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川口市安行と新郷、その周辺 15 安行原の密蔵院の演出 密蔵院は仏教伝道の演出家でもある。 色々と工夫を凝らした演出がしてあった。 まず参道をブラブラと下る。ここ参道は春3月中旬頃より、桜の名所として知られ、
両側には桜並木が続いている。 ここの桜は、沖田雄司氏の研究改良による「安行桜」、又の名を「沖田桜」とも呼ばれ、 一般の桜の開花期より早咲きで、赤味を帯びた花の色は艶やかで、 その華麗さは人々を堪能させ、楽しませてくれる。 密蔵院の入り口で、眼に飛び込んできたのは、この「酒の戒め」。 長阿含経の教えから出典している。 「葷酒山門に入るを許さず」と、よく、どの寺にも石柱が立てられているが、 これは一歩前進した戒めであるが、大変キツイ戒めでもある。 密蔵院山門は、旧「薩摩藩江戸中屋敷の中門」を移築したものである。 その山門の脇には推定樹齢300年の柊(ひいらぎ)の老樹が、デーンと構え、 見事な枝振りに、威厳を保ち、あたりを威圧する。 ヒイラギはモクセイ科の常緑高木、葉には縁に鋭いとげとなった切り込みがあり、 晩秋から冬にかけ小花を密生、佳香を発する。 「節分」の夜、この小枝と鰯の頭を門口に挿すと悪鬼を払うという。 四国八十八ヶ所霊場「お砂ふみ参道」なるものが、山門から本堂まで 参道の石畳に埋め込まれている。 一番札所霊山寺から88番札所大窪寺まで「お砂踏み」することで、 四国八十八ヶ所霊場を参詣したと同じ御利益があるとされる。 不動堂、大黒天堂、鐘楼の参道に、推定樹齢500年の「柘植」の老木が、見事な枝振りで、 威厳を保っている。 実に見事である。 不動堂の「お不動さん」、大黒天堂の「大黒さん」どちらも縁日には参詣者が大勢みえる。 本堂の脇に、茶室がある。 そして茶筅の供養塚が本堂の裏道にある。 筆・鉛筆はごく普通、其の他諸々を供養するところは見かけるが、 茶筅の供養にはお目にかかったことはなかった。 茶道の心得のある方は是非参詣を。 十六羅漢像の絵は良くあるが、ここの羅漢さんはそれぞれ思い思いの 表情や座禅を組まれて居られ、実に楽しく一体一体対話しながら拝観出来、 時のたつのを忘れさせてくれる。 板碑壟 板碑は往古の信仰を彷彿とさせる貴重な文化遺産である。 平将門供養塔 関東の英雄・平将門は上洛の折、守り本尊である地蔵菩薩像をこの地に奉安した。 これが密蔵院の開基であり、寺紋を平将門の家紋、北斗七星を象った「九曜星」の紋章とした。 本尊延命地蔵菩薩像は、平安時代藤原期に造られ、慈覚大師円仁の作と伝えられる。 見返り地蔵 本堂裏壁の高いところの小窓の中に安置され、向かい側の石段の途中から拝める。 立て札に「村のはずれのお地蔵さんは いつもニコニコ見てござる 見てござる」 の 童謡で紹介しているが、崇高で近寄りがたい感じを受ける 「見返り自蔵のお首を振り向かれるお姿は「迷える人々を救わんとする心、 人々の行動を振り向かせる心、思いやり深く周りを見つめる心、人々を導かんとする心」を 表しております。心静かにお参りください 合掌」 とある。 阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩の三尊の立像 墓地に在りながら、大理石の壁で立像の三尊を際立たせ、さらに奥の本尊の大日如来を配置し、 一般墓石の存在を参詣者に気付かせない配置。 大日如来像 貴方は今、で始まる説教、三尊と大日如来の前では、なるほどと思わせます。 銭洗い弁財天 |
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