舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【川崎】

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 「川崎初日ルール」と一部で呼ばれていた慣習があった。これは「『川崎』の初日は1・2回目を同演目にしなければならない」というもので、投光さんが照明をきちんと作るための措置だったそうである。
 舞姫が「2個出し」の予定でも3回目までは2個目の作品は出せず、観客側も2回目までの間に劇場を出ると、1作品しか見られないという不満の声も聞かれないわけではなかったが、ステージを大切にする「川崎」らしい慣習であったように思う。
 しかし、少し前に初日を観劇した方から、このルールがなくなり、初日から1・2回目で違う作品が演じられるようになったとの情報を頂いた。久しく「川崎」初日に伺う機会がなかった筆者だが、この日は久しぶりにその機会を得て、確かに「ルール」が撤廃されていることを確認することが出来た。だからというわけではないが、1・2回目を観劇。


(1)【板野 舞】
1回目は、リズミックな邦楽女性グループ曲、強制翻訳邦題“真桑瓜汁飲料”に乗って、
ポニーテールにひまわりの髪飾りを着け、白フリルがついたシルキーな淡いスカイブルーミニドレスに
白ブーツ姿での“ブリブリ系”ダンスを本舞台から花道で一舞。
上手袖に引き、音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化題名“パ+小麦粉に卵・牛乳などを加えて平たく焼いたケーキ”に変えると、
輝くシルバー飾りがついたオレンジ色のレースセパレートに替えての“元気系”ダンスを
本舞台から前盆に掛けて舞っていく。
「パン」の歌詞に合わせて前盆かぶり客と両手を合わせて「パン」と打ち鳴らす遊びも楽しい。
暗転で袖に引き、リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳題名“Cherry Blossom愛”で明けると、
左肩と右手首に淡いオレンジ色のレース飾りがつき、裾から右手首に長薄布がつながる
オレンジ色ロングドレス風ベッド着に替え、しっとりとした大きな振りを見せつつ前盆へと進む。

ベッドでは立ち姿でゆったりと舞いながらベッド着の前を開き、腰を下ろすと、
音楽をややスローに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“あなたは…だった”に変え、
身体を横に倒してから「L」のポーズを切り、仰向け片ひざ折りの姿から、
再び横向きに身体を起こして「L」のポーズを決める。
ついで両ひざ立ちから「片ひざつき片ひざ立ち」の姿で静かに舞っていき、立ち上がって前盆で一礼すると、
ゆっくりと花道を歩み戻り、本舞台で振り向いてのラストへ。

2回目は、去年「11月結【新宿】レビュー」でお伝えしている、
荘重なオーケストラ曲に乗って、白のベネチアンマスクを着けたロングドレス姿で始める作品を再演。


(2)【空まこと】
1回目は最新作、演目名「埴生の宿」。
ギター伴奏でスローに歌っていく、演目名にもなっている邦楽女性ボーカル曲に乗って、
青の花髪飾りとヘアバンドを着け、黒の光沢地に赤や青の模様が入った振袖に白のしごきを結び、
根元にレースの白長布を巻いて垂らした榊を手に登場。
榊を前盆に置くと、本舞台に戻って三つ指をついての座礼から、起き上がって優雅に舞い始め、
前盆に進んで榊を両手に分けると本舞台に戻り、場内を清めるかのごとく榊を振るいながら舞っていく。
本舞台上手でしごきを解くと、フリルがついた白モンロードレスの上に振袖を羽織った姿で
音楽を弦楽器によるインスト曲に変え、本舞台から花道にて振袖を大きく振り広げながら舞い、
さらに羽織った振袖に美しいらせん模様を描かせながらのターンを重ねていく。
音楽のアクセラレートとともに舞いぶりも加速。本舞台上手に振袖を脱ぎ置くと、
中央で上方に片手を差し上げた姿で音楽を渡る。
三味線が鳴るインスト曲に音楽を変えると、
本舞台で軽やかに飛び跳ねるようなステップのダンスを見せて花道へと進み、
腰を下ろしてベッド着の前を開くと、さらに舞いつつベッド着を花道に置き、
いったん本舞台に転がるように戻ってから、横に転がるように花道から前盆へと進む。

ベッドでは、髪を振り散らしながら、ノンストップで身体をひねるような舞姿を見せ、
前盆に伏せた姿で、音楽をピアノ伴奏で歌っていくカバーバージョンの邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“The Other Side of Good-bye”に変わると、
ゆっくり起き上がり、「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で大きく上方を仰ぎ見るように動いて倒れ込み、
ベッド着を羽織ると、ひざ立ちでの大きな手の振りでの舞を見せて立ち上がる。
花道でいったん立ち止まって本舞台に戻ると、両足を大きく開いた立ち姿から
しっとりと舞いつつ再び前盆に駆け込み、「横開き」のポーズを3方向に向けて連続で切ってみせる。
ベッド着を脱いで右手で振りつつ本舞台に戻り、前後に大きく両足を開いた立ち姿で締めくくる。

2回目は、平成24年「3月頭【川崎】レビュー」でご報告して以来、
およそ3年ぶりとなる演目名「Lady Zebra」。
エレガントなダンスからヒップホップ系ダンスまで、自らタンバリンを打ち鳴らすシーンを交えながら舞い、
演目名にも関連するゼブラ柄のベッド着で演じていく“空テイスト”満載の作品。


(3)【浜野 蘭】
1回目は壮大なオーケストラ曲に乗って、ゴールド飾りがついた白のアラビアンセパレートに、
白薄布を羽織るように持って、振り広げながら大きく一舞。
音楽をアラビアンテイストの男女ヴォカリーズや合いの手が入る洋楽曲に変えると、
薄布を置いて、ヒップスライドなどアラビアンテイストの振りを交えつつ前盆へと進み、
アクティブなダンスを披露していく。
「3点ブリッジ」を架けて立ち上がり、本舞台に戻って薄布を手に一舞すると暗転、袖に引く。
リズミックな洋楽男性ボーカル曲で明けると、ネオンイエローのセパレートに、
両手首から同色の細長布を下げ、白のニーハイブーツ姿で、
大きく布を振りつつ本舞台と前盆を往復しながら舞っていく。
音楽をワイルドタッチなインスト曲に変えると、
本舞台にて細長布を頭上などで大きく振り回して見せた後、
下手でシルバーチョーカーからビーズチェーンがつながるネオンイエローのロングスカートのベッド着に替え、
中央で床に頭が着かんばかりの「レイバック」を裾を広げながら決めてから前盆へ。

ベッド前半、立ち姿から緩急をつけた振りを見せながら、
両ひざ立ちの姿勢を経て腰を下ろし、上方を振り仰ぐ姿で音楽を渡る。
ややスローにエレキギターやトランペットが鳴るインスト曲に音楽を変えると、
仰向けでの両足振り上げから、いったん起き上がり、ついで伏せた姿で音楽を渡る。
ワイルドテイストにビートの利いたインスト曲でのベッド後半では、
腰をついた姿から両ひざ立ち、再び腰を下ろしての「片ひざつき片手差し上げ」「スーパーL」
「シャチホコ」「スワン」などのポーズを切って、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
ベッド着を後ろ手に広げながらターンを重ねての立ち姿でのエンディングへ。

2回目は三味線と笛の音が響くインスト曲に乗って、白襟緋長襦袢姿で前盆板付きにて腰を下ろした姿で登場。
立ち上がるとすぐに暗転して袖に引くと、音楽をスローにビートを利かせた邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化題名“上位の吉原遊女”で明けると、
赤、青、銀の髪飾りを着け、黒地に白や赤の花が咲くお引きずりに黒の俎板帯、
青の打掛を重ねた姿で、本舞台中央に座ってキセルをふかす花魁が登場。
気だるく悠然と舞い、青打掛を下ろしてさらに一舞。
音楽終わりで本舞台袖に引き、スローなシンセサイザーに弦楽器の音が重なるインスト曲に音楽を変えると、
白地に黒の模様が入った左半身が黒地の長襦袢風ベッド着に、赤のしごきを締め、
ゆったりとした動きで左肩を下ろした姿を作って前盆へと歩み入る。

