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このNR750のビデオは2008年1月に撮影したものだ。
いままでに全世界で93万回の再生を記録している。
いまもその記録は伸び続けている。
このNR750は友人のバイクなんだ。
迫力のNRサウンドを聞くことができるよ。
奥多摩オートバイ伝説 「NR750の謎を追う」
いまMotoGPレプリカバイクRC213V−Sが 公開されて注目されている。 こういう高価なレプリカバイクは滅多に出てこない。 いまから20年以上前の1992年 NR750が登場して以来のことだ。 そのNR750とは? 当時ホンダの技術の粋を結集させて 「オーバルピストン/楕円ピストン」 エンジンを搭載していた。 その着想は4サイクルエンジンで 2サイクルグランプリレーサーに勝つことを目的 として開発された。 ホンダはもともとマルチシリンダーエンジンレーサーで グランプリを席巻した栄光の歴史がある。 250ccの排気量ながら、 6気筒エンジン搭載のRC166がマイクヘイルウットドの ライディングによりチャンピオンを獲得した(1966/67)。 マルチシリンダーエンジンはホンダの十八番だった。 しかし、1960年代の終わりごろ、 500ccは4気筒、250ccは2気筒までの レギュレーション改訂により、 4気筒以上のマルチシリンダーエンジンを出すことが できなくなった。 時は流れて1970年代後半、 10年以上グランプリレースから遠ざかったいたホンダは、 グランプリレースに復帰することを宣言した。 そのときに考え出されたのがオーバルピストン(楕円ピストン)。 着想はV8エンジンをV4エンジンに凝縮する。 4気筒エンジンのレギュレーションをクリアするためだ。 長円・楕円ピストン(超ビックボア/ショートストローク)
により135ps/20,000rpm以上を可能にする エンジンだった。 ピストンを長円・楕円とすることで、
1気筒8バルブ/2本コンロットの構成だった。 長円は二つの半円を直線で繋げた
陸上競技のトラックのような形状である。
長円は楕円と比較しピストン面積に対する給排気バルブの面積比をより大きく取れ、給排気効率は高い。
■市販されたNR750はなぜレースとは無縁だったのか? 奇妙なことに楕円ピストンエンジンを搭載した
ロードバイクNR750は、レースに参戦できなかった。
いや、しなかった??? F1の場合、1980年代に楕円ピストンは禁止された。 それほど恐れられたエンジンだった。 結局ホンダは楕円ピストン抜きでも、 1.5LV6ターボ、自然吸気V型10気筒、 V型12気筒エンジンで勝利を重ねる。 MotoGP発足当時は、 楕円ピストンエンジンバイクの出場は認められていた。 2気筒、4気筒で出場可能だった。ただし大幅な重量増 (+10kg以上)が課せられたいた。 しかし、ホンダはV型5気筒/1000ccエンジンの
RC211Vを走らせた。 そして2007年から4気筒に統一するときに ついに楕円ピストンは禁止された。 ワールドスーパーバイク選手権は、 1000cc2気筒までOKなので、 楕円ピストンだからといってNR750が 出走できない理由はないと思うのだが? レギュレーションに定める台数を製造すればいいだけだ。 いや、一度だけある。
ワールドスーパーバイク選手権がはじまる前年、 TTF1規格で耐久選手権トとオーストラリアの国内レース に出場した。 1987年のルマン24時間耐久レース。 耐久レーサーNR750が出走したクラスは、 将来市販が予定されているバイクの出走が認められるクラスだった。 これが試金石となるはずだったのかもしれない。 その車体構成から将来の世界耐久選手権、TTF1世界選手権、 そしてワールドスーパーバイク選手権に参戦することが可能だっ たと思われる。
そのため4気筒エンジン?の上限である、 750cccの排気量としたことは自然な流れだと思う。 ホンダRVF750を上回るトップスピードを記録して、 予選2位からスタートしたNR750。 しかし、エンジントラブルにより早々にリタイヤ((3時間)した。 故障原因
according to HRC, a faulty big-end assembly incorrectly tightened
HRCによれば、
ビッグエンドアセンブリ締め付けトルクを誤って故障した ビッグエンド:コンロットをクランクピンに結合される
部分(大端部).
NR750は楕円ピストンなので8本のコンロットが装備される。 NR750の場合も長くなったクランクシャフト+8本の
コンロットを15500rpm以上で回すため、
耐久レースを走りきる耐久性に問題を抱えていたのかもしれない。 もしかしたら、コンロットメタルの潤滑が追いつかず摩耗 してしまった。、 クランクシャフトとのクリアランスが保てなくなり、 結果的にコンロット大端ボルトが緩んでしまった? テストベンチでは24時間以上回せても、
実際のレースとなるとバイクはバンクする。 吸気条件も一定ではない。 Gがかかるのでエンジン内でオイルは片寄る。 油膜切れも起きるだろう。 ベンチのような理想的な条件とはいえなくなる。 Max Power
155 hp @15000 rpm Dry-Weight 158 kg このとき24時間走り切っていたら、 レーサーとしてその後の展開があったかもしれない。 RVF750、RC30の後釜となっていたかもしれない。
1989年または90年頃頃にスーパースポーツバイクとして 発売されていたかもしれない。 ルマン24時間レースを3時間でリタイヤしたのでは、
計画の練り直しが必要だった? そういったことが原因で、 すぐに市販ロードスポーツバイとして発売できなかったのか? グランプリレースで戦うことを想定した超高回転型エンジンには、
750ccに排気量アップしたからといって、 耐久レースを戦う耐久性が不足していたたのか?
