|
第144回芥川賞受賞作品です。
帯のとこに「平成の私小説作家登場」と書かれていました。
西村ならぬ、北町貫多、彼の19歳「友もなく、その日暮らしの生計を日雇いの港湾荷受の仕事ですごす
青春(?)」の小説です。
変わらぬ日常ただそれだけの小説でもあるのですが、ただこの仕事で出会う同世代の専門学校に通う男と
の付き合いが、すこしだけ作品をふくらませてはくれます。
主人公の自虐的なキャラも、今風なお笑いタレントの自虐ネタをおもわせて笑えます。
平成の私小説にしろ、西村賢太さんが敬愛する大正の私小説作家藤澤清造、わたしは彼の名も作品も知り
ませんが、葛西のように語るわたしがボロボロに消えうせるまで書かなければ、それが業のようになって
いく、私小説にはそんなあやうさがつきまとう気がします。
おりあいをつければ、筆を絶つか、わたしがうっすらとしか表現できない作にするかしかないのでは。
妻子を捨て、赤貧のなかで吐血しながら酒の勢いでのたうちまわる、そんな自分を書くことしか出来なか
った不器用な生、誰もがマネ出来ない、葛西はこれによって個人全集を編むことができた。
晩年の、木々の葉にさす光を見ての宗教的な感慨に、救われるなにかがある。
「苦役列車」は、40をいくつか過ぎた、西村さんの20数年前の想い出(?)でもある。
彼は、ズボンのポケットに入れて読んでいた、藤澤清造の小説によって、小説を書く、そのことによっy
て苦役列車からも降りれることもできた。
芥川賞を受賞する、そのまえにも幾冊かの作品集を出版されている。
語る、わたしがどこへ移っていくのかは興味がある。
|
辛くて苦しい列車から降りて、サンタ街までビワチャンと
列車の旅なんぞいかがですか!?
美味しい『カニ飯』の駅弁を買って仲良くビワチャンと半分こ♪♪
コアラにはきび団子のお土産待ってま〜す(*´▽`*)ノ゛☆
2011/2/1(火) 午後 10:36
これはそんな小説だったのですか。「変わらぬ日常ただそれだけの小説」、といえばなんてんさんに教えてもらったピムの『よくできた女』を読みましたが、あちらは悠々と私小説を抜けていますね。面白かったです。
2011/2/2(水) 午前 11:45
こちらのだデパートでの「北海道物産展」ではウニ、イクラ、かにたっぷりの海鮮丼を買いますよ。
コアラさんとこの名物にくらべたら「きび団子」なんてぺッです。
2011/2/2(水) 午後 1:41
「よくできた女」は出版を知ると即買いました。
女はこうしてひとりでいられるのかと、おひとりさま小説の傑作とはおもいませんが、上野千鶴子の「おひとりさま」ものよりかはいいです。
2011/2/2(水) 午後 1:45
はじめまして^^
私も苦役列車を読みました。
その後、二度はゆけぬ町の地図も読みました。
どちらも悲惨なのに悲壮感がなく、私の様なおばさんでも
抵抗なく読めました^^
これからも楽しみな作家です。
この記事にTBさせてくださいね^^ ☆ポチ
2011/2/13(日) 午前 9:20