ビートの利いたインスト曲に変えてのベッド前半、立ち姿でセクシーに身体を波打たせると、
腰を下ろし、立てた人差し指を唇に当てるような色っぽい姿から、
「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で上体を反らせてから腰を上下させ、
さらに「アメリカンバック風」の姿で、ついで両ひざ立ちで腰を激しく動かしてみせる“仮想情交”を演じてみせる。
音楽をアップテンポでビートを利かせた洋楽女性ボーカル曲に変えてのベッド後半では、
「スーパーL」や「横開き」のポーズを切ると、うつ伏せで場内を舐め回すように視線を送り、
「スワン」のポーズを決めると立ち上がる。
前盆で深い「レイバック」を決め、胸を張って右袖を差し伸ばしながら本舞台に戻ると、
振り向いて両手を横に構えた姿で締めくくる。


(4)【かんな】
1回目は新作初出し。
静かなピアノのインスト曲で、白の花髪飾りを着け、花柄の白と紫がぼかしになった振袖に、
青地に銀模様の帯を前結びにした姿で、桃色地に白の偏円が描かれた和傘を差して
しっとりと舞いつつ前盆まで往復。
本舞台に戻ると傘を上手に置き、音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化・翻訳題名“長谷川さんのお名前のように花弁を開くFlowerのように”に変え、
本舞台と前盆を行き来しつつ、緩急をつけた舞を、歌詞を表現するように舞っていく。
帯を解いて花道に伸ばし、花道から本舞台下手で振袖を下ろすと、
白襟緋長襦袢姿に替え、ウサギの面を手にすると、本舞台から花道で面を顔に添えつつ舞い、
本舞台中央に和傘を開いたまま置いて、その陰でひざつきの姿勢を取ると暗転で袖に引く。
ピアノ伴奏で歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Moon Love Song”で明けると、
銀の襟縁取りの青長襦袢風ベッド着に替え、
本舞台下手に正座、さらに上手に腰掛け、上体を倒してと、歌詞の世界を豊かに表現しつつ、
しっとりと舞い進めながら前盆へと進む。

ベッドでは、右手の小指を立てて差し上げた立ち姿から、
両手でウサギの耳を作るように「ピョコピョコ」と頭上で動かす振りを見せ、
音楽をピアノ伴奏の邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Flower Bird Wind Moon”に変えると、
立ち姿で腰ひもを解いて、ゆっくりと片ひざつきの姿に姿勢を下げていき、
両ひざ立ちで両手を広げ、上体を前に倒していく動きなどで見せていく。
前後開脚での手の振りから上体を伏せ、「横開き」のポーズを切り、
ついで両ひざ立ちから「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
前盆にての立ち姿で、自らの手を他人の手のように見せて乳房を握り、
ベッド着を前に広げつつ花道まで引くと、
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」のポーズをダイナミックに決めて、
ベッド着を羽織った立ち姿で両手をゆっくりと広げ、本舞台に戻るとベッド着を下ろしての立ち姿で
片手を大きく上へ、もう一方の手を横に広げた姿で締めくくる。

2回目は演目名「BLACK PANTHER」。
おなじみの映画テーマ曲、強制翻訳邦題“桃色豹”に乗って、
本舞台上手のいすと下手の照明フレームに手配写真が貼られている前で、
ピンクの帽子に黒コート、黒ブーツ姿で登場。
手配写真を自ら指差すなど“大胆不敵”なダンスを本舞台から前盆で見せると、
いすを倒して片足を乗せた姿で音楽終わりを迎える。
音楽をビートの利いた洋楽女性ボーカル曲に変えると、
帽子を外し、コートの前を開いて黒のビスチェとショーツを見せつつ、
アクティブなダンスを本舞台から前盆で舞っていく。
本舞台にてコートを脱ぐと、さらに一舞して暗転で袖に引く。
変拍子を刻む不安定感のある洋楽女性ボーカル曲で明けると、
両手首を赤ひもで縛られた黒ショーツ、黒ブーツ姿で本舞台下手に登場。
ひもを外そうと下手、上手で試みるが、口でかじっても足を掛けても解けず、そのまま前盆へと進む。

両ひざ立ちでひもを張り、ついに解いてみせると、股間を通して首に掛けた姿で伏せて音楽を渡る。
口で鳴らす足音のような効果音に女声合唱アカペラの音楽に変わると、
身体を痙攣させるように四つん這いで起き上がり、赤ひもをムチのように振るうと、いったん本舞台へ。
ショーツを脱いで引き絞り、ゴム鉄砲のように前盆に撃ち込むと、
四つ足で前盆へと這い進み、ショーツを口でくわえてみせる。
音楽をアップテンポの邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Black Cat”に変えると、
腰を下ろしての片足振り上げから、動きをアクティブに切り替えて
「3点支持」や「スーパーL」のポーズを切り、四つん這いの姿勢などで進めていく。
「3点ブリッジ」から「ブリッジ」、さらに「片足上げブリッジ」を架けると、花道に這い出して立ち上がる。
本舞台で激しいアクションを伴ったダンスを展開すると、
ラストは花道に飛び出し、片手を差し上げた決めポーズでのエンディングへ。


(5)【小春】
アップテンポの邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“真っ直ぐな噴流”に乗って、
白リボン髪飾りと手首飾りを着け、裾にクマさんのイラストが入った
白とスカイブルーのストライプミニドレスに、白のフワフワ玉がたくさんついた薄布を重ねた姿で、
前盆板付きからスタート。本舞台と前盆を行き来しながら、初々しい“ブリブリ系”ダンスを一舞。
音楽をアップテンポの邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“空想的な未来”に変え、
笑顔を振りまきながら、本舞台から前盆での“ブリブリ系”ダンスを披露していく。
暗転で袖に引き、リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“待雪草”で明けると、
白レースのベビードールに、白ウサギのぬいぐるみを抱いて登場。
本舞台中央にウサギを寝かせ、ついで下手と上手でウサギとともにツインダンスをしっとりと舞ってから、
中央に寝かしつけてから前盆へと歩み入る。

ベッドでは、立ち姿からゆっくりと腰を下ろし、両手を組んで差し上げて音楽を渡ると、
歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Mark”に音楽を変え、
「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、腰を下ろした姿勢で両足を折り揃えて振り動かすと、
身体を横に流した姿から「L」や「シャチホコ」「横開き」、再び「L」のポーズを決めて立ち上がる。
裾を広げて小首を傾げる一礼で本舞台に戻り、ウサギさんを抱き上げてのエンディング。


(6)【真白希実】
1回目は吉原をモチーフにした作品、演目名「恋華草」。
白の花と羽根の髪飾りに、花柄の薄長襦袢に黄のしごきを締めた姿で、
リズミックに四季を歌っていく邦楽女性ボーカル曲で、前盆板付きにて三つ指ついての座り姿から始める。
四つん這いや、片肩脱ぎで片ひざを立てた姿、腰を下ろして両足を振り上げる振りなどを見せて立ち上がる。
薄衣が掛かる几帳が立つ本舞台に戻り、その陰に入って三味線のインスト曲に音楽を変えて着替え、
リズミックなボカロ系邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“千束4丁目哀歌”に音楽を変えると、
左側のみ振袖風の白の着物風ドレスに、赤と青の扇子を広げて、素早くあでやかな舞を舞っていく。
扇子を置くと和傘を取り出し、閉じたままバトンのように回して見せ、ついで開いて前盆まで往復。
几帳の陰で腰を下ろして一舞すると、もう一度前盆まで往復し、本舞台での決め姿を見せる。
音楽を澄んだ声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Fire River”に変え、
前盆まで進み、本舞台へ駆け戻ると、閉所に閉じ込められ、
上方からの綱を頼りに上へ向かおうとするかのような振りなどを見せ、
照明と音楽を残して本舞台下手袖へと姿を消す。
上手袖から1曲目の薄長襦袢に戻した姿で登場し、
本舞台にて大きな舞姿を見せると、しごきをほどいてから前盆へと駆け入る。

