀬キャプテンに南まゆさん、ダンサーズのるりさん、みかさんによるソバージュヘアにボディコン、羽根扇子の「バブル系」チーム。まず白組がひとしきりダンスを披露、その後、紅組へと交代、それを数回繰り返して上手へ、下手へと勢力争いを繰り返しつつ、さすがのダンス対決を場内の爆笑と拍手を誘いながら演じていく。

********************

 興奮の渦の中、紅白のパフォーマンス対決が終了。白組メンバーからMC役に戻った雨宮さんが“特別審査員”の沙羅さんを舞台上に召喚した後、いよいよ「投票タイム」に移る。「紅組」と「白組」のどちらが勝ったか、勝ちと思う方の色を舞台に見えるように上げて投票することになる。

 某公共放送の大みそか恒例の国民的歌番組よろしく、袋を被せた観客のうちわが上がる…が、計数を担当する「日本野鳥の会」を呼ぶには至っていない中、どちらが何票あるかを数える手段が準備されていないことが露呈。MC雨宮さんが「やや紅組が優勢」との見方を示した後、なんと「1万票」を有する“特別審査員”の沙羅さんに裁定を仰ぐ。

 沙羅さんの「両方!」という“大岡裁き”に、場内から歓声と拍手が挙がり、続いてお祝いのメッセージタイムへ。

【桃瀬れな】
「紅組のリーダーをやらせていただきました。沙羅姐さん、おめでとうございます。
その背中をずっとずっと追い続けています。これからもご指導よろしくお願い致します。」

【浜野 蘭】
「白組代表、浜野蘭です。沙羅姐さん、おめでとうございます。
沙羅姐さんも、すごくいろんなことを乗り越えて、ここまで頑張ってきたと思いますけれども、
私もいつも沙羅姐さんを見て、ステージを見て、いつも本当に素敵なステージをされて、
なおかつ楽屋でも、すごい素敵に上からみんなを見守ってくれて、本当にいつも感謝しています。
ありがとうございます。これからも、まだまだまだまだ頑張って欲しいです。
よろしくお願いします。」

 そして、体調不良でこの日のステージとイベントを休演せざるを得なかった桜庭うれあさんからのお手紙が、雨宮さんの代読で紹介された。

【桜庭うれあ】
「沙羅姐さんへ。周年おめでとうございます。沙羅姐さんとご一緒するのは、
デビュー1周年と去年の『EARTH BEAT』と今回と、3回目ですね。
去年は『2nd』だったので『サラソニ』には参戦できず、今年は念願叶ってと意気込んでいたのに、
このような形になってしまい、本当に不甲斐ないばかりです。
いつも素敵で気さくに接してくださる沙羅姐さんは、ずっとずっと憧れの存在です。
25周年、本当におめでとうございます。」

 ここで紗幕が閉まると、ビッグゲストからのビデオメッセージの上映。まず、今年は「居ざっくに団体客の予約」とのことで惜しくも映像でのメッセージとなった雅麗華さんから。

【雅 麗華】
「沙羅ちゃん、25周年おめでとうございます。今回は仕事の都合でそちらに伺えず、ごめんなさい。
去年の『EARTH BEAT』から一年が経ちました。本当に早いなと思います。
沙羅ちゃんは25年前、遅刻ばっかりしてくる子で、私はいつも代演させられたことも今も思い出します。 
 今は お互い拠点は違いますが、同じ舞台を愛する人間として、まだまだ頑張っていきましょう。
私も来年は35周年です。沙羅ちゃんもまだまだ頑張って、
これからもみんなが憧れる先輩になってください。それでは、頑張ってください。」

 次いで「今日からライブシアター栗橋」とのキャプションつきで小野今日子さんの写真が音楽とともに投映される…が、しばし後、音楽がフェードアウト。沈黙の中、紗幕が急に開く。場内の誰もが「まさか、もしかして…」と固唾を呑んでステージ奥を見詰めるが、誰もいない。MC雨宮さんから「台本にないことしないで!」との本音が思わず漏れる。再び紗幕が開閉されるが、もちろんご本人の登場はなく、さらにメッセージもないまま、「これは、グダる展開じゃないですか?」との雨宮さんの疑念の声から、「今のは、ちょっと記憶を消してもらって…」という“スーパー記憶消去術”が飛び出し、無事に軌道修正。プレゼント贈呈へ。

 ロック座からは、台座と竹筒の「流しソーメン1mセット」。「ソーメンは自分で用意してね」または「みなさんの差し入れで」としてサクッと流し、続いて踊り子一同からのプレゼントが、代表して浜野さんから贈られる。

