舞姫たちへの片恋文

ストリップの舞台と舞姫への思いを綴ります。速報はTwitter「@st_kangekisya」で。

観劇レビュー【浜劇・横浜】

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 10月6日(月)8時過ぎ、静岡県浜松市付近に台風18号が上陸。東海・関東地方を北東に移動し、未明から朝方に掛けて暴風や大雨をもたらした。このため関東や東北の各劇場では、休演や開演時刻を遅らせる措置を取るところが相次いだ。各劇場のブログやtwitter、実見情報などからまとめた、この日の劇場開演状況は次の通りである。
 
仙台…休館/栗橋…14時/蕨…休館/西川口…休館/上野…休館/浅草…17時/池袋…14時半/歌舞伎…通常/SNA…17時40分/TS…11時半/渋谷… 休館/川崎…17時半/浜劇…17時半/大和…休館
 
 関東地方では昼前には雨も止み、日差しが照るまでに天気は回復。しかし“劇場の途中開場”という条件の厳しさもあって、筆者が訪れた「浜劇」は、通常の3回目にあたる17時30分の開演時に「観客4人」という寂しさであった。通常では3回目にあたる、この日の1回目を観劇。
 

(1)【ショウコ
外国童話をモチーフにした作品、演目名「白雪姫」。
リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制漢字化題名“肺胞”に乗って、本舞台中央にいすを据え、
赤いシルキーな帽子に、緑の腰飾りがついた白と淡いピンクのミニドレス姿で登場。
かわいらしくピョンピョンと飛び回りながらのダンスを、本舞台から前盆まで往復して舞うと暗転で袖へ。
アップテンポの洋楽ボーカル曲で明けると、いすにリンゴを置いて、
白い幅広襟の青トップスに黄のロングスカート、赤マントの白雪姫に変身し、
音楽途中でリンゴを手に前盆へと進む。
リンゴを捧げ上げ、前に差し出してから本舞台に戻り、いすに置くと、ゆったりと優雅な舞姿を見せていく。
音楽をスローに歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Some day, Prince is”に変え、
本舞台上手でトップス、スカートを外し、いすに掛けておいた白のロングベッド着を羽織り、
リンゴを手に、花道でひざをついて差し上げ、立ち上がると前盆へと進む。
 
前盆に入ると、リンゴを口元に近づけ、一口かじるとバッタリと前盆に伏せてしまう。
オーケストラ演奏でゆったりと歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲でのベッド前半、
起き上がるとリンゴを転がし、再び手に持つと、ひざ立ちでベッド着を広げ上げつつ展開していく。
腰を下ろした姿勢でのゆったりとした手の振りから、両ひざ立ちで両手を組んでの祈りの姿で音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“When it is with You”でのベッド後半では、
「L」や「スーパーL」のポーズを切ってから、歌詞に合わせた振りを見せていき、
「スワン」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを決めて、リンゴを手に立ち上がる。
ベッド着をひるがえして花道で振り返ると、
本舞台に戻っていすに座り、リンゴを差し上げてのエンディングへ。
 

(2)【夢見ほのか
9月頭【新宿】レビュー」でお伝えした、ラベンダーパープルのドレスで舞い始める作品を続演。
ちょっと“血圧が低そうな”フワフワとした独特の舞い方が、何とも言えない味わいを醸し出しているように思う。
 

(3)【HIRO
7月中【浜劇】レビュー」1・4回目でご報告した、
メタルアクセサリーがついたアラビアン風衣装に紫の薄布を広げながら舞い始める作品を続演。
表現の難しいひねるような手の振りで踊っていくスタイルは、
「ゴシックベリーダンス」を持ち込んだものだという。
ダンスジャンルへの飽くなき探究心には、いつも頭が下がる思いである。
 

(4)【長谷川凛
7月中【東洋】レビュー補遺」でお伝えした作品、演目名「Doll2」を続演。
人形がひとときの動きの自由を得て、心ゆくまで舞うことを楽しむが、
やがてその時に終わりが迫り、徐々に動きの自由を失い、
元の人形に戻っていくさまの切なさは、拝見していて胸を突くものがある。
 

(5)【小野今日子
ボカロ系音楽を中心に構成した作品、演目名「ボカロ」を演じる。
壮大なオーケストラ曲に乗って、黒薄布と羽根の髪飾りを着け、
ゴールドの着物風上衣に黒大羽根扇子を手にした姿で、本舞台にてダイナミックな一舞からスタート。
琴や太鼓が速い拍子を打つインスト曲に変えると、羽根扇子を置いてから、
手の振りが独特の舞を見せ、いったん羽根扇子を手に舞うと本舞台上手に移って黒帯を解き、
上衣を前に広げた姿で音楽を渡る。
音楽をアップテンポのボカロ系邦楽女性ボーカル曲に変えると、
ゴールドの飾りがついた黒ティアードロングドレスに金帯、黒のレースアームカバー姿に替え、
柔らかく大きな腕の振りでのダンスを本舞台で舞い、前盆まで歩み出てから腰を下ろすと、
場内を指差してから立ち上がり、本舞台に戻っての立ち姿で音楽を渡る。
ビートの利いたインスト曲に音楽を変えると、帯を外し、トップス、ドレスを脱ぐと、
本舞台上手で、黒ショーツに黒レースロングベッド着を羽織ってから、
ターンを繰り返しつつゆっくりと前盆へと進む。
 
ベッド前半、腰を下ろして片ひざ曲げ片足伸ばしの横座りでベッド着の前を広げ、
ゆったりとした女声ヴォカリーズが重なる音楽に変えると、
両足を大きく広げて交錯させてから、片ひざ片手つきの姿勢でゆっくり大きくうごめいて見せ、
前盆に伏せると音楽を渡る。
ギター伴奏で歌っていく邦楽男性ボーカル曲、
強制解釈化題名“平均月齢7.4の地球の衛星”に変えてのベッド後半では、
「前後開脚での片手差し上げ」から四つん這いでうごめいて見せた後、
「片ひざつき片足振り上げ上体反らし」から「上げ足上げ手つかみの横開き」、
「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢を取ってから、ベッド着を羽織って振り向きつつ、
後ろ手に広げて本舞台に戻り、大きな立ち姿を作って締めくくる。
 

(6)【松嶋れいな
3月中【川崎】レビュー+「aiさん2周年イベント」レポ」でお伝えした、
強制翻訳邦題“月光小夜曲”のメロディでリズミックに歌う洋楽男性ボーカル曲に乗って、
淡青色の薄布ロングドレス姿で舞い始める作品、演目名「Moon」を再演。
エレガントにしてダイナミックな松嶋の持ち味が盛り込まれた作品となっている。
ベッドでのちょっとトリッキーなハットの扱いにも注目したい。
 

 前文でも書いたように、17時30分の開演時に「4人」でスタートした場内は、その後、常連さんなどが仕事終わりで駆けつけてくださったこともあって、ようやくステージ上の演者より観客の方が多いところまで盛り返した。観ている方が申し訳なくなるような観客数でも、熱いステージを演じて下さる演者の方と場内との一体感は、むしろこんな時こそ高まるようで、楽しい時間を過ごさせて頂いた台風一過の「浜劇」であった。
 
