舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【浜劇・横浜】

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 先日の拙ブログ記事前文で、体調不良による休演が相次いでいるトピックについて書き記したが、26日(日)には、筆者の観劇している香盤で休演者が出る事態に遭遇した。
 1・2回目はダンスを短縮したり、ダンスカットで何とか頑張っていたが、3回目から休演。その後、同乗りの舞姫のみなさまに伺うと、かなりの高熱を発し、無理を押して出演していたようである。
 その頑張りには頭が下がる思いではあるが、身体が資本の仕事である。決して無理をなされず(といっても、みなさまギリギリまで無理されるのだが…)、ケガや病気の時には、きっちりと治した、元気なお姿でのステージを拝見したいと思う次第。上記理由で3回目以降5香盤となった「浜劇」をプンラスで観劇。
 

(1)【黒崎 優
2個出し。1・3回目は去年「3月頭【仙台】楽日レビュー」1回目でお伝えして以来、
何度かご報告している演目名「壮美」を再演。
以前の“取材”で、本作品の振付は小池まりえさんであると伺っており、
今週同乗りになっていることから、
「お姐さんに敬意を表して」、中日替えでこの日から出し始めたとのことであった。
 
2・4回目は「1月頭【仙台】レビュー」「1月中【川崎】レビュー」でご報告してきた
演目名「愛をください」を続演。
本演目で披露する「自縛」、“取材”によれば自学自習とのことである。
 
(2)【HIRO
2個出し。1・3回目は去年「12月結【川崎】レビュー」1回目でご報告している
演目名「アートPOP Ver.Ⅱ」の続演だが、冒頭の印象が大きく違っている。
前観劇時に上には羽織っていた白コートを省略し、
黒のブラに黒のネットアームカバーを見せる姿で舞い始めていた。
曲や衣装などを、演じながら柔軟に変化させていくことが多いHIROならではの工夫であり、
「観劇済み演目」と一言では済ませられない緊張感を持って拝見させて頂いた。
 
2・4回目は「1月頭【仙台】レビュー」2・4回目でお伝えした、
大きな和扇子を広げながら、衣装は和風、音楽は洋楽で舞う演目を続演。
 
(3)【初芽里奈
セミロングの初芽も2個出し。1・4回目は、去年「11月中【川崎】レビュー」2回目でお伝えし、
1月中【浜劇】レビュー」でもご報告している、作品番号(13)、演目名「music」を続演。
 
2・3回目は、去年「3月頭【仙台】楽日レビュー」2・4回目でお伝えした、
作品番号(8)「chocolate bed in」を、「バレンタインデー」が近くなってきたことから再演。
大きなハートのクッションを前盆かぶりの観客とキャッチボールし合ったり、
前盆に持ち込んだ白布をかぶり客にかぶせてみたりと、インタラクティブなパフォーマンスも楽しい演目。
 
(4)【小池まりえ
左足ふくらはぎの湿布やテーピングが痛々しさを感じさせながらも、さすが圧巻の3個出し。
1・4回目は、暗転のまま、本舞台上手でタバコに火を付け、いすに座ってくゆらす姿が、
リズミックな邦楽男性ボーカル曲とともに浮かび上がるスタート。
黒地に白ドットのハットに、白シャツ黒チョッキ、黒のリボンタイを着けた黒ジャケット、
黒の網タイツに黒のショートパンツを重ねた姿で、クールな舞姿での一舞。
アップテンポに歌う邦楽男性ボーカル曲、
強制解釈化題名“装飾物ではないのです涙腺分泌液は”のアレンジバージョンに変えると、
クイックな動きを交えつつ前盆まで軽く往復し、ジャケットを脱いでいすに掛けると、
本舞台でネクタイ、チョッキ、ショートパンツを外し、シャツを脱ぎ捨てて、
黒アンダー上下姿に替えて、いすに後ろ向きに座った姿で曲終わりを迎える。
音楽をリズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳題名“マタドール”に変えると、
いすの上に立ち上がって手を伸ばし上げてみせ、前後開脚で滑るように前盆へ。
 
ベッド前半では、横座りの姿勢から両足を揃えての旋回などで見せ、開脚3点支持でのポーズを決める。
ついで音楽をリズミックな邦楽男性ボーカル曲、
強制解釈化題名“モロッコの都市・男性の洗練された振る舞い”のカバーバージョンに変えての
ベッド後半は、「スーパーL」や「横開き」「スワン」などのポーズを決め、
ひざ立ちでのセクシータッチの動きで進めると、「片ひざつき片手差し上げ」
「シャチホコ」「3点支持」のポーズから、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
ハットをかぶると、クールなステップを切りつつ本舞台へ戻り、いすに横に座っての決めポーズで締めくくる。
 
