舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【川崎】

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 「11月結【川崎】レビュー」でお伝えしたものから、柏木由紀奈さんが1演目を差し替え、空まことさんが周年作の一部を「楽日スペシャルバージョン」にして披露した部分についてお伝えしておきたい。
 

(2)【柏木由紀奈
1・3回目を、去年「11月結【浜劇】レビュー」1回目でお伝えしている、
水色セーラー服姿でスタートし、ベッドでは難度の高いバランス技を見せる作品、
演目名「No Dream No Life」に差し替え。
 

4-(4)【空まこと
10周年作の演目名は「WHITE Matador」と正式に命名。
そして今週の「川崎」限定で行なってきた「特別マイクパフォーマンスバージョン」は、
楽日最終回に、さらに「スペシャル特別マイクパフォーマンスバージョン」となった。
 
 インタビュアー
   「本日は川崎ロック座楽日にご来場頂き、ありがとうございました。
    空まことさん、今日で出番は終了だそうですね?。」
 
 牛の妖精の神様【空まことさん】
   「そうなんです。10日間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」
 
 節目の周年週を締めくくる、このスペシャルな掛け合いに、場内からは大拍手が贈られたのだった。
 

(敬称略・観劇日:平成26年11月30日(日))

 3連休の中日、イベント対応で1回目から“オールダブル”進行となったものの、中堅・若手の実力派が顔を揃えた香盤ということもあって、ポラ列が伸びる伸びる。結局、全く巻くことが出来ず、2回目を“トリプル・トリプル・預かりなし”という、「川崎」としては究極とも言える「巻き進行」にして、ようやく17時29分終了の「定時」に戻す。
 

<オープニングダンスステージ>
 立ち見客がずらりと壁際を囲む賑わいの中で始まった「空まこと10周年記念イベント」は、まず空さんご本人による「オープニングダンスステージ」からスタート。共演の舞姫のみなさまも客席側から見守る。演目は「浅草『Trick or Treat 1st』」4景のダンスパートの“ひとり完全再演”である。
 
 ヴィヴァルディ作曲「四季」の「秋」に乗って、「浅草」からご本人が自ら借りてきた当時と同じ衣装で、軽やかにエレガントな舞姿を見せていく。群舞フォーメーション上、共演者による支えが必要な箇所については、いすや照明用フレームをつかんで自ら身体を保持しつつ舞っていく。
 途中で空さんが共演者を一人ずつ渡り歩いていくシーンでは、まるでそこに共演者がいるかような錯覚に陥るほどの見事な演技を見せた。3分44秒に渡る渾身のソロダンスを鮮やかに舞い切ると、大拍手の中、本舞台幕が閉まり、イベント準備のためしばし休憩時間に。
 

<イベント本編>
 ステージ上のスタンバイが完了すると、再び本舞台幕が開く。司会を務めるのは鈴木茶織さん(以下「ちゃお」さん)。まずは「開会宣言」から。
 
ちゃお
「只今より、空まこと姐さん10周年記念イベントを始めたいと思います。(場内大拍手)
 では、まこと姐さんに登場して頂きましょう。みんなで呼びますか?みんなで…」
 
 えっ?何って言って呼び込むの?というステージ上及び場内の空気を察して、ちゃおさんが慌てて提案する。
 
ちゃお
「まこと姐さん…?『空ちゃん』とかの方がいいですか?」
 
 大先輩に向けて「ちゃんづけ」という“規格外司会者”からの大胆な提案に、場内の観客も苦笑しつつ同意(笑)。
 
ちゃお
「じゃあ、『空ちゃん』でいきましょう。せーの、『空ちゃーーーん!』。」
 
 早くもクラッカーが鳴る中、空さんが、ちゃおさんが迎えようとした上手側ではなく、下手側から登場。“規格外司会者”の進行段取りに、早くも暗雲が立ち込める(笑)。
 
 続いてケーキに点された10本のろうそくの吹き消しイベント。ここで“ちゃお節”が再び炸裂する。
 
ちゃお
「ケーキにろうそくが点っております。これを姐さんに、『消火』して頂きたいと…。」
 
 「消防訓練かっ!」とばかりに、ステージ、場内ともに大爆笑。慌ててちゃおさんが言い直す。
 
ちゃお
「えっ?『鎮火』?」
 
 自らグイグイ傷を広げる司会者。さらに。
 
ちゃお
「消して頂くための、ミュージック、スタート!」
 
 …音楽が鳴らない。「ない!」と共演者からのツッコミをきっかけに、空さんが「強行消火」に打って出る。場内からはクラッカーでお祝い。「おめでとうございまーす!」と、つじつまは合わせた司会者。

 続いてシャンパンの開栓。柏木さんが手際よくホイルを外すなど途中まで開栓準備を進め、段取りを空さんに説明してボトルを手渡す。「ビール党」で知られる空さん。シャンパンはあまり嗜まないためか、顔を背けつつ、こわごわ、じりじり開栓していく。
 結果、「ズボッ」という鈍い音を立ててコルクは飛ぶことなく開栓。グラスに注がれ、乾杯の準備が整う。

ちゃお
「では、言ってなかったんですけど、れいな姐さん!乾杯の音頭をお願いします!」。
 
 “出たとこ勝負の場面対応”の無茶ぶりにも冷静に応じる松嶋れいなさん。さすがは“浅草トリシスターズ”の一員である。
 
松嶋
「まこと姐さん、10周年おめでとうございます!かんぱーーい!」
 
 多くの舞姫がグラスに口をつける程度で済ます中、恒例、「グイッ」とやっちゃう司会者。

 ここで観客からの花束・プレゼント贈呈タイム。下手側で空さんが受け取った花束を、共演の舞姫が花道に並んで前盆にリレー。あっという間にお花畑になった前盆で、記念写真の撮影が行なわれた。