(敬称略・観劇日:平成26年10月6日(月))
 この日の「浜劇」では思い出に残ることがあった。2回目から場内に入ってきた女性二人組。年の頃なら40代とお見受けしたが、場内大盛況で既に空席はなく、下手側後方の壁際に立って熱心にステージを観ていた。延びがちになるポラタイムの間に、そのうちのお一人が床に座り込んでいるのを見て、なんとなく立ち見をしたくなっていた筆者は、しばし席を譲ろうと声を掛けた。
 その方は、はじめは遠慮していたが「では、ようこさんの時まで座らせてもらいます」という。聞けば、2011年秋の「浅草『ばさら』」で矢沢ようこさんのステージを観て大ファンになり、回数は少ないながらも「浅草」や「SNA」に観にいったこともあるという。「ようこさんのステージは立って近くで観たい」というその方と話をしているうちに、筆者のカバンの中に「浅草」と「SNA」を取材した「週刊大衆」の記事の切り抜きが入っていることを思い出した。当該記事は「浅草『Shangri-La 2nd』」を取材したものであり、もちろんトリの矢沢ようこさんの写真とコメントも掲載されていた。
 2冊購入していた筆者は、この方なら喜んで頂けそうだと思い、カバンから切り抜きを取り出してプレゼントすることにした。最初は「こんな貴重なもの、頂けません」と固辞されていたが、筆者は“2冊持ち”であることを説明し、ポラ時に記事に矢沢さんのサインをもらっては、と提案して受け取って頂いた。
 
 そして矢沢さんのステージが始まった。その方は当初の言葉通り壁際に立ち、ひとときたりとも目を逸らすことなく、舞台を真剣な眼差しで見詰め続けた。この時、矢沢さんが演じた演目名「人形の家」は、筆者でもぐっと込み上げるものを感じる圧巻の舞台であったが、やはりと言うべきであろう、この女性は、ステージを観ながら時折、目に手をやって涙をぬぐっていた。
ステージ終了後、筆者は半ば強引にお二人をポラに誘った。順番が来ると、一人ずつ矢沢さんとの2ショットを希望。筆者がシャッターの大役を仰せつかる。記事にサインも入れて頂けて、お二人が大変喜んでいたのはもちろん、矢沢さんもお二人がファンと聞いて、とても喜んでおられたようにお見受けしたことも、筆者にはとてもうれしかった。
 
 筆者と同じタイミングで、ちょうどお二人も2回目終了後に退出。「浜劇」の前で短くお別れのあいさつをする。どうやら矢沢さんと筆者の会話から筆者の“劇場ネーム”を聞き取ったようで、「○○さん、またお会いしましょう」との声が掛かったことに、ちょっとびっくりさせられたが、筆者にとっては忘れられない劇場での思い出が、また一つ増えることになった。また何処かの劇場で、矢沢さんを見詰める熱い眼差しを再見できることを願ってやまない。
 

(1)【東条真夏
ピアノ伴奏にセリフが重なる音楽で、前盆板付きからのスタート。
赤花柄が入った白ミニドレスで舞いつつ本舞台へと進む。
音楽が、「第九」をモチーフにしたリズミックな洋楽女性ボーカル曲に変わると、
手にした白の円筒形の入れ物の底を外し、そこに描かれたアゲハチョウのイラストを羽ばたかせながらの
“元気系”ダンスを本舞台にて展開していく。
ついで、入れ物の中から花飾りを取り出して本舞台に並べて咲かせ、
両手で蝶の形を作って飛ばすなど、楽しいダンスを披露。
音楽をメロディアスなピアノインスト曲に変えると、入れ物を手に本舞台に引き、暗転して袖に引く。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、白とピンクの花が咲く首飾りとセパレートをつけ、
アクセントを利かせたダンスを、本舞台から前盆に掛けて演じていく。
暗転で袖に引き、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、白ティアードミニドレス姿に替え、
前盆に伏せた姿から起き上がり、いったん本舞台に引くと、再び前盆に進む。
 
ベッド前半、立ち姿でベッド着の前を開いて腰を下ろすと、体育座りで頭を下げた姿に変えて音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Seed of Joy”に音楽を変えてのベッド後半、
「スーパーL」のポーズを切ってから、「チューリップ」の姿勢で空中に指で文字を書き、
「両ひざつき上体反らし片手差し上げ」や「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし片手差し上げ」
「片ひざつき片足差し上げ片手差し上げ」「シャチホコ」
「片ひざつき片手差し上げ」などのポーズを次々と切って立ち上がる。
ステップを切りつつ両手を広げて本舞台に戻り、ベッド着を下ろすと後ろ立ち姿で両手で羽ばたいてみせ、
振り返って片手を差し上げつつ締めくくる。
 

(2)【友坂 麗
8月中【栗橋】レビュー」でお伝えし、
8月結【東洋】レビュー」でもご報告している演目名「祭」を続演。
福岡県出身の友坂にとっては、「無法松の一生」や「玄界灘」は、
やはり特別な思いがこもるのではないかと感じつつ、その粋でいなせな舞姿を拝見させて頂いた。
 

(3)【川原美咲
5月結【川崎】レビュー」でお伝えしている作品、演目名「花火」を再演。
本作品は羽鳥かのんさんから譲り受けたものである。こうして作品が受け継がれていくことで、
引退した舞姫の姿を偲ぶことができ、さらにその“心”が引き継がれていくことをうれしく思う。
 

(4)【小宮山せりな
2個出し。
1回目は、去年「6月頭【川崎】レビュー」でご報告し、
その後「10月中【新宿】レビュー」でもお伝えした、2周年作の演目名「くノ一」を再演。
ひゅんひゅん身軽に跳び回り、高いジャンプを繰り返すなど、
小宮山の生き生きとした機敏な動きが印象的な作品。
 
2回目は、某ギャンブル系球技をモチーフにした作品、演目名「マリンちゃん」を再演。
パチンコの効果音が流れる中、「海物語2」のイラストが貼られたいすに向こうを向いて座り、
ポニーテールに赤リボン、白ニット姿で玉打ちに興じる小宮山。
ハイテンポのインスト曲に変わると、ニットを脱いで山吹色のビキニ上下に替え、
楽しそうに一舞すると、音楽終わりで波音が響き始める。
前盆に進むと、水辺に足をつける仕草を見せて本舞台に戻り、
音楽がアップテンポのアニメ声の邦楽女性ボーカル曲に変わると、
歌詞に合わせた早振りのダンスを、本舞台から前盆に掛けて楽しく舞ってみせる。
ついで、リズミックなアニメ声の邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“〜Autumn〜”に音楽を変えると、
上手袖から白ブラウスを手に登場し、羽織って本舞台と前盆を行き来しつつ、
輝くような笑顔を見せながら“元気系”ダンスを披露していく。
暗転で袖に引き、トランペットが鳴るスローなインスト曲で明けると、
白シースルーのフリルロングベッド着に替え、大きな巻き貝を手に前盆へと進む。

