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「何年ぶりかしら? 久しぶりね。」 まっすぐヒカリを見つめる母。その目線に思わず目線をそらす。 少しの沈黙。 「まあ、いいわ。ヒカリに逢おうと思って来てあげたの」 そう言ってテーブル以前見た「診断書」と最近もらったと思しき「母子手帳」を置いた。 「まあ、座って」 「・・・・言われなくても座るけど。というか、その新しい「母子手帳」は誰のですか?」 ヒカリは新しい母子手帳を見ながらそう言う。 「・・・・あっ、間違えた。ごめん」 そう言ってから、慌てて新しい母子手帳をバックの中に入れ古い母子手帳を取り出す。 「誰のです? 確実に私のではありませんよね?」 またも沈黙。 「・・・・・あれは、私の娘のよ。実は、あなたのお父さん以外に別の人と婚約してね。その人とできた娘なのよ」 「・・・・はぁ〜。あなたはお父さんや私をほって別の人とできていて娘もつくったと。最低ですね。それで、勝手にのこのこ帰ってくるとか・・・・バカですか? 最低のもっと下ですよ!」 と怒鳴って、ヒカリはテーブルを思いっきり叩いた。 「・・・・・ごめん」 「ごめんで済まされるような話じゃないんですよ? いろいろ大変だったんです!」 「・・・・・ごめん」 「はぁ〜。それだけしか言えないんだったらすぐに出て行ってください! あなたを本当にお母さんだと思っていた私がバカだった・・・・・」 ヒカリがそう言うと、母は荷物を持って「謝罪の礼」をして出て行った。 「ほんと、2人ともバカ・・・・・」
母が出て行ってから、ヒカリ以外いないリビングでつぶやいた。 |

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