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この本は、できるなら読みたくなかった。でも、本当に気になる
問題を取り上げているからには、読まざるを得なかった。そんな重要な本。
最初から、テンションを高くして、この本の解説をしたいのだが、いつ
ものように、3段構え(予告、感想、結論を修正しながら書く)で投稿したい
と思う。
・「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 武田 邦彦 著 洋泉社 発行
先ず、環境問題に対応する政府、利権者の偽善を告発する前に、常日頃から
僕自身が感じている「騒動屋(←僕が勝手に名前をつけたもの)」の言動に、
もう少し疑いの目を向けるべきではないか、と提案したい。
「騒動屋」とは、週刊誌のキャッチコピー作者のように、何も知らない素人に、
マスコミ関係者、出版関係者、経済学者あるいは単なる偽善者たる商売人の身分で、
自己の利益のために、特殊な仮定を根拠に、いかにも直ぐにでも起こる危機の可能
性を警鐘して、世間を驚かし、自己の具体的な収益につなげる人達のことを言う。
よくある例が、昔、世間を不安のどん底に落しこんだあの“ノストラダムスの
大予言”、とか、チェルノブイリ事故を根拠に警告して回った“原発のメルトダウン”
など、素人が対応できないような難しい問題を、いかにも専門家の警告のように、
「今、動かなければ世界が自滅する!」と驚かして「そうならないために・・・・」
と誘導尋問する人のことだ。環境問題とか、健康、金融でよく使われる、ある種の詐
欺行為に近いと僕は思う。ただ、始末が悪いことに、本当に危機感を持って、義務感
で警告している人も少数いて、善悪の区別がつかないのが難点だ。
僕自身が何度もその被害にあっているので(すぐ信じてしまう性格なので・・)、
最近、衝撃的な題名の本がベストセラーになると、最初は拒絶反応してしまう
癖がついてしまったのだ。(だから、この「環境問題・・」の本が、先々週から
本屋で山積みされてベストセラーになっているのを見て、直ぐには手が出なかった
のだ。)
ところが、今日、夕方、この本をジックリ手にとって読んでみて、偽善はこの
本の作者でなく、政府、利害関係の業者、マスコミにあることを実感してしまった。
薄々感じていた「リサイクル運動、ダイオキシン、チクロ、ノストラダムス、天中殺
等」の素人には、本当に判断できない微妙な難しい問題を、いかに利権を掴んだ商売
人が日本人の倫理意識を崩してまで、食い物にしているかが分かってしまった。
こんなことを書いていると、必ず利害関係者の妨害、中傷、排斥があることは間違
いないが、「何を言っているのか?」と疑問に思う人は、是非、この本「環境問題は
なぜウソがまかり通るのか」をご自分で購入して読んで、善悪を判断して欲しい。
専門家が一般の人に信用されたのは、その世論に動かされない職業倫理を担保にし
ているからだ。これが過去形になりつつあるのは、独自の自己中な倫理観(一般人に
は受け入れられない)を持つ公務員と同列に思われ始めたからだ。それは、同業者間
と一般(世相)に対するコメントが一致しない(2枚舌という)専門家が増えたせいで
もある。「でもある・・」というのは、今は、政府関係者も専門家もあまり信用され
ていない傾向にあるからだ。
もっと、書きたいが、次に回す。次は、ペットボトル、アルミ缶などのごみ分別に
ついて、書きたいことがある。今の感想(僕はごみを分別して、返ってごみを増や
している現状をこの本で解説され、大きな徒労感を味わっている。何を今までして
きたのだろうか?)に集約される。本当は知りたくなかったが・・・。
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