 そして、お祝いのスピーチタイムへ。まず今週の共演者代表、吉沢伊織さんから。
 
吉沢
「代表スピーチを仰せつかって、誠に恐縮です。お姐さん、10周年おめでとうございます!(場内拍手)
 10周年は節目の年だと思います。ここまで頑張ってこられたお姐さん、きっとたくさんの思い出と、
 楽しいこと、うれしいこと、そして温和な姐さんなので、きっと見せないとは思いますが、
 つらいこともいっぱいあったと思います。姐さんが頑張って私たちのお手本としてきて下さったことは、
 応援さんだったり、お姐さんを慕う私たちがいるということが物語っていると思います。
 ステージではカッコ良くてキレキレなのに、普段はホンワカとしているギャップがたまらないお姐さん。
 ホンワカしているなぁと思えば、東洋のフィナーレダンスやステージの振りのことを
 私が頼って教えてもらったりしても、親切に的確に教えて下さったりしたことが、
 すごく印象に残っています。いつもホンワカしているようで、とても頼りになるお姐さんです。
 最後になりますが、これからも私たちのお手本として、そして『まこと姐さんワールド』を貫いて、
 お客さまや私たちを楽しませて下さい。お姐さんのいつまでものご活躍を、一同お祈りしております。
 本当におめでとうございました。」
 
 デビューが1年違いの吉沢さんからの、これまでの年月への思いを込めたお祝いのメッセージに、場内からも大きな拍手が贈られた。
 
 共演者からの花束、色紙、金一封が贈られた後、司会者が勢いよく振る。
 
ちゃお
「他にも、我こそは一言言いたいなっていう人、いますかー?」
 
 場内から手が上がる猶予も与えずに、続ける。
 
ちゃお
「じゃ、ちゃお!」
 
 …自分が言いたかったのね…。ちゃおさんからのお祝いスピーチ。
 
ちゃお
「まこと姐さん、このたびは10周年おめでとうございます。ちゃおが初めてお会いした時は、
 姐さんが7周年ぐらいの時にお会いしたんですけど、
 その時、その週で一番お姐さんだったのが、まこと姐さんで…ジュン姐さんだったかなぁ…?(場内笑)。
 まこと姐さんがその時、上で…という話をジュン姐さんにしたら…
 それはまた別の機会に話したような気がする…(笑)。
 そしたらまこと姐さんが、『一番上なんてーー!』みたいな感動をしていらっしゃった記憶があって…
 って思ったんですけど(笑)。『感動されてる!』と思って。
 今やまこと姐さんが10周年となって、最初から『何てすごいお姐さんなんだ』と思っていたんですが、
 ますます、まこと姐さんの存在はすごい大きくて、カッコ良くて、ステージもいろんなこと演っても
 全部すてきで、すごい憧れております。まこと姐さん、大好きです。これからもよろしくお願いします。
 末永く頑張って下さい。」
 
 
 そして、最後に空さんからのごあいさつ。
 

「本日はたくさんお集まり頂いて、ありがとうございました(場内大拍手)。
 先月、10周年を前に『浅草ロック座』でプレイベントを開かせて頂いて、
 その時は、大入り達成という試練を、本当に運良く、運が良かったという感じですけれども、
 達成させて頂きまして、それで無事、今週『川崎ロック座』で10周年を迎えることが出来ました。
 ありがとうございます。(場内大拍手)
 私のようなステージのスタイルで、ロック座で10年続けられたことは、本当に奇跡だと思っております。
 手拍子も出来ない、タンバリンも叩かせない、挙げ句の果てに、10周年の周年作でポーズも切らない、
 このようなステージをしても続けられたことは、本当に奇跡としか言いようがなく、
 応援して下さっている方がいるから続けられたのであって、本当に感謝しております。
 空まことは、みなさんが育て上げるモンスターです。みなさんが応援して下されば下さるほど、
 自分のやりたいステージを貫くことが出来るので、もし逆に応援されてなかったら、
 ただの変な人になっちゃうので、これからもよろしくお願いします。
 本日はどうもありがとうございました。」

 盛大な拍手が贈られる中、空さんが何度も礼をしながら本舞台幕が閉まり、30分にわたったイベントはお開きとなった。
 

「空まことさん、10周年、まことにおめでとうございました。これからも“ダンスモンスター”として、観る者の度肝を抜くステージパフォーマンスを演じ続けてください。そして『浅草』を進化させる表現の最前線に立ち続けてください。よろしくお願い致します。」
 
(敬称略・観劇日:平成26年11月23日(日・祝))
 空まことさん。2004年11月21日「新宿ニューアート」でデビュー。今となっては意外なことであるが、「浅草」初出演は遅く、デビューから3年となる2007年11月が初乗りであった。ところがその前、2007年4月の「ロック座マカオ」のこけら落とし公演に出演しているという異例の経歴を持つ。
 キレキレのクールなダンスやノリノリのヒップホップを、高速かつノンストップで踊り続けるダンサブルなステージは、観る者の度肝を抜くに十分なものであり、最近では、「浅草」がプロジェクター映像とのコラボなどにおいて新たな一歩を踏み出す時、その最前線には常に空さんの姿があるという存在感を見せている。
 