琴と尺八、太鼓が速弾きする邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Moon・Shadow・Dance・Flower”に音楽を変えてのベッドでは、
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」のポーズをダイナミックに切り、腰を下ろして展開してから、
「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決める。
ついでベッド着を肩脱ぎにして、四つん這いや両ひざ立ちの姿勢を経て、
「片ひざつき片ひざ立ち両手差し上げ」のポーズや、腰をついた姿での両足振り上げなどを見せて立ち上がる。
ベッド着を後ろ手に広げて本舞台に戻り「レイバック」を決めると、
左肩を抜いて構えた立ち姿で締めくくる。

2回目は、去年「11月中【東寺】レビュー」でお伝えした作品、演目名「red moon」を再演。


日曜日の初日、30人ほどで開演後、2回目まで35人前後をずっとキープし続けるという安定した場内。前文に記したように「初日ルール」が撤廃されたことから、「2回目までで11演目」という見応えのあるステージを堪能させて頂いたのだった。

(敬称略・観劇日:平成27年2月1日(日))
 スト劇場の照明操作にはいくつかのタイプがあるようである。「浅草」や「東洋」のように、照明パターンが登録されていて、同じ演目であれば基本的に同じ照明が再生される劇場と、「SNA」や「浜劇」のように、マニュアルでの操作になるため、同じ演目でも投光スタッフによって照明パターンが変わる劇場がある。
投光室をのぞいたことはないので推測になるが、「川崎」もどうやら後者のようで、投光スタッフによって照明パターンが変わる劇場である。なぜこのことに触れたかというと、この日の「川崎」で拝見した“大胆な照明”に目を見張ったからである。
 この時担当していたベテラン投光さんは、ある舞姫のベッドでは、赤のライトのみを使って前盆を真っ赤に染め上げてみせ、別の舞姫のアクティブな演舞のシーンでは、激しい点滅でステージングを“あおる”ような照明を作ってみせてくれた。いずれも、これまであまり拝見したことのないような思い切った照明で、筆者はその作り手を知りたいと思わず投光室を見上げたのだった。
 こうした、舞台の迫力とピタリと重なり合い、息を呑む“神照明”と言いたくなるような明かりに、過去いくつか出会ったことがあるが、それは必ずしも複雑な照明パターンということではなく、むしろシンプル、ストレートな明かりとして網膜に飛び込んできたものが多いように思う。照明の世界はつくづく奥が深いと改めて思った次第である。プンラスでの観劇。


(1)【西園寺瞳
1・3回目は、壮大な物語性を感じさせる作品、演目名「地球」を演じる。
神秘性を漂わせるヴォカリーズが重なる邦楽女性ボーカル曲に乗って、
青のスパンコールが輝くヘアバンドを着け、
白の薄布ロングスカートの上にフリンジつき青のアラビアンセパレートを重ねた姿で、大きな地球を手に登場。
差し上げて見せた後、本舞台に置いて一舞し、暗転で袖に引く。
リズミックなインスト曲で明けると、白のロングベールを頭に着け、
シルバービーズが下がる白セパレートトップスと、
淡いスカイブルーとネオングリーン、白の薄布が下がるレースのロングスカートに替え、
本舞台から花道にて軽やかなステップとともに舞っていき、暗転で袖へ。
澄んだ声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制現代語訳題名“素晴らしい場所”で明けると、
白ビーズチェーンが下がるチョーカーにシルキーな白ロンググローブ、
白薄布ロングスカートを着けた姿に替え、本舞台中央に地球を置いてもたれかかるように登場。
地球を手に持って掲げ上げながら花道で「レイバック」を決めると、
地球を本舞台に残して、しっとりと前盆へと進む。

ベッド前半、スカートを外して腰を下ろすと、
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Future”に変え、
腰を下ろして両足を交錯させてから、うつ伏せで上体を起こし、跳ね上げた片足を手でつかむ振りや、
“女の子座り”で両手を胸前に合わせる姿などを作りながら進めていく。
ついで「シャチホコ」や「横開き」「上げ足上げ手つかみ横開き」「L」
「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」「両手を組んで差し上げるスワン」
「片ひざつき片足伸ばし両手振り上げ」などのポーズを切り、
腰をついた姿勢でひざに頭を預けて音楽を渡る。
荘重なオーケストラ曲に音楽を変えてのベッド後半では、
仰向けでの「V」から腰を下ろした姿での手の振りで見せてから、
そのまま両足を伸ばし、横に転がりながら花道のたもとへ戻り、
地球に手を伸ばしてから「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
ラストは地球を両手で差し上げてのエンディングへ。

2・4回目は、アップテンポな伴奏に笛の音が響くインスト曲に乗って、
青の着物に紺の袴姿で、刀を振るって舞い始める。
音楽がリズミックなインスト曲に変わると、刀を本舞台中央に置き、
そのまま本舞台にてきりりとした一舞を見せて、暗転で袖に引く。
澄んだ声で歌っていく洋楽女性ボーカル曲で明けると、
ビーズが下がる赤とピンクの髪飾りを着け、輝く飾りやラインが走る桃色の着物風衣装に替えて、
花一輪を手に現れると、しっとりとした舞姿で前盆まで進み、花をそっと置くと本舞台に戻り、暗転で袖へ。
メロディアスなオーケストラ曲で明けると、白の花髪飾りを着け、
襟に赤のラインが走り、小さな模様が入った白振袖長襦袢に桃色の帯を締めた姿で、
本舞台中央に刀を立てて、すがるような座り姿から始める。
刀を置くと、大きな舞姿を見せながら前盆へと進み出る。

ベッド前半、メロディアスなオーケストラ曲に乗って、
立ち姿から両ひざつき、さらに腰を下ろして片ひざ立て片手後ろつきの姿勢で音楽を渡る。
リズミックに歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Blue in Blue”に音楽を変えてのベッド後半では、
両ひざ立ちから仰向けでの両足振り上げなどの振りから、腰を下ろした姿で置いてあった花を手にすると、
花で身体をなで上げた後、口にくわえ、
ついで左手で差し上げながらの「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切る。
さらに思いを込めるように花を頬にあてがうと、右手で差し上げながらの「横開き」のポーズを決め、
前盆にて横になって転がると、花を手に立ち上がる。
足を前後に開いての上体反らしのポーズを見せると、花を前盆に投げ置き、
長襦袢を解きながら本舞台に戻り、両手を差し上げてのラストへ。


(2)【黒崎 優
1・3回目は去年「12月結【蕨】レビュー」1・3回目でお伝えした、
懐かしい昭和の女性歌手メドレーにてハケなしで構成して見せる渋い作品を続演。

2・4回目は、去年「10月頭【川崎】レビュー」でご報告し、
12月結【蕨】レビュー」でもお伝えした9周年作、演目名「ふくしま」を続演。
「ファイヤーダンス」での「あちっ!」は、
拝見するたびにリアクションがアクセラレートしているように感じるのは筆者だけであろうか。


(3)【はるか悠
去年12月結に迎えた5周年の節目に制作した作品、その名も演目名「5周年作」を演じる。
威勢のいい掛け声で始まるロック系男性ボーカル曲に乗って、
赤の花髪飾りを着け、大柄の花が咲く橙色の振袖に銀帯を締めた姿で、
黒の素通し扇子を手に、本舞台から前盆を行き来しながらあでやかに舞い、
扇子を帯に差すと、片手ずつ構え出すように花道を一歩ずつ進む形を見せ、音楽終わりで本舞台にて立礼。
音楽をビートの利いたアップテンポのインスト曲に変えると、前盆まで進んで帯を解きつつ本舞台に戻り、
解いた帯を折るように扱い、ついで紫のしごきを飛ばして腰ひもを抜いてみせる。
振袖を後ろ姿でゆっくりと下ろしていくと、白の振袖長襦袢姿になって片手を差し上げた姿で音楽を渡る。
ゆったりとピアノ伴奏で歌っていく邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Thank You”に音楽を変えると、
両袖を広げつつ花道をゆっくりと進んで前盆へと入る。