2回目は、湘南を代表するバンドの曲メドレーで舞い切る作品。
リズミックに歌う強制翻訳邦題“平和と最輝点”に乗って、
リボン結びの白布を髪飾りに、首から両腕に白布が伸びる白レースミニドレス姿で登場。
余裕と貫禄の“ちょいブリ系”のダンスに、バレエテイストのターンやジャンプを交えて、
本舞台と前盆を行き来しつつの一舞からスタート。
音楽を、リズミックな強制翻訳英題“Promenade of life”に変えると、
前盆に座り込み、歌詞の世界を小刻みに丁寧な振りで表現すると、音楽と照明を残していったん袖へ。
衣装をスカイブルーのレースのロングドレス風ベッド着に替えると、再び前盆へ。
 
向こう向きの立ち姿での軽快なステップを披露した後、腰を下ろし、
音楽が、しっとりと歌い上げていく、
強制解釈化題名“「ヘイケ」や「ゲンジ」などの種類のある昆虫”に変わると、
座りの姿勢から「L」「横開き」のポーズを切り、前屈した姿で音楽を渡る。
リズミックに歌う、強制翻訳・解釈化題名“タイヤ痕 of hope”に曲を変えてのベッド後半は、
「スーパーL」「横開き」「3点支持」「スワン」などのポーズを決め、「3点ブリッジ」を架けて立ち上がる。
軽やかなステップとターンで本舞台へ戻り、「レイバック」を決めると、差し出した左腕に、
リボンさんが投げるリボンがいくつも投げ掛けられた姿で締めくくる。
 
3回目は、アップテンポに「浮かれろ」と歌う邦楽男性ボーカル曲に乗って、カラフルな髪飾りに、
胸元に青布が彩る、赤黒のフラメンコドレスに金帯を巻きつけ、同色の腕飾りを着けた姿で、
軽やかなスパニッシュ風ダンスを本舞台から前盆に掛けて舞っていく。
踊りながら腕飾り、髪飾り、ドレスを外していき、まとめていた髪を解くと、
首から青布が後ろに長く垂れる、シルバーライン入りの青トップスに
黒のニーハイブーツ姿に替えたかと思う間もなく、暗転で袖に引く。
ゆっくりと歌い上げていく邦楽男性ボーカル曲で明けると、白羽根髪飾り、白モンロードレスに替えて登場。
しっとりと舞いつつ前盆へ。
 
ベッド前半は、腰を下ろした姿勢で、歌詞に合わせての涙をぬぐうような振りなどを交えて進め、
「L」や「横開き」「シャチホコ」のポーズを切り、静かにうつぶせの姿勢に。
音楽がギター伴奏の邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Flower name”に変えてのベッド後半では、
腰を下ろした姿勢での大きな手の振りで情感を作りながら進めていき、
「スーパーL」や「シャチホコ」「3点支持」「前後開脚でのスワン」などのポーズを切り、
「片ひざつき片ひざ立ち両手差し上げ」のポーズを決めると立ち上がる。
ベッド着をひるがえしながら本舞台へ戻ってターンを見せると、「レイバック」を決めてのエンディングへ。
 
(5)【ai
こちらもセミロングで2個出し。
1・3回目は「1月中【浜劇】レビュー」でもお伝えした演目名「ai love you」を続演。
 
2・4回目は演目名「あかん」。
スパンコールつき黒ハットをかぶり、白のシルキーなミニドレスの上に黒のジャケットを重ね、
本舞台中央のいすに腰掛けたところからスタート。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、キレのよいダンスを披露しつつ、
いすに片足を掛けてのセクシータッチの振りなどを見せると、暗転で袖に引く。
関西弁の歌詞を標準語アクセントで歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制標準語化題名“だめ”で明けると、
白ミニドレス姿に替えて、本舞台を上手、下手に動きながらの大きな振りに、
歌詞が描く切ない心情をうまく乗せて舞っていく。
本舞台中央にばったりと伏せると、音楽が歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲に変わり、
起き上がって本舞台中央でドレスを脱ぎ、白のシルキーなベビードールに替えると、
アクセントを利かせた振りを見せつつ前盆へ。
 