 デビュー10年目となる今年は、4月に作家でクリエーターのいとうせいこうさんが主催して開かれた「せいこうナイト」に出演、一般舞台でストの舞姫のダンスレベルの高さを見せつけたほか、10月には出演中の「浅草」で「プレ10周年イベント」となる「ルパン the サード」をセルフプロデュースするなど、活動の幅を広げていて、特に「浅草」では、「大入りを出す」と宣言して見事に達成するという奇跡を起こすなど、目が離せない舞姫のお一人である。
 
 そんな空さんが迎えた10周年の舞台は「川崎」。一ひねりも二ひねりもある空さんの周年作も含め、まずはステージの模様からお伝えし、2回目終了後に行なわれた「空まことデビュー10周年記念イベント」も稿を改めてご報告することにしたい。
 

(1)【空まこと
10周年の周年作1個出し。
ラップ調の洋楽男性ボーカル曲に乗って、バッファローのような白の角がついた白帽子に、
裾を白羽根が飾るシルバー飾りがついたフリンジつきトップス姿で、左手に白布を垂らして登場。
柔らかくアップテンポのバレエテイストを交えたダンスからスタートし、
すぐに閉まっていく本舞台幕の間を抜けるように花道から前盆に進んで舞い、
再び幕を開け、白布を花道に置くと、本舞台にてエレガントなダンスを見せる。
音楽をビートの利いた洋楽男性ボーカル曲に変え、白布を前盆に敷き置いて上手袖に姿を消すと暗転。
角つき帽子を外して髪を下ろし、身軽な姿になってのヒップホップ系ダンスで激しく舞い始め、
上手袖から顔のイラストがついた角つき帽子とマイクを取り出して、
インタビュアーが空に質問するというマイクパフォーマンスを見せる。
  インタビ「このたびは10周年、誠におめでとうございます。空まことさん、今のご感想は?」
  空まこと「感無量です!」
  インタビ「空まことさんの前世は、牛の妖精の神様だったんですね?」
  空まこと「はい、そうなんです。これからもよろしくお願いします!」
このような掛け合いを、地声と裏声を駆使して行なう。
上手袖に角とマイクを片付け、舞い続けつつ前盆まで往復してトップスを外すと、
本舞台上手に戻っていすに腰掛け、白ガーターベルトに白タイツ、白のシースルーベビードールに替える。
いすを本舞台中央に引き出すと座面に横たわり、座って身体を波打たせるような動きを見せてから、
音楽をリズミックなラップ調洋楽男性ボーカル曲に変えて花道に進み、
両ひざ立ちから横たわると、腰をついて両足を前に広げて伸ばした姿勢で、滑るように前盆へと入る。
 
ベッド前半、腰を下ろしてセクシータッチに身体をくねらせると、
両足を揃え上げてからゆっくりと開いていき、仰向けに横たわる。
ついで、腰を下ろした姿から両ひざ立ち、さらに四つん這いでうごめくように進め、
片手を横について両足を流す姿から、
音楽をビートを利かせながらややスローに歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変えてのベッド後半では、
腰をついての両足振り上げから、ラップ調の男性ボーカルが入ってくると立ち上がり、
白布を引きつつ本舞台に戻っていく。
本舞台中央のいすに白布を掛けると、その前に座っていすにもたれかかり、立ち上がると
いす周りを一周してから腰掛け、両足をくねらせるように静かに動きつつエンディングを迎える。
 

(2)【柏木由紀奈
2個出し。1・3回目は今週初出しで、演目名未定の新作。
ゆったり歌い上げていく洋楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“笑顔”が流れる中、
本舞台中央のいすに腰掛け、青の髪飾りに、胸に輝く飾りがついた青のカクテルドレス姿で登場。
曲がリズミックに展開すると、いすから立ち上がり、
本舞台にて、ふわりとしたターンを交えてのエレガントな一舞を見せる。
腰掛けたり立ち上がったりを繰り返しながら舞い、
いすに片手を掛けての「アラベスク」を見せて音楽を渡ると、
ピアノ伴奏に洋楽女性ボーカル曲が重なる音楽からアップテンポなインスト曲に変わると、
本舞台下手に移したいすに、「3年後」と書かれた白板を掛けると、
赤薄布を首に巻いてから、ターンを多用したダンスを見せていく。
さらに白板の文字を「5年後」に書き換えると、本舞台を直線的に方形に歩きつつ、
ドレスを脱いで、本舞台上手で白フリルがついたゴールドゴージャスドレスに替え、
羽根髪飾りを頭に当てつつ、大きくエレガントに舞う。
さらに「10年後」、音楽をリズミックな洋楽男女合唱曲にシームレスに乗り替わると、
淡い黄色の薄長布を羽織って花道まで歩み出た後、
ひざをついて周囲を見渡してから再び本舞台に戻り、ターンをしつつドレスを脱いでいく。
黒ブラに黒ショーツ姿に替わると、スローに侘しさを漂わせるインスト曲に乗って、
本舞台を寂しげに歩き回ると、本舞台下手でブラトップを外し、ショーツを下してから、
白板を裏返して「そして…」の文字を見せる。
ついで本舞台上手に移ると、スローに歌い上げていく洋楽男性ボーカル曲に変え、
腰を下ろしてから本舞台中央まで移動して立ち上がり、
花道でゆっくりと舞いつつ姿勢を下げていくと、横に展開しつつ前盆へ。
 