15,000rpm以上回せる長円・楕円ピストンエンジンに耐久性 を求めても限界があるのか?
長円/楕円ピストンの場合、メンテナンスコストもバカ高くなる。 市販レーサーとして販売してもプライベーターの手におえない。 HRC内での議論百中だったことが予想される。 そういう理由で耐久レーサーとして開発することを諦めたのか? エンジン内のピストンとシリンダーは熱膨張する。 それが丸いものだと予測の範囲内なのかもしれない。 しかし、鍛造ピストンが1990年代の初めに量産バイクに装着 されたとき、エンジンが冷えているときオイル消費が激しい問題 があった。 長円/楕円ピストンの熱膨張とメッキシリンダーのクリアランス の問題を解決できなかったのだろう。 いまはそんなことはない。 しかし、これが長円・楕円ピストンとシリンダーの場合、 どう熱膨張するのだろうか? どうピストンリングとシリンダー間のクリアランスを一定に 保つのだろうか? レース用長円・楕円ピストン
ホンダ・NR - Wikipediaja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・NR
楕円ピストンエンジン に移動 - [編集]. 巷では、NRをして「楕円ピストン」の代名詞とする場合が多いが、本当の意味で「楕円ピストン」になったのは市販車のNRであり、レース用のNR500とNR750は共に「長円ピストン」であった。
長円は二つの半円を直線で繋げた陸上競技のトラックのような形状である。
レース用長円・楕円ピストン
長円は楕円と比較しピストン面積に対する給排気バルブの面積比をより大きく取れ、給排気効率は高い。しかし半円から直線に繋がる部分で曲率が不連続になるためにピストンの気密性を維持することが困難であり、同時に加工が難しく量産に向かないという問題がある。
量産楕円ピストン
そこで、正規楕円の周囲に沿って移動する円が形成する曲線の形状である正規楕円包絡線形状が採用された。この形状は、ピストン面積に対する給排気バルブの面積比を長円とほぼ同レベルに確保することができる上、曲率の変化が連続であるため気密性・加工性とも良好であり、量産化を実現した。
いろいろと議論はあったのだろうが、
NR500、NR750耐久レーサーに使用していた、
レース用の長円/楕円ピストンを見直して、
製造性、耐久性、クリアランスの問題を解決するため、
ロードバイク用の楕円ピストンが新たに開発されたのだろう。
さらに時間を要した。
量産楕円ピストン
そして、楕円ピストンエンジンバイクを世に出すことにした。
ホンダのおやじさんの厳命があったかもしれない。 やっと1989年秋にNR750プロトタイプが東京モーターショー で公開された。 私も晴海の会場で実物を見た。 RC30とは違うフルカーボンファイバーの車体構成に 違和感を覚えた。
これって違うのではないか?
これでレースに出られるのだろうか?
そして1992年、 NR750は豪華なスーパーバイクとして300台だけ製造された。 NR750はホンダがオーバルピストンテクノロジーに
こだわった記念碑的なバイクとなった。 だが、レースとはまったく無縁のバイクとなってしまつた。 結局のところ、8気筒エンジンを
4気筒に押し込めるために開発された楕円ピストを量産 する場合、コストを絞り込めない。 部品点数も4バルブエンジンの2倍必要になる。 そういうことだったと思う。 520万の車両価格が災いしたのか? 大量の在庫を抱え込んでしまった。 日本国内に200台。
かなりの台数が売れ残ったため、 一時期、バーゲンプライス(半値)で販売された。 海外向けにフルパワー仕様(130ps)も100台製造された。 *海外仕様は50台しか売れなかったので、 残りの50台は廃棄(破却)されたと噂されている。 実は友人からこういう話を聞いた。
1987年にRC30が発売される前のことだ。 楕円ピストンエンジンを搭載した750ccバイク が出るとホンダ量販店にアナンスされたらしい。 そのときにポスターまで配布された。 そのポスターのエンジン透視図は楕円ピストンだった。 スタイルはRC30そのもの。 友人はバイク屋の店主から、 「今度こんなの出るよ。」 と聞かされたたそうだ。 ところが、
ふたを開けたら普通のピストンを4個並べた V4エンジンのRC30だった。 友人は楕円ピストンじゃないなら、
いらない。 そう思ったそうだ。 友人との会話でも、 やっぱりRC30のような耐久レーサースタイルで出すべき だったんだよ。 それで8耐に出るべきだったんだよ。 フルカーボンファイバーのカウリングは必要ないよ。 ナン:
やっぱり、 そう思いますよね。 .................... 友人はNR750を複数台。 私も1台購入したので、 楕円ピストンバイクの夢を共有したライダーだった。 なお、いま私の手元にNR750はない。 人生をかけた目的を実現するため売却したのだが、 その目的も達成されなかった。 人生とはなんと過酷、
いや、皮肉なものか?
