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書庫オリジナル小説 1(完結)

京阪電車 コンホートさん


自分が書いている小説をここにもかいておこうと思い、新たに書庫をつくりました。
1人称小説です。

タイトルが「京阪電車」ですが、京阪電車は作中では出てきません。

「南海電車 サザンくん」の外伝にあたる小説となっています。こちらの「南海電車」も作中では出てきません。

登場人物
・コンホートさん(作中では「私」)

・サルーンさん(作中では「妹」と「彼女」)

・店のおばさん

・駅長さん(作中では「お父さん」)

1話〜3話ー5までが、1巻の内容
4話〜    までが、2巻の内容

6話ー4で一応、完結しました。
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そして、私が働いているニシノマチ駅。そこには彼ともう一人、男の子がいた。
(誰だろう――?)
そう思いながら、2人に近づくと、向こうから
「やあ」
「こんにちは。こちらの方は?」
私はサザンくんの隣にいたナギを見た。
「あ――、そういえば言ってなかったね。ごめん」
「いやいや、そんなことはないですよ」
思わず、同世代の人に敬語をつかってしまった。言ってから、恥ずかしくなった。
「そう?じゃあ、紹介しておくね。こっちはナギくん。まあ、前いてなかったから仕方ないか」
「なに、勝手に納得してんの」
とそのナギと呼ばれる少年がサザンくんにつっこんだ。
「コンホートです。よろしくです」
と私は笑わず、自己紹介。
「こちらこそ」
 
そのあと、私は妹を忘れて2人と散策した。
2人と別れた後に、妹にかなり怒られたのは言うまでもない。
 
 
ナギは恋の邪魔にはなってほしくないな。そう思うわけだ。
 
だって、私はサザンくんに一途だから。
 
― 終 ―

そして、駅。時計は午前10時50分を差していた。他の駅員さんが反対すると思っていたのだが、
大歓迎された。
私達2人はアイドル的な存在なのか、テレビ局の方がよく取材にくるようになった。
テレビは、私達2人のことを「可愛すぎる駅員さん」と呼んでいる。

妹は、学校の下足室ロッカーにラブレターが10通ほどくるようになった。
ラブレターを書いた主に会ったりしているようだが、断っているようだ。



私は仕事終わりに、あの少年と会いに行った。
まあ、デートといっても・・・・・。
私が勤めている駅の案内だったりするのだが。
「待った?」
私はサザンくんに声をかける。

この日の午前中に私はサザンくんとメールアドレスの交換をしていた。

「待ってないよ」
というのは私の妄想・・・・・。けれど、アドレスは交換している。

本当は、向こうからおさそいがあったので、私が行くことになった。
それだけなのだ。なんか、そう思うと何かさみしいような感じがする。
(もっと、距離を縮めれないのかな)
そう頭の中でつぶやいて、ため息をついた。

それでも、“彼のところに近づいている”と思うとドキドキし始めた。
(数ヶ月前までこんなことなかったのに・・・・)
そう思いながら歩く。速く歩いてみたり、遅く歩いてみたり・・・・。

「頑張らなきゃ」
とつぶやいて、遅く歩く足を速めた。

もう少し、もう少しで彼に会えるそう信じて。

私は、少年に声をかけた。

「あの――、あなたはサザン・・・・・」
実は、このとき私はサザンくんに対してかなり緊張していたようだ。一瞬でも目を合わすと壊れてしまいそうになる。
「ええ、そうですけど。大丈夫ですか? 顔が真っ赤ですけど・・・・」
サザンくんは私を気遣ってくれた。新聞から目を離して私を見ている。
一瞬、壊れた機械のような感じになったが、なんとか元に戻った。
「・・・・・・。私は大丈夫。・・・・・・。私はあなたのファンなので、握手とサインをお願いしたいと思いまして・・・・」
目線を合わせずに、サザンくんにそう言った。
「そうですか。じゃあ・・・・・」
先に握手をした。