ベッド前半は、両ひざ立ちや「両手片足つき片足振り上げ」
「片ひざつき片手差し上げ」などのポーズの形をキレよくつないでいき、
仰向けに寝ての大開脚や、両ひざ立ちや四つん這いでのあおり上げなどの動きを経て進めていく。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Shining”に変えてのベッド後半では、
腰を下ろした姿勢で歌詞の世界を振りで表現した後、
「スワン」「スーパーL」「シャチホコ」「片ひざつき片手差し上げ」
「両手差し上げのスワン」などのポーズを切って立ち上がる。
笑顔を振りまきつつ、指でリズムを取りながら本舞台へ戻ると、両手を差し上げる振りでのラストへ。
 
(6)【稲川なつめ
去年「12月結【広島】レビュー」でご報告した、孔雀のイメージのドレスで始める演目であったが、
体調不良により1回目は1曲目をカット、2回目はダンスパートをカットした上、
ポラ預かりなしと、心配される状況となった。
そしてやはりというべきか、3・4回目は休演ということになった。
後に聞いた話ではインフルエンザ罹患とのことで、今週の降板が決まったとのことであった。
感染の拡大を防ぐためには休演・降板はやむを得ない措置であると考える。
しっかりと養生して頂き、また元気な姿を見せて頂きたいと思う。
 

 40人弱で立ち見も出る入りで開演した場内は、日曜日、しかも途中で5人香盤になってしまったにも関わらず、4回目まで20人前後で推移。さらに日曜日の深い時間にしばしば感じる「本当に好きな人たちが残って送る温かい空気感」が、いつにも増して強いように思われる中、23時01分、結果的にはほぼ定時での終演となった。
 
 なお、翌27日(月)にはHIROさんも体調不良で休演・降板。27日(月)・28日(火)を4人香盤で凌いだ後、29日(水)から真白希実さんが代演で入って5人香盤の公演となるとのことである。他劇場でも体調不良による休演者が出ている中、舞姫のみなさま方には、くれぐれもご自愛頂きたいと願うのみである。
 
(敬称略・観劇日:平成26年1月26日(日))
 各地の劇場で「体調不良による休演」のお知らせが相次いでいる。休演する方の無念、そして代演に駆けつける方の心意気、どちらも尊いものであると思う。「浜劇」でも以前、インフルエンザによって同時に3人の出演者が休演せざるを得なくなり、臨時休館するという事態があった。それ以来かどうかは記憶が定かでないが、ポラタイムスタート時に投光さんが、「ノロウイルスやインフルエンザなどが流行しています。撮影をされる方は手洗いなど…」とアナウンスで呼び掛けるようになっている。
 不特定多数が狭い空間に集まり、しかも観劇にアクティブな方ほど、睡眠不足や栄養の偏りなどで体力が落ちがちなスト劇場は、感染症の流行環境としてはこれ以上ないほど条件が揃っている場所である。我々観客としても、きちんと体調を管理し、感染源になることがないよう気をつけたいものである。楽日前1回目のみ観劇。
 

(1)【初芽里奈
去年「11月中【川崎】レビュー」2回目でご報告している、作品番号(13)、演目名「music」を再演。
斬新な“ベッド着”が話題を呼んだ本作品であるが、初芽が身に着けると、ギターが何とも大きく見える。
 
(2)【夢見ほのか
赤とラベンダーパープルのレース髪飾りを着け、レースのビスチェ風トップスに
ロングスカート、黒ブーツ、左腕にのみラッパ状の腕飾りをつけた姿で、
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“それを起こさせる”に乗って、
いすに腰掛けたところからスタート。
立ち上がって前盆まで往復しつつ、フワリフワリとした独特の柔らかい舞姿を見せる。
暗転で袖に引き、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、シルバーメタリックのビキニトップに、
輝く飾りがついたベルトの黒レースミニスカートに替え、悠然とした姿で舞っていく。
いすを上手袖近くに引くと、音楽と照明と残して袖へ。
音楽をアップテンポの洋楽男性ボーカル曲に変えると、黒ショーツに白シャツを羽織った姿で登場。
本舞台上手でいすに後ろ姿で座り、黒グローブを着けると、
本舞台中央にいすを引き戻し、腰を下ろして静かに進めていく。
音楽が、ややスローに歌っていく洋楽男女ボーカル曲に変わると、いすに腰掛けて上体を反らし、
さらにいすから床に下りると、花道で腰を下ろした姿や四つん這いの姿勢で展開。転がるように前盆へ。
 