********************

 そして本日の主役、沙羅さんからのご挨拶。あらかじめ用意してきた文面を読み上げる。

【沙羅】
「初めてこの浅草ロック座のステージに立たせていただいたのが、1993年8月1日。
こうして25周年を迎えることが出来て、言葉では足りないぐらい、とーっても感謝しています。
今まで歩んできた25年に比べたら、残りわずかな踊り子生活ではありますが、
しっかり心に刻んで、感謝の気持ちを忘れず、日々頑張っていきたいと思います。
本日はありがとうございました。」

 場内から盛大な拍手が贈られる中、MC雨宮さんから「ガリガリ君」の配布が告げられる。去年はなく、2年ぶりとなる「ガリガリ君」に、多くの観客が前盆、花道へと詰めかけた。50個ほどの「ガリガリ君」を配り終えると、メンバー全員が本舞台に並び、場内を包み込む拍手の中、23時04分、今年の「サラソニ」は幕を閉じた。

********************
「沙羅さん、25周年本当におめでとうございます。そして、本当にありがとうございます。
これからも、願わくばいつまでも、神々しいまでに圧倒的な舞台を観せてください。
そのお姿を眼と心に刻み続けていきます。これからも、どうぞよろしくお願い致します。」
********************


(一部敬称略・観劇日:2018(平成30)年8月1日(水))
 去年夏に「ストリップ70周年」を記念して組まれ、好評を博した「EARTH BEAT」が帰ってきた。しかも今年はシリーズ化を期待させるかのように「EARTH BEAT 2018 JUMP」(以下、適宜「EB」と省略)と年つき、さらにそれでも飽き足らず「JUMP」までつく気合の入れようである。

 さらに今公演では、ロック座所属の舞姫としては現役最長の沙羅さんが、8月1日に「デビュー25周年」を迎える記念週でもある。猛暑の中、さらに熱く盛り上がること必至の夏公演、土曜初日をプンラスで観劇。


【プロローグ】
「EB」恒例、1景前に全員が登場するプロローグからスタート。
幕が開くと、本舞台中央に前公演から導入された移動階段が置かれ、
その上に三角形のフォーメーションで立つ7人の後ろ姿が浮かび上がる。
振り向いて階段を下りてくると、去年の「EB」プロローグでも使われた
白とそれぞれの色の幅広ストライプで、右側に大きく広がるひざ丈ワンピース風の衣装に
同色カラーのヘアバンドを締めた姿で、カラフルな群舞を本舞台で展開。
6人が上手、下手袖にハケ、最後に南が本舞台下手奥で曲終わりを決めてから下手袖に。


【1景=荒木まい/フレンチカンカン】
「東洋」所属で「浅草」初乗りとなる荒木がセンターに移り、
プロローグの7色と同色のトップスとカンカンスカートに替え、
おなじみのアップテンポの音楽に乗って、
時折「ハイ!ハイ!」などの掛け声を交えながらのカラフルで華やかな群舞を舞い進めていく。
荒木を囲むように6人が並び、さらにテンポアップしたダンスの後、
本舞台中央で「ヤー!」の声とともに決めると、荒木は本舞台中央奥に引き、
青のスパンコールが輝くリボン髪飾りに、淡い水色のフリルレースドレス風ベッド着に替えて、
移動階段から本舞台下手、上手へと展開した後、花道にていったん立ち止まってから前盆へと舞い入る。

ベッド前半、立ち姿からベッド着を脱ぐと、両ひざつきから四つん這いに姿勢を下げ、
身体を横に流した姿勢で静かに進めていく。
腰をつき後ろ手をついての両足浮かせ揺らめかせなどで動き、「片ひざつき片ひざ立て」の姿勢で音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半になると、1景としては異例のミラーボールが輝く中、
「片ひざつき片ひざ立て」で上体をひねっての片手差し上げのポーズを切り、
ついで腰をついての手の振りから、
片ひざ曲げ立てで身体を横に倒しての片足振り上げのポーズを決めてみせる。
両ひざ立ちでベッド着を羽織って立ち上がり、ひざ曲げでの一礼の後、
移動盆を追い掛けて歩み乗ると「スワン」のポーズを決め、両ひざ立ちを経てゆっくりと立ち上がり、
両手を広げてから右手の人差し指を口元に当てる仕草を見せて締めくくる。
なお今公演では、各景終わりは暗転せず、薄明かりの中で出ハケも見せていく演出手法が取られている。