(あったか、あったか)
私はそう思った。予想以上にあったかいので、私の冷たい手が握手なのにあったかくなる。
思わず、とろけそうになった。

その後に、サインをもらい、
「ありがとうございました」
そう言って、サザンくんから離れて妹の元へ。

「お姉ちゃん、やっぱり・・・・」
「うるさいよ。あ――――」
妹が言いかけていたのを遮って、そう言った。
言われていたら、私は妹を殴っていただろう。と思う。

朝食を済ませて、荷物をかためてすべてかためて外へ出た。
外は、雪がうっすらと積もっていた。

私は午前11時からニシノマチ駅に行って、仕事をしなければならない。
「私は、これから仕事があるんだけどサルーンはどうする?」
「・・・・・・ねえ、さあ―――?あたしも一緒に働いてもいい?」
と妹がそう言ったときに、冷たい冬の風が吹いた。

驚きの発言があったその翌日。私達2人は、とあるホテルに泊まっていた。
「ふにゃ―――」
私は妹を起こさないように体を起こす。数回、目をこすって立ち上がる。
妹の着衣が乱れているが直さなかった。

「さぁーて、どうするかな」
私はそう言って、洗面台の方へ。顔を洗い、ひどくとんでいた髪の毛を直す。
直した長い髪をシュシュで結び、ツインテールにしてみた。
そうして気分転換。
鏡を見たときに、昔の記憶が思い出されたような気がする。でも、詳しくは思い出すことができなかった。

そんなことをしていると、寝ていた妹が目を覚まし、
「う―ん―」
体を起こして、自分の姿を見てこう言った。
「お姉ちゃん、まさかだと思うけどあたしに何かした?」
私は、洗面台から離れて顔をふきながら妹を見にいった。
「私は何もしてないよ。私が起きたらそうなってたし・・・・・」
「そう。ならいいけど」
妹の表情が少しさみしそうな感じがしたが、多分気のせいだろう。と思う。


そして、私と妹の2人は、ホテルの最上階のランチルームへ。
入った時に、私はあっ。と思った。奇跡なのか、偶然なのか。でも、私にとってはある意味良かったのかもしれない。
私が一目惚れした少年が目の前で、ケーキをとっていた。
(ドキドキする。なんだろう。この気持ちは・・・・)
そう思ったが、私は妹に
「ちょっと、トイレ行くわ―――」
そう言って、私は妹から離れて、新聞を読んでいる少年に声をかけたのだった。

私と妹はに入ったり、かなり熱い温泉に入ったりした。
「熱い温泉から冷たい温泉に入ると、一気に体が冷える〜」
と私は体を震わせる。
「そんなんで体が震えるとかないよ―――!」
と言うが、妹は体が震えている。
「言っていることと、体の動き、合ってないよ」
私が指摘すると、妹は驚いた様子で、
「えっ、そう?」
そう言って、熱い温泉に入ろうとしている。
「寒いんでしょ」
「違うよ。あたしはただ入ろうとしただけ。本当なんだからねっ!」
「その言葉、つかう所が違うんだけどねぇ」


私と妹は、また熱い温泉→冷たい温泉→熱い温泉と繰り返して入って、銭湯を出たのは午後7時30分。
銭湯を出てから並んで歩いて話す。
「珍しく髪の毛、くくらないんだねぇ――」
「そうだね。くくるのがめんどくさいから」
と妹は長い黒髪を触る。その黒髪は、腰のあたりまで長く・・・・。
「どこまで伸ばすの?」
私は隣を歩いている妹を見る。
「今の長さぐらいまでかな?長くなったら、また少し切るよ」
と妹は自分の髪の毛をいじる。


「ちょっとかよ―――!」
「それはともかく、この後どうする?」
私のツッコミを軽くスルーする妹。
(こいつ、やるの〜)
「このあと・・・・・」
「うん?どうした・・・・・の?」

私は足を止めていた。目の前の交差点を通る2人の少年が気になっていたからだ。

それが分かったのか、妹は
「はっははぁーん。お姉ちゃん、気になるんだ――」
私の体をツンツンする。
「私が、一目惚れするわけないじゃないっ!」
顔を赤くして、妹に怒った私。
その声を聞いたのか、聞いていないのか二人の少年は、私達を見たように見えた。
「・・・・・」
私はなぜか顔を覆った。
「してんじゃん」
「してないし・・・・」
「お姉ちゃんも、表情と言っていることが違うけどな」
「そんなこと・・・・・ない」

「まあ、いいけど。恋って良いからね。それより、お姉ちゃん」
さっきまでの顔と違い急に真剣な顔になって、
「一緒に、旅しよっ――-!」
「え―――っ!」
私は驚いた。

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