ベッドでは、腰を下ろしての動きから、両ひざ立ちで白レースフリルベッド着を羽織ると、
音楽をピアノ伴奏の洋楽男性ボーカル曲に変え、足を横に流しての手の振りから、
足を前でクロスさせた形に組み直し、両手を大きく広げた振りを見せていくと、
ゆっくり持ち上げていく「L」のポーズを切って立ち上がる。
そのまま前盆で片足を曲げ上げての「アラベスク」風ポーズを決め、
花道をターンしながら本舞台に戻ると、両手を構え上げての立ち姿で締めくくる。
 
2・4回目は、去年「4月頭【川崎】レビュー」で第1作「ゆきなん おいらんになれるのか!?」、
11月結【浜劇】レビュー」で第2作「ゆきなん おいらんになれるのか!?Ⅱ」とお伝えしてきたシリーズの
第3作、演目名「ゆきなん おいらんになれるのか!?Ⅲ」。
アップテンポな邦楽女性ボーカル曲に乗って、
ゴールドスパンコールが飾るトップスに黒パンツ、スニーカー姿で、
ヘッドホンを頭に着けての前盆板付きからスタート。
暗転中からヒップホップ系ダンスを踊り、本舞台に戻って一舞すると暗転して袖に引く。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲に変え、ゴールドトップスを脱いでベージュのトップスに替えると、
アクティブなダンスを本舞台から前盆を行き来しつつ舞い、
前盆でポーズを決めたところで電話の着信音が鳴る。
音楽がアップテンポの洋楽女性ボーカル曲に変わると、本舞台までスマホ片手に踊りつつ引き、
トップスとパンツを脱いで本舞台下手のいすに腰掛けると、
髪をまとめ、白と桃色の長襦袢を羽織って銀色の帯を締める。
さらにテーブルに置いてあった“潤滑剤”を秘所に塗りつけると、前盆へと駆け込む。
 
笛の音が響くゆっくりとしたインスト曲に音楽を変え、銀帯を締め直したと思うと、
立ち上がって帯を解いて花道に置き、再び前盆に戻って横たわる。
ピアノ伴奏でスローに歌う洋楽女性ボーカル曲で、長襦袢の前を開き、
仰向けで腰を突き上げる動きから、四つん這いを経て横向きに伏せた姿へと動きつつ進め、
「両手後ろつき仰向け伸身」での腰上げを見せて、長襦袢を抱えて横に転がりながら本舞台へと戻る。
立ち上がるとターンを重ねてから長襦袢を袖に片付けると、いすに腰掛けてうたた寝を始める。
すると再び電話の着信音が鳴り、音楽がリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳仏題“レ・ミゼラブル”に切り替わると、
白の細かい模様が散る白襟の長襦袢を羽織って前盆へと駆け入り、
「片足伸ばし上げでの横開き」や「スーパーL」のポーズを切ると、
「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で腰を激しく上下にあおる動きなどを見せ、
再び「片足伸ばしでの横開き」のポーズから、
「両肩支え逆立ちでの両足伸ばし上げ」から両足をかき混ぜるように動かす。
さらに腰を下ろしてお尻でくるくると回転してから後転を決め、
本舞台に駆け戻ると、ターンを重ね、「両手片足つき片足振り上げ」のポーズで決めるエンディングへ。
 

(3)【鈴木茶織
2個出し。1・3回目は、去年「7月結【新宿】レビュー」でお伝えし、
最近では「11月中【東洋】レビュー補遺」でご報告している作品、演目名「ちゃおセレクションⅠ」を続演。
 
2・4回目は、「9月結【新宿】レビュー」からお伝えしているアクティブな作品、
演目名「チャスタウェイ」を続演。

(4)【ALLIY
2個出し。1・3回目は、澄んだ女声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲にて、
ゴールドラインが通る淡い青のベッド着で、前盆に伏せた姿での板付きからスタート。
起き上がってゆっくりと舞いつつ、「片ひざつき片足後ろ伸ばし」で両手を波打たせるような振りから、
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」のポーズを切って、ゆっくりと本舞台に歩き戻る。
音楽をリズミックに歌い上げていくアニメ関連の邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化題名“光を分散・屈折・反射させるための、ガラスなどの透明な媒質でできた多面体”に変え、
本舞台にて、歌詞の内容を抽象的な振りに置き換えた、クリアな印象を残すダンスを一舞してから前盆へ。
前盆で腰を下ろし、ついで立ち上がってのアクティブなダンスを見せてから、
後ずさりで本舞台に戻ると振り返り、片手を顔の前にかざす振りで音楽を渡る。
ピアノ伴奏でスローに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Blue Sky of astonishing height”に音楽を変えると、
本舞台下手で腰を下ろしては立ち上がりながら、大きくさわやかに舞ってみせる。
本舞台で倒れるように伏せると、力なく花道に腰を下ろし、
ベッド着の前を開いて立ち上がってから、再び本舞台で柔らかく舞っていく。
本舞台上手のいすにもたれかかると、
音楽をピアノ伴奏で歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英・邦題“Ours 明日”に変え、
オレンジの花が咲く白薄布髪飾りを着けてから、同柄のロングドレス風ベッド着に替えると前盆へ。
 
ベッドでは、立ち姿での手の振りから「Y字バランス」を見せ、
ベッド着の前を開いての「アラベスク」から着地すると、
上げ足曲げの「横開き」や「シャチホコ」のポーズを決める。
腰をついた姿勢で、歌詞に合わせた振りを見せながら立ち上がり、
本舞台に戻ると、両手を広げた立ち姿でのラストシーンへ。
 