横座りで腰を下ろすと、立てひざを大きく開いた姿から、四つん這いなどを経て、仰向けの形で音楽を渡る。
ビートが利いた洋楽男性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、
「スーパーL」や「片ひざつき片ひざ立ち上体横ひねり片手差し上げ」
「シャチホコ」「両足開脚片手つき片手差し上げ」などのポーズを切って、
「3点ブリッジ」を架けると立ち上がり、シャツを脱いで本舞台へ戻ると、立ち姿で締めくくる。
 
(3)【かんな
去年「10月頭【川崎】初日レビュー」でお伝えした後、「11月中【川崎】レビュー」でもご報告している、
演目名「輝いた季節へ旅立とう」を再演。
筆者未見だが、本作品の「赤い糸」を前盆かぶりの観客の小指に結びつけるクライマックスで、
勝手知った常連さんが座っているとき、フェイントをかまして「振る」パターンもあるとのことなので、
ご注意を(笑)。
 
(4)【長谷川凛
16日にデビュー11周年を迎えた周年週。周年作「Crow」を演じる。
冒頭、暗転中に「カラス」の鳴き声が響く。続く1曲目も、おととし2月「浅草」の仙葉由季さん引退公演7景と、
そのモチーフとなった仙葉さんのソロ演目「白いカラス」使用曲、強制翻訳英題“Crow”を使うなど、
さまざまな思いを想起させるスタート。
濃赤の花髪飾りにシルバーのショートウィッグ、赤のしごきを締めた、赤と青の着物をひざ丈に着付け、
黒ブーツを履いた姿で、薄布を担いで前盆板付きから舞い始める。
音楽がアップテンポの邦楽男性ボーカル曲に変わると、本舞台から前盆に掛けてアクティブに舞い、
カラスが羽ばたくような振りも交えながら進めていき、さらに音楽を邦楽女性ボーカル曲に変えると、
切れ味よく、そして少しセクシータッチを加えた姿で舞いつつ前盆へ。
しごきを解いて首に掛け、帯を解くといったん本舞台へ戻り、着物をはだけると、
下に着けた黒レースビスチェを見せつつ、本舞台中央でのひざ立ちで、
ビートの利いた洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えると、優雅に舞いつつ、
本舞台上手に移って、花柄が入った黒シースルーの長襦袢風ベッド着を羽織り、ゆっくりと前盆へ。
 
ベッド前半は、片ひざをついた姿勢から四つん這い、
さらに片ひざつき片ひざ立ちなどの姿勢で、揺らめくように振りつないでいく。
音楽が、エレキギターがスローに鳴るインスト曲に変わると、立ち姿でベッド着を下ろし、
再びゆっくりと腰を下ろすと、ひざ立ちで両腕で自らの身体を抱きしめるように身を屈めていく。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化題名“True red sun”のカバーバージョンに変えてのベッド後半では、
「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」「片ひざつき片ひざ曲げ上体反らし片手差し上げ」のポーズを決め、
「3点支持」で立ち上がる。
ベッド着を肩に掛けながら本舞台へ戻ると、横向きの「レイバック」を決めた後、
両手を大きく揺らめかせながらのエンディングへ。
 
本作品の振付は、もちろん仙葉由季さん。“愛弟子”の周年作に自作の曲を提供するところからも、
後輩への愛情の深さを感じると言ったら、想像がたくましすぎるだろうか。
 
(5)【ai
おととし「10月中【浜劇】楽日レビュー」や去年「1月中【川崎】レビュー補遺」、
2月結【浜劇】レビュー」2・4回目でお伝えしている、
白の垂れ耳のかぶり物が印象的な演目名「ai love you」を再演。
激しいダンスが終わっての曲間で、「ハー、ハー」と肩で息をする姿には“危うさ”すら感じさせるが、
その全力投球の姿勢が魅力の一つと言えるのかもしれないと筆者は思う。
 
(6)【美緒みくる
チャイニーズテイストで始める、演目名「うぉーあいにぃー」。
スカイブルーのチャイナドレスに白羽根扇子を携え、
リズミックなボーカロイド系邦楽女性ボーカル曲に乗って、アクティブに舞いながら前盆へ進み、
ロボットダンス風の間欠的な動きなどを見せると本舞台へ戻り、
羽根扇子を大きく振りながらの“元気系”ダンスを披露する。
暗転で袖に引き、リズミックな韓流女性グループ曲で明けると、ピンクのスパンコールつきビキニトップに、
ピンクのショートパンツに替え、アイドルチックな振りで、ハートマークや銃で撃ち抜くような動きを交え、
前盆まで1往復しながら進めていく。音楽を残して袖に引くと暗転。
音楽終わりで照明がつくと、白ショーツに淡いラベンダーパープルのマラボーを差し上げた姿で登場。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲がスタートすると前盆へ。
 