ベッド前半、巻き貝を前盆かぶり客の耳に当てて音を聞かせると腰を下ろし、
ベッド着を広げての「片ひざつき片ひざ立ち」からの上体反らし、
腰を下ろしての横座りの姿勢から「片足流し伸ばし片足折り添え」、
さらに仰向け姿勢からの横座りで音楽を渡る。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“Island Song”に音楽を変えてのベッド後半では、
「スーパーL」や「横開き」「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」「片ひざつき片手差し上げ」
「スワン」などのポーズを切り、腰を下ろした姿勢での手の振りから、
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」や
「片ひざつき片ひざ曲げ上体反らし片手差し上げ」のポーズを決めて本舞台に駆け戻ると、
片手を上に、もう片手を横に伸ばしたポーズを決めてのエンディングへ駆け抜けていく。
 
 
(5)【鈴木千里
“魚がくしゃみをしたような”グループ名の曲メドレーで作り上げた作品。
アップテンポの邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Night Dancer”に乗って、
シルバーラインが入った黒ハットを目深にかぶり、白シャツ、濃青色のネクタイをぶら下げ、
襟にシルバーラインが通る黒ジャケットに黒パンツ姿で、クイックな振りや身体をくねらせるような動き、
ハットを手で押さえてのクールな舞、スローモーションでの振りなど、
多彩なパフォーマンスを取り混ぜてのダンスを、本舞台から前盆に掛けて展開してみせる。
暗転で袖に引き、アップテンポの邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Blue”で明けると、
右肩に白羽根を乗せたゴールド飾りが輝く、淡いベージュのロングドレス姿で登場。
本舞台でしなやかに舞っていくと、青の薄布を手にして広げ、大きく振ってみせると、
ターンで渦巻きを作りながら前盆へと進み、今度は振り広げながら本舞台に戻って、再び暗転で袖に引く。
リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Morning Song”で明けると、
長く袖が下がる青のシースルーロングベッド着に替えて、ゆったりと舞いつつ前盆へ。
 
ベッド前半は、腰を下ろし、ひざつきの姿勢で細やかな指の動きで見せ、
横座りで身体を流した姿から前盆に伏せて音楽を渡る。
変拍子の伴奏で歌っていく邦楽男性ボーカル曲、
強制解釈化題名“生きる化石と呼ばれる古代魚とI”に音楽を変えてのベッド後半では、
身体を起こしての横座りの姿勢でしっとりと進め、「片ひざつき片手差し上げ」や「横開き」のポーズを切る。
腰をついて青い袖を広げながら、静かに舞い、
「3点支持」や「シャチホコ」「片ひざつき片ひざ立ち片手差し上げ」
「スーパーL」のポーズを決めて立ち上がる。
ベッド着をひるがえしながら本舞台に戻り、片手を差し上げての立ち姿を決めてまとめる。
 

(6)【矢沢ようこ
7月結【川崎】レビュー」でお伝えした作品、演目名「人形の家」を続演。
2曲目から3曲目に渡るところでの、いすの座面にわずかに腰を乗せ、
頭を下にして両足をすらりと伸ばし上げる“準倒立姿勢”の美しさはお見事。
「人形」を表現する間欠的で直線的な動きで見せつつも、感情が滲み出てくるような舞いぶりも、
心を静かに揺さぶる確かな力を感じる名演となっている。
 

実力派が顔を揃えた香盤だけあって、場内は1回目から30人を超える賑わい。2回目はさらに立ち見客がずらりと囲み、50人近い大盛況となった。このため2回目をオールダブルにしての巻き進行となり、それでも2回目終了は約10分押しとなっていた。
 
(敬称略・観劇日:平成26年9月28日(日))
 ストの舞台も、舞台である以上「セット」を組むことはあり得る。「上手から下手までいっぱいに広がる墨書きの書状」や「2人が並んで入れる額縁」など、中には驚くほどの大きさや、精巧なセットを持ち込んで据え、幕が開いた瞬間に大いに驚かされることもある。
 そのセット、一般舞台との最大の違いは、「浅草」を唯一の例外にして、セッティングも撤収も、さらに言えば劇場を移る際のセットの輸送も、1人の演者の手に委ねられているということであろう。前出演のステージが終了してからのわずかな時間でセッティングを終え、ステージ終了後は素早く撤収を行なう必要がある。それは時間との勝負でもあり、前後の演者に迷惑を掛けないようにするという“仁義”を満たしながら行なわなければならない。
 しかしその制約の中で、より見応えのあるステージを目指そうと、舞姫のみなさまは工夫を凝らし続ける。その努力には頭が下がるばかりである。そんな演目にも出会えた9月頭「浜劇」をプンラスで観劇。
 

(1)【白砂ゆの
2個出し。1・3回目は去年「11月中【新宿】レビュー」でご報告している、
“ブリブリ”テイストで始める作品、演目名「ぎゅっ」を再演。
 
2・4回目は「6月中【川崎】レビュー」でご報告している、演目名「Other Side」を続演。
 

(2)【黒崎 優
一人気を吐く3個出しを敢行。
1・4回目は、平成23年「5月中【川崎】レビュー」で初めてお伝えし、
最近では去年「6月頭【仙台】レビュー」以来となったラテン系作品、演目名「珈琲」を再演。
また“ネタ”の正式解禁は周年週の来月のはずが、この日は1回目ポラ時から「もみマン」を激しく披露。
既に解禁に向けての序章か、助走か。
 
2回目は、おととし「10月頭【川崎】初日(1回目のみ)レビュー」で初出しの模様をお伝えし、
直近では去年「8月結【川崎】レビュー」以来となる“琉球系”作品、演目名「うちな〜」を再演。
 
3回目は、平成23年「11月頭【浜劇】楽日レビュー」で初めてご報告しているラテン系作品、
演目名「ネクラテン」を再演。この演目名、書き間違いではなく「初めてのラテン」→「初ラテン」の
「初」の字を分解して「ネ」「ク」と読んだシャレなので、“ネクラ系”作品とお間違えのなきよう。
 

(3)【藤咲茉莉花
2個出し。1・3回目は、強制邦訳グループ名“黄色いサル”の曲メドレーで、
徐々にイカれていく女性シンガーを演じる最新作、演目名「紫の空」。
ビートの利いたロック調の邦楽男性ボーカル曲、
強制電波法定義・翻訳邦題“電波を利用して、静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を送り、
又は受けるための通信設備の歌手”に乗って本舞台幕が開くと、センターにマイクスタンドを立てて、
白羽根が着いたつば広帽子に、輝く飾りがついた白ビキニトップ、
白とピンクのロングティアードスカート、白シルキーなロンググローブを着けた姿で、
ワイルドタッチに“やさぐれ感”を匂わせながらのワンマンショーを1曲。
暗転で本舞台幕が閉まると、足音が響く音からドアの開閉音が続き、
家に帰った女性シンガーが、飲み物の栓を開けて飲み干す様子までが効果音で綴られる。
続いて音楽をスローな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Purple Sky”に変えると本舞台幕が開き、
パープルレースビスチェに網タイツ、黒の革ジャンを羽織って、
中央に据えた2人掛けのゼブラ柄ソファに横たわった姿を現す。
気だるく立ち上がると、退廃感を漂わせるダンスを、本舞台やソファにひざ立ちの姿で進めていき、
音楽終わりで、指ピストルで頭を撃ち抜く仕草を見せてソファに倒れ込む。
音楽が、スローにリズムを刻む邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Moon Song”に変わると、
革ジャンを脱ぎ捨て、呆然とした表情を浮かべながら前盆へと歩み入る。
 