2・4回目は、「7月中【浜劇】レビュー」でお伝えしている、
特徴的な振りや動きが印象的な作品、演目名「NOLZA」(ノルジャ)を再演。
 

(5)【吉沢伊織
1・3回目は、去年「12月中【浜劇】レビュー」でお伝えし、
その後「2月結【仙台】レビュー」でもご報告した“冬が来れば思い出す”作品、演目名「冬物語」を再演。
 
2・4回目は、「9月結【新宿】レビュー」1・3・4回目と
10月中【東洋】レビュー」でお伝えした作品、演目名「鶴の恩返し」を続演。
 

(6)【松嶋れいな
イタリア語で「透明な」という意味の単語「trasparente」が演目名の優美な作品。
荘重なオーケストラ曲に乗って、白シャツにグレーのチョッキを重ね、
サイドに黒ラインが入ったパンツに黒燕尾服を着用した姿で登場。
音楽に洋楽男性合唱曲が入ってくると、メリハリをつけたクールでダイナミックなダンスを一舞。
暗転で袖に引き、ピアノとハープがゆったりと奏でるインスト曲で明けると、
黒の羽根髪飾りにシルバー飾りがついた黒ビスチェ、白の裾広がりロングスカート姿に替え、
しなやかな手の振りで見せるエレガントな舞いを静かに本舞台にて舞っていく。
音楽終わりで暗転、袖に引き、
バイオリンとハープが静かに奏でるインスト曲「アヴェ・マリア」で明けると、
胸にシルバーの輝く飾りがついた白のロングドレス風ベッド着に替え、
本舞台から花道をしっとりと舞いつつ前盆へと進む。
 
ベッド前半、ゆっくりとした柔らかい腕の振りで見せていく立ち姿にて進め、
「両ひざ立ち」から「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で両手を広げて上体をゆっくりと回し、
横座りの姿勢で腰を下ろすと、「スーパーL」や「横開き」のポーズを切り、
伸身での仰向けから、ひざを抱えた姿で音楽を渡る。
ゆったりと澄んだ声で歌っていく洋楽男女ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半、
ひざ立ちからの「横開き」や「片ひざつき片足後ろ伸ばし」で両手を組んで差し上げてみせて立ち上がる。
両手を大きく広げつつ花道をゆっくり歩いて本舞台に戻り、
しっとりとした立ち姿での一舞を見せ、
音楽の盛り上がりとともに大きく本舞台下手、上手へと展開してのエンディングを演じていく。
 
 
(敬称略・観劇日:平成26年11月23日(日・祝))
 ストのステージは、「ダンス」「ベッド」「立ち上がり」という大区分で構成されていることが多い。まず本舞台や花道、前盆でのダンスや演技を展開した後、前盆入り。「ベッド」は「前盆において『寝た』姿勢で演じる」ことがその語源になっているように、その多くが腰を下ろして、あるいは横になった姿勢で演じられる。そして文字通り「立ち上がり」、前盆を出て花道を戻り、本舞台で締めくくる。これがいわば「ストの基本形」ということになる。
 この区分は、観客にも無意識のうちに共有されている。「拍手のタイミング」に関係しているからである。通常の拍手タイミングは、「ステージ開始時」「暗転・明転時」「音楽終了時」「出ハケ」、そして「前盆入り(=ベッド開始時)」「立ち上がりの一礼時」「ステージ終了時」という流れを描いている。つまり観客も、「ここからがベッド」「これで立ち上がり」といった節目を意識しながら拍手を贈っているとみることができるのである。
 
 ところが「例外のない規則はない」というように、この流れ通りには構成されていない作品も少なからず存在する。「ベッドからスタート」したり、「前盆入りしたかと思うと本舞台に戻り…を繰り返し」たり、「ベッドでも踊り続け」たり…。こういった作品では、特に初見時に拍手タイミングに戸惑ったり、何度も拍手をしてしまったりしてしまい、観終わって初めて「なるほど…こういう構成になっていたのか…」と全体像が判明することになる。
 もちろん、こうした作品構成がそのまま優劣や巧拙になるということではない。基本形に忠実な作品には「安心して拝見できる」という良さがあるし、構成をひねった作品では「意外性を楽しむ」というおもしろさがある。こうした違いが「演目多様性」を生み出し、ストの舞台を豊かなものにしているのではないだろうか。そんなことを考える作品に出会った11月頭の「川崎」1・2回目を観劇。
 

(1)【水沢美波
関東では初お披露目となった1周年の周年作、演目名「金魚」。
三味線が鳴るインスト曲に乗って、赤の薄布髪飾りを着け、金の箔がついた赤のミニ着物姿で、
赤の扇子2本を手に、本舞台を下手へ上手へと動き、飛び跳ね、座りと軽やかに舞ってみせる。
前盆まで進み、扇子を前で横に構え、ついで後ろに構えてつま先立ちで本舞台に戻ると、
ひらひらと動かしつつの一舞で暗転、袖に引く。
ゆったりと歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Goldfish Fireworks”で明けると、
胸に大きな赤リボンがついた赤薄布ドレスで、水の中を泳ぐようにフワフワと舞いつつ前盆へと駆け入る。
腕を広げてドレスの裾を持ち、金魚がひれや尾をひらひらさせながら泳ぐような舞姿を見せると、
再び本舞台に戻り、ついで花道で展開していく。
音楽をアップテンポなラテンメロディの洋楽女性ボーカル曲に変えると、
ドレスを大きく広げながら前盆まで往復し、本舞台に戻って思い切りよく脱ぐと、照明を残して袖に引く。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲に音楽が変わると、
緑や青、黄、ピンクの球が上手袖からいくつも転がり出てくると、
その後を追うように、赤レースベッド着姿で金魚鉢を手に登場し、前盆へと進む。
 