ベッド前半は、マラボーを下ろしての立ち姿から座り姿勢に移り、
顔の前でしなやかに手を動かす振りなどで見せていく。
音楽終わりで「スワン」を決めると、スローに歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えての
ベッド後半で、マラボーを差し上げての「片ひざつき片手差し上げ」や「L」、
「後ろ手つき腰浮かせ片足前伸ばし」「横開き」「片ひざつき片手差し上げ」
「シャチホコ」などのポーズを切っていく。
マラボーを差し上げての「横開き」から「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」のポーズを決めて立ち上がる。
マラボーを広げながら後ずさりし、くるりと振り向いて後ろ手に広げ直すと本舞台へ戻り、
片手で大きく差し上げた立ち姿で締めくくる。
 

 ドラマティックな展開になったと話題の17日のビンゴ大会後の日曜日ではあったが、その反動もなく1回目からほぼ満席の入り。その後も徐々に増え、立ち見客が絶えない40人以上の入りで1回目を終えたところで、後ろ髪引かれる思いではあったが「浜劇」を後にした。
 
(敬称略・観劇日:平成26年1月19日(日))
 また一人、華のある舞姫がこの世界から旅だっていくことになった。森下理音さん。2004年1月16日「SNA」にてデビュー。以来ほぼ10年にわたって、「フォトジェニックなクールビューティー」として舞台を彩る存在であった。そのクールな容貌から受けるイメージとは違い、情に厚い一面を持つ舞姫であった。今週耳にしたあるエピソードをご紹介したいと思う。
 今週の「浜劇」は、鈴木茶織さんの3周年の周年週でもあり、節目となることから「周年イベント」の準備が進められていた。そこに急きょ決まった森下さんの引退。企画側は大いに迷ったらしい。「お姐さんの引退週にイベントなど開いてよいものであろうか…」と。その迷いを打ち消したのは、森下さんの次の一言だったそうである。「先のある踊り子さんの節目です。一緒にお祝いしましょう」。
 
 楽日最終回。森下さんのラストステージを目に焼き付けようと、場内、ロビーとも身動きすらままならないほどの観客が訪れていた。その模様の一端を、初見の1演目とともにお伝えしたい。
 

(4)【藤月ちはる
4回目は新作の演目名「わんだー期」。
ゲーム効果音風の音楽をバックにエレクトリカルに歌う邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“To inside of dream”に乗って、雪だるまをデザインした着ぐるみ姿で登場。
楽しい“ちょいブリ系”ダンスの途中に、なぜか腕時計を気にするような振りを交えながら、
本舞台と前盆を行き来しつつの一舞。
暗転で袖に引き、舌を噛みそうになる女性アーティストが歌う、強制漢字化・邦題“勿体夜国”で明けると、
ツインテールに白のレースカチューシャを着け、シルキーな白のミニドレスにファーレッグカバー姿で登場。
白い人形が先端についたスティックを手に振りながらの“元気系”ダンスを駆け抜けるように舞っていく。
音楽終わりで再び暗転すると、スティック先端の人形から七色の光をぼんやりと放ちつつ、袖へ引く。
音楽が、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、
淡い水色と黄色のミニドレス風ベッド着に替え、大きな振りをつけながら舞っていく。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“A tender feeling”に替えると前盆へ。
 
ベッドでは、ベッド着の前をはだけて「横開き」のポーズを一つ切り、横座りの姿勢などで静かに進めると、
音楽が、リズミックな洋楽女性ボーカルによるクリスマスソングに変わり、
「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」「スワン」
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」などのポーズを決めていく。
立ち上がると、ベッド着を左手に持って振るいながら本舞台へ戻り、軽やかに一舞して締めくくる。

(6)【森下理音
 ラストステージは、通路を二重三重に観客が取り囲む立錐の余地もない中で迎えた。その中には、同乗りの舞姫、別劇場で自らのステージを終えてから駆けつけた舞姫、そして同期で長期休業中の元舞姫の姿も見える。最終演目はもちろん演目名「ストリッパーからのエロス」。やはり何度観ても、この世界からの卒業にあたって、舞姫としての矜持を伝えるために作った演目に見えてならない。ダンスパートは、これまでと変わりなく恬淡と演じて見せる。しかし、場内割れんばかりの拍手とともに進んだベッドで、ある光景が胸を打った。
 