【2景=桃瀬れな/パウワウ】
羽根1本を頭に着け、ネオンカラーのフリンジが下がるピンクのポンチョ風マントの桃瀬と、
ブルーの雨宮、イエローの桜庭の3人が、ピョンピョン飛び跳ねながら
ポンチョの袖を振り広げる独特のダンスをトリオで舞い始める。
途中で3人が後ろ立ち姿で両腕を広げると、そこにプロジェクターから波型や三角波、方形波などの
幾何学模様の集合体が繰り返し動いていく映像が投映されるギミックが差し込まれる。
1曲目を終えての決め姿では、肩で息をする様子も見られるほどのハードな動きの後、
音楽が変わると、桃瀬が下手袖に引き、赤、黒、白の3色羽根からなる
インディアンスタイルの長く大きな羽根髪飾りを頭に着け、
革製のワイルドスタイルのセパレートとフリンジブーツ姿に替え、大きな手の振りを見せつつ
本舞台中央から花道へと進んで、立ち止まって音楽を渡る。

音楽が変わって前盆へと進んでのベッド前半、立ち姿での手の振りから、
ひざつき、四つん這い、腰をついた姿勢などに動き、腰をついての両足揃え振り上げの動きなどを見せる。
さらに身体を横に流した姿勢での展開から、腰をついて「L」や「横開き」のポーズを切ってみせ、
片ひざ立てで片手を横についた座り姿で音楽を渡ってのベッド後半では、
手拍子を煽ってから「片ひざつき片ひざ立て」での手の振りから
「片ひざつき片ひざ立て上体反らし片手差し上げ」のポーズを決める。
ついで両ひざ立ちや「片ひざつき片ひざ立て」などで動いた後、
「スーパーL」や「上げ足上げ手つかみの横開き」のポーズを切って立ち上がる。
花道まで戻って、いったん立ち止まり、本舞台へと戻ると下手、中央でアクティブに舞い、
本舞台中央奥で一舞しての立ち姿でのエンディング。


【3景=桜庭うれあ/カリンカ】
去年の「EB」で藤月ちはるがソロで舞った景を、今公演では3人で再演。
去年は藤月が回によって変えた「赤」「緑」「黄」の3色の衣装を、今年は3人で一度に披露、
ハンカチを振りつつ、ロシアンスタイルでのトリオダンスを楽しく舞い始める。
途中で桜庭を先頭に花道から前盆まで舞い進み、ハンカチを振り回して場内を盛り上げてから
本舞台に戻ると、さらに軽やかステップでのトリオダンスで、ラストは「ヤーッ!」の掛け声で決める。
桜庭は本舞台中央奥に引くと、首にメタリックレッドのリボンを巻いて長く垂らし、
白ショーツに白レース長着風ベッド着を羽織った姿に替え、
本舞台にてアクティブに動いてから、裾を大きく振り広げながら前盆へと歩み入る。

音楽が変わってのベッド前半、立ち姿から両ひざ立ちに姿勢を下げ、腰をついてからあお向けに倒れると、
両手両足を振り上げて動いた後、首のリボンを外して右足首に結んで引き上げての「L」から「横開き」、
さらに「シャチホコ」へと移行していく連続ポーズを切り、
さらにうつ伏せで片足を後ろに跳ね上げ、両手を横に広げるポーズを決めて音楽を渡る。
ベッド後半では、両ひざ立ちや腰をついての片ひざ立てなどに動いてから、両足旋回の後、
「片ひざつき片足振り上げ」から「スーパーL」のポーズを切りつつ、足首のリボンを解くと、
両ひざ立ちにて頭上で大きく左右に振ってみせて立ち上がる。
花道をステップを切り、両手を振りつつ本舞台へと戻ると、
「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを中央で決め、
リボンを振りつつ本舞台上手、下手へと展開し、ラストは中央にての立ち姿で締めくくる。


【4景=沙羅/中国古典舞踊 SPRITS OF WATER】
薄明りの中、淡い水色の花髪飾り2つを着け、
青から白へのグラデーションになったロングドレス姿の沙羅が本舞台上手ツラに、
ダンサーズ4人が本舞台下手側にスタンバイ。
水音が響くヒーリング系の音楽で、緩急をつけた振りでの流れるような群舞を舞い始める。
途中で青と白がぼかしになったファンベールを手にすると、
プロジェクターからの淡い光に浮かび上がるように、横一列で大きく振る動きを見せ、
さらに涼やかにして滑らかに展開していく群舞を、本舞台にて大きく展開しながら舞い進めていく。
沙羅をセンターに、奥へと開くV字状のフォーメーションで、
ファンベールを両手に持っての連続ターンなどで魅せた後、
音楽終わり近くで飛び上がり、長布を広げた姿で音楽を渡る。
音楽が変わると、本舞台中央にてダンサーズのサポートでドレスから、
淡い水色のシースルーの中国風ドレス型のベッド着に替えると、
立ち姿で両手を広げ、構えての形を作りつつ進み出てくる。
後ろ立ち姿にて両手を背中で合わせる姿を作って音楽を渡り、
移動盆から花道に下りて速足で前盆へと歩み入る。