前盆で金魚鉢を傍らに置き、仰向けから四つん這いの姿勢で片足を跳ね上げるように動くと、
いったん花道から本舞台まで引き、球と少しばかり戯れ、花道で仰向けになって手足をばたつかせる振りから、
花道の前盆際に座り、回ってくる金魚鉢にゆっくりと手を伸ばしていく。
音楽がピアノ伴奏の邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“人工星空投映機”に変わると、
再び前盆で、両ひざ立ちから「3点支持」「横開き」「スーパーL」のポーズを、
手足をひらひらと泳がせながら切っていく。
両ひざ立ちで金魚鉢を差し上げての「スワン」のポーズを決めて立ち上がり、
鉢を見詰めた後、掲げ上げながら本舞台に駆け戻り、
ターンを下手から上手へと重ねてから、鉢を差し上げてニッコリと笑ってのラスト。
 

(2)【瀬能 優
9月頭【新宿】レビュー」でお伝えした、「川崎」ブログによれば演目名「サンバ」を続演。
独特の“フワフワ”としたステップを見せつつ、ほぼノンストップで踊り続けるダンスパートと、
濃厚な“瀬能ワールド”を描き出すベッドパートの対比が実に見事な作品である。
 

(3)【豊田せりか
1回目は、去年「4月結【川崎】レビュー」でご報告した作品、演目名「バーレスク」を再演。
劇場頻出モチーフを、豊田らしいクールで優雅、そしてキレキレのダンスで演じる。
 
2回目は、1曲目の衣装にちなんだ作品名称の演目名「マント」。
リズミックに三味線が鳴るインスト曲に乗って、
折り返した裾の黒裏地が表地の赤と好対照を成すお引きずりに黒帯を締め、
黒レースのロングマントを羽織った姿で、前盆板付きからのスタート。
あでやかに舞いつつ本舞台に戻ってマントを外すと、
時にターンを交えてクイックに、時にしなやかな腕の振りでのしっとりとした舞姿を見せる。
音楽をリズミックな洋楽男性ボーカル曲に変えると、
帯を解き、しごきを飛ばし、腰ひもを抜いて赤長襦袢を脱ぐと、
黒チョーカーを着け、シルバートップスの上に輝く飾りがついた黒ケープを重ね、
黒の超ミニスカートに黒ニーハイ編み上げブーツ姿で、クールでシャープなダンスを、
本舞台から前盆に掛けて往復してから、本舞台でトップスを外し、
1曲目で羽織っていた黒マントを再び身につけると、激しく舞いつつ前盆まで進む。
 
音楽を、ピアノ伴奏で静かに歌い上げていく映画主題歌の洋楽女性ボーカル曲、
強制翻訳邦題“空が落ちていく”に変えてのベッドでは、
立ち姿から腰を下ろし、マントのフードをすっぽりかぶると「L」のポーズを切ってみせる。
さらに上体反らしでフードを外すと、ゆったり「横開き」のポーズを決めてから、
腰をついて両足を浮かせると両手を広げ、手足を浮遊させるような動きを見せていく。
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」から「片ひざつき片手差し上げ」への連続移行ポーズを決めると、
片ひざをついた姿で音楽を渡る。
音楽を、スローに歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変え、立ち姿でゆっくりと舞うと、
マントを振り広げながらターンを重ねて本舞台に引き、マントを外して本舞台上手のいすに座る。
ブーツを脱ぐと、音楽がアップテンポに切り替わり、黒シャツを羽織って再び前盆へと進む。
「スーパーL」や「片手後ろつき両足揃え伸ばし」のポーズを切ると、
両ひざつきで両手を差し上げてからの後転や「開脚大旋回」の動きから、
「片足片肩つき片足斜め差し上げ」や「シャチホコ」「片足片手つき片足振り上げ」のポーズを決め、
「片足上げブリッジ」を架けて立ち上がる。
息つく暇もなくノンストップで駆け抜けながら、本舞台に戻ってラストを決めてみせる。
 

(4)【小野今日子
10月頭【浜劇】レビュー」でお伝えした作品、演目名「ボカロ」を続演。
持ち味の一つである、堂々としたダイナミックな演じぶりが遺憾なく発揮される、
“The小野今日子”といった印象の作品となっている。
 

(5)【木村 彩
8月中【栗橋】レビュー」でご報告している、「川崎」ブログによれば演目名「Flower」を続演。
ドレスの柄や髪飾り、振りなどで随所に「花」をイメージさせながら、静かにしっとりと舞ってみせる。
 

(6)【赤西 涼
2個出し。1回目は、「9月頭【浜劇】レビュー」2・4回目でお伝えした作品、
演目名「Marshmallow day」を続演。
全編にわたってお気に入りのアーティストの曲に乗っての演技ということもあり、
“ほっぺスマイル”がまぶしいほど輝いている。
 
2回目は最新作、演目名「Rocks!」。
ワイルドタッチのロック系洋楽男性ボーカル曲で、前盆板付きにてスタート。
Gジャンに赤布を腰に巻いた黒ミニスカート、
輝く飾りがついた黒レッグカバーと黒レースグローブを着けた姿で、
勢いのあるアクティブなダンスを、本舞台に戻り、さらに再び前盆まで往復しつつ一舞。
本舞台中央にて仁王立ちで音楽を渡ると、リズミックに無機質な音が響くイントロの洋楽女性ボーカル曲で、
ロボットムーブで腕を上げ、前屈、後屈の動きを見せた後、Gジャンを脱ぐと、
カップレスブラのトップに替えてロボットダンスでスタートし、
いったん普通の振りを入れてのダンスを見せた後、前盆へ。
 