ベッドでは、立ち姿から正座でのしっとりとした振りから始め、
足を横に流すと、ゆっくり腰ひもを抜いてから腰を下ろして足を伸ばし、
上体をゆっくり倒した後、横に伏せた姿で音楽を渡る。
ややスローに歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“再び”に音楽を変えると、
ゆっくり起き上がって「スワン」のポーズを切り、身体を横にしての片足伸ばし上げから、
「両ひざつき片手差し上げ上体反らし」のポーズを切ると立ち上がる。
花道にゆっくりと歩み出て、長襦袢を後ろ手に広げつつ振り向き、もう一度前盆へと入ると一礼。
本舞台までゆっくりと歩き戻ると、右手に長襦袢を掛け広げ、
ゆっくり振り返ってから軽くひざを曲げての礼で締めくくる。


(4)【初芽里奈
1・3回目は、おととし「3月頭【仙台】楽日レビュー」2・4回目でご報告し、
去年「1月結【浜劇】レビュー」でもお伝えした、作品番号(8)、演目名「chocolate bed in」を再演。
もはや「この季節の風物詩」といってもいい作品。
ベッドでは、前盆かぶり客に“容赦なく”ハートクッションが飛んでくるのでご用心。

2・4回目は、作品番号(19)、演目名「夢」。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“飴菓子 飴菓子”に乗って、
本舞台下手に黒の“スパイダー人形”、上手に「R.I.P」の文字が入った墓石が立つ中、
中央に立つ白十字が描かれた棺桶の中から登場。
白ミニハットに白ミニドレス姿で、シーンシチュエーションとはギャップのある
“ブリブリ系”ダンスを本舞台から前盆で一舞し、音楽終わりで本舞台幕が閉まると暗転。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲で明けると、白ミニハットにゴールドスパンコールのチューブトップス、
パステルカラーの“ちょうちんブルマー”風スカート姿に替えて、前盆板付きからリスタートする。
“ブリブリ系”ダンスを舞いつつ本舞台幕が開くと、
「墓石」は「キリンの人形」、「スパイダー人形」は「白衣装のクマ人形」に変わり、
「白十字の棺桶」にも赤い花が咲くように変わったところで前盆から本舞台に舞い戻り、
クマ人形が持っていた赤ステッキを手に振るっての“元気系”ダンスを本舞台から前盆で舞っていく。
音楽をアップテンポに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“回転木馬”に変えると、
キリンに白ミニハットを、クマ人形にステッキを預け、
本舞台中央でトップスとスカートを外し、照明と音楽を残して下手袖に引く。
ついで上手袖から、胸元をフリルが飾る赤レースミニドレス風ベッド着に替えて登場し、
キリンの首についていた花を取って髪かざりとして着けると、
クマ人形からキャンディーを受け取って前盆へと進む。

ベッドでは、、両ひざつきでキャンディーを舐め、
腰を下ろすとキャンディーを持って大きく手を振りながらの舞を見せてから伏せた姿勢で音楽を渡る。
キャンディーを太ももに挟むと、音楽をリズミックな邦楽男性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Sleeping Princess”に変えると、
腰をついた姿勢から「片ひざつき片足横伸ばし」の姿勢での手の振りや、
両ひざ立ちで上体を揺らめかせる動きなどで進めていき、「シャチホコ」のポーズを一つ切る。
さらに横に伏せたところから「仰向けでの片足振り上げ」や「両足旋回」
「片ひざつき片手差し上げ」「スーパーL」のポーズで立ち上がる。
前盆で一礼の後、ベッド着を背中に羽織ると本舞台に戻り、
クマ人形に抱きついてキャンディーを胸元に挿すと、キリンにベッド着を掛けて本舞台中央に戻り、
棺桶の扉を開いて中に入り、フィリムいてのエンディングへ。


(5)【加瀬あゆむ
1・3回目は、おととし「1月中【川崎】レビュー」でお伝えした冬の作品、演目名「冬」を再演。
ファンタジーなインスト曲に乗って、少女が雪だるまを作り、雪合戦に興じる演技がお見事。
加えて、しっとりとした情感を漂わせるベッドへと広がっていくステージングの幅も見所である。

2・4回目は、トランペットとカスタネット、ギターのイントロでスタートする
リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制解釈化題名“スペイン南部の自治州に憧憬して”に乗って、
赤い花髪飾りを着け、橙色のお引きずりに赤、黒、銀の模様が入った帯を締めた姿で、
赤いバラ一輪を手にして本舞台と前盆を行き来しながら、あでやかに舞っていく。
バラを袖にしまうと、帯を解き、着物を下ろして白襟緋長襦袢姿に替えて上手袖に引く。
わずかの後に、輝く飾りが着いた黒ハット、黒ビキニトップ、パンツ、ジャケットに早替えして
下手袖から飛び出し、激しく本舞台と前盆を走り回りつつ、バラを手にアクティブなダンスを舞っていく。
音楽終わりでハットを胸にあてて決め姿を作り、
音楽をトランペットが速いリズムを刻むインスト曲に変えると、
バラを口にくわえた姿で前盆に駆け込み、本舞台に戻るとターンを重ね、
さらにジャケットとトップスを脱ぎ去ると、バラを口に後ろ立ち姿で決めてみせる。
ゆったりと歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“LOVEで”で明けると、
バラをくわえた青フリンジつき長襦袢風ベッド着姿で登場、しっとりと舞いつつ前盆へと歩み入る。

スローに歌い上げていく女声ヴォカリーズに音楽を変えると、ベッド着を下ろし、
大きなバラが描かれた白フリンジつき腰布姿に替えて腰を下ろす。
身体を横に流すと、バラの花を足から腰、胸へと触り上げていき、伏せた姿で音楽を渡る。
リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“天国”に音楽を変えると、
「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを一つ切り、両ひざ立ちでの手の振りで進めてから、
音楽に合わせて手を打ち鳴らし、「スーパL」のポーズを決める。
再びバラで身体をなでてから口にくわえると、「シャチホコ」のポーズを切って立ち上がる。
バラに口づけをしてみせると、ベッド着を本舞台にハケた後、もう一度前盆に戻って
手にしたバラを前盆に投げて手を打ち鳴らしてみせる。
本舞台に戻ると、腰布を激しく振りかざして駆け抜けるラストシーンへ。


(6)【小嶋実花
1・3回目は、去年「9月結【川崎】レビュー」でご報告して以来、
10月中【浜劇】初日レビュー」「11月頭【新宿】レビュー」とお伝えしてきた、
中国の伝説の女英雄をモチーフにした作品、演目名「花木蘭」を続演。
緊張感の途切れないストーリーを、張り詰めた演技と“面構え”で見事に演じてみせる。

2・4回目は最新作、演目名「春よ、来い」。
ピアノ伴奏の邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Come on Spring”に乗って、
輝く髪飾りを着け、黒襟の桃色お引きずりに金銀の刺繍入り黒地帯を締め、
金の箔が押された白薄衣を担いで本舞台下手から舞い始め、中央に薄衣を置くと、
両袖を絡め扱いながらのしっとりとした日舞を舞っていく。
再び薄衣を担いで振ってみせてから花道に置くと、
音楽をピアノが静かに奏でていくインスト曲、強制翻訳邦題“Snow Moon Flower”に変え、
薄衣を手に涙をぬぐうような仕草を見せた後、薄衣を袖にしまい、
本舞台にて舞いつつ、帯締めをほどき、帯を解いて、
緋色のしごきを飛ばしてから腰ひもを抜くと、お引きずりを広げながら前盆まで往復。
本舞台中央でお引きずりを下ろし、白の振袖長襦袢姿に替わり、
音楽をピアノインスト曲、強制翻訳邦題“エネルギーの流れ”に変えると、
しっとりと動きを抑えつつ、金の縁取りがついた淡色長襦袢風ベッド着を肩脱ぎに羽織り、前盆へと進む。