ベッド前半、立ち姿で形を作ってから腰を下ろし、身体を横に流した姿勢から
両ひざ立ちで両袖をすくい上げた姿へとゆっくりと動き、再び伏せた姿勢で音楽を渡る。
ピアノ伴奏の中国語女性ボーカル曲でのベッド後半では、上体をゆっくりと起こすと帯を解き、
ベッド着の前を開くと両手で胸前に合わせ、上方を仰ぎ見るようにしてから、
両ひざ立ちの姿勢を経て、ゆっくりと立ち上がる。
静かに花道を歩み戻ると、移動盆の前縁に腰を下ろし、右手を差し上げてから両手を広げての振りを見せ、
立ち姿から右手を差し上げる動きをつけた後、
両手を胸前にて合わせた静かな立ち姿で銀幕の陰へと姿を隠していく。


【中休憩】
 中休憩映像は、若手を中心に据えた「EATRH BEAT 2nd」の出演者紹介から。

   ■ALLIY       /2018年4月公演「BRIVI! 2nd」6景「Madama Butterfly」
   ■牧野れいな/2018年2月公演「GIRL TALK 1st」2景“PLAY BOY CLUB”
   ■かんな      /2017年11月公演「夢幻 2nd」2景「空蝉」
   ■星崎琴音  /2018年4月公演「BRAVI! 2nd」5景「Aida」
   ■早瀬ありす/2018年5月公演「WONDERLAND 1st」3景「TEA PARTY」
   ■香山 蘭   /2018年4月公演「BRAVI! 2nd」2景「Manon」
   ■徳永しおり/2018年2-3月公演「GIRL TALK 2nd」7景“夜桜お七”

 ついで誤読満載が賛否両論渦巻く「演目紹介」。ただし内容自体は、各景を理解するにおいて非常に参考になるものになっている。引き続いて、涼しげな浴衣姿の女性スタッフが「浅草ロック座」へと誘う、某地下鉄会社CMのパロディ「We are the Strip Navigator」を上映。ただしその正体は「EARTH BEATオリジナルうちわ」のCMのようである。


【5景=浜野 蘭/ホーリー祭】
本舞台の上手、下手に2枚ずつ、計4枚の縦長布が上方から吊り下げられ、
そこにサイケデリックな模様がプロジェクターから投映される中、
その間に、黄色のTシャツに赤パンツ、白ニーハイブーツを履き、首から長いスカーフを垂らした浜野と、
ポロシャツやTシャツなどカジュアルなスタイルのダンサーズ4人が後ろ立ち姿にて登場。
軽やかなステップでのアクティブでクールなダンスを舞い始め、
途中から上手、下手のツラに置かれた大型ファンが稼働を始めると、
上手、下手に分かれて風を受けながら舞い、
さらに前盆まで進んでのフォーメーションダンスから再び本舞台へと戻ると、
音楽終わりを本舞台中央に集まって決める。
音楽が変わると、ダンサーズ4人が舞う後ろ、本舞台中央奥で、
ゴールドフリンジにナチュラルカラーの長布を巻き付けたトップスに、
輝くベルトが着いたオレンジのロングスカート姿に替え、舞いつつ速足で歩いて前盆へと進む。

音楽が変わってのベッド前半、立ち姿からベッド着を下ろし、腰をついての両足揃え振り上げから、
身体を返してのうつ伏せ姿勢を経て、座り姿で腰を上下させてからトップスの長布を解くと、
両足に渡して振り回し、さらに両手に渡した形を作って音楽を渡る。
ベッド後半では、ひざに長布を掛け、拝むように両手を合わせてからアクティブに動き始め、
腰をついての片足振り上げ回しや、両ひざ立ちで長布を振り回すと、
後転からの「シャチホコ」や「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを次々と切り、
長布を振り広げつつ立ち上がる。
長布を大きく振りつつ花道で舞うと、後ろ手に大きく広げての「レイバック」のポーズを決め、
本舞台へと舞い戻ってから、本舞台中央にて長布を広げての一舞にて締めくくる。