 前盆に伏せた姿勢。長い髪に隠れた顔にそっと手が近づくと、閉じた目をぬぐう仕草をみせたのだった。舞姫としてさまざまな感情を刻んできた前盆で、その思いが極まったように筆者には感じられた。その思いが伝わったのか、場内で見守るファンの中にも涙をぬぐう姿が見える。
 
 だが、この世界を象徴するかのような立ち上がりの曲が始まると、気持ちも切り替えるように、思い切りよくポーズを切っていく。それに呼応するかのように、場内の手拍子と拍手も最高潮に達していく。クールに、そして華やかに演じ切って魅せたラストステージは、暗転後も鳴り止まない拍手とともに幕を下ろした。
 
 23時前からスタートしたポラでは、花束を贈り、ねぎらいと感謝の言葉を告げるファンが長い列を作る。投光さんから「今日はこのために巻いてきましたので、お話のある方はゆっくりどうぞ」という粋な配慮が伝えられる。約1時間に及んだポラタイムは、熱心なファンの一人がしんがりを務める。「踊り子人生ラストポラ、好きなポーズ、撮られたいポーズでどうぞ!」との声に、森下さんが選んだのは、なんと「カエルオープン」。その潔さと心意気に、場内から大きな拍手が贈られるが、ファンがシャッターを切ろうとすると、ここで「残りゼロ」というオチがつき、大きな笑いに包まれる。
 
 その後、「浜劇」からのご厚意で、「チラシの原本」や「招待券」「Tシャツ」「音源」「ポスター」争奪の「じゃんけん大会」が開催される。さらにラスト週を皆勤したファンに「垂れ幕」がサイン入りで贈られた。
 
 いよいよ「ラストOP」。途中で投光さんから「みなさん、手を振ってください!」とのアオリも入り、場内が一体となって、挙げた手を左右に振っていく。フルコーラスでのOPを終え、本舞台幕が閉まると、時計はちょうどてっぺんを指していた。
 
 しかし、日付が既に変わった場内に残った50人近くの誰もが帰ろうとしない。場内から次第に沸き上がる「りおん!りおん!」のコール。投光さんが「どうする?」と森下さんに聞く。「OP、もう1回やる?」の声に、拍手に包まれる場内。「アンコールOP」は、さらに熱い手拍子と、手振り、そして笑顔の中で進んでいった。フルコーラスのOP曲が終わるとともに、本舞台幕の向こうにその姿を消していく森下理音さん。舞姫としての最後の姿は、やり切った爽快感に満ちた笑顔であった。
 
 森下理音さん、長い間、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
 
(敬称略・観劇日:平成25年12月20日(金))
「レビュー補遺」編>からの続き

<「鈴木茶織さん3周年イベント」レポ編>
 3回目フィナーレ終了後、ステージと場内の準備が進められる。60人を超える観客で通路までぎっしりの中、本舞台幕が開くと、司会を務める吉沢伊織さんがマイクを握り、出演メンバーが並ぶ。
 
 「では、鈴木茶織ちゃんのデビュー3周年記念イベントを始めます。みんなの心が一つじゃないとお祝いできないと思うので、試してみたいと思います」と吉沢さんが口火を切る。「いぇいいぇい!」。場内も応えて「いぇいいぇい!」。「では主役をお呼びしましょう!」と呼び込むが、なかなか現れない主役。「どこまで行ったんだ?」と場内が訝しんでいると、「すみませ〜ん…」と、本日の主役、鈴木茶織さんが登場。
 
 まず「Happy birthday to you」を場内全員で合唱。歌い終わりでローソクが吹き消されると、クラッカーが鳴り響く。続いてシャンパンの栓が勢いのある音ともに抜かれ、乾杯の準備が進められているところで、場内後方からシークレットゲストがステージに近づく。その姿に気づいた鈴木さんが「あーー!」と大きな声を挙げる。オフ中のaiさんが花束を持って駆けつけたのだった。
 
 みんな揃ったところで、森下理音さんの「鈴木茶織ちゃん、3周年おめでとうございまーす!かんぱーい!」の音頭で、乾杯。注がれていたシャンパンを一気飲みする鈴木さん。「4回目もあるんで…」と制止する吉沢さんに、「マジでダメなの?」と聞く茶織さんに、場内から笑いが漏れる。
 