ベッド前半、立ち姿で袖を掲げて見せて、両ひざつきから身体を横たえると、
静かに身体をくねらせながら伏せて音楽を渡る。
ピアノ伴奏で歌っていく邦楽男性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Breathing of Spring Waiting”に音楽を変えてのベッド後半では、
身体を横に流した姿から「L」のポーズを切り、うつ伏せで後ろ足を振り伸ばした姿を経て、
腰をつけた姿で「V字での両足振り動かし」や「スーパーL」から
持ち上げての「片ひざつき片足振り上げ片手差し上げ」「横開き」のポーズを決める。
腰をつけて両足を跳ね上げた姿勢で「笑顔」などを現す手話の振りを見せてから、
「片ひざつき片足伸ばし両手差し上げ」や
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを切って立ち上がる。
ベッド着を片ひざに掛けて一礼してから、身体の前に掲げつつ後ずさりで本舞台に戻ると、
中央で片手を大きく前に差し出した姿で締めくくる。


約20人ほどと、日曜日としてはやや少な目の場内で1回目がスタート。その後、観客は徐々に増えていき、30人前後で推移。4回目に入るところまでほぼ横ばいをキープし、ラストは日曜日最終回らしく、少数ながらも熱心な観客11人が見守る中、23時02分に終演を迎えた。

(敬称略・観劇日:平成27年1月25日(日))
 「12月中【川崎】レビュー」でお伝えした香盤のうち、15日でHIROさんが楽日となり、代わって16日からMIKAさんがセミロングでの登板となった。そこで補遺として、MIKAさんの2演目をご報告しておきたい。
 

(4)【MIKA
2個出し。1回目は、後述するように、なかなかトリッキーなステージ構成の作品、演目名「花になれ」。
懐かしいリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“私の友達”に乗って、
白カチューシャを着け、胸に花が咲くスカイブルーのミニドレスに白ブーツを履いた姿で、
前盆板付きにて立ち姿から始め、腰を下ろして、柔らかさとメリハリが共存するダンスを披露。
立ち上がって本舞台に戻り、鮮やかな舞姿を見せつつ再び前盆に進み、
ベッド着の前を開いて「スーパーL」や「片ひざつき片手差し上げ」のポーズをじっくりと切ってみせる。
仰向けの姿で、リズミックな邦楽女性ボーカル歌謡曲、強制翻訳邦題“あなたを見てはならない”に
クロスフェードで音楽が乗り換わると、前盆にてひざ立ちで舞いつつ、手を音楽に合わせて打ち鳴らし、
「片ひざつき片手差し上げ」や「スーパーL」「シャチホコ」「I字開脚」「スワン」
「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを次々と決め、
「3点ブリッジ」から「片足上げブリッジ」を架けて立ち上がる。
 
本舞台に戻るとミニドレスを上手で脱ぎ、いすに腰掛けてブーツを脱ぐと、
白薄布が重なるロングスカートを着けて、
音楽をピアノ伴奏で歌い上げていく邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Be a flower”にクロスフェードさせる。
さらに白の長袖トップスを重ねてから、赤バラ一輪を手に大きく舞いつつ、
情感を込めた表現を見せて再び前盆へと進む。
演劇的表現とともに本舞台へと引くと、ターンを重ねながらあでやかに舞ってから中央で腰を下ろし、
さらに花一輪を手にしながら、上手での立ち姿で
リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Blue Spring”に乗り換わると、
白トップスと白パンツに替え、クリアな印象が際立つダンスを本舞台にて舞い進めていく。
本舞台上手のいすに置いておいた長袖トップスを再び羽織ると、前盆まで1往復し、
本舞台中央に戻って、アクティブな舞いぶりをアクセラレートさせていき、
いすから赤バラ一輪を手に前盆まで進み出てのエンディング。
 
2回目は「エアリアルリング」作品。
ピアノのインスト曲に乗って、黒セパレートに右脚に黒ラインを巻き付けた姿で、
閉められた本舞台幕の前に伏せた姿からスタート。幕が開くと、本舞台中央に「リング」が下がる。
おもむろにリングに上ると、両足を掛けての逆さ吊りのポーズを中心にリング技を次々と披露していく。
リングから下り、音楽をスローなジャズの洋楽男性ボーカル曲に変えると、
本舞台下手のいす周りでセパレートのアンダーを外し、輝くラインが襟に走る黒ジャケットを着て、
いすに座り、さらに前盆まで歩み出ての切れ味鋭いクールなダンスを見せていく。
再び本舞台下手のいすに座ってからいすの下に下り、
ついでいすの座面に逆向きに座り、頭を下にしたポーズにて、音楽終わりで暗転で袖に引く。
スローにビートを利かせた洋楽女性ボーカル曲で明けると、
腹部にシルバー飾りが着いた黒シースルーモンロードレスに替え、本舞台から前盆へと歩み入る。
 
前盆にて腰を下ろすとアクティブに展開し、「3点支持」や「シャチホコ」
「片足上体つき片足斜め伸ばし上げ」のポーズを切って立ち上がる。
本舞台に戻ってドレスを脱ぐと、音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Person of Destiny”に変え、
リングに片足で逆さに下がってのポーズから、よじ登っての座り姿、両足開脚で支持しての逆さ吊り、
両手でリングを支えての逆さ吊り、リング上端に片足を掛け、両手でつかんでの上体反らし、
両足のみで支持しての逆さ吊りでの高速回転などのリング技を展開。
リング内側に腰掛けての回転技で地上に下り、音楽が静かなピアノインスト曲に変わると、
両手でリングをつかんで大きく左右に振り、片手でつかんでぶらさがる形を作り、
両足を掛けると再びリングに上り、腰掛けた姿から、両手と片脚でリングから張り出すようなポーズや、
両手両足で支えての逆さ海老反り、リング上での「アラベスク」、「I字開脚」と、
リング上でのポーズを次々と決めて見せ、
ラストは両手を開いてリングに掛けた姿勢での超高速回転を見せて、地上に降り立って締めくくる。
 

(敬称略・観劇日:平成26年12月20日(土))

 この日は進行が激押し。2回目が終了してイベントタイムに入ったのが、なんと17時58分。ところがイベントに先だって「鈴木茶織さんによる『特別なショー』」が開催されることになった。
 

<鈴木茶織さん「特別なショー」>
 ショー用のスタンバイで、本舞台から鈴木千里さんに手を引かれて(「引きずり出されて」の方が正確か?)前盆に本舞台向きで座らされた大友輝さん。残りの舞姫4人がサイリウムを手に囲む中、大友さんが愛して止まない「ひめめ」こと「桜川ひめこ」さんのライブ音源とともに現れたのは、ネコ耳をつけたミニドレス姿に、ペットボトルをマイク代わりに握って口パクで「ひめめ」を演じる鈴木茶織さん(以下、鈴木「千里さん」と区別するため「ちゃおさん」で表記)。音源に合わせて「ひめめ」になりきろうとするちゃおさんに、大友さんご本人よりも、周辺通路を囲む大友さんの応援隊「ピンク隊」のみなさんが大興奮・大活躍。
 
  ひめめ(録音)「最後の曲になりまーす!」
  ピンク隊(生)「えーっっっっ!」
 
のあたりの掛け合いを、まるでリハーサルでもしたかのような超絶タイミングで決めてくる。
 
 曲を口パクで歌っているにもかかわらず、探り探りのちゃおさんに、ピンク隊が“ヲタパワー”で助力して何とか1曲成立。途中のコールが、ちゃんと揃って「ちゃーお!ちゃーお!」になるあたり、さすが「スト界にピンク隊あり」と言われるだけのことはある。
 
 曲を歌い終わるとインタビュータイム(の録音音声)。野太い声の男性インタビュアー役をあすかみみさんが急きょ務めるが、声とのギャップがあまりにも大きすぎて、いちいち爆笑を誘う。インタビュー終了で「特別なショー」終了。カオスのまま、しばし前盆に取り残される大友さん。ようやくちゃおさんが“救出”に来て、いったん幕向こうに姿を消してから、ようやくイベント準備に掛かる。
 