ベッド前半、頭を抱えるように両ひざをつき、仰向けから四つん這い、
さらに片ひざ立ちで横たわった姿を見せていく。
音楽をリズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Haven Journey”に変えてのベッド後半では、
両ひざつきで大きく上体をかきまぜる動きなどで見せていき、
「スーパーL」や「シャチホコ」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを次々と切っていく。
ついで両ひざ立ちで髪を振り乱しながら上体を旋回させ、頭を抱えた両手を大きく振り上げつつ立ち上がる。
本舞台に戻ると、後ろ立ち姿で両手を差し広げ、
ソファに片足をついての片手差し上げのポーズからソファに崩れ落ち、
さらに本舞台に立って、何かを上手、下手に投げつけるような振りを見せると、
力なくソファに横たわってのエンディングへ。
 
2・4回目は、一転、しっとりと魅せていく作品、演目名「風の盆恋歌」。
笛と三味線が導く民謡に乗って、半開にした本舞台幕の間、おけさ笠を目深にかぶり、
着物の上に白レースの上衣を重ねた姿で、しっとりとした舞を披露。
暗転で袖に引き、ゆったりと歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Wind Tray Love Song”で明けると、
白和傘を本舞台中央に置き、細かい白模様が散るねずみ色のお引きずりに銀帯を締め、
白布を手に、しっとりとした日舞で魅せていく。
白布を頭に乗せて端を口にくわえた姿を見せ、ついで両手に絡めて踊り、
肩に掛けて一端を口にくわえた後ろ立ち姿で音楽を渡る。
ピアノ伴奏で静かに歌っていく邦楽女性ボーカル曲、
強制解釈化・英訳題名“ぴったりとそばにいるWind”に音楽を変えると、
開いた傘を上手袖に置き直し、帯を解いてしごきを飛ばし、本舞台上手に腰を下ろす。
お引きずりを脱いで、白襟桃色長襦袢を片肩脱ぎにした姿に替えると暗転、本舞台幕が閉まる。
ピアノ伴奏で歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦・英題“瞬間 〜Now is lived〜”で、
閉まったままの本舞台幕の前に立つと、
赤腰巻に赤のぼかし花柄の素通し長襦袢を羽織った姿で、白花を散らし置いた前盆へと静かに進む。
ベッド前半は、腰を下ろしてから、ゆったりとした手足の振りで進め、
「L」や「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」などのポーズを切ると、両ひざ立ちで静かに舞っていく。
やがて本舞台幕が開くと、そこには厚く積もるほどに重なる桃色の花々が置かれているのが見えてくる。
その前で、「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし片手差し上げ」のポーズを決めて立ち上がる。
お花畑の中に立ち、ついでひざ立ちで花を拾い上げて散り落としていくと、
髪に挿していたかんざしを手にし、一気にのどを突いて、
花々の中にばたりと倒れる衝撃のラストシーンを迎える。
 

(4)【阿久美々
6月中【東洋】レビュー」でお伝えしたデビュー作、演目名「Gimme Gimme」を続演。
 

(5)【藤月ちはる
2個出し。1・3回目は、演目名「コスモ期チハロイド編」。
アップテンポの邦楽女性ボーカル曲に乗って、黒羽根髪飾りを着け、
シルバーフリンジつき黒セパレートに、黒スパンコールがついた短丈トップス姿で、
ピストルを手に下手袖から飛び出し、構えながらのダンスを本舞台から前盆を行き来しつつ一舞。
音楽途中で袖に引くと暗転、
アップテンポの邦楽女性グループ曲、強制カタカナ化題名“ウィ−ティ−ウィ−ティ”で明けると、
レモンイエローのショートウィッグに、同色の耳付きフワフワフードつき短丈トップス、
薄青とレモンイエローのティアードミニスカートと、レモンイエローのフワフワショートブーツを着け、
曲調に合わせたクイックな“ブリブリ系”のダンスを本舞台から前盆を往復しつつ一舞してみせる。
指でハートマークを作ると、暗転して袖に引き、
音楽をアップテンポのボカロ系邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Does Android Look at the Dream of Candy?”で明けると、
ウィッグはそのままに、カップ部が穴開きの白レースアンダートップとアンダー、
メタリックシルバーのロングブーツ姿で登場。ロボットチックな動きを交えて本舞台で一舞した後、前盆へ。
 
ピアノ伴奏で歌っていくアニメ系邦楽女性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Please Love Me for Aemipermanent”でのベッド前半は、
腰を下ろし、両ひざ立ちの姿勢での腕の振りで進めてからズバッと切り替えて「スーパーL」のポーズを切り、
さらに腰を下ろした姿勢で進めると、「片ひざつき片手差し上げ」や「スワン」のポーズを決める。
両ひざ立ちでのロボットチックな動きの中でアンダートップを外し、ついでショーツを外すと、
「スーパーL」や「横開き」のポーズを切って立ち上がる。
お尻を振りながら本舞台に戻ると、片手を差し上げての立ち姿でまとめる。
 
2・4回目は、演目名「フジツキチハル lady期」。
リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“100分の1”に乗って、
ポニーテールの根元を赤ひもで結び、赤のベネチアンマスク、
赤縁取りの黒のミニ着物に赤の光沢地の帯を締め、赤薄布ティアードミニスカート、赤ロングブーツ姿で、
本舞台から前盆で、ゆっくりきっちりとした振りの舞を見せていくと、後ろ向きでマスクを外して暗転、袖に引く。
アップテンポに三味線が導く邦楽女性ボーカル曲で明けると、
ゴールドやシルバーのラインがV字に飾るミニドレスに、白の模様が渦を巻く紫の和傘を手に登場。
傘を置くと、本舞台から前盆でアクティブなダンスを大きな手の振りで舞ってみせる。
ついで、閉じた傘を肩に担いで前盆まで往復しての立ち姿で、
音楽をオーケストラが奏でるインスト曲に変えると、
傘陰でドレスを脱ぎ、赤ショーツの上に輝く飾りがついた赤薄布を首から垂らした姿で現れ、前盆へと進む。
 
ベッド前半、立ち姿から「両手片足つき片足振り上げ」のポーズを切り、横に伏せると「L」のポーズを決める。
音楽をリズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制漢字化題名“明−風”に変えてのベッド後半、
「スーパーL」や「スワン」「横開き」「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを切り、
首から赤薄布を外して立ち上がる。本舞台に戻ると、傘を手にして差し上げての立ち姿で締めくくる。
 

(6)【赤西 涼
2個出し。1・3回目は「6月中【仙台】レビュー」1・3回目でご報告している、演目名「デビュー」を続演。
一部、曲や振りなどを変えているので、演目名「デビュー・改」が適当かとの取材結果も。
 