 そして、ファンのみなさんからの花束やプレゼント贈呈が続く。贈られた花束で前盆がお花畑になっていき、その中での記念撮影が行なわれた。
 
 続いて、ファン代表からのお祝いの言葉。
 
ファン代表
「鈴木茶織さん、3周年おめでとうございます。何をしゃべったらいいのか、わからないんですけれども、
  今まで自分が観てきた踊り子さんの中で、茶織さんは表現力が豊かで、ステージを観ていて
  楽しくなるんですね(場内から「おぉー!」「ヒュー!」の声)。
  これからも表現力を生かして、今年1年は病気をせずに、頑張ってもらいたいと思います。
  頑張ってください。」
 
 吉沢さんの「他にもメッセージを贈りたいという方は…?」の呼び掛けに、自ら手を挙げたファンからもお祝いの言葉が続く。
 
「鈴木茶織さん、3周年おめでとうございます。
  鈴木茶織さんが今もし現役でなかったら、自分は劇場に来てなかったと思います。
  観劇を止めていたかもしれない。それぐらい鈴木茶織さんは自分にとって大きい存在です。」
 
 ここで、このファンの方の“遍歴”を知り尽くしている茶織さんから、ナイスなツッコミが入る。
「つなぎ的なね。」
 
 それに応えてファンの方が続けた。
「これからも『鈴木茶織さん』でいてください!」
 
 場内拍手の中、吉沢さんのさらなるナイスなツッコミ。
「はい、ai隊の方、ありがとうございました。」
 
 場内大爆笑。中でも一番大きな笑い声を上げていたのは、茶織さんご本人であった。
 
 次に今週のメンバーを代表して、西園寺瞳さんからお祝いの言葉が贈られた。さっそく「カンペを見ながら…」で場内の笑いを取る「ひとみたん」。
 
西園寺瞳さん
「ちゃお姐さん!」
 場内から「いやいや、いやいや…」のツッコミが…。
 
「3周年おめでとうございます。コースが一緒になることが多いので、もう5周年ぐらいのように感じます。
  3週連続で一緒だし、一緒に四国にも行ったし。
  ちゃおとの初めての出会いは、踊り子さん同士の食事会です。
  その時は『なんだか不思議な子だなぁ』と思いましたが、そんなに親睦は深まりませんでした(場内爆笑)。
  『仙台』や『浅草』やいろんな劇場で一緒になり、いつの間にか仲良しになっていました。
  『浅草』に至っては3回連続一緒になりました。
  そして『ウィーン少年合唱団ごっこ』や『お代官様ごっこ』などをしましたね。
  好きなことに一生懸命だし、おもしろいし、一緒にいると楽しいなと思っています。
  ステージに立っても全力投球で頑張っていますね。独特の感性の光っているステージで釘付けにされます。
  これからも『ちゃおワールド』で、みんなを魅了していってください。おめでとうございます。」
 
 続いてメンバーからのお祝いと色紙が、後輩のALLIYさんと川原美咲さんから贈呈。そして茶織さんが、3周年を迎えての決意と抱負の言葉を語った。
 
鈴木茶織さん
「ありがとうございます。自分、こんなイベントとかして頂けるような身分じゃないんですけど、
  こんなにみなさんに良くして頂いて、本当に幸せでございます。
  最初は『どうせちゃお、すぐ干されるっしょ』とか思って、
  投げやり半分で好きなことばっかりやっていた自分ですけど、いつの間にか3周年になったんで、
  これからも頑張れるように、心掛けてやっていこうと、最近思っています。
  ここまで来れたのは、みなさまお一人お一人のおかげなので…」
 
 ここで茶織さん、ふと隣りを見て、号泣する「ひとみたん」に気づく。
 
鈴木茶織さん
「えーっ!なんで姐さんが泣いてるんですか!」
 笑いと拍手に包まれる場内。茶織さんが続ける。
 
鈴木茶織さん
「こうやって優しいお姐さんたちに囲まれて、3年間、本当に幸せな気持ちでやって来れました。
  お客さまにも励まされてやって来れました。これからも頑張りたいので、どうぞよろしくお願いします。」
 
