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「私は、今日の国政万端について
心を痛め
不満を覚ゆるものであります。
と申しますのは
国家を動かしているのは
常に邪なる指導者であります。
そして誰か一日だけ
有益な人物であったとしても、
爾余の十日は悪事を働く。
別の男に委せてみる。
すると
彼はいっそう大きな過ちを仕出かす。
心頑なる者に訓うるは いかに難いことか。」
これは、 古代ギリシアの喜劇作家アリストパネスの『女の議会』 のヒロイン、プラクサゴラの演説の一節です。 古から現在までこのようなことのくりかえし
歴史は繰り返すとはいえ、歴史に学んでもらいたいものです。
いま、国会は史上最低の茶番劇をすべての国民の前に晒し
自己愛に満ちた人たちは自分がいなければ…
という錯覚に陥っています。
地方分権と叫ぶ人が多い中で
それならばと地方議会を見てみれば
過去4年間、首長が提出した議案をすべて無修正で
可決した議会は半数にのぼり、修正否決が3本以下の
すべて丸呑み議会も加えると8割を超えるということ。
さらに、議員提出による政策条例を一本も作らなかった議会は
9割にも達し、『発言しない』『提案しない』『公開しない』『修正しない』
の四冠王議会は全体の4割になりました。
また、議案にたいする個々の議員の賛否を公表しているところは
16%にすぎないとの事。
各地で議員定数、議員報酬の削減要求を誘発しているのもこのような
事の表れなのでしょう。
私も議員時代に議案への賛否は議会報で公表するべきだと
提案しましたが否決されてしまいました。
否決した議員の多くは首長の発言、提案については関係維持のため
ほとんど全部賛成に走ります。
たしか2000年の地方分権一括法によれば自治体の仕事の大半は議会が決定権を握るようになったはずです。
地方分権などして大丈夫でしょうか。
このことは議員だけに問題があるわけではありません。
このような人たちを選び、選んだことですべてが終わったと思っている
有権者にもその責はあるのではないでしょうか。
政治不信もここまでくると、あの中国の科挙制度も捨てたものではないかもしれません。
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