【6景=雨宮衣織/アフリカンダンス】
頭に布を巻き、腰に太いフリンジがついた腰飾りを着け、
首飾りをつけたトップレススタイルの桃瀬と荒木が下手側に立ってスタンバイ。
独特のステップと手の振りを見せつつ舞い始めると、
追い掛けるように下手袖奥から雨宮が進み出て、トリオダンスをスタートさせる。
途中でフラッシュの明滅の中、本舞台に楕円を描いて3人が飛び跳ねるように動いてから、
いったん下手袖に引くと、寸胴のアフリカンスタイルの太鼓を抱えて登場し、
本舞台に横に並んで太鼓を打ち鳴らしてから音楽終わりを迎える。
太鼓を転がしながら下手袖にハケてから、
本舞台中央奥の雨宮を隠すように、孔雀柄などの長布を掲げた2人が下手袖から歩み出て、
頭に巻いた布と手首、足首に着けた鳴り物のみを着けた姿に替えた雨宮を覆うように広げ、
ついで雨宮が長布を受け取って身体の前に掲げながら本舞台下手ツラへと進み出る。
袖で腰を下ろすと、頭の布を外して髪を下ろした後、
立ち上がって本舞台上手に立ち寄ってから前盆へと歩み入る。

立ち姿で音楽を渡ってのベッド前半、腰をついて曲げ立てたひざに長布を掛けて上体を後傾させると、
後ろ手をついて上体を反らせた姿勢からあお向けに倒れ、ついで両足を揃えて振り上げてから、
片ひざ曲げの姿勢を経て上体を起こし、身体を横に流した姿勢で音楽を渡る。
音楽が変わってのベッド後半では、手首や足首の鈴の音を響かせながら足を動かしてから、
四つん這いや両ひざ立ちで腰を上げ下げし、長布を胸前に当てての動きから、
足首の鈴を外して手首に巻き着け、両ひざ立ちや片ひざ立ての姿勢で手拍子を煽ってみせる。
ついで長布を身体の前に広げつつ立ち上がり、さらに手拍子を煽りながら花道をステップを踏みつつ
本舞台へとゆっくりと戻り、下手で片手を差し上げてのラスト。


【7景=南 まゆ/狐の嫁入り】
雨音が響き、遠くで雷が鳴る薄暗闇の中、
光の線が降りしきる雨を表現するプロジェクター映像に映し出されながら本舞台奥を下手袖から、
白無垢のお引きずりに綿帽子をかぶり狐の面を着けた南を先頭に、
黒紋付に袴、色頭巾に菅笠の男衆3人と黒留袖に色頭巾の女衆3人が、持ち灯籠を手に従い静々と進み出る。
本舞台中央で南を真ん中に囲むように座り、三つ指をついての一礼の後、
小気味よい拍子の三味線の曲が始まると、
7人が立ち上がり、クイックな振りを交えたヒップホップ系ダンスを舞い始める。
和洋混合の不思議な群舞を展開した後、南を中心に6人がひざまずくように囲んで音楽がフェードアウトすると、
南が本舞台奥へと引き、6人が左右3人ずつに分かれて後ろ立ち姿での隊列を作った間を抜けて、
簪を差した日本髪に狐の面を着け、白無垢を両肩脱ぎにした正座姿の南が移動盆に乗って進み出てくる。
オペラ幕が閉まると南も立ち上がり、移動盆から下りてゆっくりと歩み、前盆へと入る。

後ろ向きに正座した姿で音楽を渡ってのベッドでは、狐の面を外して花道に置くと、
両ひざ立ちでの大きな手の振りから始め、腰をつくと身体を横に流した座り姿から伏せた姿勢を経て、
左手をゆっくりと差し上げる動きを重ねていく。
ついで上体を横に傾けての「L」のポーズを切ると、
両手を前で合わせての振りから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決め、白無垢を羽織りつつ立ち上がる。
花道先端で振り返るようにしての一礼から面を手に移動盆を追い掛け、乗ると、
後ろ立ち姿で白無垢を下ろし、ゆっくりと振り向いて両手を広げ、音楽終わりとなり、
静かな雨音だけが響く中、白無垢を羽織って面を着け、狐の振りを見せつつ銀幕の陰へと消えていく。


【フィナーレ/サンバ】
大きな頭立ち羽根飾りに輝く飾りがついたビキニ姿で、腕と腰にも飾りをつけたサンバスタイルで登場。
シルバーに光をはねるうちわを手に、華やかな群舞を本舞台いっぱいに広げながら展開していく。
混色の羽根飾りにコステイロ姿の南が登場すると、トリ自らMCを務めてのメンバー紹介。
さらに前盆から花道にうちわを振りつつ前進する中、客席上空から大量のラメの紙片が降り注ぎ、
最高潮を迎えたところで本舞台へと引いて、中央にて決めのフォーメーションを作って締めくくる。


(敬称略・観劇日:2018(平成30)年7月21日(土))

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