昭和的心の遺産を求めて・・・

私の生まれ育った南房総を中心に、昭和的な物・情景などを綴って行きたいと思います。

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富津市の穴訪問記

 
  大悲山・岩谷観音堂のやぐら 
 
  今日ご紹介する「大悲山岩谷堂清厳寺」通称「岩谷観音堂」は、じのさんの生まれ故郷
  千葉県富津市数馬に所在する奈良時代のお寺で、高僧「行基」がこの地に訪れ一夜にし
  て築いたと伝えられています。また岩谷観音堂の裏の岩山には、「やぐら」と呼ばれて
  いる鎌倉時代に築かれた珍しい墳墓群が存在していて、当地域の中世における歴史を知
  る上で貴重な遺跡となっています。
 
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崩れた石段の先に見える岩谷観音堂
奈良時代の高僧行基による一夜の作と言い伝えられています。
 
 
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  現在堂内は傷みが酷く、天井や壁等が修繕されていますが、梁や柱に残された彩色から
  建築当時の華やかさが伝わって来ます。
 
 
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そして、岩谷堂裏の岩山に掘られた「やぐら」群です。
なんとも不思議と言うか、奇妙な景観ですよねぇ・・・
 
 
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埼玉県にある吉見百穴をご存知の方も多いでしょう。
ここはその吉見百穴と同じ古墳時代に築造された「横穴墓」が最初とされ、もともと
数基あった横穴が鎌倉時代に「やぐら」として改変され、繋げられたようなのです。
 
イメージ 5
岩山に彫られた階段
  「やぐら」の発生地は鎌倉で、中世鎌倉に武家政権が樹立された際、武士階級と鎌倉の
  もつ地域性のもとに考え出された特殊な墳墓です。中世の文献には岩屋、岩屋殿など
  とみられます。
 
 
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  「やぐら」は鎌倉地方に代表されるもので、房総では富津市・君津市にかけて発見され、
  安房地方にも分布しています。このことは当時、房総と鎌倉との関係がより密接なもの
  でたことを物語っています。
 
 
イメージ 7
  地元では、昔から「ボラ」「ヨコアナ」「アナ」などと呼ばれています。 子供の頃に
  古老から聞いた話では、むかし火の雨が降ったときに入った穴だと聞かされていました。
 
 
イメージ 8
この「やぐら」の奥壁には数基の五輪塔が線刻されています。
 
 
イメージ 9
階段を上った高い位置にある「やぐら」は他のものよりも広く、壁面には数多くの
仏像が浮彫りされています。
 
イメージ 10
仏像には赤い彩色が残っています。
築造当時は朱や漆喰で彩色されていたのかも知れません。
 
 
    じのさんが子供の頃、探検や秘密基地的な遊び場だった岩谷堂のやぐら群
    鎌倉時代のお墓だと知っていたら・・・
 
 
    岩屋観音堂には「やぐら」の他に、観音堂をコの字形に囲む廻廊洞窟があり
    次回の記事でご紹介したいと思います。
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 

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