ここでもロボットムーブでのひじの曲げ伸ばしや前屈などを見せてから、
両ひざつきで右手を差し伸ばした姿で音楽を渡る。
ピアノがメロディアスに弾き始め、ドラムがリズムを刻んでいくインスト曲でのベッド前半、
足を組んでの座り姿勢で、ゆっくりと腕を伸ばし、曲げ、前で合わせると、
両足をM字に開いてからクイックな動きで両ひざ立ち姿勢に変わる。
さらに、ふいに勢いをつけて上体を起こし、ついで両手で前盆を叩くなど、緩急をつけた動きで見せていくと、
両ひざ立ちでの上体反らしから横座りに開き、「片ひざつき片足横伸ばし」の姿勢へ。
音楽がリズミックな洋楽男性ボーカル曲に変わってアクティブに動き始めると、
「横開き」から、やや前傾しての「横開き」のポーズを切って立ち上がる。
ステップを踏んで舞いつつ、花道にて両ひざつきで展開し、
再び前盆に戻ると、アクティブなダンスを力強く舞ってから
「両手片足つき片足振り上げ」から「シャチホコ」「スーパーL」「L」のポーズを連続で決めていく。
本舞台に戻り、大きなアクションのダンスを一舞して花道に出てから、ターンを決めてのエンディングへ。
 

 3連休最終日、1・2回目は20〜30人ほどの入りで推移しつつ、ポラ列は結構な長さになるという、ほどほどに“熱い”場内。進行もダブルなどにせずともほぼ定時で進み、観劇側としては過ごしやすい環境に後ろ髪を引かれつつ、一足お先に劇場を後にすることにした。
 
(敬称略・観劇日:平成26年11月3日(月・祝))
 10月4日(土)2回目終了後、「川崎」にて「黒崎優9周年記念イベント『ネターソニック2014』」が開催された。
 
 劇場でのイベントというと、ファン有志が企画・段取りをつけるのが通例である。そんな中、この日行なわれた上記イベントは、お客さんに負担を掛けずに楽しんでもらいたいと、黒崎さんご自身がセルフプロデュースするという珍しい形態での実施となった。これも黒崎さんならではの“サービス精神”ということであろう。タイトルの「ネターソニック2014」、どこかで聞いたことがあるような気もするが、それはさておき、何かが起きるに違いないと、場内いっぱいの賑わいで2回目フィナーレ終了後の開演を待つ。
 
 イベントは、投光スタッフによる「それではこれより『黒崎優9周年記念イベント・ネターソニック2014』を始めます」との開会宣言からスタート。
 
 閉まった本舞台幕を割って、緑の全身タイツにコーラの空き缶で出来た甲羅(コーラのこうら(笑))を背負い、亀の頭のかぶりものをかぶった「川崎」名物の亀が、ノッソノッソと這い出してくる。顔が見えないのに、この亀こそ本日の主役、黒崎さんであることは誰の目にも明らかで、早くも場内から笑い声が上がる。花道まで進むと、ポトリポトリと器用に“卵”を産んでみせる。
 
 すると、着物姿のやんちゃな子役として鈴木茶織さんと小宮山せりなさんが登場。亀を見つけると「うわっ、気持ちわりーい!」「臭っせー!」などとイジメ始める。さらに「おっ、これ、かぶってんじゃねーか」と無理矢理、亀のかぶりものを脱がしてしまうと、キョトンと亀のような顔をした黒崎さんが現れ、さらなる笑いを誘う。それに誘われ笑いをしつつ、鈴木・小宮山の両名、「おぅ、乗っちゃおうぜ」「2人乗り、昔を思い出すなぁ」など、比較的素に近い“ヤンキーぶり”(の演技?)を発揮して、お姐さんにも関わらず、亀にまたがって乗り回す。
 
 そこに、着物にパッチ姿の灘ジュンさん扮する“浦島ジュン太郎”が登場。亀を助けると、お礼に亀は背中に浦島を乗せて“竜宮城”へと向かう。幕が開いて、「9周年おめでとう」の横断幕が掲げられた本舞台へと浦島を連れて行くと暗転。
 
 “竜宮城”での出し物として、大友輝さんの自演目2曲目が流れ始めると、衣装もそのままに大友さんが登場。踊り始めると、ペンライト2本を持った“黒崎オヤジ”が「ピンク隊」も真っ青のヲタ芸を披露して声援を送る。さらに我慢ならず大友さんにオヤジが抱きつくと、ハケて暗転。
 ついで鈴木茶織さんの自演目「チャスタウェイ」1曲目の音楽とともに、馬にまたがって登場する冒頭シーンがスタートする。が、暗転して明けると、前盆にて馬のかぶりものをして自らニンジンを持つ黒崎さんに、鈴木さんが馬乗りになってポーズを取る光景が現れる。音楽がロックンロールな2曲目に変わると、鈴木さんがニンジンで“黒崎馬”をおびき寄せながらの鬼ごっこを展開しながら本舞台や花道を走り回りつつ袖に引き、暗転。
 
