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続きまして、8位の『夜行』
ミステリちっくなファンタジーホラーです。
今まで読んだことない世界だな。
冒頭の、英会話スクールの仲間で一緒に旅行に行こうと集まった気楽な場面を除いて、
一貫してダークです。
「夜行」だけに私の視界は黒一色、それも不気味なねっとり感のある漆黒。
(amazonより引用)
一人一人「夜行」シリーズの絵にまつわる体験談を語っていくんだけども、
風景の描写が鮮明でね〜。
それでいて夢?現実?終始ヴェールに包まれた不透明感が不安を誘います。
そして登場人物と一緒に、ねじれた時空間に吸い込まれていくんだな。
その上それぞれの話には結末がない。
もーう、ブキミでほんとに怖い。
極めつけは、「夜行」の絵の中に、
その謎を解くカギを握ってるだろう人物が描かれているんだけども、
どれも顔がないの。ひーっ!
で、最後の最後、今までの世界を裏返す?かのようなヤラレタ感。半端ないわ!
それってパラレルワールド?それともやっぱり夢?なんなんだ!?
それぞれの話を収束するわけでもなく、
結末のようで、結末じゃないようで。
読者の想像にお任せします、ってほくそ笑む森見さんが目に浮かぶわ。。。
なぜか、子どもの頃ニック・カーショウの大ヒット曲『The Riddle』(1984)のPVを観た時の、
背筋ブルブル感を思い出しました。
子どもだったから、こわかったのよう。 |
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