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埼玉:川口 41 川口の安楽寺と専称寺 真言宗智山派・金剛山安楽寺 真言宗智山派・金剛山安楽寺は川口市上青木2丁目にある。 安楽寺は鳩ヶ谷浦寺村(現・桜町)の地蔵院の末寺で、 開創も地蔵院の開創に近いものと思われるが、不祥。 聖観世音菩薩を本尊とするも、「新編武蔵風土記稿」によると、 寛永15年(1638)門徒の寺・養福寺が廃寺となり、 大日堂だけ残ったので、安楽寺に移されたとある。 朱漆塗りの大日堂は、薄黒く、年代を思わせる、どっしりとした形で鎮座する。 のぞき窓からは大日如来像を拝むことは出来ず、厨子の中に安置されているようであるが、 この木造大日如来座像は行基の作と伝えられ、埼玉県指定有形文化財に指定されている。 大日如来は、真言密教の本尊でこの世の全てのものを育てる慈母、すなわち太陽の精を意味する。 大日如来は、理の世界を表す胎蔵界と、智の世界を表す金剛界があり、 平安時代の初期、弘法大師により広められた。 安楽寺の大日如来は、檜寄木造りで彩色された、智拳印を結び座す金剛界の大日如来。 しかし彩色は、今は剥げ、木地が黒ずんではいるが、 面相・目鼻立ち整い、宝冠を載せ装身具を身に着けた姿は、平安末期の作品。 安楽寺本堂 安楽寺本堂脇の子供が慕う水子供養地蔵尊、 木造大日如来坐像が安置される大日堂 白梅が咲き始めた境内の梅の老木 浄土宗・専称寺 浄土宗・専称寺は上青木5丁目にある、ひなびた寺である。 入り口には、左側に石の地蔵さん、庚申塚、庚申塔が並び、 庚申塔は昔の「道しるべ」となっている。 山門の脇には、朽ちそうな地蔵堂に、石の地蔵尊と六寺蔵が並んで訪れる人を迎えてくれる。 本堂脇には、寛永・明暦・元禄などの年号が刻まれた、 無縁仏となった昔の墓石で、供養塚が作られ、花・線香が供えられたあとがある。 なんとなく物寂しい寺である。 専称寺の山門
専称寺本堂と池 専称寺山門と鐘楼 専称寺の入り口にある、地蔵尊、庚申塚、庚申塔 庚申塔は「道しるべ」になっている。 安政5年()奉納で, 側面に 南 川口 江戸 北 浦和 大宮 右 鳩ヶ谷 とある。 境内の池の端に、朽ちた老木を、漆喰で狸の像に、遊び心の可愛いらしさ。 |
散策・埼玉 川口
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