2・4回目は、演目名「Marshmallow day」。
リズミックな邦楽男性ボーカル曲に乗って、ピンクのベレー帽をかぶり、
青やピンクのパステルカラーの飾りがついた金黒のミニドレス姿で、白風船4個を手に前盆板付きからスタート。
“元気系”ダンスで舞いつつ本舞台に戻ると、
カラフルな花模様がついた小さないす4脚に風船を差して本舞台に散らし、
その間で笑顔を振りまきながら楽しそうに舞っていく。
音楽を、リズミックな邦楽男性ボーカル曲、強制解釈化題名“カラフルなWorld”に変え、
いすを本舞台下手側に集めると、暗転して袖に引く。
シルキーなスカイブルーのつば広帽子に同色のトップス、
白黒モノトーンで裾が斜めに切れ上がったロングスカート姿で、
レインボーカラーの細長布を両腕に掛けて大きく振りつつ、本舞台から前盆であでやかに舞っていく。
後ろ立ち姿で布をはらりと落とすと、再び暗転で袖に引く。
音楽より先に、つば広帽子に、フリルが飾る淡いスカイブルーのカップレスロングドレス風ベッド着姿で、
レインボーカラーの布を手にした立ち姿で登場。
ゆったり歌い上げていく邦楽男性ボーカル曲が流れ始めると、
手にしたつば広帽子の陰で風船にキスをしてから、下手側の風船が置かれたいすに帽子を置いて前盆へ。
 
ベッド前半は、両ひざ立ちでベッド着の前を開いて腰を下ろすと、しっとりとした手の振りで引きつけていく。
リズミックに歌っていく邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳邦題“記号”に音楽を変えてのベッド後半では、
「スワン」や「片ひざつき片手差し上げ」「横臥しての片手片足横伸ばし」のポーズを切り、
さらに腰を下ろした姿勢で動きを抑えて進め、
「スーパーL」と「片ひざつき片手差し上げ」のポーズをじっくりと切って立ち上がる。
ベッド着を差し広げつつ本舞台に戻り、レインボーカラーの布を両手で広げての「レイバック」から、
親指・人差し指・小指を立てた“I Love You”のハンドサインを送って腰を下ろし、
レインボーカラーの布を手に「片ひざつき片手片足差し上げ」のポーズを決めてのエンディングへ。
 

 この日は週半ばの木曜日ということもあって、1回目は12人ほどから始まり、その後20人ほどまで緩やかに増えていく場内であったが、“ポラ撮影率”は高く、進行的にはやや押しに。そして4回目には25人を超える賑わいを見せ、22時58分、23人が見守る中、常連さんの盛り上がりも楽しい終演となった。
 
(敬称略・観劇日:平成26年9月4日(木)) 
 この週の「浜劇」は、“ダンス巧者”で鳴らすメンバーがずらりと顔を揃えた“ダンシング香盤”として、早くから話題を集めていた。それに加えて“永遠の24歳アイドル”吉沢伊織さんの誕生日週ということもあって、平日も大変な賑わいになっているとの便りも聞こえていた。
 間違いなく充実したステージが期待できる公演を、わずか一回りで退出するのは残念の極みではあるが、片鱗に触れられただけでも良かったと思い直して、1回目のみ観劇。
 

(1)【沢村れいか
ゆく夏を惜しむように威勢良く演じる演目名「祭り」。
「祭」の文字が描かれた提灯が吊るされた支柱が上手、下手に立つ間で、
リズミックな洋楽男性ボーカル曲に乗って、ねじりはちまきを頭に締め、
白や黒のバラの花が咲くミニ着物に赤帯を締めた姿でアクティブに舞い始め、
すぐに音楽をアップテンポの洋楽女性ボーカル曲に変えて、さらに一舞。
ラップ調で歌う邦楽男性ボーカル曲、強制翻訳英題“Festival Baron”に音楽を変えると、
本舞台上手で着物を脱いで、胸にさらしを巻きつけ、
黒スパンコールのついた短パンの上に、赤・黒・白の模様半纏を羽織った姿に替え、
紅白のねじり模様が入った太鼓のばちを手に、勇ましい舞姿を本舞台から前盆にて披露する。
音楽を、リズミックな邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Fireworks”に変えると、
本舞台上手で髪を下ろし、さらしと短パンを外して半纏だけを羽織って前盆へと進む。
 
ベッド前半、立ち姿から腰を下ろして、しっとりとした動きで進め、仰向けで胸や秘所をさする仕草を見せる。
さらに、起き上がって歌詞に合わせて両手を差し上げていく振りから、両ひざ立ちで音楽を渡り、
太鼓と三味線が鳴るリズミックな邦楽男性ボーカル曲、
強制翻訳英題“Festival”に音楽を変えてのベッド後半では、
動きをアクセラレートさせ、「スーパーL」から「横開き」のポーズを切り、
両足旋回から両ひざつきでの腰の上げ下げなどの動きを見せ、
片ひざつき片ひざ立ちの姿勢で半纏を構え直してから、
「ソイヤ!」の掛け声とともに「片ひざつき片手差し上げ」や「L」、
両足旋回から「両ひざ立ち上体反らし」のポーズを決めてから、前盆で両手を開いて構え、
音楽を速い調子で三味線が鳴るインスト曲に変えると、
「両手片足つき片足振り上げ」や「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」のポーズを切って立ち上がる。
本舞台に戻り、片ひざつきの姿勢に構えてきりりと締めくくる。
 

(2)【空まこと
今週初出しの新作、演目名「kiss it」。
ややスローな洋楽女性ボーカル曲に乗って、シルキーな赤のミニハットを頭に乗せ、
赤の蝶ネクタイがついた白のミニドレスに、柄が「?」様に曲がったロングステッキを手に登場。
ステッキを振り回したり、またがったりと操りつつ、
空には珍しい“ちょいブリ”系の振りが入ったファンシーな一舞からスタート。
音楽がリズミックな洋楽女性ボーカル曲に変わると、ステッキを置いて下手、上手とターンを繰り返しつつ、
ミニドレスを脱ぐと、白のトップスに赤のティアードミニスカートのドレス姿に替え、
ターンを多用し、アクセントやトリッキーな動きやステップを加えた“空テイスト”なダンスを舞っていく。
前盆まで進んで上方を指差すと、音楽をリズミックな洋楽ラップ曲に変え、
本舞台上手に駆け戻ると、髪を下ろし、手鏡を持って髪をとかしながらバニーの耳を付けると、いったん袖に。
白黒ツートンビキニのバニースタイルで、飲み物が注がれたワイングラス4個を載せた丸盆を手に、
中身をこぼさないよう盆の水平を保ちながら身体をくねらせる動きなどで見せて前盆前に進むと、
前盆縁にグラスを90°間隔で並べ置き、細かいアクセントを付けた舞を見せつつ前盆へと入る。
 
音楽がシームレスにラップ系の洋楽男性ボーカル曲に変わってのベッド前半、
前盆に腰を下ろすとグラス1個を手にして飲み干し、身体をくねらせる動きを見せるとトップスを外すと、
さらに2杯目を飲み干す。
ついでひざ上げ四つん這いでの腰の上げ下げや、仰向けからのVで両足を揺らめかせると、3杯目を口に。
音楽が、スローにビートを利かせた洋楽女性ボーカル曲に変わってのベッド後半では、
飲み干したグラスを額にあててみせると、仰向けでのVから、ゆっくりとした動きで進め、
4杯目のグラスを差し上げての「横開き」や
「片ひざつき片足振り上げの横開き」などのポーズを切って立ち上がる。
グラス4個を手に転がりながら本舞台に戻り、
丸盆を片手に、もう片手にグラスを持って差し上げた姿でのエンディング。
 

