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闘病の記録 大腸ガンと闘う その15 抗がん剤投与の治療が終わって2ヶ月ばかり経った時、 主治医から「人工肛門の具合はどうですか。 不便ですか。 取り外しの希望がありますか。 老人になると、そのままと言う人が多く居ますが。」 「取り外せるなら、お願いします。」 平成15年10月21日、 人工肛門を閉鎖して、直腸吻合手術のため、再度開腹手術を受ける。 2週間たち、傷もどうやら癒えかかり、直腸もなんとかつながったようだ。 白湯まがいの重湯が与えられ、ひと匙口にしたときに、衝撃が走った。 なんと! なんと! エ・・! エ・・! 1年4ヶ月ばかり使われなかった肛門が、クックックッ・・・ 「これから役割を果たさなければ」というような不思議な感覚を自覚した。 その神秘。 その感動。 人間の身体の、 精巧さ、 神秘さ、 生命の偉大さを知り、 生命の尊厳と可能性を認識する 貴重な手術であった。 人は死の直前まで、 生きる、 いやあらゆる可能性を秘めている。 今まで苦悩したが、 あれは何だったのかと、 再認識し全て解消した。 一年余 使われざりし 肛門は 重湯ひと匙 機能自覚す 人間の 五臓六腑の 摂理知る 神に感謝す 再手術後に 五臓六腑 摂理をいまだ 知らざりき 素晴らしき妙 神に感謝す 五臓六腑 摂理の妙に 驚嘆す 生き抜く力 我に与えし 病得て 人には生くる 力ある 気力萎えねば すべて我が意に 病得て 人には無限の 力知る 出来えぬことも 成す力ある 鷹山は なせば成るとて 諭しける 煩うなかれ 成せば成るらん 他の人の 良けれと思い 成すことも しばし違うは 世の常と知る 他人の身に 成りて思えば いさかいも 無きと知りつつ 犯す過ち 病持ち 宣伝文句に おどらさる 病治すは 己が気力ぞ 病院で 声弾ませて 再会の 無事たたえ合う 同病の友 平成15年11月8日(土) 退院 人工肛門を取り外し、やっと自分の肛門を、元のように自然調節で使用、 元の体調になった。 ものすごく新鮮で素晴らしい。 当面、半年に一回のペースで、 X線検査、胸部・腹部CT検査、採血検査等
諸検査を受けて、 状態を観察することになった。 食事等の制限、薬剤投与も撤廃された。 全ての生活は、なんら拘束されずに、自分の状態に応じて、 自己管理の基に出来ることと成った。 あとは、ガンが転移するかどうか、寿命がどこまで在るかは、全て天命である。 今は、体調に関して、全て解放されたのである。 |
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2008年06月17日
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