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帰省した長男の荷物の中に、大学で使った教科書があった。
「これって、教科書?」(殆ど、断定!)
「のようなもの・・」(とまったく、気の無い返事・・(ーー;) )
「じゃあ、捨てるけど、良い?」(と言ったものの、本に対しては特別のこだわりがあ
り、捨てるに忍びず、読むことにした。そういえば、最近、新刊しか読んでいなかった
な〜) で、珍しく、数年前に発行した本(↓)を、読んでみることにした。
1.「法文化の探求」 角田 猛之 著 法律文化社 発行
2.「中国文化の霊魂観 魂のありか」大形 徹 著 角川選書 発行
大学の教科書にするぐらいだから、きっと小難しい理論を細かく組み立てている本
だろうと、思っていたが、パラッと読んだ感じでは、ガチガチの法律書と思っていた
1の「法文化・・」の方が、面白そうだ。プロローグで解説しているように、今、特に
注目されているテーマ「いのち、女性、罪と罰、宗教、そしてナショナル・アイデンテ
ィティー」がメイン・テーマだ。特に、生と死の項目における脳死と臓器移植、女性の
法的地位をめぐる最近の動向から、セクハラと均等法改正、日本とヨーロッパの家族法
の比較、罪と罰をめぐる少年犯罪と少年法、宗教をめぐる法文化から、一神教たるキリ
スト教と多神教を基礎とする天皇制の日本と欧米の比較、そして、全てに帰結するナシ
ョナル・アイデンティティーたる象徴天皇と憲法との関係、について、興味は尽きない。
2の「中国・・」は最近、凝っている自我とか意識に繋がるものだと思っていたら、や
はりロマンある中国人らしく、魂の存在から肉体を抜け出す魂、果ては、悪霊とは?
とか、その悪霊を防ぐ魔よけについての解説にまで拡大する、荒唐無稽なしろもので
あった。こんな本が大学の教科書として使われるなんて、(結構、おもろいやないか!)
という気になった。中国には、昔から、死者とセックスをしたり、恋愛したり、生活し
たり、と中々、現実と夢想が混在した書物があるが、暇つぶしというより、現生活を楽しく生きるための考え方を上手く練っている古い国だな、っと思ってしまう。
これは、本当に面白そうだから、後から読もうと思う。
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