(3)【吉沢伊織
誕生日週は、吉沢いわく“いおりん総集編です!!”という作品を2個出し。1回目は演目名「男と女」。
リズミックな洋楽男性ボーカル曲に乗って、
黒ラインが入った白ハットをかぶり、黒チョッキに白ジャケットを重ねた白パンツ姿の男装で登場、
しなやかさとクールさを共存させた舞姿で、本舞台から花道を鮮やかに舞っていく。
投げ上げたハットをキャッチして差し上げるクールなパフォーマンスを見事に決めると、
音楽をリズミックな洋楽男性ボーカル曲に変えて大きくあでやかに舞いつつ、
ハットを前盆中央に投げ置くと、脱いだジャケットを肩に掛けて前盆を一回りすると、
音楽を残して暗転、袖に引く。
下手袖から、赤のシースルーモンロードレスに白ヒールをぶら下げた女性の姿で登場。
静かに上手に腰を下ろすと、音楽がピアノ伴奏で歌っていく洋楽女性ボーカル曲に変わり、
束ね髪を下ろしてヒールを履いていく。
本舞台中央に進んで前後開脚で展開すると、両ひざ立ちから立ち上がって、音楽終わりで前盆へ。
 
そばに置かれたハットに目をやりつつ、おもむろに拾い上げると、
音楽を、リズミックな洋楽女性ボーカル曲に変えてのベッド前半では、
ハットを胸に抱き、差し上げつついったん立ち上がり、静かに動きながら再び腰を下ろすと、
ハットを脇に置いて、仰向けに倒れて両足を交錯させながら音楽を渡る。
リズミックに歌い上げていく洋楽男性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、
起き上がってハットを頭にあてがいつつ、ハットを扱いながらの両ひざ立ちから、
差し上げての「L」や「シャチホコ」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切ってみせる。
さらに「片ひざ曲げ片足後ろ伸ばし両手差し上げ上体反らし」から「スワン」のポーズを決めると立ち上がる。
ハットを大きく差し上げ、片手で扱いつつ軽快に舞い、ウインクを決めて本舞台に戻ると、
ハットを頭に構えてのエンディングへ。
 
********************
 この後、1回目のポラタイムに、吉沢さんの“24歳”の誕生日をお祝いするプチイベントが開催された。
 ステージ終了後、客電が入ると、すかさず上手袖近くで吉沢さんのファンの方々が、バースデーケーキのロウソクに点火のスタンバイを始める。が、なかなか点火できない。ワタワタするうちに、点火前に吉沢さんがポラに登場、ケーキの準備を見て驚く中、「Happy Birthday to You」の音楽が流れ始める。「♪Happy birthday, dear …」の後はもちろん、何の打ち合わせはなくても「dear いおりん!」で揃うのはさすがの場内。
 歌い終わると、ファンのスタッフから渡されたティアラを付けた吉沢さんが、結局未点火のままとなったロウソクを「フーッ!」と消したつもりにする、エア「ロウソク吹き消し」を行なう。場内からはクラッカーが鳴り響き、プチイベントは終了。
 その後のポラタイムで、多くのファンから花束やプレゼント、お祝いの言葉などが贈られ、その度にクラッカーが鳴る、温かく楽しいお祝いのひとときとなった。
********************
 

(4)【MIKA
白の花が咲いた緑のツタを両手に、輝く飾りがついた白の裾広がりドレス姿で、前盆板付きからスタート。
オーケストラ演奏に洋楽女性ボーカル曲が重なる音楽に乗せて、
優雅に花々を振りながら舞いつつ本舞台に戻り、照明を残したまま上手袖にいったん引く。
澄んだ声で歌っていく邦楽女性ボーカル曲に音楽を変えると、
白シルキーな長袖ロングドレスに替え、緑の葉がついたネットを長く引きながら姿を現し、
しなやかさとエレガントさを包含したダンスを、本舞台であでやかに舞っていく。
ついで、ネットを頭からすっぽりとかぶり、
その中でドレスを脱いでから、両手でネットを差し上げつつ前盆へと進む。
ターンから大きく伸び上がる姿を見せてネットを外し、
後ろ手に差し上げながら本舞台へと戻って両手を突き上げると、暗転して袖に引く。
澄んだ声で歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制解釈化題名“迷い”で明けると、
白ラメの長布を肩に羽織った姿で前盆へと進む。
 
ベッドでは、腰を下ろしての展開から、「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを切り、
「両ひざつき上体反らし」から仰向けに倒れ、
白布を身体にまとっての「スーパーL」から「3点支持」のポーズを切って立ち上がる。
本舞台に戻って白布を落とし、両手を組んで差し上げた姿で音楽を渡ると、
スローに歌い上げていく女声ヴォカリーズが流れる中、前盆上方のリングをセッティング。
リングにぶら下がっての「開脚倒立」から、「上体を反らしたスワン」
リング上端に両足を掛け、海老反り姿勢で下端を両手でつかむポーズ、
開脚の両足でリングを両面から挟むようにぶら下がる倒立などの、
アクロバティックなエアリアルリングパフォーマンスを展開していく。
ラストは、両手を伸ばしてリングにぶら下がり、
高速スピンを見せつつ、次第に落ちていく照明の中に姿を消していく
 

(5)【小嶋実花
おととし「7月中【仙台】レビュー」1・3回目でお伝えして以来、何回かご報告している
2周年作、演目名「雨のち虹」を演じる。
 

(6)【真白希実
韓流ボーカル曲メドレーで構成、今週までの限定上演作品という演目名「mr.mr.」。
アップテンポの韓流男性ボーカル曲に乗って、「LA」の文字入り黒キャップをかぶり、
「PINK BOX 50」の文字の入った身体前面がシルバー、後面が黒のTシャツ、紺短パン姿で登場。
軽やかなステップのヒップホップ系ダンスを本舞台から前盆で披露し、暗転で袖に引く。
ビートの利いた女性ボーカル曲で明けると、前にエンブレムのついた水兵帽を頭にのせ、
胸にオレンジストライプの入った青の水兵服風ワンピースに替え、リズミカルなダンスを舞い続ける。
本舞台中央に置いておいた、両側に白と青の方形布が着いたバトンを手にすると、
本舞台から前盆に進みながら、見事なバトントワリングを披露。
照明を残したまま、音楽をリズミックな男女ボーカル曲に変え、本舞台上手でワンピースを脱ぐと、
黒レースブラ、蛍光イエローのショーツに黒地に細かい白ドットの超ミニ腰飾り姿で前盆へと進む。
 
ベッド前半では、腰を下ろし、M字や片ひざ立ち、四つん這いなどの姿勢で、
セクシータッチな動きを交えて進めていく。
ややスローでリズミックに歌っていく女性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半は、
腰を下ろしてのM字開脚から、片ひざ立て片足伸ばしの姿で音楽を渡り、
ラップ調の男性ボーカル曲で、音楽のリズムに上体を反応させながらのクイックな振りから、
「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを切り、四つん這いでセクシーに腰を震わせると、
両ひざ立ちで身体をくねらせてみせてから
「L」や「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし両手差し上げ」のポーズを決め、
片ひざつき片ひざ立ちの姿勢を経て立ち上がる。
前盆でしなやかに身体をくねらせながらのダンスパフォーマンスを見せると本舞台に戻り、
アクセントを利かせた振りで締めくくる。
 

