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SB6 物語 Vol .02
本内容はあくまでも「私的」なものなので、まったく信頼できるものではありません。
そのため、コメントをいただくことは考えておりません。
しかしながらbimota SB6が誕生した背景、パフーマンス、各部の作り込み、etc
を文章に残したく筆を取りました。
そのことを「あらかじめ」おことわりしておきます。
SB6の登場前夜 2
1988年に登場したYB4EとYB6からはじまりYB7、YB6tuatara、YB8、YB9ベラリア、Dieci、YB8 Furanoと進化/派生していったベストセラーモデルのYBファルゴーレ(稲妻)シリーズだったが、その命脈はつきようとしていた。
Bimota初のアルミツインスパーフレームとYamaha FZR400/600/1000エンジンのコンビネーションがもたらすハンドリングマシンとしての性格は、当時最先端を行くものだった。しかし、YB8-Evorution(1994/95)を送り出すことでおよそ8年(1988〜1995)にも及ぶ生涯を終わった。長寿命だったYBシリーズだったが、それはフレームの基本設計が優れていたことからだろう。アルミフレームをはじめて設計するにあたり航空機で使用する最高の材質と溶接を含めた製造方法、そしてクラッシュしたときにダメージが少ない構造が考えられた。その優秀性を1987TTF1(YB4R)に参戦してチャンピオンを獲得することで実証した。そこまでこだわった後にYB4EIとYB6として一般ユーザーに販売した。つまり、ほんもののレーサーレプリカだったわけだ。現在のMV Agusta F4もはじめて登場した1997ミラノショーから今年で10年になるが、そのスタイリングとクロモリトラスフレームは不変だ。フェラーリが基本設計を担当したラジアルバルブのエンジンだけが、年々改良されて今日でもトップレベルの性能を維持している。日本車ではSuzukiGSX-1300R隼がそれにあたるだろう。
その後に登場したYB11、YB9SRはシャーシ設計を一新して二人乗りできる比較的安いモデルとなって再登場した。しかし、ちょっと性格が違うかなと考えている。それはハンドメードの良さを生かしたスペシャルバイクの概念から外れるもので、なによりもフロントカウリングの素材をFRPからプラスチックに切り替えてしまったことだ。そして細部に採用されたパーツや仕上げにこだわりが感じられなくなってしまった。しかし、ハンドリングは依然として最先端をゆくものでその点はYB8を越えていただろう?いや、YB8のバランスを崩したという話もあり。たしかにYB8でこうだったらと思える箇所が盛り込まれている。タンクの全長を短くしてシートを高い位置に置き、ライダーがバイクをダイナミックに操縦することでラジアルタイヤの性能を使い切る。そういう点が新しかった。でも、作りが簡略化されたことは事実だ。でも、500台を超えるヒット商品になったことも事実だ。それは、YB11とYB9のデザイン素晴らしいからだ。1993年秋以降、SB6も含めてbimotaのデザインは大きく変わった。Tesiのスタイリングにも大きく手が入れられてES/EFの最終モデルが登場したときは、目が釘付けになってしまった。またたくまに売り切れてしまいましたね。このスタイリングで販売を継続してくれないかな?と当時は思ったものだ。だれがこの一連のニューモデルのスタイリングを担当したのだろう。出るとかは出る、絞れるとかは絞るというインパクトのあるデザインは素晴らしかった。それはいまだに謎だ? 主任技師のピエール・ルイジ・マルコーニのもとにだれがいたのだろう?
手前味噌だが、オーナーの私としては、YB8-Evoの完成度は非常に高かったと考えている。
・1気筒5Valveで低速トルクを増強するExup機構を搭載するYamahaジェネシス(創世記)エンジン
・丁寧に仕上げられたアルミツインスパーハンドメードシャーシとアルミ削り出しピポットプレート、FRPカウリング
・アルミ削りだしおよびジュラルミン鍛造のトップブリッジ、アンダークラウン、左右ステップ、マフラーステー、etc
・パイオリ製カセット式フロントサスペンション
・リアオーリンズサスペンション
・YB8 Furanoで採用された廃熱を考えたカウリング底面の廃熱加工処理
・YB8 Furanoで採用された前後カーボンフェンダー
・Brenbo製ゴールドタイプの4ポットキャリパー
・YamahaFZR1000用のメーターにbimotaデザインのメーターパネルを採用
数々の改良を加えているのもかかわらず、日本では168万という低価格で販売された。おそらくYB8用のエンジン、シャーシなどの主要パーツを使い切りたかったのだろう。YB5も最後のタンブリーニデザインシャーシを使い切ることが目的だったと言われている。
・映像World Superbikes 1988 Donington Park
http://www.youtube.com/watch?v=EN7byPSR0yU
ヒート1はbimota YB4EIRが勝利したが、ヒート2はDucati851が勝利した。
映像はヒート2の模様だ。
最近になってはじめて見た。
このドニントンでのレースからワールドスーパーバイク選手権が始まった。
・迫力のYB4走行シーン
http://videos.streetfire.net/video/62150051-CA4E-4124-94FF-986300D57036.htm
・SB6物語 Vol.03
http://blogs.yahoo.co.jp/nanbu83/21346013.html
・SB6 物語 Vol .01
http://blogs.yahoo.co.jp/nanbu83/15885762.html
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