 明けると、「はーい、みなさーん!」と「いおりん」の顔写真をかざした“ニセ沢伊織”さんが登場。「いぇいいぇい!」との恒例の掛け声に場内が応えると、強制翻訳邦題“超音波舞踊”が掛かり、「私が本物なんだけどっ!」と、スペシャルシークレットゲスト、吉沢伊織さんがハゲヅラに黒縁ビン底メガネ、手にピコピコハンマーを持って登場し、“ニセ沢伊織”さんに“おもしろ対決”を挑む。
 オヤジスタイルで黒崎さんに激しく絡む吉沢さん。黒崎さんからの「おもしろかったと思う人」との問いに、場内から大きな拍手が送られる。
 ついで黒崎さんの番。アフロヅラに祭り半纏を羽織って、「ヘイヘイホー」と歌ってみせるが、「おもしろかった人」との問いには、若干まばらな拍手(笑)。挽回しようとさらなる“ニセ沢”攻撃を繰り出す黒崎さんだが、吉沢さんからの「すごい、スベってるよ…」との心配の声。「オチとか決まってないの?」との問いに、やむを得ず「いぇいいぇい!」でごまかしてハケると、暗転。
 
 「燃える闘魂」でおなじみの某参議院議員プロレスラーのテーマ曲、強制翻訳題名“Flameの戦士”が流れ始めると本舞台幕が開き、「黒崎優、いきまーす!」の掛け声とともに、黒崎さんが「白組」、天河はるひさんが「紅組」の代表になっての「紅白全裸騎馬戦」の戦いの幕が切って落とされる。激しい戦いの後、紅組の帽子を黒崎さんが取ると、「おめでとう」の垂れ幕が現れ、試合終了。
 黒崎さんをセンターに並び、「みなさま、以上をもちまして…」と言い始めると、投光スタッフが「×印」を送り、いったん暗転。
 
 再び黒崎さんをセンターに登場。
 
黒崎
「9周年イベントとして、私が主催する『ネターソニック2014』、いかがだったでしょうか?」
 
 場内からは大きな拍手が贈られる。続けて、
 
黒崎
「初出しで、ぶっつけ本番だったので、結構、失敗しているというか、グダグダになったところも
 かなりあったんですけれども、もっと吉沢伊織のモノマネも…」
 
とのコメントに割り込む大きな声。
 

「ちょっと、まったー!!!」
「優ちゃんのあいさつの途中ではありますが、
 ここからは9周年お祝いイベントで進行させて頂きたいと思います。」
 
 場内からは割れんばかりの大拍手。
 

「みなさま、クラッカーの準備は大丈夫でしょうか?優ちゃん、9周年おめでとうございまーす!」
 
 その声に合わせてケーキを吹き消すと、クラッカーで祝砲を鳴らす観客一同。出演メンバーからの花束やプレゼント贈呈に続いて、観客のみなさんからも花束やプレゼントが次々と贈られる。前盆がお花畑になったところで、灘ジュンさんからのお祝いの言葉。
 

「優ちゃん、9周年おめでとうございます。こんなに温かい雰囲気の中、ネターソニックが出来て、
 どうでしたでしょうか?」
 
黒崎
「本当にメンバーのみなさまに本当に感謝で、伊織姐さんがまさか来てくれるなんて、本当に思ってなくて、
 びっくりしましたね。」
 
 …若干、棒読み気味に聞こえたのは、筆者の気のせいだろうか。
 

「びっくりしましたね。私は憧れている人がいまして、お笑い芸人の江頭2:50なんですけど、
 優ちゃんを見ていると、すごいかぶる部分が多くて(場内爆笑)、物怖じしないところとか、
 突っ走るところとか、全力で取り組んでいく姿がそっくりで、
 私は江頭と優ちゃんをリスペクトしているんですけど。
 今回も一緒にネターソニックに携わることが出来て、本当に光栄に思っています。」
 
黒崎
「本当に、ありがとうございます…。」
 

「そしてみなさん協力して頂いて、すごい優ちゃんが愛されているのも、すごい感じながら、
 一緒に今回の準備をしてきたんですけれども、これからもみんなに愛される踊り子さんでいて欲しいことと、
 優ちゃんを支えてくれる偉大なお客さまを大切に、感謝して、これからも頑張って下さい。
 おめでとうございます。」
 
 そして“イベント主催者”からのごあいさつ。
 
黒崎
「ご来場のみなさま、本当に今日は『ネターソニック』、そしてまさかのイベントがあるなんて、
 わかっていたような…(場内大爆笑)。本当にどうもありがとうございます。
 メンバーの方々に本当にいろいろ助けられて、『ネターソニック』と『9周年のイベント』を
 一緒にこのショーをやることが出来て、本当に心から幸せすぎて、とても幸せ者です。
 そして劇場の方々、スタッフの方々にも、お時間を頂いて、いろいろと照明などを作って下さったり、
 本当にありがとうございます。これから9周年を迎えて、10年までに江頭2:50のように、
 突っ走って、突っ走って突っ走って、怒られても突っ走って行きたいと思いますので、
 どうぞみなさま、ついてきて下さい。よろしくお願い致します。本当にどうもありがとうございました。」

 この後、お花畑になった前盆での記念写真撮影が行なわれ、トータル開催時間30分に及んだ祭典は幕を閉じた。もちろん、本舞台幕が閉まる最後の最後まで、黒崎さんは恒例の「コマネチ!」のギャグで笑わせてくれたのだった。
 

「黒崎優さん、9周年おめでとうございました。これからも『舞姫・黒崎優』の芸域の広い本格的舞台に期待させて頂くとともに、『ネタ芸人・黒崎優』としての活躍で、劇場を明るく楽しく盛り上げていってください。」
 

(敬称略・観劇日:平成26年10月4日(土))

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