 話題の香盤に誕生日週となれば、混雑必至ではあったが、この日は誕生日当日の翌日であったこともあってか、40〜50人の入りで推移。とは言っても狭い「浜劇」では、これだけでも十分な混雑。立ち見の列が囲む中での熱演をひと回り拝見して、ますます混雑してきた場内を後にしたのだった。
 
(敬称略・観劇日:平成26年8月30日(土)) 
 この週は、小澤マリアさんがデビュー7周年を迎えられた。2007年7月16日、新宿ニューアートでデビュー。日加ハーフのエキゾチックな顔立ちと、親しみやすい“べらんめぇ”キャラで「浅草トリシスターズ」のお一人として活躍しているばかりでなく、飲食店や海の家経営など実業家としての顔や、お酒好きが多い斯界においても群を抜く酒豪としても知られている。
 そんな小澤さんの周年作を含め、新作がいくつも披露されている「浜劇」をプンラスで観劇。
 

(1)【ALLIY
2個出し。1・3回目は、「6月中【仙台】レビュー」3回目でお伝えしている演目名「元気っ子」を続演。
笑顔でタイトル通りに元気いっぱいに舞う姿が、実に気持ちよい作品である。
 
2・4回目は、ラップ調に歌い始める邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“押しつぶす”に乗って、
星条旗をデザインしたビキニに、アルファベットが描かれたシースルーのジャンパーを羽織り、
青のスニーカーを履いた姿で、振りにアクセントを利かせたアクティブなダンスを、
本舞台から前盆を往復しつつ一舞。
暗転で袖に引き、リズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、
前に大きくスリットが入った赤のシルキーな生地の上に黒レースを重ねたロングドレス姿で登場。
ぐっと大人びた雰囲気に、音に乗った切れ味鋭い振りが差し込まれるダンスを披露していく。
本舞台から前盆を往復していくと、再び暗転で袖に。
スローでリズミックな洋楽女性ボーカル曲で明けると、
胸に薄桃色の花が咲き、両肩をフリルが飾る白ロングベッド着に替えて前盆へ。
 
ベッド前半、腰を下ろすとベッド着の前を開き、仰向けに寝て両足を揃い上げてからの開脚へと展開し、
さらに上体を起こしての手の振りから「スワン」のポーズを切り、前盆に伏せた姿で音楽を渡る。
リズミックな洋楽女性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半では、
両ひざ立ちで上体を揺り動かす振りから、「シャチホコ」や「L」「両ひざ立ち上体反らし」
「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」などのポーズを決め、
四つん這いで髪を振り乱すと、「L」のポーズを決めて立ち上がる。
本舞台へ戻ると、後ろ立ち姿を決めてのエンディングへ。
 

(2)【鈴木茶織
1・3回目は、「6月頭【東洋】レビュー」で詳しくご報告し、
その後「6月中【仙台】レビュー」「6月結【新宿】レビュー」とご報告している、演目名「Pretty Pink②」を続演。
 
2回目は最新作、演目名「ちゃお夏2014」を演じる。
波音が響くと、リズミックな韓流男性グループ曲、強制翻訳邦題“海洋”に乗って、
星条旗デザインの大きな浮き輪を前盆に浮かべ、
白ハットにグラサン、柄シャツ、白パンツのイカした野郎がその上に乗ってのスタート。
跳ね起きると、前盆から本舞台を行き来しつつ、
海辺の若い兄ちゃんの“ハッチャケ系”ダンスを陽気に演じていく。
暗転で袖に引き、リズミックな邦楽男性グループ曲、強制翻訳邦題“拍子”で明けると、一転。
花髪飾りに花柄ロングドレスの女の子に変身。
優しく淑やかな舞姿を見せてから、本舞台下手にて後ろ立ち姿でドレスを脱ぐと、
白とオレンジのチェック柄のビキニトップとティアードミニスカート姿に
白シースルートップスを重ねた姿に替え、前盆へと進む。
 
ベッド前半は、ややお転婆風に舞をアクセラレートさせながら展開し、
腰を下ろしてひざを抱えた姿で音楽を渡る。
スローなギター伴奏で歌っていく邦楽男性ボーカル曲、
強制翻訳英題“End of the Summer”に音楽を変えてのベッド後半では、腰を下ろした姿勢でしっとりと進め、
両ひざ立ちからの「レイバック」を決め、あぐらをかいた姿勢で花髪飾りを外して両手で捧げ持つと、
両ひざ立ちでの上半身旋回や、「片ひざつき片手差し上げ」からの両手差し広げ上げのポーズを切り、
両ひざ立ちで両耳に手を当てて音を聞く仕草をみせると、
「スワン」や「片ひざつき片足振り上げ上体反らし」のポーズを決める。
さらに横座りの姿勢から横臥へと動き、音楽が波音からリズミックな韓流男性グループ曲、
強制邦訳・解釈化題名“男の子たちはウランに会う”に変わると、
アクティブに踊り始め、両ひざ立ちで浮き輪を頭上に掲げて左右に振って見せると、浮き輪の上に座り、
さらに身体を通しての「シャチホコ」や「片ひざつき片ひざ立ち片手差し上げ」のポーズを切って立ち上がる。
本舞台に戻ると、浮き輪をはめた姿で楽しく舞ってみせてのエンディングへ。
 

(3)【HIRO
3個出し。1・4回目は、スローにビートを利かせた洋楽男性ボーカル曲に乗って、
黒布を頭に巻き、メタルアクセサリーが乾いた音を立てる黒のセパレートに黒の薄布ロングスカート姿で、
紫の薄長布を広げての前盆板付きにてスタート。
布をひらめかせながら本舞台に戻り、優雅な舞を披露した後、暗転で袖に。
アップテンポでリズミックなインスト曲で明けると、
右手に紫布、左手に黒薄布を持って振り回しつつ、布による曲線美を作り出していく。
音楽途中で袖に引くと暗転し、エスニックテイストの洋楽女性ボーカル曲で明けると、
スカートを外したセパレート姿に替え、黒の大きな羽根を両手に持って、
アクセントをつけて腰を左右に振り動かす独特の振りを交えた舞を、本舞台から前盆に進み出て披露していく。
本舞台に戻り、打楽器が打ち鳴らすような音に鳥のさえずりや女声ヴォカリーズが重なるインスト曲に変え、
本舞台下手でセパレートトップスを外し、コインアクセサリーが下がる黒レース腰布を振って音を聞かせつつ、
花道でひざをついて、そのまま横に転がるように前盆へ。
 
ベッド前半では、片手片ひざをついて浮かせた腰をひねるように動かしてみせ、
「片ひざつき片足後ろ伸ばし」の姿勢で音楽を渡る。
リズミックな洋楽男性ボーカル曲に音楽を変えてのベッド後半は、
両ひざ立ちでのくねるような両腕の振りから「スーパーL」のポーズを切り、
両ひざ立ちで上体をこねるように動かして見せてからの「片ひざつき片手差し上げ」、
さらに「片ひざつき片ひざ立ち」の姿勢で腰布を外して、後ろ手で大きく広げながら立ち上がる。
上体に布を掛けての「レイバック」を決め、腰布を手に身体をくねらせるように舞いつつ、
本舞台に戻って両手を広げての一礼で締めくくる。
 