<イベント本編>
 18時10分、改めて「イベント」がスタート。MCを務める聖京香さんが開会を宣言する。
 
  【聖】「これから大友輝ちゃんデビュー10周年と、
      鈴木茶織ちゃんデビュー4周年の記念のイベントを行ないまーす!」。
 
 さっそくご両人の呼び込み。知る人ぞ知る、ちゃおさんと言えばこの曲、強制翻訳邦題“閃光舞踊”のテーマ曲に乗って、まず、ちゃおさんが登場。続いてピンク隊の「めろ!めろ!めろ!めろ!」のコールとともに、丸々1曲使って大友さんを呼び込む。
 
 おそらくイベント史上最長の呼び込みに、MCの聖さん。
 
  【聖】「ありがとうございます。もう、めろめろだよ!」
 
 続いてケーキの準備が進む。ケーキの文字をめざとく見つけた聖さん。
 
  【聖】「『ひかるにゃんこ』って書いてある!」
 
 ケーキにロウソクを立てる準備などをかいがいしく行なう“4周年さん”を見かねて、千里さんが準備作業を交代して行なう一幕も。
 準備が完了。MC・聖さんの「ミュージック、スタート!」という、どこかの劇場の投光さんのような合図で「Happy Birthday to You」を斉唱。大友さんがロウソクを吹き消し、クラッカーが鳴らされる。
 
 乾杯の準備。シャンパンの開栓を大友さんが行ない、「ポンッ!」といい音を立てて栓が飛んでいく。乾杯の音頭はHIROさんが務める。
 
  【HIRO】「輝姐さん、ちゃお、周年おめでとうございまーす!」。
 
 恒例、まだ4回目のチームショーを残しているのに、男っぽくグイッと飲み干すちゃおさん。
 
 次に、応援さん代表からの花束贈呈。まず大友さんに花束とお祝いの言葉が贈られる。
 
【大友さん応援さん代表】
「輝ちゃん、10周年おめでとうございます。
 僕ら輝ちゃんのためなら、ヲタ芸だけじゃなくて何でもやるからね。
 これからもハッピーになるように、みんなで劇場の中で楽しい空間を作っていこうね。」
 
 続いてちゃおさんに、ちょっと“ワケあり”な応援さん代表から。
 
【ちゃおさん応援さん代表】
「ちゃおさん、4周年おめでとうございます。これからもますます、お姐さんを見習って頑張って下さい。
 これからもよろしくお願いします。」

 ついで、今週の出演者を代表して、聖さんから大友さんへの祝辞。
 
【聖】
「10周年おめでとうございます。誕生日は明日だけど、誕生日もおめでとうございます。
 討ち入りの日?そうなの?赤穂浪士の討ち入りの日?いろいろ、おめでとう(場内笑)。
 結構付き合いが長いんだけど、劇場で私がお祝いするのは初めてで、うれしいんだけど。
 話が長くなりそうだから、短めに。気がついたら10周年ですか。
 これからもかわいい女の子のままで、そのままかわいい女の子で、
 みんなをピンク色に染め上げて下さい。おめでとうございます。」
 
 さらに、ちゃおさんにはチームの相方、あすかさんから。
 
【あすか】
「おめ、おめ、4周年おめでとうございます。あっという間に4周年が来ちゃって、
 でも、ちゃおとの付き合いはもっと長いんですよ。
 だいぶ長い間、6年ぐらい前から一緒のカメラに写ってたりしてたね(笑)。
 そのころからちゃおは本当にいいヤツで、ちょっとワケわかんない時も多々っていう感じだったんですけど、
 いろんなエピソードをいっぱい持っていて、おもしろいヤツで、飽きなくて、みんなも同じだと思う。
 何度ちゃおに会いに来ても、こういうキャラでおもしろくしてくれるんだろうなっていう
 期待にいつも応えてくれて、でもちゃおは応えるべく、いつも努力していて、
 悩みに悩んで頑張っている姿を見たりとかして…割愛(笑)。
 とにかく、こうやってちゃおが4年も頑張ってくれて、
 これからももっと頑張ってくれるであろうという意気込みをいつも見せてくれるので、
 私も頑張んなきゃって思うし、今回チームも2人で頑張っていこうっていう気持ちもあるし、
 ともに頑張ろうではないか!(握手を求めるあすかさん、ガッツポーズで応えるちゃおさん)。
 おめでとうございます。これからも頑張って下さい。」

 そして、大友さんからの答辞。
 
【大友】
「本日は本当にみなさん、ありがとうございます(場内大拍手)。ちゃおちゃんのひめめが超絶かわいくて。
 10周年なんて自分でも信じられないですが、永遠に新人さんみたいな感じでやってますけど、
 デビューの頃を観ていた方は、きっとほとんどいないと思うので。
 こんな感じでこれからも頑張っていくので、みなさん、これからも応援よろしくお願いします。
 みんなは、めろめろ、」
 
【場内】「めろーーーん!」。
 
 続いてちゃおさんからの答辞、というか、言い訳(笑)。
 
【ちゃお】
「さっきは、歌詞カードさえあれば、もうちょっと歌えたのに…。
 歌詞カード忘れてきちゃって、すみませんでした…。
 なんだか、輝姐さんのイベントに乗っからせて頂いた形で、
 すてきな場にご一緒出来て、大変幸せ者でございます。
 自分も、まだ4年、もう4年という感じですけど、
 相変わらずこの調子で頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
 どうもありがとうございました。」

 この後、前盆にて記念撮影が行なわれ、イベントは終了…と見せかけて、聖さんからサプライズ発言。
 
【聖】「それでは、大友輝ちゃんのデビュー10周年とお誕生日、鈴木茶織ちゃんのデビュー4周年のイベント、
    あっ!」
【場内】「あーーーーっ?」
【聖】「終わりかと見せかけてーーっ。私たちから2人にプレゼントがあります。」
 
 あすかさんからちゃおさんに、千里さんから大友さんに、それぞれプレゼントが贈られ、場内からも拍手と歓声が贈られた。
 
【聖】「無事にプレゼントも渡せましたので、この辺でイベントを終わりにしたいと思います。
    みなさま、ご協力ありがとうございました。」
 
 ピンク隊のペンライトの波と“ヲタ芸”に送られて本舞台幕が閉まると、約40分に及んだイベントもお開きとなった。
 

「大友輝さん、10周年おめでとうございました。これからも唯一無二の“ブリブリお姐さま”の道を極めていってください。そして「ピンク隊」のみなさまとの“群舞”も楽しみにしております。めろめろ、めろーーん!」
 
「鈴木茶織さん、4周年おめでとうございました。“規格外”で“破天荒”な中にも、表現力に裏打ちされた渾身のステージ、これからも楽しませてください。そしてイベントでのご活躍にも、引き続き期待大です。」
 
(敬称略・観劇日:平成26年12月13日(土))
 この週の「川崎」では2人の個性派舞姫が周年を迎えた。お一人は2004年デビューで10周年を迎えた大友輝さん。芸歴的には堂々たるベテラン舞姫ながら、独自の“ニャンニャン”“ブリブリ”ワールドを展開、応援隊も含めた“ピンクの群舞”が観る者の度肝を抜くステージは、一度観たら忘れられないインパクトを持つ。
 もう一人は、2010年デビューで4周年を迎えた鈴木茶織さん。“規格外”のステージングで驚かせ、“イベント”などでの“盛り上げキャラ”ぶりにも定評がある一方、表現力を兼ね備えた“本格派の片鱗”をも兼ね備えた若手舞姫である。
 周年週のお二人のステージに加え、鈴木茶織さんがあすかみみさんと組んでのチーム「CHAO and ASKA」も、その命名のインパクトとともに大きな話題を呼んだ「川崎」。「合同周年イベント」が執り行われた13日(土)の1・2回目と「イベント」を観劇・拝見した。
 