 場内大拍手。吉沢さんも「これからも温かく応援してあげてください」と続ける。
 
 この後、「集合ポラロイド争奪・茶織さんとのじゃんけん大会」の勝者3人に、記念ポラが贈られるとイベントは締め…かと思いきや…「今年もムチャ振りーーっ!」の声が響く。
 
 「ミュージック、スターーート!」で流れ始めたのは、強制翻訳邦題「閃光舞踊」の曲。盛り上がる場内に、きょどりながらも急きょ“振り起こし”を始める。途切れ途切れながらも、「よく覚えてんなー」の声が場内から聞かれる中、それでなくても狭い「浜劇」、さらに前盆が花束で塞がれた悪条件の中、場内の手拍子に乗せられて、前転や後転で果敢に攻める“アレックスちゃお”。曲が終わって一言。
 
 「大失敗です」。場内は再び笑いの渦に包まれて、無事イベントはお開きと相成った。

 
 「鈴木茶織さん、個性的で“規格外”な演じぶりに加え、伸び伸びとして気持ち良く、そして意外なほど豊かな表現でのステージングの数々、これからも大いに楽しませてください。期待しています。おめでとうございました!」
 
(敬称略・観劇日:平成25年12月14日(土))
 15日をもって12月前半“セミロング”のお二人が楽日を迎え、16日から12月後半のお二人が入った「浜劇」。その初日の演目について、1・2回目を観劇したところを「補遺 その2」としてご報告しておきたい。
 

(4)【藤月ちはる
「浅草『ファンタジア 1st』」で、超難景の1景をはじめ果敢に挑み、見事な演じぶりを見せてくれた藤月。
「浅草」後初のソロは、藤月のシリーズ演目となっている、演目名「藤月ちはる 刹那期」。
女の子のモノローグで始まり、リズミックに歌っていくアニメ関連曲、強制翻訳英題“Blue bookmark”に乗って、シルバーのロングウィッグにつば広の白帽子をかぶった白のミニティアードドレス姿で、
笑顔に豊かな表情を乗せての大きな振りのダンスを本舞台から前盆を往復しつつ展開していく。
再びアニメ声の女の子のセリフが入る曲に変わると、暗転して袖へ。
スローに歌っていく洋楽女性ボーカル曲で明けると、
1冊のノートとペンを手に、本舞台中央のいすに腰掛けた姿で登場。
ノートを手に大きく舞ってみせると、何か書きつけ、キスをしてからページを閉じていすに置く。
次いでドレスを外し、白のアンダー上下に替えると、“デシベスク”などのバレエテイストの振りで一舞。
いすにもたれかかるように座ると再び暗転して袖へ。
ややスローに歌う邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“秘密基地”で明けると、
シルバーロングウィッグはつけたまま、白薄布フリルつきロングドレス風ベッド着を大きく広げた後ろ姿で明け、
再びノートを手に取って舞った後、花道に置いて前盆へと進む。
 
両ひざ立ちで手を大きく振り広げての動きから、
「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」「スワン」のポースを切って見せていく。
立ち上がると、大きく両手を振り仰いでから、ベッド着を広げながらの後ろ姿で
「レイバック」を決めて本舞台へ戻り、ノートを手にしてのラストポーズで締めくくる。
 
(5)【森下理音
先の「12月中【浜劇】レビュー」で、引退作となった昭和歌謡メドレーで綴る作品について筆者は、
 
 >>「引退表明」後、改めてその視点で本演目を拝見すると、
 >>明らかにそのことを意識した作品であると思わざるを得ない。
 
と書いた。さらに、
 
 >>こうして「最終作」を拝見すると、10年のステージ活動を締めくくるにふさわしい曲を用い、
 >>そこに森下なりのメッセージを色濃く重ねる作品になっているように筆者には思えてならないのである。
 
とも書き記した。この点について、どうしても気になっていたため
踏み込んで“取材”させて頂いたところ、「全くの偶然です」とのお答えが返ってきた。
つまり本作品を作った時には、まだ引退するとは決めておらず、
結果的に引退作にふさわしい作品になっていたことから、他の作品を振り起こしたりせず、
最後までこの作品を踊っていくことを決めたとのことであった。
にわかには信じられず、思わず二度聞きしてしまうほど、筆者には思いも掛けないお答えであった。
そのぐらい“引退作”としてふさわしい作品になっている本作、
演目名は「ストリッパーからのエロス」とのことであった。
 
(6)【小向美奈子
11月頭【仙台】レビュー」でお伝えした演目を続演。

 
(敬称略・観劇日:平成25年12月16日(月))

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