2回目は、「6月中【川崎】レビュー」1・3回目でお伝えしているタップダンスを繰り出す作品を続演。
2曲目で見せるタップの切れ味を、前回拝見時より確実に上げて見せてくれた。
 
3回目は、リズミックな洋楽女性ボーカル曲に乗って、
頭の両側に花飾りを着け、シルバーカップのビキニに白スカート姿で、
手元が青、先端が白のファンベールを両手に、鮮やかに振り扱いながらの一舞を見せ、暗転で袖に引く。
アップテンポでラップ調で歌っていく洋楽男性ボーカル曲で明けると、
白と蛍光グリーンの細長布が伸び、反対端も布で結ばれている棒を身体の後ろに回して、
両端を新体操のリボンのように回しながら華麗に舞っていく。
再び暗転で袖に引き、ビートの利いたインスト曲で明けると、前盆板付きにての立ち姿で現れ、
間欠的に動きをつける不思議な振りで、腕に着けた金属飾りから乾いた音を鳴らしながら舞ってみせ、
再び暗転で袖へ。
エスニックテイストを漂わせる弦の響きに女声ヴォカリーズが重なる音楽で明けると、
白と蛍光グリーンの長布が連結された“長々布”を身体に巻き付けた姿で前盆へと歩み入る。
 
ベッドでは、立ち姿から両ひざ立ちで、腕に着けた鳴り物を鳴らしながら進め、
ゆっくりと歌っていく洋楽男女ボーカル曲に音楽を変えると、“長々布”と絡み合いながら腰を下ろしていき、
さらに笛が主旋律を奏でるインスト曲に変わると、
“長々布”を差し上げながらの「横開き」や「片ひざつき片手差し上げ」のポーズを、
形を変えながらリピートして決め、立ち上がると本舞台へと戻り、“長々布”を差し広げてのラストへ。
 

(4)【かんな
1・3回目は、おととし「9月頭【歌舞伎町】レビュー」でお伝えし、
その後「9月中【浜劇】レビュー」でもご報告している、演目名「なつまつり」を再演。
浴衣にうちわ、さらにかんな得意の情景が目に浮かぶような表現で作り上げる、夏限定の作品である。
 
2・4回目は、「浅草」明けオフ中の7月1日にデビュー9周年を迎えての周年作(演目名未定とのこと)。
鳥が鳴き、獣が吠える声で始まるリズミックな洋楽男女ボーカル曲に乗って、
緑とオレンジの大きな花髪飾りを着け、上半身に青の輝く飾りがつき、
オレンジと薄緑色の組み合わせのスカート姿で、白と水色の大羽根扇子を両手に登場。
扇子を大きく扱いつつ前盆まで進んでの一舞を見せ、前盆に置いて本舞台に戻ると、
音楽を、アップテンポの邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳邦題“夏時間”に変え、
裾を広げながら大きくアクティブなダンスを、本舞台と前盆を行き来しつつ舞う。
ついで雷鳴と打楽器が緊張感を高めるインスト曲に音楽を変えると、前盆で扇子を手に舞い、暗転で袖に引く。
白とスカイブルーの羽根髪飾りに、シルバーチョーカーを着けた姿に替えて登場し、扇子を手に舞うと、
透明感のあるシンセサイザー曲に音楽を変え、両手の扇子を翼のように振るいながら進めていく。
音楽がアカペラで歌っていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Water Color”に変わると、
本舞台で扇子を両脇に置き、伏せた姿勢から起き上がると、
翼を広げるように水色扇子を右手、白扇子を左手に持ち、前盆へと歩き入る。
 
ベッド前半は、腰を曲げての立ち姿で扇子を翼のように構えて羽ばたく動きを見せ、座りへと移行。
リズミックなオーケストラ演奏に打楽器の音が重なるインスト曲に変えてのベッド後半では、
扇子を後ろに構えての「片ひざつき片ひざ立ち上体反らし」で、右手に青、左手に白の扇子を持って、
両手を大きく広げてから、2本を重ねて差し上げていく「横開き」のポーズを切ってみせる。
さらに腰を下ろして両足を上げたV字姿勢で、扇子を広げてゆっくりと羽ばたかせながら立ち上がる。
扇子を上下に重ね、左右に開いた立ち姿から、深い「レイバック」を決めて本舞台に戻ると、
大きく扇子を振るいながら一舞し、ひざを曲げつつ前で合わせて締めくくる。
 

(5)【木村 彩
4月中【浜劇】レビュー」でお伝えしている、「よーい、はじめ!」の声で始まり、
英単語が書かれた吹き出しボードを操りながら進めていく作品を再演。
 

(6)【小澤マリア
7周年の周年週、周年作「狐の嫁入り」を演じる。
妖しげな音が響くインスト曲で、銀のかんざしに花髪飾りを着け、
白の着物に打掛、半顔の狐の面に朱の和傘を差した姿で登場。
顔を隠しながら傘を回し、本舞台から前盆まで静かに往復し、
音楽を、歌い上げていく邦楽女性ボーカル曲、強制翻訳英題“Scar”に変え、
傘を本舞台上手に置いて前盆に歩み入り腰を下ろすと、指を狐の形にして2匹を向かい合わせる振りをつけ、
面を外して大きく舞いつつ、本舞台上手に戻ると、傘を差した後ろ姿に銃声が響く。
すると、振り向いた顔に当てた狐の面から、流れる血を表した赤い布を垂らしながら再び前盆へ。
さらにもう一度本舞台に戻り、伸ばした手にふっと息を吹きかけると暗転。
インスト曲で明けると、襟に赤い輝く線が入った白長襦袢風ベッド着に、
灯の入ったちょうちんを手に現れ、ゆっくりと前盆へと進む。
 
前盆に入ると、ちょうちんを畳み置き、
音楽をギター伴奏でしっとりと歌っていく邦楽女性ボーカル曲に変えてのベッド前半は、
ベッド着の前を広げて横座りの姿勢で静かに進めていく。
ちょうちんを手にすると、すっくと立ち上がり、いったん本舞台へ戻ると、上手で傘を差し、
雨音に笛の音が重なるインスト曲に音楽が変わると、狐面を顔に当てつつ再び前盆まで行き来する。
さらに音楽が、澄んだ声で歌い上げていく洋楽女性ボーカル曲に変わると、
ベッド着を下ろし、白薄腰巻のみを身につけた姿で前盆まで進む。
ベッド後半では、伸ばした足に腰巻を掛け広げての「片ひざつき片足横伸ばし上体反らし」や
「スーパーL」「片ひざつき片手差し上げ」「横開き」などのポーズを、静かに、かつ力強く切ってみせる。
立ち上がって本舞台に戻り、腰布を落とすと、傘を差した後ろ姿で締めくくる。
取り憑こうとする狐の強い怨念と、それに抗おうとして抗えずに取り憑かれる弱き女の闘いを描くという、
実に複雑なストーリー展開に挑む意欲作となっている。
 

 この日は楽前の土曜日で、ある程度の混雑は覚悟の上だったが、開演時は30人弱でまだ比較的余裕がある場内であった。ところがその後、徐々に混雑が増し、1回目終了時には60人弱を数えるまでに膨れ上がった。その後も30〜40人の入りで推移、23時00分ちょうどの終演を21人が見守るという賑わいの一日となった「浜劇」であった。
 
(敬称略・観劇日:平成26年7月19日(土))

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