(1)【大友 輝
10周年を迎えても、その道にいささかの揺るぎもない作品、演目名「ゆめかわいい」。
本舞台奥に渡されたネオンチューブがほのかな光を見せる中、
「ニャンニャン」のアニメ声が聞こえる邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“メロ〜ンの主題歌”に乗って、
青やピンク、シルバーのカールウィッグを着け、ピンクのフリルミニドレスに白レッグカバー姿で登場。
先端にハートマークがついたスケルトンスティックを手に、“ブリブリ”を前盆まで1往復しての一舞。
暗転で袖に引き、引き続きボカロ系邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳・解釈化題名“Like! Snow! 本当の気持ち手品”で明けると、
ピンクの垂れ耳帽子にフリルが飾るケープとミニドレス姿に替え、
さらに“ブリブリ”と本舞台で舞って見せていく。暗転で袖に引き、
これもリズミックなアニメ声邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“あなたの歌”で明けると、
カールウィッグはそのままに、胸を大胆に開いた白フリルドレス風ベッド着に替え、
本舞台でゆったりと舞いつつ前盆へと進む。
 
ベッドでは、立ち姿から両ひざ立ちでの振りで進め、
アップテンポのアニメ声邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“甘い&甘い さくらんぼ”に変えると、
「L」や「スーパーL」のポーズを切り、仰向けでの両脚交錯からうつぶせ、四つん這いの姿勢を経て、
「シャチホコ」「スワン」のポーズを決める。
さらに、腰を下ろした姿で進め、「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
ベッド着の裾を広げながら本舞台に戻り、大きく振り広げつつ、本舞台でのエンディングへ。
 

(2)【聖 京香
時を刻む音に荘重なオーケストラ曲が重なり、さらに女声合唱が加わる曲に乗って、
白羽根髪飾りを着け、黒のキャットスーツに白のお引きずりを着付けて金黒の帯に青のしごきを締めた姿で、
前盆板付きから、赤と黒の大羽根扇子を扱っての一舞からスタート。
不安感を漂わせる女声ヴォカリーズが重なるアップテンポな音楽に変わると、
本舞台に戻ってゆっくりとした大きな舞姿を見せていく。
暗転で袖に引き、ワイルドテイストの洋楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“悪い恋愛”で明けると、
赤ハットに黒アームカバーを着け、黒のキャットスーツの上に
赤のミニモンロードレスと輝く飾りバンドを着けた姿で、
赤と黒の大羽根扇子をはじめは閉じて扱い、ついで開いて振ってのクリアな舞をキレよく見せていく。
シンセサイザーの音が響くインスト曲に音楽を変えると、
下手袖に扇子を置き、いすを引き出してからドレスを脱いで座ると、セクシータッチにうごめいて見せ、
さらに音楽がビートの利いた音楽にささやくような洋楽女性ボーカルが重なる音楽に変わると、
いすから滑り降り、本舞台で仰向けから両ひざつきでセクシータッチに展開し、
そのまま横にすばやく前盆へと入る。
 
ベッド前半、四つん這いでうごめいてみせると、両ひざ立ちで音楽を渡り、
スローに歌い上げていく洋楽男性ボーカル曲、
強制翻訳邦題“ボヘミア人狂詩曲”に音楽を変えてのベッド前半、
両ひざ立ちから腰を下ろしてのゆっくりとした手の振りで見せ、仰向けで両手両足をうごめかせると、
横向きで片足を横に流し上げ、片手を差し上げる短いポーズを切る。
さらに、腰をついて手に持ったハットを「スーパーL」のポーズを決めたつま先に乗せ、
そのまま上体を起こした「シャチホコ」などのポーズを見せてから、
ハットを再びかぶると、手で抑えながらの「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決める。
「片ひざつき片ひざ立ちでの上体反らし片手差し上げ」のポーズで立ち上がり、
本舞台に歩き戻ると、いすに片足を上げ、ハットを差し上げてのラストへ。
 

(3)【鈴木茶織
後述するチームショーと4周年作、いずれも新作の2個出しはお見事。
1回目のソロステージで披露した4周年作は、演目名「ミスチャル」。
上手にいすを据え、黒チョーカーに黒レースの長袖トップス、赤ミニスカート姿で、
雑踏のざわめきからギターが鳴り、速いテンポで歌っていく邦楽男性ボーカル曲、
強制翻訳題名“愛 Begun”に乗って、緩急をつけながら退廃的雰囲気を漂わせるダンスからスタート。
途中でいすを倒し、本舞台から前盆まで往復しながら激しさを感じさせる演劇的表現を含めつつ、
頬を張られるような動きや、頬杖をついた手が頬から離れなくなって慌てるといった
解釈に戸惑うような不思議な振りも交えて展開していく。
本舞台中央にいすを起こすと、音楽を邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“生きている”に変え、
下手でトップスとスカートを外して、鋲つきの黒ボンデージスタイルに替えると、
いすに座って、ゆっくりとした動きを見せてから前盆へと歩み入る。
 
ベッド前半、腰を下ろしての横座りから、仰向け、腰をついての開脚ポーズと姿勢を変えつつ、
両手で顔を覆うような姿なども見せていき、
「シャチホコ」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切ると、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
ステップを切って本舞台に戻り、いすにもたれると音楽を残して暗転。
スローに歌い上げていく邦楽男性ボーカル曲、強制解釈化題名“強く見せようと虚勢を張る”で明けると、
ゴールドラインが入った白の薄布ドレス風ベッド着に替え、
雰囲気も一転させて、しっとりとしたエレガントな舞姿を本舞台中央のいす周りで進めてみせる。
ゆっくりと花道を歩み出て、再び前盆へ。
ベッド後半では、立ち姿での手の振りで見せてから腰を下ろし、顔を伏せた姿で音楽を渡る。
スローに始まる邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“それはすばらしき世界”に音楽を変え、
仰向けでの足の交錯から、再びひざ立ちで感情を表しながらの振りを深め、
「スワン」のポーズで両手を差し上げた後、片手を横に開いていく動きを見せてからゆっくりと立ち上がる。
ベッド着を脱いで後ろ手に広げつつ本舞台に戻って舞い、いすに掛け置くと、
そのサイドに立って胸を張り、上体を反らした立ち姿で締めくくる。
 

(4)【HIRO
1回目は「11月頭【新宿】レビュー」でお伝えした、独特のうねるような動きが印象的な作品を続演。
 
2回目は、打楽器が鳴るリズミックなインスト曲に乗って、前盆板付きにてスタート。
コインアクセサリーが飾る黒のエスニックテイストのセパレートに
黒のレースショールを肩に掛け、腕にゴールドチェーンを下げた姿で、
くねくねと上体と腕を揺らめかせつつ、指につけたミニシンバルを鳴らしながら
アラビアンチックなダンスを本舞台へと引きながら一舞。
マリンバ風のエスニックテイストのインスト曲で明けると、
白羽根髪飾りを着け、白のさらしを巻いたようなトップス、
さらに白のロングスカートの上に、ベージュのフリンジ付き毛皮風腰飾りを巻いた姿で、
ヒップスライドを交え、アクセントを利かせた揺れ動くようなダンスを舞って見せる。
暗転で袖に引き、ゆったり歌い上げていく洋楽男性ボーカル曲で明けると、
シルバーチョーカーを着け、ゴールドラインの縁取りが入った薄青色のシースルー長布を
片肩に掛けて折り返したような姿で登場。
大きな腕の振りで広げてみせつつ前盆まで往復し、
本舞台中央で音楽をパイプオルガンが重なるイントロから、
スローに歌っていく洋楽男性ボーカル曲に変えて、再び前盆へ。
 
ベッドでは、立ち姿で長布を広げて振りつつ、片手を差し広げた両ひざ立ちの姿勢から腰を下ろし、
「3点支持」や「横開き」、ついたひざを内側に折っての「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」などのポーズを決めて立ち上がる。
長布を後ろ手に広げつつ本舞台に戻り、振り返って両手を広げてのエンディングへ。
 