そのことを考えるといまもつらい。 いや、それも人生さ。 まさに、 「Let it go」 「let it go at this」 最近では「ありのままで」
というフレーズが大流行している。
私がかつて所有したNR750は、 フルパワー仕様(130ps)に改造された一台だった。 吸気ファンネル、コンピュー本体、インパネ、 エキゾーストマフラーなどが交換されていた。 そのことはあとからバイク屋から知らされたのだった。 後年、NR750(フルパワー仕様)でモテギを
走ったときだ(友人)。 YZF−R1にストレートで抜かれて唖然としたそうだ。 もはや、パワーでは太刀打ちできない。 いま1000cc4気筒バイクが200psを絞り出す にいたった。 もちろんピストンは丸い。 しかし、1990年代前半当時、 そんなことは夢にも思わなかった。 バイクの進化? それは止まることをしらない。 1990年代、
もし、NR750がWSBKに参戦していたら、 歴史は変わっていただろうか? NR750 vs Ducati916(955cc)の対決
を見たかった。 しかし、ホンダは沈黙を守ったままだった。
ホンダ50周年記念車の噂が広がっていたとき、 RC45の後継として、 新たなV4スーパーバイクを開発している。 そういう噂があった。 「これって、楕円ピストンエンジンバイクだったのではないか?」
そういうと、 友人は「いや、そんなことはないと思うよ」 、................... その代りに登場したのは、
なんと90度Vツインを搭載したVTR1000SP1/SP2 だった。 このバイクでドゥカティに一矢報いたわけだった。 ビックボア(100mm)のVツインを高回転まで回すとこと、
そこに楕円ピストン(101mm)の経験が生かされた。
そう思いたいものだ。
楕円ピストンエンジンよ永遠に。
おしまい。 ここに記載した内容は真実ではない。
事実と状況証拠と憶測により創作したものである。
余談
以前、ネットで読んだ話だが、
ロードバイクNR750のエンジンの場合も、 オイル上がりのためカーボンの付着が激しい。
そう記載されていた。
やはり想像以上にシリンダーとピストン(&リング)の クリアランスを保つことが難しかったのか?
そういった均一でないピストン周りの熱膨張による、 ピストンクリアランスにむらが出来、 そこからオイル上がりを起こす。 わずか3000k走行でもシリンダーヘッドへのカーボン付着が 激しかった。 また、短めのクランク(普通のV4+α、インライン4よりは短い)
ながら、8本のチタンコンロットを組むため、
コンロット大端メタルへのオイルの潤滑が充分でない。 行き届かない。 わずか3000k走行でも大端コンロットメタルの摩耗が激しい。 しかし、わずか3,000kでこういう現象が
出るのは、どうみてもおかしい。
友人がいつも力説していたのは、
ホンダの開発者は、10万でも20万kでも走ることが
できると説明していたよ。
というもの。
NR750のエンジンは丈夫だから大丈夫!
と言っていた。
そこに盲点があるのかも?
ホンダ指定のウルトラオイルを定期的に交換していれば、
問題ないが、そのオイル管理が不十分だったのか?
それを怠るとたちまちダメージを与えることに
なるのかもしれない。
ホンダのエンジンは丈夫だから、
オイルさえ入っていれば大丈夫と思ったのか?
オイル交換しなかった?
楕円ピストンエンジン似合わないオイルを入れた?
たとえば安い鉱物オイル。
いずれにしても、
NR750には、丈夫とはいっても
良いオイルを定期的に交換すると
長持ちすると思う。
いや、それが生命線だと思う。
いまの超高性能オイル。
たとえば100%化学合成の 10W−60(2輪用のシェル、ニューテック)を使用すれば、
メタルの摩耗とオイル上がりの問題は起こらない と思うのだが?
デスモセデッチRR用のシェル25W−60もいいかもしれない。
10W-60が良いという理由 *ただしオートバイ用を選ぶこと
10W-60という粘度、
最近の一般的な車輌には全く無縁である粘度です。
ただし少ないものの一部車輌では10W-60を指定しているものもあります。
10W-60を指定する理由としてはエンジンのクリアランスが広いという点が大きく、
また高負荷運転時における油温上昇による粘度低下に対するマージンという意味合いがあります。 ですので10W-60を指定する車輌は勿論、
クリアランスが広い車輌、広くなった過走行車などでの
高油温走行などに向いています。
また高粘度ですので単純にノイズ低減、
オイル滲み対策なども期待できます。
旧車においても60番をいれるケースもありますが 10W-60は基本的に化学合成油系が多く、
極端に古い車種などではシール等での不具合が考えられますので 注意が必要です。
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