(5)【鈴木千里
9月結【浜劇】レビュー」でお伝えした、
“魚がくしゃみをしたような”グループのメドレーで舞う作品を続演。
「川崎」ブログによれば演目名「青」とのこと。
 

(6)【あすかみみ
1回目のソロステージでは、「11月結【新宿】レビュー」1回目でご報告している
演目名「チャーリーズみみたん」を続演。
 

2-(5)【チーム「CHAO and ASKA」(あすかみみ・鈴木茶織)
2010年デビューの同期なれど、異色の個性を持つ者同士が組んだチーム。演じるは演目名「ハルジオン」。
 
澄んだ女声がリズミックに歌う邦楽曲で本舞台幕が開くと、中央に赤い鳥居が立ち、
上手にあすか、下手に鈴木扮する、金と赤の光沢地の着物風衣装に黒帯を締めたおキツネさまが
台座の上に座っている神社の情景が広がる。
おキツネさま2頭が台座から下りてのツインダンスを披露するところからスタート。
 
暗転で袖に引き、アップテンポの邦楽男性ボーカル曲で明けると、
学生帽をかぶり、着物に男袴を着けて赤いマフラーを首に巻いた男子学生のあすかが、
神社のおキツネさまのスケッチをしている。
そこに小豆色の着物に紺袴の女学生の鈴木が近寄り、スケッチをのぞき込むと、
そこに描かれているのは、ふわちゃん(あすかの愛犬)の絵。
そこから始まるほのかな恋物語を、ダンスと演技で描いていく。
 
音楽がリズミックな邦楽男性ボーカル曲に変わると、雨がぱらついてきたようで、
和傘を差すあすかと、その下に入る鈴木の相合い傘が恋の深まりを感じさせる。
神社やおキツネさまに恋の成就をお祈りするが、時折、胸を押さえる男子学生・あすか。
女学生・鈴木が問うが、「何でもない」と否定してみせる男子学生。
2人で本舞台中央にて相合い傘の舞を見せていくが、
女学生が目を離した隙に、胸を苦しそうに押さえる男子学生。
 
音楽が不協和音が響くピアノインスト曲に変わり、暗転の間に、
本舞台中央には、男子学生と女学生を隔てる戸障子が立つ。
上手側の男子学生の苦しそうな気配に、心配のあまり戸障子を叩いて会おうとする女学生。
しかし男子学生は病気がうつることを心配して、決して開けようとはしなかった。
 
暗転から、しっとりと歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲で明けると、
前盆で横たわる男子学生のもとに、羽織った着物を前で押さえた姿で女学生が歩み寄っていく。
男子学生の手を取って頬にあてがう女学生。初恋の人の死を前に、がっくりと力を失う女学生。
その背後でゆっくりと起き上がり、もはや届かない思いを自らが巻いていた赤いマフラーに託し、
前盆に残して花道に引いていく。
前盆で女学生・鈴木、花道に男子学生・あすかと重ねてのツインダンスを短く舞うと、
鈴木を残して、あすかが本舞台幕の後ろへと去って行く。
前盆に残された鈴木が赤いマフラーをたぐり寄せ、胸に抱いた姿で音楽を渡る。
ギターによるリズミックなインスト曲での鈴木のベッドは、
「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で、立てひざに着物を掛けて上体を反らすポーズを切り、
さらに両手を組み上げての「スワン」のポーズを決める。
着物を羽織ってマフラーを手にすると本舞台へ引き、マフラーに顔を埋める中、本舞台幕が閉まり暗転。
 
ピアノ伴奏のインスト曲に乗って、冒頭に登場したおキツネさま2頭が再び登場。
残されていた着物とマフラーを見つけると、持ち主を探すように周囲をキョロキョロと見て回るが、
手掛かりがないまま、暗転。
時代は下り、電車や踏切、始業チャイムの音が響いてから、リズミックな邦楽女性ボーカル曲で明けると、
胸にリボンを着けた白ブラウスの上に白カーディガンを重ね、
チェックのスカートを履いた女子生徒・あすかが登場。
さらにスケッチブックを手に、赤マフラーを巻いた学生服姿の男子生徒・鈴木も姿を現し、
神社のおキツネさまをモデルにふわちゃんの絵を描き上げる。
淡い恋心を抱いた2人が思いを深めていくツインダンスを見せた後、
寒さを気遣い女子生徒にマフラーを掛ける男子生徒。
やがて2人はマフラーを首で引き合う“マフラー綱引き”を始めて、無邪気に笑い転げ、
次第にマフラーで結ばれた距離を縮めていく。
 
暗転から、オルゴールにシンセサイザー音が重なる音楽で明けると、
客席向きに立てられた戸障子の前で向き合う2人。
マフラーを女子生徒に掛けると、男子生徒は戸障子の陰に姿を消す。
後を追うように女子生徒が裏側へ回ると、その反対側から男子生徒が現れ、
さらに、舞いつつ男子生徒が隠れると、女子生徒が出てくるというすれ違いが続いていく。
そして戸障子の前に女子生徒が立つと、シルエットで男子生徒の姿が浮かび、2人をマフラーが結ぶ。
 
スローに歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲に音楽が変わると、
女子生徒・あすかが戸障子前でマフラーをほどいて首に掛け、リボンを外してカーディガンを脱ぐと、
本舞台上手に移ってローファーを脱いで、白ソックス、スカートを外していく。
マフラーを手に花道で大きく舞うと前盆へと進み、マフラーを抱き締めた両ひざ立ちの姿で音楽を渡る。
 
澄んだ声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲でのあすかのベッドは、
両ひざ立ちでマフラーを後ろ手に広げつつ、ブラウスの前を外し、
腰を下ろしてから仰向け、うつ伏せと姿勢を変えていく。
「片ひざつき片足横伸ばし上体反らし」のポーズを切り、ブラウスを脱いで腰を下ろすと、
揺らめくように動いて見せ、「片ひざつき片足振り上げ上体倒し片手差し上げ」や「前後開脚でのスワン」、
マフラーを首に掛けて抱き締めて見せてからの「マフラー差し上げでの3点支持」のポーズを決めて、
ブラウスを羽織って立ち上がる。
本舞台幕が開き、鳥居前に向こう向きで立つ男子生徒の元へと戻ると、
女子生徒はマフラーを掛け、2人抱き合った姿で暗転。
 
アップテンポの邦楽女性ボーカル曲で明けるとフィナーレへ。
メタリックレッドのセパレート姿に替え、おキツネさまに化けた2人によるアクティブなツインダンスから、
トップスを外して2人で前盆へと進む。
シンメトリーでの「片ひざつき片手差し上げ」や「スーパーL」、
さらにあすかが「アラベスク」、鈴木が「両手片足つき片足振り上げ」を組み合わせるなど、
2人がパラで切っていくポーズを披露。
再びシンメトリーでの「横開き」の連続展開や「片足振り上げ」などのポーズを決めると、
前盆で2人、手を合わせて音楽終わりを迎える。
 
音楽がオルゴール曲に変わると、ちょこちょこと歩み出てきてスカートの裾をつまみ上げ、
ひょこっとお辞儀をする形で、上手向き、下手向き、中央向きと「三方礼」をしてみせるおキツネさまたち。
本舞台に戻ると台座の上に座ろうとするが、鈴木キツネが間違えて下手側台座に乗っているのを、
あすかキツネが“教育的指導”で上手側に“座り位置修正”。
元通りの位置におキツネさまが戻ったところで、本舞台幕が閉まってのエンディング。
 

「恋心を抱きつつも結ばれなかった2人が輪廻転生し、見守る神社のキツネが時を超えて2人を結びつける物語」と筆者は読み解いたのだが、「すべてはキツネが作り上げた絵空事」と、さらに踏み込んだ別解釈をして見せた観劇仲間の方もいらっしゃった。このように、比較的明快なストーリー展開ながら、さまざまな解釈を投げかけることが出来そうであったが、さて、あなたはどんな物語を読み取っただろうか。
 
 
(敬称略・観劇日:平成26年12月13日(土))

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